もやもや病と結婚
結婚は個人の問題であり、医師の私がとやかくコメントする立場にはありません.ただ、何人かの女性の患者さんからメールで相談や御意見をいただき、このページをもうけることにしました.
事実
- もやもや病の患者さんの男性も女性もたくさんの方が結婚し、さらにお子さんを授かっている方も多い.
- もやもや病は、残念ながら治癒する病気ではない.一生、上手く付き合う必要がある.
- 将来、起こるかもしれない脳卒中(脳出血や脳梗塞)についてあまり長期的なことは分かっていない.特に、ある個人の患者さんが将来、そのような発作を起こす確率、いつ、どのような程度で起こるかの予測は困難である.
- もやもや病の家族内発生(親子、兄弟)は統計的には10%程度である.
- けいれん止めの薬や抗血小板薬を投与されている患者さんは、これらの薬をずっと飲む必要がある場合もある.
- もやもや病の女性(すでに診断されている患者さん)の出産で、問題の起こることは多くない.
結婚相手に病気のことを伝えるかどうか、相談を受けたことがありますが、上記ような事実がある以上、パートナーに全く病気のことを知らせないで、結婚するのは、困難というか無理のように思います.一緒に、病気について考えてくれることが必要でしょうし、また妊娠・出産なども、二人の問題となってくると思います.子供のころ症状があったが、その後、長い間、無症状の方も多くおられ、この場合でも、何かあれば、一緒に問題に取り込んでもらう必要があるでしょう.逆に、もやもや病に全く理解がない場合には、御本人の負担がかえって増える場合もあるかもしれません.
女性ともやもや病