CD・邦人作品・軍楽及び洋楽史
|
〜 I 瀬戸口 藤吉 作品集 〜
|
| 行進曲「軍艦」 |
| 小学唱歌「軍艦」 (作詩:烏山啓、作曲:山田源一郎、編曲:片山正見、歌:高橋陽子、和田留里) |
| 敷島艦行進曲 |
| 伏見若宮殿下行進曲 |
| 行進曲「明治三十有五年」 |
| 日本海海戦記念行進曲 |
| 東京行進曲 |
| ラジオ行進曲 |
| 野球行進曲 |
| 愛国行進曲 |
| 行進曲「体育大行進」 |
| マン・オブ・ウォー(軍艦) (編曲:ハッセルマン) |
| 2台のピアノのための「軍艦マーチによるパラフレーズ」 (作曲:中田喜直、ピアノ:島崎佐智代、多田直子) |
| 瀬戸口藤吉の講演〜音楽と国民精神 |
| 瀬戸口藤吉の講演〜音楽と戦争 |
|
〜 II 江口 源吾 作品集 〜 |
| 行進曲「千代田城を仰ひで」 |
| 大序曲「挙国の歓喜」 |
| 日本海海戦行進曲 |
| 行進曲「観艦式」 |
| 幻想曲「芳春の幻」 |
| 行進曲「軍艦金剛」 |
| 艦隊行進曲 |
| 連合艦隊行進曲 |
| 描写曲「爆撃機」 |
| 描写曲「装甲列車」 |
| 行進曲「大平洋」 |
|
〜 III 斉藤 丑松 作品集 〜 |
| 行進曲「太平洋」 |
| 行進曲「怒涛を蹴って」 |
| 意想的行進曲「翔けよ勇士」 |
| 行進曲「足柄」 |
| 行進曲「軍艦旗」 |
| 行進曲「護れ海原」 |
| 大行進曲「伸び行く電波」 |
| 大行進曲「大日本」 |
| 大行進曲「帝都の守り」 |
| 行進曲「紀元二千六百年」 |
| 行進曲「大政翼賛」 |
| 行進曲「海の進軍」 |
| 行進曲「揚子江」 |
| 行進曲「国民義勇隊」 |
| 大行進曲「民族の誇り」 |
| 行進曲「海国日本」 |
| 行進曲「あこがれの海」 |
| 行進曲「愛国」 |
|
〜 IV 片山 正見 作品集 〜 |
| 行進曲「祝勝」 |
| 円舞曲「御社の朝」 |
| 組曲「三つの港風景」 |
| 祝典序曲「歓喜」 |
| 行進曲「大東亜決戦」 |
| 行進曲「ハワイ大海戦」 |
| 行進曲「大詔奉戴」 |
| 行進曲「勝鬨」 |
| 行進曲「大東亜戦争海軍の歌」 |
| 円舞曲「薫る菊花」 |
| 行進曲「のばせ山口」 |
| 行進曲「若人」 |
| 行進曲「世紀の祭典」 |
| 行進曲「黒潮越えて」 |
| 行進曲「海をゆく」 |
|
〜 V 大沼 哲 作品集 〜 |
| 行進曲「立派な青年」(美しき兵士) |
| 行進曲「皇軍の門出」 |
| 行進曲「進む日の丸」 |
| 行進曲「伸び行く日本」 |
| 誓忠行進曲 |
| 行進曲「大建設」 |
| 大行進曲「ツラン民族」 |
| 第一前奏曲 |
| 奉祝前奏曲 |
|
〜 VI 須摩 洋朔 作品集 〜 |
| 行進曲「祝典ギャロップ」 |
| ファンファーレ |
| 天皇陛下ファンファーレ(迎賓館) |
| 歓声 |
| 行進曲「伸び行く日本」 |
| 行進曲「皇軍の精華」 |
| 行進曲「愛馬進軍曲」 |
| 行進曲「少年旗手」 |
| 行進曲「戦陣訓」 |
| 行進曲「新世紀」 |
| 行進曲「草に祈る」 |
| 行進曲「愛国」 |
| 哀しみの譜 |
| 主題と変奏 |
| 交響詩曲「蘇生」 |
| 行進曲「大空」 |
| 日本クラウンから六枚にわたって発売された「日本の吹奏楽」というこのシリーズは、「軍楽隊とともに歩んだ…」というサブタイトルが付いていることからも分かる通り、戦前・戦中の軍楽隊隊員による作品を中心に集めたものである。 周知のように日本における西洋音楽は、まず軍楽の形で導入された。東京音楽学校(音楽取調掛)に先駆け作曲の研究もなされていたことは、軍楽ということもあって目を向けられにくいことでもあった。当時の作品については一連の流れを追った、多くの作曲家のものを同時に収録したものがほとんどであり、個の作曲家としてまとめてとりあげたCDというのは実に珍しい。滝廉太郎の他に当時どのような作曲家がいて、それぞれがどのような性格を持っていたのかを知ることのできる貴重な音源である。 曲名を眺めてみると、実に色々なことが見えてきて面白い。行進曲が多いのは当然としても、意外とそれ以外の形式によるものも多いことが分かるだろう。曲のタイトルに時局を反映したものが多いのも当時が伺える。 瀬戸口は現在でも「軍艦マーチ」の作曲家として有名だが、それ以外の作品についてもぜひ知っておきたい。