NHK がんサポートキャンペーン

 2005年放送80周年を迎えるNHKが、がんサポートキャンペーンを展開している。

放送や、インターネットを通して、日本のがん医療の改革への道筋を広く訴えること、患者やその家族をサポートするための知恵と工夫を集め、提供していこうというものだ。

生活ほっとモーニングに何度か登場したノンフィクション作家の柳原和子さんやエッセイストの岸本葉子さん、そしてがん治療の専門家たちが中心となってこのキャンペーンを展開している。

昨年の10月ごろ、担当ディレクターからこのキャンペーンの骨子のひとつであるホームページ作成について意見を聞きたいという連絡が入った。患者の声を集め生かしたものにしたいので、実際にがん関連のサイトを運営している上での経験や思いを聞きたいということだった。
私がサイトを公開した数年前には、10にも満たなかった乳がんの個人サイトは現在、私たち集○会が運営している乳がんRingの参加サイトだけでも80を越す数となっている。ごく一般の普通の暮らしている患者達が自分の言葉で自分の体験や思いを世の中に伝える手段としてネットを活用し、新に患者となった人は、自分に近い状況の人の体験を必死に探してサイトにたどり着いていく。。

インターネットといえば、情報を得るためのツールというイメージが大きい。確かにそうだ。上手に探せば、素人の私たちでも驚くほど専門的な情報を手にすることも可能だ。けれど、そうやって集めた情報をどうやって自分に生かしていくのか、その判断や根拠は結局その人自身にかかっているわけで、集めた情報の前にますます混乱してしまう人も多い。
本やテレビではできない、双方向のやりとりができるのがネットの特性だ。ぜひ、このキャンペーンサイトでもそういった双方向のやりとりができるような場を作って欲しいと思った。

先に歩む人が次の人にバトンを渡してエールを送る。同病相哀れむのではなく、体験者が自らの体験を社会資源として誰かの役に立てていく。そんな仕組みを作りたい・・・柳原さんのそんな熱い思いが形となりつつあるキャンペーン。私も応援したいし期待している。

まだ、患者同士の支えあい掲示板がきっちり機能していくまでには時間がかかるかもしれないけど、うちの掲示板で続いているような暖かい交流ががんサポートキャンペーンサイトでも展開されていってほしいと思う。





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