ほんとにエンスト?

 

クルマはH4年式アルト、型式CR22S。

当店の目の前でエンストし、そのままエンジンが

かからなくなったとの事で入庫。

セルはしっかり回っているが全然かかる気配ナシ。

「原因、いろいろあるなぁ・・・。」と考えつつ、

いくつかの原因候補があがっていたが、その日は他の仕事もあったので

代車に乗ってもらう事にした。

 

仕事が一段落し、原因だけでも探っておこうとエンジンをかけてみるが

やはりかからない。

「タイミングベルトでも切れたかぁ?」と点検してみるがOKである。

火花もOK、ちゃんと飛んでいる。

「んー、初心にかえってキャブ、バラしてみよっかなと。」

 

とゆー事で、まずエアクリーナーをはぐってみるとフィルターが真っ黒!

こりゃダメだとエアフィルター交換しーの、キャブクリーナーぶっかけてみた。

するとあら不思議、エンジンがかかるではないか!

「えー、そーなーん?たったこれだけ?んな訳ないやん・・・。」

しかし、エンジンはすこぶる調子いい。

1時間ほどかけっぱなしだったが止まらない・・・。

次の日にエンジンをかけてみるが一発でかかり、やはりとまらない。

ちょろっと走らせてみたけどやっぱりとまらない・・・。

「納得いかんけど、これで様子みてもらうか。」

 

お客様に連絡しクルマを引き渡し、見送りしてると

アレ?なんか様子がおかしいぞ!

エンストしてるぅー!!

またまたクルマを預かり、いちからやり直し・・・。

「なんで納車した瞬間ぶっこわれるん?!」とムカツキながら

エンストした瞬間を思い出してみる・・・。

そういえばボソボソ燃料切れっぽい止まりかたやった!

早速給油口をあけてキーONでフューエルポンプが回ってるか確認。

ビンゴ!音、聞こえねぇ!!

原因はポンプ・・・、いや、さっきまであんなに元気よくまわってた。

そんな急にイクとしたら・・・、ポンプリレー?

配線図をひっぱりだし確認してみると、

このアルトはフューエルコントローラーという、

ぷちCPUで燃料を制御していた。

助手席足元にある箱型のモノを取り外し、中身を見てみると・・・、

 

「入ってる、入ってる、ハンダにクラックが入ってるぅー!」

写真では写らないくらいのヒビが一ヶ所入っていた。

配線図と照らし合わせてみると、そのヒビの箇所はアースの端子につながっていた。

なるほどねぇ、このヒビのおかげで電気が流れたり流れんかったりで

燃料が供給されなかったらしい。

だからヒビがくっついている時はすこぶる調子がいいのだ。

 

ヒビの箇所をハンダで修理し、今度こそエンストしないことを

確認して修理完了とした。

しかし、ディーラーだったらこのフューエルコントローラー

ASSY交換やろうな・・・。



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