このCDに収められた講演の内容などは、これだけでも論文の対象とするに値する。圧倒的な存在感をもつ「軍艦マーチ」には多くのエピソードが存在するが、それらについてはキングレコードから出ている「軍艦マーチのすべて」というCDに非常に詳しい。 江口は耳馴染みが少ない名前かもしれないが、「月月火水木金金」の作曲者「江口夜詩」と同一人物だと言われれば御存知のかたも多いだろう。 斉藤の「大日本」は1940年の第一回吹奏楽コンクールでの課題曲であったもの。重要な作品であるのでおさえておきたい。 大沼はパリに留学するなどの経緯から、軍楽隊出身の作曲家としては広く名の知られた存在。それについては次で紹介するCDで掘り下げたい。なお、「誓忠行進曲」は「マルシュ・オマージュ」という欧題で記憶している人も多い。 須摩は戦中というよりも、むしろ戦後の吹奏楽の発展にも山口常光と並び多くの業績を残した人物。このもっとも混乱した時期において、次のステージへ吹奏楽を移行させた重要人物であるので、このシリーズを締めくくるに相応しいと言えよう。 このような素晴らしいシリーズだが、解説が非常に乏しいのが実に残念である。また、現在では店頭であまり見かけることができなくなったのも残念である。特に瀬戸口と斉藤については非常に入手が困難となっている。日本における西洋音楽黎明期の作品群をもっと研究する動きが盛んになってもいいのではないだろうか。 |
| 皇太子殿下御成婚奉祝前奏曲 | 海上自衛隊東京音楽隊/谷村政次郎 | |
| 祝典序楽 | チルコロ・マンドリニスティコ・フローラ/高橋五郎 | |
| 第一前奏曲 | 陸上自衛隊中央音楽隊/船山紘良 | |
| 夜の祭り | 高崎マンドリン合奏団/塩谷明 | |
| マルシュ オマージュ | 山形交響楽団/村川千秋 | |
| 昭和礼讃序曲 | 山形交響楽団/村川千秋 | |
| 木の葉 | Fl:江尻和華子、Hrp:三村清順 | |
| 非売品のCDを紹介するとは何事か、との御批判を承知で書かせて頂く。大沼哲の娘である御遺族の尽力によってこの非常に貴重なCDが作成された。 二曲の吹奏楽曲は前掲のCDに収録されたもの(演奏は異なる)。だが、二曲のマンドリンオーケストラのための作品も同時に収録されている。当時のマンドリンオケのための作品を聴く機会は少ないし、大沼の吹奏楽作品には「第一前奏曲」のようにマンドリンオーケストラが原曲のものを編曲したものもある。また、代表作であり吹奏楽作品としてもよく知られた「マルシュ オマージュ」(誓忠行進曲)の管弦楽版を聴くことができるのも大きい。 なお、大沼は山形県出身。 このCDは大学や図書館などの機関に配付されているので、機会があったらぜひ聴いてもらいたい。 |
||
|
(1)明治・大正の軍歌
|
||
| 維新マーチ 〜宮さん宮さん〜 | 品川弥二郎:作詩 大村益次郎:作曲 河辺公一:編曲 |
コロムビア男声合唱団 |
| 抜刀隊 | 外山正一:作詩 シャルル・ルルー:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 皇国の守り(来たれや来たれ) | 外山正一:作詩 伊澤修二:作曲 森一也:編曲 |
コロムビア男声合唱団 |
| 道は六百八十里 | 石黒行平:作詩 永井建子:作曲 鈴木鼓林:補作 |
陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 敵は幾万 | 山田美妙斎:作詩 小山作之助:作曲 |
納所弁次郎 |
| 月下の陣 | 永井建子:作詩作曲 | 陸軍戸山学校軍楽隊 |
| あなうれし(凱旋) | 佐々木信綱:作詩 納所弁次郎:作曲 奥山貞吉:編曲 |
コロムビア男声合唱団 |
| 婦人従軍歌 | 加藤義清:作詩 奥好義:作曲 陸軍戸山学校軍楽隊:編曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊 |
| 勇敢なる水兵 | 佐々木信綱:作詩 奥好義:作曲 陸軍戸山学校軍楽隊:編曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊 |
| 雪の進軍 | 永井建子:作詩作曲 陸軍戸山学校軍楽隊:編曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 如何に狂風 | 作詩者不詳 田中穂積:作曲 |
帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 軍艦行進曲 | 畠山啓:作詩 瀬戸口藤吉:作曲 |
納所文子 Pf:納所弁次郎 |
| 艦船勤務 | 大和田建樹・佐々木信綱:作詩 瀬戸口藤吉:作曲 大森盛太郎:編曲 |
大映男声合唱団 |
| 敷島艦行進曲 | 阪正臣:作詩 瀬戸口藤吉:作曲 |
帝国海軍軍楽隊 |
| 軍人勅諭 | 作詩者不詳 田中穂積:作曲 |
帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 日本陸軍 | 大和田建樹:作詩 深沢登代吉(開成館):作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 日本海海戦 | 大和田建樹:作詩 瀬戸口藤吉:作曲 |
帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 橘中佐 | 鎚谷徳三郎:作詩 安田俊高:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 戦友 | 真下飛泉:作詩 三善和気:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 歩兵の本領 | 加藤明勝:作詩 永井建子:作曲 大森盛太郎:編曲 |
大映男声合唱団 |
| 江田島健児の歌 | 神代猛男:作詩 佐藤清吉:作曲 |
大映男声合唱団 |
|
(2)昭和の軍歌 |
||
| 朝鮮国境守備の歌 | 国境守備隊:作詩 市川鉄蔵:作曲 |
コロムビア男声合唱団 |
| 陸軍行進曲 | 厳谷小波:作詩 佐藤長助:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊 |
| 独立守備隊の歌 | 土井晩翠:作詩 中川東男:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊 |
| 青年日本の歌 (昭和維新の歌) |
三上卓:作詩作曲 大森盛太郎:編曲 |
松方弘樹 |
| 爆弾三勇士 | 与謝野寛:作詩 辻順治:作曲 大森盛太郎:編曲 |
大映男声合唱団 |
| 日本陸軍の歌 | 土井晩翠:作詩 陸軍戸山学校軍楽隊:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊 |
| 大陸軍の歌 | 北原白秋:作詩 山田耕筰:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 関東軍の歌 | 関東軍参謀部:作詩 陸軍戸山学校軍楽隊:作曲 大森盛太郎:編曲 |
大映男声合唱団 |
| 台湾軍の歌 | 本間雅晴:作詩 陸軍戸山学校軍楽隊:作曲 大森盛太郎:編曲 |
大映男声合唱団 |
| 足柄行進曲 | 海のますらを:作詩 帝国海軍軍楽隊:作曲 |
帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 進軍の歌 | 本多信寿:作詩 筒井快哉:作曲 陸軍戸山学校軍楽隊:編曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 海軍陸戦隊 | 松島慶三:作詩 帝国海軍軍楽隊:作編曲 |
帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 上海派遣軍の歌 | 上海派遣軍司令部:作詩 辻順治:作曲 大森盛太郎:編曲 |
大映男声合唱団 |
| 北支派遣軍の歌 | 堀内敬三:作詩作曲 大森盛太郎:編曲 |
大映男声合唱団 |
| 駐蒙軍の歌 | 北白川永久王:作詩 陸軍戸山学校軍楽隊:作曲 |
伊藤武雄 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 南支派遣軍の歌 | 軍報道部:作詩 大沼哲:作曲 大森盛太郎:編曲 |
大映男声合唱団 |
| 大南方軍の歌 | 南方軍制定歌 古関裕而:作曲 服部逸郎:編曲 |
霧島昇 日畜男声合唱団 |
| 大東亜戦争陸軍の歌 | 佐藤惣之助:作詩 古関裕而:作曲 仁木他喜雄:編曲 |
