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トライデント・プラウシェア

『裁かれるトライデント』出版

2001年 7月 8日,リューアス・プレス( Luath Press)

書評などを紹介します.

トライデント・プラウシェアズついて

 「進化の目から見ればほんの一瞬間、ごく最近になって地球に出現したホモ・サピエンスは、この種に急速な絶滅という賞を与えられでもするような形で、この世界を変えている。より高度な知性が採用したこの形態が致死的な変異ではなかったと将来判明することを示すのは、確かに我々の能力の範囲内にある。
 地球上から核兵器を除去することは、この方向での基本的な前進である。この恐ろしい世紀末になって、この目標を実現するために献身している非暴力的活動家たちは、我々の深甚な謝意と最強の支持に値する」。ノーム・チョムスキー、トライデント・プラウシェアを支持するメッセージ

「アンジー・ゼルターの行動する勇気と司法への取組みは、無数の世代を通じてイギリス中にこだましている反抗精神を反映している」。コナー・ギアティ、ロンドン・キングズカレッジの人権と法担当教授

本について

1999年の美しい夏の夕方、三人の女性―エレン・モクスレー、ウラ・ローダー、アンジー・ゼルター―は、スコットランドの入江に係留された船に乗り込み、いくつかのコンピューター設備を船外に投げ捨てた。判事マーガレット・ギンブレットは、彼女たちが核犯罪を防止する地球市民として行動していたという根拠によって「トライデントの三人」を無罪とした。

このことは、個別国家の核兵器配備の合法性について、世界で初めての高等法院による審査であると思われるものを引き出した。

* トライデントはそもそも不法であり不道徳であるのか?
* 国家はどんなときに核兵器を使用若しくは使用の威嚇を為し得るのか?
* 国際法は統治政府の論理に優先すべきであるのか?
* 政府は大量破壊兵器の所有に責任を負い得るのか?
* 市民はどんなときに自分が合理的に政府の犯罪であると信じることに抵抗するのを正当化されるのか?
* 誰の名においてイギリス政府は、144の核弾頭、それぞれがヒロシマに投下された約15万人の人々を殺したもののおよそ10倍の殺傷力を持つものを配備するのか?

高等法院はこれらの問題のいずれにも答えなかった。

トライデント・プラウシェアはイギリスの核戦力の合法性に挑戦し続けている。1996年、国際司法裁判所は核兵器の威嚇若しくは使用の合法性についてその勧告的意見を出した。国際司法裁判所は世界法廷としても知られ、国家間の紛争を裁決するために用いられる国連の司法的手段である。この勧告的意見は、核兵器の威嚇若しくは使用が一般に武力紛争に適用される国際法のルールに違反すると述べた。この裁決が、アンジー・ゼルターの生き方に根本的な影響を及ぼすこととなった。

それは、トライデント・プラウシェア、人民による軍縮という市民的な抵抗運動の始まりであった。これはこの運動についてのアンジー・ゼルターの個人的な説明である。それには、核犯罪を平和的かつ実際的なやり方で防ごうと誓ったいくらかの人々及びグループの概括と寄与も含まれている。このような一般市民の圧力がなければ、政府は勧告的意見に従わないであろうし、核兵器を廃絶する国際的合意を発効させることもないであろう。

「善悪、正誤、道徳・不道徳といったような単純な問題ではない。我々の全てにおける人間性、未来に対する我々の希望、よりよい世界をねがう我々の願望を如何に認識するかの問題である」。ジェーン・タレンツ、「地域の英雄」アフィニティーグループ

「これは行動する地球市民の物語、その国家が極めて大きな過ちを犯さないようにするための人々の力、個人の権利の物語です。本書には、大量殺人を防ぐために責任を取ろうとしている女性・男性が登場します。これは市民による核廃絶の本です.この本があなたに,私たちの仲間に加わる気持ちを起こさせるといいと思います.」アンジー・ゼルター

