TPプレス・ブリーフィング 2000.12.4
本日ヘレンズバラ地方裁判所において、治安判事は平和運動家である二人の被告人に、秩序違反容疑に対する本質的な抗弁と考えられる証拠を斥けた上で罰金を言渡した。
ミルトン・ケインズ在住のカウンセラーであるマーカス・アームストロング(40)は8月7日のクールポートでの封鎖後に起訴され、グラスゴー在住の退職教師であるブライアン・クェイル(62)は2月14日のファスレーンでの犯罪撲滅封鎖後に起訴されていた。
マーカスは、彼がジュネーヴ議定書の内容に関して証人に反対尋問をすることが許されるかどうかを判事に尋ねた。判事は、「お前さんがた」(ママ)には言いたいことを言わせ、必要とあらば止めさせるだけ、というのが自分のやり方だと述べた。マーカスは証人に対して、クールポートに基地が置かれた目的について一連の質問をしたが、彼が兵器の性質について尋ねたとき、判事に止められた。判事は、自分は「トライデントの合法性なんぞについての議論を聞くためにここにいるわけではない」と述べた。マーカスは、自分の抗弁はすべて自分の行動の事情から成り立っていると指摘した -- 彼にはそれを説明する公正な機会が必要であった。判事は自分の立場を繰り返すだけであった。
みずからの証言の中でマーカスは、自分が誘拐を防ぐために干渉したとすればどんな罪にも問われないであろう、諸事情、つまりトライデントの合法性はこれらの事情にとって中心的なものであると述べた。判事は再度、そんな議論を聞くつもりはないと述べた。以後のマーカスの陳述は、治安判事及び法廷の良心に強く訴えるものであった。総括の中で彼は述べた、「私は、自分が悪いことを何一つしていないと考えているし、あなた方もみな、そう考えている」と。彼は罰金75ポンドを28日以内に支払うよう言渡された。彼は支払うつもりはないと述べた。
ブライアンは冒頭、この審理を打ち切って然るべく処理し得る裁判所に移せという動議を出した。マーカスの事案で起こったように、自分の行動の事情を説明することが許されるべきでないとすれば、審理は公平であり得ないであろう。トライデントの法的地位は彼の抗弁にとって決定的なものであった。判事は審理を続行すべきであると述べたが、ブライアンは彼に尋ねた、あなたは諸事情が関連性がないとするあなたの立場に固執するのですか、あなたは法を守らなければならないのでは? と。判事は再び審理を続けると言い張り、そこでブライアンは判事がそうするよう強制されているのであろうと述べ、判事がマーカスの審理において「お前さんがた」呼ばわりをしたことによってその判断の公正さに疑いを抱かせたと指摘した。
みずからの陳述の中でブライアンは、ヒロシマと核連鎖による以降の多年に及ぶ被害の恐ろしさを生々しく語った。彼は判事に「あなたは、核兵器の性質、効果及び合法性に関する証拠を斥けたが、そのことを神の名においてどう弁護できるのですか?」と抗議した。ブライアンの反対尋問に答えて地方検事は、皮肉の意味でも何でもなしに、ファスレーンが危険な場所であり、その機能が妨げられずに円滑に遂行されることは公共の安全にとって重要であると述べた。ブライアンの前科を考慮して判事マックフェイルは、彼に200ポンドの罰金を28日以内に支払うよう言渡した。
トライデント・プラウシェアのコメント:
「本日、ブライアンもマーカスも公正な審理を得られなかった。この判事には、各事案をそれぞれの理非に拠って取り上げること、お役所がどんなにも不法たり得るという可能性を考えることが出来ないように思われる」。
連絡先:以下略
(12.18 真鍋 訳)