抗血小板薬 バファリン81mg錠の服用に関する注意について



抗血小板薬のバファリン81mg錠は、2000年の9月に虚血性脳血管障害に対する抗血小板薬として承認されました.それまで「小児用バファリン」として、虚血性脳血管障害には適応外でしたが、すでに長い間、成人に投与されていました.

バファリン81mg錠の1錠中は、アセチルサリチル酸81mg、ダイアルミネート33mgの2層をそれぞれ別層に含有した2層錠になっています.(アセチルサリチル酸=アスピリン)

適応は、(1)血栓・塞栓形成の抑制で、虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作、脳梗塞や狭心症、心筋梗塞、さらに(2)冠動脈バイパス術あるいは経皮経管冠動脈形成術施行後における血栓・塞栓形成の抑制です.

用量は、成人には1錠を一回量として、一日一回経口投与する.症状により一回4錠まで増量出来ます.

禁忌(投与をしてはいけない・されてはいけない患者さん)

1.バファリンに過敏症の既応歴のある人
2.消化性潰瘍のある人
3.出血傾向のあり人
4.アスピリン喘息のある人
5.出産予定日の12週以内の妊婦 (妊娠中のアスピリンの服用と先天異常児出産の因果関係は否定的ですが、長期連用した場合、母体の貧血、分娩時間の延長、難産、死産、新生児の体重減少・死亡などの危険が高くなるおそれを否定できないとされています).


また、小児には慎重投与が必要とされています.

15歳未満の小児の水痘、インフルエンザの患者さんには、原則として投与はしません.やむをえず、投与する場合は、慎重投与と投与後の十分な観察が必要とされています.

これは、アスピリンとライ症候群の関連性が指摘されているためです.

ライ症候群:小児において極めてまれに水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、けいれん(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、肝酵素の急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態.


また、あまり知られいていませんが、バルプロン酸ナトリウム(デパケン)の作用を増強し、フェニトイン(アレビアチン)の作用を減少します.

以上のバファリン81mg錠に関する情報を知ったうえで、服用する必要があります.特に、小児のもやもや病の患者さんでバファリン81mg錠が投与されている場合、水痘、インフルエンザに罹ったときは、要注意です.

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