成人編



Q1 結婚して、子供が欲しいのですが、妊娠は大丈夫でしょうか?


A1 多くの若い女性のもやもや病患者さんが、妊娠・出産の悩みをお持ちのようです.病気だから子供をあきらめないとだめと言った根拠は全くありません.もやもや病の患者さんでも、お子さんをお持ちの患者さんはたくさんいらっしゃいます.しかし、この状態なら安全、この状態なら危険と言った根拠・情報が少ないため、実際に患者さんに妊娠・出産のアドバイスをするのが難しいわけです.いずれにせよ、妊娠・出産に関して、脳神経外科医、産科医と連絡をとりながら妊娠を計画されたほうがよいと思います.詳しくは、別ページをご覧ください.

Q2 仕事に復帰出来ますか?

A2 成人で脳出血又は脳梗塞を起した場合、その脳に対する障害の程度によって、社会復帰に全く問題のない場合から、それが困難な場合もあります.リハビリテーションにかなりの時間がかかる場合もあり、ケース バイ ケースということになります.

Q3 子供のころに、今から考えるともやもや病の症状があったようです.しかし、いままで病院に行ったこともないし、現在では症状もないのですが、どうすればいいでしょうか?

A3 もやもや病の診断は、現在では全く侵襲のない(痛みもない)MRI・MRAで可能です.まずは、近くの脳神経外科を標榜している病院に行かれることをお奨めします. 症状がなければ、必ずしも手術治療が必要とは限りません.

Q4   抗けいれん薬は胎児に影響しますか?

A4   父親(男性)の服用する抗けいれん薬は胎児には影響しません.しかし、母親(女性)の抗けいれん薬は影響します.詳しくは、抗けいれん薬と妊娠のページへ.

Q5 もやもや病のために、旅行をしたり、就職で遠くの都市に出るのは、やめた方が良いでしょうか?

A5 一過性脳虚血発作など虚血症状が出でいないのであれば、旅行に出ることも、就職で遠くの都市に出ることも全く問題はありません.また、日本には5000人以上の脳神経外科の専門医が、北は北海道から、南は沖縄まで広く分布しており、いざと言うときは受診が可能です.

Q6 再度、脳出血を起しました.その予測は出来なかったのでしょうか?何か前兆はないのでしょうか?

A6 出血がいつ起こるか予想をするのは困難と思います.決まった前兆があるかというとないように思います.出血の予防に吻合術が効果があるかは不明で、その研究が始まったばかりです.もし、高血圧がある場合は、降圧剤が奨められます.また、脳動脈瘤の合併が時々認められるため、これは、MRAの検査をすれば、多くの場合分かると思います.