ティーンズ小説関連年表

微妙にコバルト寄りなのは、踊るらいぶらりあん自身がコバルト文庫を読みつつ育ったせいです。補完する情報があれば歓迎します。
できごとについては集英社関連(青字)角川関連(赤字)ティーンズ小説界で重要(そう)な人物または作品についての記述(茶字)本以外のメディアをめぐる動き(オレンジ字)Web関連(紫字)というふうに色分けしました。なお、黒字の小さなフォントで書かれているのは踊るらいぶらりあんのコメントです。
各文庫についてはLightNovels CROSSROAD 中にあるライトノヴェルズに該当する(と思われる)レーベルを参考にされるとよろしいかと思います。各レーベルについての詳細な分析があるのでおすすめです。

1974年 TVアニメシリーズ「宇宙戦艦ヤマト」放送開始オタク文化始まる?
1975年 11月 《ソノラマ文庫》創刊ティーンズ小説の草分け的存在
1976年 集英社社長に堀内末男氏就任
5月 《コバルト文庫》創刊  小説ジュニアからコバルトへ
1977年 高千穂遥『クラッシャージョウ』(ソノラマ文庫)装画:安彦良和 初めて表紙絵にアニメーターを起用
5月 氷室冴子デビュー(「さようならアルルカン」小説ジュニア青春小説新人賞佳作入選)
1978年 新井素子デビュー(「あたしのなかの…」)第1回奇想天外新人賞(佳作)受賞
1979年 2月 久美沙織デビュー(「水曜日の夢はとても綺麗な悪夢だった」小説ジュニア青春小説新人賞佳作入選、「山吉あい」名義)
5月 栗本薫「グイン・サーガ」連載開始(SFマガジン)
TVアニメシリーズ「機動戦士ガンダム」放送開始 オタク文化熟成?
1981年 3月 新井素子『星へ行く船』(コバルト文庫) 装画:竹宮恵子 ※コバルト文庫初めて少女漫画家が装画を描いたか?竹宮恵子の起用はSF繋がりと思われる


辻真先『小説!?Dr.スランプ』(コバルト文庫)
辻真先『小説!!!ルパン三世』(コバルト文庫)   辻は放送作家としてノベライズしたと思われる。絵はアニメのもの
12月 赤川次郎『吸血鬼はお年ごろ』(コバルト文庫) 装画:長尾治
1982年 「アニメージュ」創刊
11月 田中芳樹『銀河英雄伝説 1』(徳間ノベルズ)
《中央公論社C−NOVELS》創刊  当時は翻訳物ミステリ、やがてシュミレーション小説→ファンタジー
1983年 人形劇「三国志」(NHK)  三国志オタクのきっかけ
ファミコン発売
「コンプティーク」創刊
1984年 アニメ映画『風の谷のナウシカ』  ※このころ徳間書店「アニメージュ文庫」でアニメ関係の文庫本が多数出版されている
5月 氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』(コバルト文庫)装画:峯村良子
1985年 富士見ドラゴンブック創刊
1986年 《富士見文庫》創刊 富士見ドラゴンブックの文庫版と思われる
5月 ファミコンソフト『ドラゴンクエスト』発売 ※「T」のつかない「RPG」が普及
8月 角川ファンタジーフェア
8月 田中芳樹『アルスラーン戦記 1』(角川文庫) 装画:天野嘉孝
9月 藤川佳介『宇宙皇子 1』(角川文庫) 装画:いのまたむつみ この頃の装画は、アニメーターによる手描き・水彩調のものがほとんど
1987年 2月 《講談社X文庫ティーンズハート》創刊
5月 ワイス&ヒックマン『ドラゴンランス戦記 1』(富士見ドラゴンノベルズ)  TRPG文化移植
5月 氷室冴子『冴子の東京物語』(集英社文庫) コバルト作家を一般文庫で出そうとした試みと思われる
グループSNE設立  国産TRPG文化始まる
1988年 《角川スニーカー文庫》創刊
3月 ドラゴンマガジン創刊
4月 《富士見ファンタジア文庫》創刊    角川お家騒動その1
8月 田中芳樹『創竜伝 1』(講談社ノベルス) 装画:天野嘉孝
9月 水野良小説デビュー(『ロードス島戦記1』角川文庫→スニーカー文庫) 装画:出渕裕 
9月 集英社社長に若菜正氏就任
前田珠子デビュー(『宇宙に吹く風 白い鳥』第9回コバルトノベル大賞佳作) コバルトファンタジー化の萌芽
1989年 1月 氷室冴子『レディ・アンをさがして』(角川文庫) ※藤田和子『ライジング!』(小学館刊)の劇中劇に使用された物語。このあたりになると、もう出版社の縛りはないのか?
1月 吉岡平『無責任艦長タイラー』 装画:都築和彦
4月 山内直美『なんて素敵にジャパネスク』(花とゆめコミックス)コバルト小説のコミックス化
4月 神坂一デビュー(「スレイヤーズ!」第1回ファンタジア長編小説大賞準入選)装画:あらいずみるい※あらいずみるいは同人誌出身。
冴木忍デビュー(「銀の魔女」第1回ファンタジア長編小説大賞佳作)
《エニックス文庫》創刊(スクエアエニックス)
《レモン文庫》創刊
《いちご文庫ティーンズ・メイト》創刊
《MOE文庫スイートハート》創刊
《徳間文庫パステルシリーズ》創刊ティーンズ文庫乱立
12月  あかほりさとる小説デビュー(『小説天空戦記シュラト』エニックス文庫)アニメ現場のティーンズ小説参入
1990年 「RPGマガジン」創刊
新潮社ファンタジーノヴェルシリーズ創刊
1991年
4月
6月
8月
9月