さらに詳しい引用文

「この素晴らしい本はあらゆる人に、特にいつの日か世界は核兵器から脱却できる、ということに僅かでも疑いを持っている人に、読まれるべきです。1950年代のアメリカの「爆弾に反対する母親たち」から、グリーンナムの女性たち、そして世界法廷プロジェクトと現在の輝かしいプラウシェアズの運動まで、私たちの生命を救うために文字通り活動している人たちは、私の生涯の真の英雄です。アンジー・ゼルターの有益で力強いこの本は、人間らしいすべての闘いで最も大切なことに対するマニュアルであり、インスピレーションです。」ジョン・ピルガー、不正を追求するジャーナリスト兼作家

「この本を読むことは、人間らしい生活を送る人間であり続けるあなたの役割を果たすことに助けとなるでありましょう。」司祭アンドリュー・マクレラン博士、2000/2001 年スコットランド教会総会教会会議議長

「私は今確信している。トライデントは、理論的にも道徳的にも弁護の余地がなく、戦略的にも不適切であって、国際法の条項に違反しており、公共の財産として創造的に利用できたであろう資源の途方もない浪費である。と」ノーマン・シャンクス司祭、アイオア・コミュニティのリーダー

「スコットランド憲法の中心は常に抗議だった。1320年のアーブロゥス宣言の中で、コミュニティは王に対し、王権は庶民から生じたものである、このことを忘れたならば庶民は王を退位させるであろう、と告げた。現在スコットランドの人々は、大量虐殺の脅しによる防衛を厳しく拒否している。トライデントは私たちが独自で保有しているものではない。英国の精神的なものとされる政体を前提とし、国際法を前提とするならば、トライデントは反逆である。これが、トライデント・プラウシェアズがこのように深遠な拠り所を持っている理由である。トライデント・プラウシェアズは赤裸々な道徳的挑戦を表出した。それは強国を名指しで非難し、強国の仮面をはがし、強国に戦いを挑んだ。それは国民を恐怖と憎悪から呼び戻し、愛することを学ぶように呼びかけている。」アラステア・マッキントッシュ、「民族性の癒し」の著者

「読者は、この惑星の生き残りについて、大量虐殺兵器の合法性について、そして、この惑星の生き残りを確かにするよう最善を尽くしている市民たちの控えめな義務および権利について、考えることを求められる。私はこれからの 100年間、本書に提起されたこのテーマが、法律の構想力のための栄養を提供し続けるのではないかと思う。」ロジャー. S.クラーク、ニュージーランド、ラトガース大学法学部理事会教授

「国際法に反する犯罪は、抽象的な存在によって起こされるものではなく、人間によって起こされる。」ニュールンベルグ法廷

「殺人は、単に犠牲者が千万倍にもふやされるという理由で殺人でなくなることはない。」サー・ハートレィ・ショークロス、ニュールンベルグ英国検察官

「核兵器は人類の敵だ。時間と空間を超越して影響を及ぼす生物学的時限爆弾だ。地球と棲息動物に何世代にもわたって悪影響を与えている。」リー・バトラー将軍、アメリカ戦略司令部最高司令官

「もしいくつかの国々において、人間性および民衆の良心の命令が、そのような兵器の禁止を要求したならば、すべての国に対して同じ禁止を要求すべきである。」ギャレス・エヴァンス・QC、オーストラリア外相

「... 狂気に対する戦いの中で衝撃的な正気の一団」クァト・フォンネグート、2001年のファスレーンにおけるトライデント・プラウシェアズ大封鎖への支持メッセージ

本書は、1996年に国際法廷が下した核兵器による脅しあるいはその使用の合法性に関する歴史的な決定の 5周年記念日に当たる2001年 7月 8日 (日)にリューアス・プレス Luath Pressから出版された。約 380万人の民衆の良心宣言がその法廷に提出されていた。出版記念会が、ロンドンでは 7月10日 (火) に(Conway Hall, Red Lion Square で午後 7時より) 、エジンバラでは 8月17日 (金) (Edinburgh International Book Festivalで午後 3時30分より) に開かれる。

ご購入について: Luath Press の Gavin MacDougall にお問い合わせください。アメリカでの販売は、Midpoint Trade Books, New York 001 212 727 0190;アメリカでの出版日は2001年11月。他の地域および他の言語については Gavin MacDougall にお問い合わせください。