世界のもやもや病



もやもや病は東アジア地区に多く、特に日本、韓国で多いとされています.しかし、アメリカ大陸、ヨーロッパなどでも報告があります.約10年前の1992年のGoto, Yonekawaの論文を紹介します.当時のもやもや病の世界の分布がわかると思います.この数字を見るときに注意を要するのですが、日本以外からの報告の症例の中には、多く「類もやもや病」が含まれています.つまり、合併する全身疾患があり、かつ脳血管撮影でもやもや病に似た所見がある症例(例えば放射線治療後など)も多数含まれています.米国のもやもや病患者さんの中に日系人が含まれることもよく知られています.


Goto Y, Yonekawa Y: Worldwide distribution of moyamoya disease. Neurol Med Chir (Tokyo) 32:883-886, 1992

要約: もやもや病の多くの症例は日本で報告されている.各国で報告されている症例の総数と合併症について報告する.日本を除いた世界各国で1063症例の報告があり、最もアジア人と非白色人種に多かった.