クフ王のピラミッド

クフ王のピラミッド

 ピラミッドと言えば、誰がなんと言っても、このクフ王のピラミッドでしょう。
 古王国時代の第4王朝の建造物ですから、今から約4500年前です。約230万個の石材ブロックを使用していて、それらの石材は平均して約2.5tの重さがあると言われています。
 本来の高さは約146mですが、頂上部のキャップストーンが失われたために現在は約137m。頂上部に本来の高さを示すとされる棒が立ってますが、アッラーに誓って棒の高さは9mもありません。「さすがにエジプトだなぁ」と思います。ちなみに底辺は230.33mと算出されています。
 ここに訪れたなら三大ピラミッドとスフィンクス、太陽の船だけで満足して帰らないで!クフ王のピラミッドの東西にある各墳墓群が良い雰囲気です。
   

入り口 本来の入り口の封印は破られていませんが、アラブの太守アル・マムーンの開けた盗掘用の穴からピラミッド内部に入れます。本来の入り口のところは当然のごとく窪んでいて、そこはゴミだらけです(どうでもいいことだけど...)。
 ピラミッド内部はジメッとしています。しかもその湿気のもとが人間の汗だと思うとチョット嫌な湿気ですが、まぁファラオの呪いだと思って観念してください。
 人間の持つ水分を考えながら先に進むと次なる行く手には「大回廊」と「女王の間」の分岐点に。「大回廊」の先には「王の間」があります。


大回廊 途中で背中をかがめて歩かなくては先に進めない地点もあるかと思うと急にポッカリとした「大回廊」に出ます。
 別にレリーフが施されている訳でもないし、壁画が描かれている訳でもありません。
 長さ約50m、幅約2m、高さ約9mと変に広い。壁の側面には窪みが残っています。この窪みはピラミッド完成時に、通路封鎖に滑り落とした花崗岩ブロックを、支えていた梁を通した窪みです。
 この異様なまでの高さに意味があるとする学者もいます。これまた私などには、真偽の程は分かりません。


王の間(玄室) 「王の間」と呼ばれている部屋が「、大回廊」の先にあります。石棺が置かれていることから、クフ王のミイラの埋葬場所と言われています。しかし、この部屋の本来の使用目的は不明です。
 だいたい人間の一般的心理や、古代エジプトの他例と比較しても、地上より高い場所に遺体を埋葬するというのは不自然です。
 ただ「王の間」の手前に前室が設けられています。ピラミッド完成当時には「王の間」に石版を落として、この部屋を厳重に封鎖したということとを考えると「玄室だったのかなぁ」とも思えてきます。
 天井には9本の巨大な花崗岩の石材がわたしてあり、それぞれの長さが約5.5mあって重さも25〜40tあると考えられています。
 それにピラミッドには「未知の空間」の存在があることは確認されているので、それらが全て分かればもう少しこの部屋がなんなのかもしれません?
もっと言えば「ピラミッドとはいったい何なのか?」といった疑問解決に少し近づくかもしれません。でも現在、ピラミッドに穴開けちゃいけないんです。
※今にして思えばこの写真のような行為はいけませんよね。反省してます。


女王の間 「女王の間」は「大回廊」の手前の横穴を進んだ先にある部屋です。名前はアラビア人たちによって付けられてた名前で、本当に女王が埋葬されていた訳ではありません。
 「女王の間」は、東西中心軸の線上に正確に位置していることも面白いです。
 有力な学説では、この部屋はファラオの霊的な分身である像を安置する部屋だったとされています。
 「王の間」にも通気孔と呼ばれる小さな穴が開けられていますが、「女王の間」の通気孔は途中(65m付近)で遮られてしまい、外側に貫通している「王の間」の通気孔とは少し異なります。
 「王の間」の通気孔も空気を通す為のものではなく、象徴的な機能しか持っていなかったようです。


太陽の船 クフ王のピラミッド南側にある「太陽の船」。
 生前のクフ王がピラミッドに向かうときの船旅と関わりがあるという説の他に、太陽の動きを象徴し亡き王を天空に運ぶ為の船という説もあれけれども、やはり詳細は不明です。
 排水量は45t、全長は約43m。発見時には1224個の断片として発見されました。
 現在までに2艘見つかっていて、組み立てられているのは1954年に見つかったもので、アハメド・ヨセフ氏によって組み立てられました。
 1987年に早稲田大学により発見された第2の船は、1992年以来保存修復が計られています。


東側墳墓群 クフ王のピラミッド周辺には、マスタバ墳墓群は統一された方式で配置されています。
 「東側墳墓群」は、主にクフ王に近しい王族の墓地が建設されています。一方の「東側墳墓群」は、高官たちの墓地が配されています。
 ただ保存状態はあまり良くなく、風の吹き溜まりはゴミが溜まったりしてます。しかし観光客はほとんど見かけないので、タラタラ見て回るにはピッタリです。
 周辺には自称ガイドがウロウロしてますので、彼等をつかまえてガイドさせても良いかもしれません。ただガイド内容の信憑性は保証しませんけど...。


戻る