抗血小板薬と妊娠について
もやもや病の女性患者さんに抗血小板薬が投与される場合があります.その代表的な薬であるチクロピジン(パナルジン)とバファリン(アスピリン)に関する妊婦に対する注意事項を以下にまとめました.
バファリン81mg錠
海外での大規模な疫学調査では、妊娠中のアスピリンの服用と先天異常児出産の因果関係は否定的ですが、長期連用した場合は、母体の貧血、産前産後の出血、分娩時間の延長、難産、死産、新生児の体重減少・死亡等の危険が高くなるおそれが否定できないとされています.また妊娠末期に投与された患者さんおよびその新生児に出血異常が現れたという報告もあります.このため、出産予定日の12週以内の妊婦への投与は禁忌とされています.
動物実験で、催奇形性作用も報告されているため、妊娠12週以内の妊婦または妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与することとされています.
母乳中へ移行することが報告されているので、本剤投与中の授乳は避けるべきであるとされています.
パナルジン
妊婦または妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましいとされています.
授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けるべきとされています.
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