伊藤久男、黒田進、酒井弘 コロムビア男声合唱団 |
| 大東亜戦争海軍の歌 | 朝日新聞社撰定 河西新太郎:作詩 橋本国彦:作編曲 |
酒井弘 東京音楽学校 |
| 少年通信兵の歌 | 陸軍少年通信兵学校:作詩 陸軍戸山学校軍楽隊:作曲 奥山貞吉:編曲 |
伊藤久男 |
| 海軍航空の歌 | 海軍航空本部選歌 帝国海軍軍楽隊:作曲 |
伊藤久男、霧島昇 |
| 印度航空作戦の歌 | 黒江保彦:作詩 ビルマ派遣軍軍楽隊:作曲 仁木他喜雄:編曲 |
伊藤久男 日畜男声合唱団 |
| 若桜の歌 〜少年飛行兵の歌〜 |
熊谷陸軍飛行学校:作詩 川本晴朗:作曲 仁木他喜雄:編曲 |
波平暁男、近江俊郎 日畜男声合唱団 |
| 体当り精神 | 伊藤竹夫:作詩作曲 帝国海軍軍楽隊:編曲 |
霧島昇 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
|
(3)戦時歌謡(一) |
||
| 噫、中村大尉 | 伊藤松雄:作詩 永井巴:作曲 |
藤波笑声 |
| 肉弾三勇士の歌 | 東京大阪両朝日新聞社懸賞一等当選歌 中野力:作詩 山田耕筰:作編曲 |
江文也 日本コロムビアブラスバンド/山田耕筰 |
| 五・一五事件 昭和維新行進曲 陸軍の歌 |
作者不詳 | 黒田進 |
| 連盟よさらば | 東京朝日新聞「今日の問題」子:作詩 江口夜詩:作編曲 |
米倉俊英 |
| 護れ大空 | 町田敬二:作詩 江口夜詩:作編曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/伊藤隆一 |
| 陸軍記念日を祝う歌 | 陸軍省新聞班:作詩 山田耕筰:作編曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 義人村上 − 日本人は此処に在り − |
佐藤惣之助:作詩 古関裕而:作曲 奥山貞吉:編曲 |
中野忠晴 |
| 満州想えば | 高橋掬太郎:作詩 大村能章:作編曲 |
音丸 |
| 月の国境 | 佐藤惣之助:作詩 古関裕而:作曲 奥山貞吉:編曲 |
伊藤久男 コロムビア男声合唱団 |
| あげよ日の丸 | 東日・大毎懸賞募集当選 山本塊二:作詩 山田耕筰:作編曲 オリムピック応援歌 |
中野忠晴 コロムビア合唱団 コロムビア管絃楽団/山田耕筰 |
| 防空音頭 | 東部防衛司令部推薦 伊藤和夫:作詩 大村能章:作編曲 |
音丸 富吉・寿々松:三味線 |
| 守れ北満 | 久保田宵二:作詩 江口夜詩:作編曲 |
伊藤久男 |
| 戦友の唄 | 久保田宵二:作詩 古関裕而:作曲 奥山貞吉:編曲 |
伊藤久男 コロムビア男声合唱団 |
| 遂げたり神風 | 北原白秋:作詩 山田耕筰:作曲 奥山貞吉:編曲 |
中野忠晴 コロムビア男声合唱団 |
| ああ梅林中尉 | 西條八十:作詩 江口夜詩:作編曲 |
霧島昇 コロムビア合唱団 |
| 慰問袋を | 高橋掬太郎:作詩 古関裕而:作曲 奥山貞吉:編曲 |
コロムビア合唱団 |
| 誉れの赤十字 | 久保田宵二:作詩 竹岡信幸:作曲 奥山貞吉:編曲 |
ミス・コロムビア・二葉あき子 香取みほ子 コロムビア合唱団 |
| 航空決死兵 | 大阪中央放送局選奨 稻野静哉:作詩 内田元:作編曲 |
松原操 コロムビア合唱団 |
| 露営の夢 | 薮内喜一郎:作詩 古関裕而:作曲 奥山貞吉:編曲 |
中野忠晴、松平晃、伊藤久男、 霧島昇、佐々木章 |
| 湖上の尺八 | 深草三郎:作詩 明本京静:作曲 奥山貞吉:編曲 |
伊藤久男 |
| 皇国の母 | 深草三郎:作詩 明本京静:作曲 奥山貞吉:編曲 |
音丸 |
| さくら進軍 | 西條八十:作詩 古関裕而:作曲 奥山貞吉:編曲 |
松平晃、霧島昇 コロムビア合唱団 |
|
(13)陸軍軍楽隊の遺産 |
||
| 分列行進曲(扶桑歌) | シャルル・ルルー | 陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 意想曲「攻撃」 | 山本銃三郎 | 陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 大日本国歌行進曲 | 陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 | |