《集英社スーパーファンタジー文庫》創刊
《講談社X文庫ホワイトハート》創刊
小野不由美『月の影 影の海』(講談社X文庫ホワイトハート) 装画:山田章博 十二国記刊行開始
《パレット文庫》創刊
氷室冴子「銀の海 金の大地」連載開始
 装画:飯田晴子
※コバルト文庫第一期の作家(唯川恵・藤本ひとみ・久美沙織など)流出(有里さんのコメントによる)
コバルト文庫のファンタジー化が進む
1992年

3月
12月
『指輪物語』新装版
コバルト文庫ピンキーシリーズ創刊※コバルト文庫の作家を使ってコミックスのノベライズをしたもの。
桑原水菜『最愛のあなたへ』(コバルト文庫)※このころからコバルトがボーイズラブ解禁?
《角川ルビー文庫》創刊
1993年 2月


6月
10月
10月
田中芳樹『創竜伝』(講談社文庫) 装画:CLAMP※今までのノベルス版を文庫版にするにあたり、イラストを一新。
《小学館キャンバス文庫》創刊
「ザ・スニーカー」創刊
《電撃文庫》創刊  角川お家騒動その2:角川書店からメディアワークスが分離。
さいきなおこ『プリンセス迷路』(コバルト文庫)
  コバルトでボーイズラブ路線を堂々と展開
茅田砂胡『放浪の戦士』(デルフィニア戦記:中央公論C☆Novels) 装画:沖麻美也
JUMP J BOOKS創刊 ※「少年JUMP」連載中の漫画をノベライズしたもののほか、村山由佳『おいしいコーヒーのいれ方』などオリジナル小説もラインナップに。以後『サモンナイト』などゲームのノベライズも手がけるように。
1995年 集英社社長に小島民雄氏就任
1996年 1月

氷室冴子『銀の海金の大地』11(コバルト文庫)以後、氷室冴子はほぼ休筆状態に入り、そのまま死去。
ファミ通ゲーム文庫》創刊 TRPGでないゲームのノヴェライズが出はじめる
「ゲームクエスト」(旧コンプRPG)創刊
1997年

5月
《白泉社花丸文庫》創刊
《徳間キャラ文庫》創刊
《ラピス文庫》創刊 ボーイズラブ系文庫が次々と創刊
《電撃G’s文庫》創刊 電撃文庫のゲームノベライズ専門文庫
《角川mini文庫》創刊 ※コンビニや書店のレジ脇に小さなスペースを設けて売ろうという目的で創設。
Web「LightNovels CROSSRORD」開設
1998年 2月


上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』(電撃文庫)第4回ゲーム小説大賞<大賞>受賞作 装画:緒方剛志 ライトノベルの装画にデジタルが登場
《ファミ通文庫》創刊
「電撃hp」創刊
《新書館ウィング文庫》創刊
まいじゃー推進委員会!」開設
1999年

4月
《角川ティーンズルビー文庫》創刊 ルビー文庫のボーイズラブ系統で、より年少者をターゲットにしたもの。のちにファンタジーへ転向、ビーンズ文庫に名称変更?
氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』新装版刊行開始(コバルト文庫) 装画:後藤星加筆・訂正あり
J.K.ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石』(静山社)発売
2000年 1月
4月

7月
7月
9月
11月
小野不由美『十二国記』講談社文庫へ移行 装画:なし(以後ホワイトハートと並行して刊行)
《ファミ通文庫》がアスペクトからエンターブレインへ(分社化)
《小学館キャンバス文庫》と《小学館パレット文庫》が《パレット文庫》に一本化?
《集英社スーパーダッシュ文庫》創刊
時雨沢恵一『キノの旅』(電撃文庫) 装画:黒星紅白
《徳間デュアル文庫》創刊
《富士見ミステリー文庫》創刊
2001年
4月
8月
10月
集英社社長に谷山尚義氏就任
《集英社スーパーファンタジー文庫》刊行停止?

久美沙織『丘の家のミッキー』新装版刊行開始 装画:竹岡美穂
《角川ビーンズ文庫》創刊 角川ティーンズルビーを焼き直ししたもの。
2003年 1月
2月
茅田砂胡『デルフィニア戦記』中公文庫へ移行 装画:なし
大塚英志『キャラクター小説の作り方』(講談社現代新書)
2004年
10月

11月
12月
「ライトノベル・ファンパーティ」開設。
久美沙織『コバルト風雲録』(本の雑誌社)※たしかこの1年くらい前に、web上に久美沙織の手記が出ていたはず。それに加筆・訂正したものを書籍にしたのが本書。
『このライトノベルがすごい!』(『このミステリーがすごい!』編集部編;宝島社)※以後1〜2冊/年の割合。
大森望;三村美衣『ライトノベル☆めった斬り!』(太田出版) ※急にオトナがライトノベルに着目しだした頃。そしてその頃からライトノベルの失速が始まった気がする。
2005年 「ライトノベル・ファンパーティ」更新停止
「ライトノベル新刊情報案内所」 開設 ※もはやライトノベル好きさえ何を読んでいいのか分からない時代?
2008年 10月 田中芳樹『創竜伝 1』(講談社YA!ENTER TAINMENT) 装画:田島昭宇 ※再びノベルス版にし、イラストを一新。
2009年 10月 栗本薫『グイン・サーガ』アニメ化 

ティーンズ小説関連コンテンツに戻る
本のときどき通信に戻る

トップページに戻る