トライデント・プラウシェアズ
報道発表
2003年 3月21日
平和活動家のウラ・ローダーは、先週ルハズ英国空軍基地においてトルネード爆撃戦闘機を 故意に破壊した罪により、昨日コーントン・ヴァレイ刑務所に再拘留された。
デンマークのオデンセ出身で、現在はスコットランドに住んでいるウラ・ローダー (48)は、裁判所まで覆面車両で護送され、調理場の入口から入った後、クーパーに ある治安判事の前で、非公開の開廷時に短時間姿を現した。ウラは拘留中なので、国側 は何らかの起訴状を80日以内に提出しなければならないし、それから30日以内に裁 判をおこなわなければならない。6月以前の裁判はなさそうだ。私たちは、 この起訴が非常に重大な案件であるのに非公開で審理された理由は、被告人が最初から自分の行動 に全責任を負うことを表明しているこの訴訟事件ではほとんど意味のないことだが,被告人のプライバシィ を守るためであると理解している。
刑務所からの手紙でウラは次のように述べた.
「人々による非武器化活動が始まった。人々は目が見えるし、ものも言えるんです。私 たちは愚か者でもないんです。私たちはもう彼らのウソを信じません。いまや毎週世界 中で抗議、市民的抵抗、そして直接行動が進められています.」
ウラが語った彼女の非武器化行動の物語は次の通り。
果てしない討論ではなく,本当の非武器化活動をいまこそ!
私は流線型のの真っ白なトルネード戦闘機のコックピットの座席を見つめた。私は そこで、若いパイロット、少年、息子そして父の姿を、さらに地球上ばかりでなく宇宙 までの「あらゆる領域での支配権」が欲しいと公式に宣言し、これを獲得するためには どんな軍事的手段でも使う意欲とシニシズムを示したある国家に対するイラクの人たち の長年にわたる恐怖を、彼らの生き延びる姿を、新たな世界大戦である核戦争を、この 世界で私たちが残したなにがしかの自由を失う恐れを思い浮かべた。これらのすべて が、私の手にしている赤と黒のボルトカッターを振り上げさせた。ガチャン! 私は格納 庫の中で大声をあげた。誰も聞く人はいなかったがこれは助けになった。「ブッシュとブレア よ、私たちはあなたたちの戦争を望まない!」。これは、イラクで死んだ人々すべて, そして12年間にわたる市民に対する制裁のためにいまもなお貧弱な病院の中で苦しんで いる子供たちに代わっての一撃だ。ガチャン!コントロールパネルは使えなくなった。
私が翼の上に行き始めた時には、まだハンマーの音の残響が空中にあった。硬い表面が 私の企てに抵抗した。これは人並みの車椅子を買えない障害者の友人の代わりだ。これ は別の障害者の友人の代わりだ、彼と彼の家族には障害者のためのアクセスの付いた適 切な家が提供されていないので、彼は家の外の石の階段を毎日這い登らなければならな いんだ。これは社会の片隅に追いやられたすべての人たち、病める人とお年寄りの代わ りだ、これは最低限の要求が満たされず貧困のうちにある人々の代わりだ、これは 世界中の子供たちの未来のためだ。私は十分にやった。
私の怒りの残りと持っているエネルギーのすべてをノーズコーンが引き受けた。嘘つきめ! 軍縮条約と30年にわたる交渉! 国際法! 無視! すべては、兵器産業と軍部 が21世紀の戦争行為のために再武装する時間を稼ぐための嘘なのだ。恥じよ! 恥じよ! すべて核兵器保有国よ,恥を知れ。普通の人々との論議をいつも無視してきた法 廷も恥を知るべきだ。本当に疲れてしまったので、私はボルトカッターを戦闘機の後部にたた きつけた。これは、若い麻薬常習者たちが何故病んだのかを理解するため彼らの眼の中 を十分に見ようとはせず、適切な処置へのアクセスを彼らに与える代わりに、無常にも 彼らを毎日の必要から万引きに追いやっている聡明な学識あるすべての人々の傲慢さに 対するものだ。週に5ポンドか刑務所入りか! 問題は解決した。それで私はコックピッ トに戻り、ボルトカッターを静かに置いた。その上にパンを一切れ置いた。沈黙のうち に私は、世界の平和と正義を祈りながら、そのパンをちぎって周りに撒きながら、象徴 的に、飢えている人々と分け合った。それから私は、地上にあった醜い太っちょ爆弾のよう に見える二つの燃料容器の上に降りた。それぞれには[湾岸行き]という標識が置かれ ていた。私はその標識の上に最後のパンのひとかけらを置いた。これで私の仕事は終 わった。あの戦闘機からの戦争の恐怖に直面する人は誰もいないだろう。もう一機の戦 闘機が非武器化されたのだ。私は心の奥底で安心した。
それから誰かが来るのを待っていた。しばらくして私は、たいへん丁重にしかも穏やか に拘留され、連れ去られた。その間基地全体に警報が鳴り響いていた。申し分なし! 戦 争準備はさらに遅れた。
私はいま、たぶん私の家族みんなが一生かかって一生懸命人並みの仕事をして稼ぎ出 せる金額を超える 2,500万ポンド相当の損害に対する裁判に直面している。一機のト ルネードは 7,000万ポンドもする。私たちはこの戦闘機のお金を支払ったのだ。そし て、私がそこで見た、不法な戦争への準備をしている他の戦闘機のためにも払うこと になるだろう。
この世界が必要としているすべては愛です。
ウラ
トライデント・プラウシェアズ
砂 すべての市民不服従者、抵抗者、非武器化活動家たちへ
砂漠の中の砂として
私たちはいつもいるだろう
陽が当たれば、熱くなって乾き
夜冷えるとずぶぬれになり
愛され、憎まれるけど、
私たちは変わらない
黒かったり、赤かったり、黄色かったり、白かったり 表面は似ているけど
決して同じじゃない
しかし私たちは激怒し大勢で結集できる
私たちは、悪い環境の中でとげに成長できる
私たちは柔軟で融通性があり、動きやすい
私たちはつかまり拘束されることもあるが
条件を維持しつつ、しっかりと支える
私たちは世界中にいて
風の中を漂う
私たちは壊されるかも知れないが
もっとたくさんの私たちがいる
私たちは教化されない
私たちは支配されない
もし十分におれば私たちは戦争マシンを止めることができる
しかし私たちはいつもしっかりと支えている、何故ならば
私たちはいつもいるからだ
砂漠の中の砂として
ウラ・ローダー
2003年 3月
(訳K)