クリニックのビジョン

クリニックのスタッフ(特に衛生士)として理解して欲しいこと
地域医療の中心として信頼されるクリニックは、クリニック全体の雰囲気が明るく、
スタッフ内のコミュニケーションが充分取れていることが、挙げられ、

1.
スタッフ全員で目標を設定する。
2.
スタッフ全員で計画をたてる。
3.
スタッフ全員で行動する。

ことができ、この3ステップに加えて、スタッフ全員で、必ず最後までやる。という信念を
持って、目標設定計画立案行動再評価、改善の流れで、問題解決にあたっている。このようなクリニックのスタッフとしては、以下のような「医療人としての心構えと実践」が、必要だと思っています。

「やりがい」とは?
クリニックのコンセプト(方針)を理解し、信頼関係をお互いに保てて、初めて、仕事に対する「やりがい」が生じ、自己の成長があると思います。「やりがい」については、

  1. 仕事は、肉体労働だけでは、決してありません。
    考え、行動することも大事な仕事だと認識してください。

  2. 個別のミーテングを、最低3ヶ月に1度は実施し、良い点、改善すべき点について自己評価を行います。(スタッフも患者さんと同様、動機ずけ(モチベーション)を維持していくために、メインテナンスが必要です。)

  3. 評価制度としては、年齢、勤務年数よりも、能力と結果(過程も含む)によって評価します。(人間が賢いのは、その経験に応じてではない、経験に対する能力である。)スタッフの能力によってランクをつけ、自分の向上心を高めるために、刺激していく環境を作ります。(スタッフのリーダー、ミドルスタッフの育成、すなはち、クリニックのコンセプトを他に広めてくれる人の養成が、最重要課題です。自分にとって都合の良い環境にひたろうとする、すなはち、居心地病にならないように自分をいましめる!)

  4. 業績とボーナスは、連動します。常勤スタッフの人件費率は、総収入の20〜25%としています。すなはち、クリニックの収益が、上がれば、それが、給料アップとして還元されるシステムになっています。(意欲があれば、頑張りがいがあるということ)

  5. 人格、技術ともに、ステップアップし、仕事が任せられると判断したら、専用のユニットを持つ、担当衛生士として能力を発揮できるように、最大限バックアップします。ぺリオとカリエスの定期検診による予防に重点を置き、勉強会、講習会、実習等に積極的に参加し、自己投資する姿勢が評価されます。

クリニックのビジョン(理想像)とは?そしてモットー(標語)
ビジョン
クリニックの特色を演出するために、ホスピタリテイ(歓待)の精神を最も重視します。その為に、感性を磨くことが重要です。(現状維持では駄目、過去ではなく、今どうすべきかを考え、行動する)このクリニックのビジョンを伝え、それにひびく(共感をもってくれる)人が、少ないが必ずいると思います。全員での行動には、そのような人が集まることが、パワーを発揮するうえで必要となります。
モットー
「紳士、淑女;Ladies&Gentleman にサービスする我々もまた、紳士、淑女であるべきである。」というリッツ カールトン ホテルのモットーがありますが、まさに、このような患者さんに対して、対応できる感性を磨く努力(一般教養、マナーも含めて)をすることで、クリニックのコンセプト、ビジョンに共感して通ってくれるコンプライヤー(信頼関係のとれた人)を増やしていくことが、クリニックのレベルの底上げにつながるのです。人に役立つ為に、自分を高めていきたい、そのことを喜びとしたいという人が、人から尊敬、信頼されるのは、どんな職業でも同じだし、そういう人が、社会を支えていると思うのです。
スタッフ満足が、患者さん満足に直結する(スタッフがクリニックを発展させ、また、崩壊させる)という点で、才能ある人材(財)の発掘と育成が、クリニックの発展に最も寄与する理由です。「素直」、「勉強好き」、「発想がプラス思考」(のり がいいこと、物事に素直に感激、感動できることが成功の条件。つい、自分の価値観と比較して、悪い点を批評したり、無関心を装ったりするマイナス思考が先に立つと、場が盛り上がりませんし、よしやろう!という雰囲気が生じません。)の人が、皆にかわいがられ、伸びる人の条件です。

スタッフのミッション(使命)とは?
選ばれた優秀なスタッフによる最高のパーソナルサービス(医療人の立場からの)を患者さんに提供することです。

優秀なスタッフとは?
患者さんにとって、「わかりやすさ」を提供し、「しきい」の高くない雰囲気づくりのできる幅広い知識、技術と教養を備えた医療スタッフ。

パーソナルサービスとは?
サービスの3ステップ

  1. 患者さんと同じ目線での感じの良い、あたたかい、心からの挨拶。(輝いた目で、 相手の目をみて、挨拶されると、人は理屈ぬきに、うれしくなるものです)

  2. 患者さんのニーズを先き読みする。
    患者さんの言葉に出たニーズに答えるのでは、遅い。言葉にされない願望やニーズを先き読みする。どうしたら喜んでもらえるか?その為のプロセスずくりに対するアイデアを積極的に出し合える人、皆で意見を出し合って、それを共有化していける人。(ミーテング等で積極的な参加姿勢を示せる人)

  3. マニュアルに基ずいて動く(頭で理解して、言われた通り動く)、自分の為の利益追求や自分中心の考えで動く(自分の都合が先に立つ人)のではなく、心で理解して動く(こうすれば喜んでもらえると、自分で考え、判断して行動できる、ビジョンと、ミッションの中で行動できる)

最後に
タレント(才能)とは、努力によって獲得できる能力ではなく、天性の資質(特定の職務に対する才能(+家庭環境やしつけも 影響すると考えられますが。。)である。

そして、才能は、養成、鍛錬することにより(修羅場をくぐることにより、苦しい時期を経験した人程、謙虚になれる。もし、どんな経験でもいいから、そのような時期を経験していない人は、今、すぐ、自ら進んで、経験すべきだ。そうしないと、今の自分のままで終わってしまう。)ほぼ完璧に近いパフォーマンスを達成することができる。という考えからすれば、「人材は、雇うのではなく、選択するものである。」と言えるでしょう。すなはち、雇う時に時間をかけて、雇う側、雇われる側の双方が、納得した状態でスタートすることが大事です。

クリニックのコンセプトに自分が適応するか否か良く考えてください。お互いに感性の合った人に来てもらう理念を示した上で、双方で、価値観に相違があった場合は、自分にあった道を自分の責任で選択していくことが必要となります。(たとえば、リスクに身をさらしてまでも、夢を追い求める生き方(満足度要因の強い生き方)よりも、まず、自分の立場が保障されている(不満足要因が優先する場合)、あるいは、自分の今までを否定したくない(プライドや過去なんて捨てたって、死にやしない、それが、若さだと思うのですが)、自分のペースを保つことが優先される場合など) クリニックの今後についての考え方に影響を及ぼしてきた、言葉、本、新聞記事の一部は、「医療について」のジャンルにまとめてありますので、興味のある方は、是非、御一読ください。ご意見、感想については、メールにてお願い致します。