スコットランド核軍縮運動(CND)ニュース

2001年10月23日

ファスレーンでの10月封鎖に千人以上が参集
デモ中に、活動家が潜水艦に接近

トライデントに反対する活動家たちは、ファスレーンでの大封鎖が成功したことに歓声をあげた。10月22日の月曜日の朝、原子力潜水艦基地において、千人以上の人々が5時間余りにわたって正門を封鎖したとして171人が逮捕された。主催者側は、2002年の2月には運動をさらに強めてファスレーンに戻って来る、と言明した。ところで主催者側は、スコットランド議会議員(MSP)のトミィ・シェリダンが秩序違反に対して無罪の判決を受けた十月初めの裁判所における大量逮捕への批判を無視しているとして当日の警察の決定に異議を申し立てた。

トライデント・プラウシェアズならびにスコットランドCNDのメンバーであるディビッド・マッケンジーは「雨の月曜日の朝にトライデント基地を封鎖する人々がこれだけ集まったということは、この忌まわしい兵器が禁止されるまで続けようという抗議者たちの決意を示している。私たちは、2002年2月にファスレーンでさらなる封鎖をおこなうことも含めて強化された行動計画の勢いを続けようとしている。ストラスクライド警察が今日、大量逮捕という悪評高い方針を継続していることはまったく遺憾なことである。トミィ・シェリダンは、ほんの2週間前に治安判事が大量逮捕の方針に疑義を唱え、法廷で無罪の判決をくだしたのとまったく同じことをおこなったかどで本日逮捕された。これは、民主的権利を行使する人々による良心に基づく平和活動に対して、如何に対処するかについて警察と裁判所の混乱ぶりを改めて明らかにしている。私たちのメッセージの重大さ、ならびに私たちが参加している行動の持つ重大さにかかわらず、今日のこの抗議は非常に楽しく希望に満ちあふれた雰囲気での活動を祝福するものであった」と語った。

古参の平和活動家で逮捕されたのは、ロンドンから来たパット・アロースミス(71)、ウースタシァのモルバーンから来たジュディス・プリッチャード(79)、ダンバートンのボビィ・ハリソン(86)とマーガレット・ハリソン(83)夫妻、フランシス・マッキースである。スコットランドCNDの役員で逮捕されたのは、共同幹事のブライァン・クゥェィルおよび副代表のイザベル・リンジィである。政治家で逮捕されたのは、アイルランド緑の党のヨーロッパ議会議員パトリシァ・マケーナ、スコットランド国民党のMSP(スコットランド議会議員)ロイド・クィナン、スコットランド社会党のMSPトミィ・シェリダンおよびスコットランド国民党の前議長ビリィ・ウルフである。

パトリシァ・マッケナは「核兵器のために支出し、これを推進している政府は法律に違反している、と私は確信しており、抗議することによって私は国際法を支持している」と語った。彼女は、イギリス首相のトミィ・ブレアを「二枚舌」だと非難し、「もし彼が、最近宣言しているように本当により平和な世界を作ることを望むのであれば、大量破壊兵器を港に置くのを中止するべきだ」と付け加えた。スコットランド教会の聖職者で逮捕されたのは、退職したグラスゴーの聖職者でアランに住んでいるジョン・ウェブスターおよびアバディーンシァのカルツから来た聖職者のフローラ・マンロウである。

抗議者が抗議中に潜水艦に接近

今日の封鎖中に、ベルギーに本拠をおく平和活動家が、原子力潜水艦の基地内を歩き回っていたのに対して、ファスレーンのスタッフは、立ち去るようにと告げただけだった。トライデント原潜に反対する千人を超えるデモという大抗議なのだから、基地は厳しい警備状況におかれていたものと思われる。しかし、警察が外側の道路に座り込んでいる171人の人々を逮捕している時に、「母なる大地のために」グループのディビッド・ヘラー(25)は、基地の周りのフェンスを切断して中に入り、原潜埠頭のそばの見張り小屋に近づいた。ディビッドは、彼が見張り小屋のドアーをノックした時、そこにいた職員は彼に何も関心を示さず、別の見張り小屋に近づいた時に国防省警察にやっと逮捕された、と語った。

「私はフェンスとレーザーワイヤを切って通り抜けて歩いて行った。制服の職員や文民の職員の多くとすれ違ったが、まったく誰にも誰何(すいか)されなかった。私は一隻の原潜に掛かっているタラップの最後の所にある見張り小屋の真ん前まで行った。私がノックしたら彼らは手を振って追い払ったので次の小屋まで行き、そこで逮捕された」と語った。ディビッドは基地に適用されている副次的な法律に対する違反として告訴されている。彼の基地探検は、潜水艦基地における厄介な警備の失態シリーズの最新版である。平和活動家たちは今年も数回にわたって、厳重な警備の中をトライデント潜水艦まで泳ぎ付いている。(K)