| 陸軍行進曲(上) | 厳谷小波:作詩 佐藤長助:作曲 教育総監部制定 |
陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 陸軍行進曲(下) | 本間雅晴:作詩 大沼哲:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 独立守備隊の歌 | 土井晩翠:作詩 中川東男:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 輝く国軍 | 井上繁隆 | 陸軍戸山学校軍楽隊/伊藤隆一 |
| 昭和の子供 | 佐々木すぐる:作曲 大沼哲:編曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 朝鮮国境守備の歌 | 朝鮮国境守備隊;作詩 市川鉄藤:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊 |
| 観兵式行進曲 | 陸軍軍楽隊作曲 | 陸軍戸山学校軍楽隊 |
| 青年マーチ | 大沼哲 | 陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 陸軍記念日を祝う歌 | 陸軍省報道部:作詩 山田耕筰:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 新日本陸軍の歌 | 土井晩翠:作詩 陸軍戸山学校軍楽隊:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 行進曲「空の護り」 | 江口夜詩 | 陸軍戸山学校軍楽隊/伊藤隆一 |
| 皇軍の門出 | 須摩洋朔 | 陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 凱旋 | 陸軍戸山学校軍楽隊:作曲 | 陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 立派な兵隊 | 大沼哲 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 皇軍の歌 | 徳富猪一郎・佐々木信綱:作詩 東京音楽学校:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/伊藤隆一 |
| 進軍の歌 | 本多信寿:作詩 辻順治:作曲 |
陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 露営の歌 | 古関裕而 | 陸軍戸山学校軍楽隊/田村明一 |
| 愛馬進軍歌 | 新城正一・須摩洋朔 | 陸軍戸山学校軍楽隊/岡田国一 |
| 暁に祈る | 古関裕而 | 陸軍戸山学校軍楽隊/田村明一 |
| 大東亜戦争陸軍の歌 | 古関裕而 | 陸軍戸山学校軍楽隊/森屋五郎 |
|
(14)海軍軍楽隊の遺産 |
||
| 軍艦行進曲 | 瀬戸口藤吉 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 君が代行進曲 | 吉本光蔵 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| ビック・マーチ(大海軍) | 作曲者不詳 | 横須賀海兵団軍楽隊/藤咲源司 |
| 進撃追撃 | 吉本光蔵 | 横須賀海兵団軍楽隊/藤咲源司 |
| 勇敢なる水兵 | 奥好義 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 日本海海戦 | 瀬戸口藤吉 | 横須賀海兵団軍楽隊/藤咲源司 |
| 軍人の精神 | 田中穂積 | 横須賀海兵団軍楽隊/藤咲源司 |
| 聯合艦隊行進曲 | 山田耕筰 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 観艦式行進曲 | 池田敬之助(海軍大佐):作詩 佐藤清吾:作曲 |
横須賀海兵団軍楽隊/藤咲源司 |
| 陸戦隊行進曲 | 海軍軍楽隊作曲 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 海の護り | 武富邦茂:作詩 江口夜詩:作曲 |
横須賀海兵団軍楽隊/藤咲源司 |
| 護れ海原 | 伊藤竹夫:作詩 海軍軍楽隊:作曲 |
帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 軍艦旗の歌 | 瀬戸口藤吉 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 愛国行進曲 | 瀬戸口藤吉 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 怒濤を蹴って | (記載なし) | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 艦隊の威容 | 白磯巖 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 体育大行進 | 江口夜詩:作曲 瀬戸口藤吉:編曲 |
帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 行進曲「紀元二千六百年」 | 森儀八郎 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 大東亜決戦の歌 | 海軍軍楽隊作曲 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 大東亜戦争海軍の歌 | 橋本国彦 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 空征く日本 | 古関裕而 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 行進曲「雷撃隊の歌」 | 帝国海軍雷撃隊:作曲 海軍軍楽隊:編曲 |
帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 海ゆかば | 信時潔 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 1995年、戦後50周年企画としてビクター、コロムビア、キング、テイチクの四社がレーベルの枠を越え、各自が所蔵する戦前の音盤を持ち寄り、八巻明彦氏の監修のもと全32枚からなる一大シリーズをCD化した。それがこの「歌謡(うた)で辿る昭和の痕跡(あと)」である。ここではその中から私の所持している範囲で特に吹奏楽との関連が深い四枚を紹介している。 日本の吹奏楽を語る上で、戦中・戦後の軍楽隊による演奏および作曲活動を外すことはできない。時勢を反映したタイトル、内容のものが多いが、これらを記録として残しておくのはとても重要なことなのである。これらは数曲の例外を除いてほとんどが当時のSP盤からの復刻である。当時の作曲事情に加えて演奏事情、さらには録音事情も知ることができる貴重な資料となっている。 当時の楽曲(歌謡曲・軍歌を含む)はその性質上野外で演奏されることも多く、伴奏として吹奏楽の形態を取ることが非常に多かった。上記の曲のほとんども吹奏楽によって伴奏されている。また、器楽のみによる作品もかなり収録されているが、その中には軍歌や歌謡曲と同じタイトルのものがある。これは旋律としてそれを借りてきて作曲しているからであり、厳密に同じものではない場合もある。 この戦中期は作曲の暗黒期と言われることがある。戦前にあった多くの作曲集団が国家によって「日本音楽文化協会」に一元化されたことにより、いわゆる音楽史から作曲家の姿が表面上は消えるからである。しかし、これらの曲を聴く限り、必ずしもそうではなかったことが分かるだろう。 作詩者、作曲者、演奏者を眺めていると色々な発見があって面白い。作詩者の中に土井晩翠の名があるし、北原白秋・山田耕筰コンビもある。作曲家には伊沢修二や、のちに吹奏楽コンクール課題曲「学園序曲」などを書く佐藤長助の名も見られる。演奏家では「肉弾三勇士の歌」でバリトン歌手でもあった作曲家・江文也の歌唱(!)において伴奏をしているのは山田耕筰指揮の日本コロムビアブラスバンド(!!)である。これだけでも資料価値は非常に高いと言えよう。 演奏は陸軍戸山学校軍楽隊によるものが多いが、この中に團伊玖麿や芥川也寸志がいるのだろうか、と想像するのも一興か。 吹奏楽関係者にとっては「陸軍軍楽隊の遺産」は特に貴重なものである。古関裕而の戦時中の吹奏楽作品はほとんど聴くことができないものであるし、大沼哲作品もここでしか聴けない(と思われる)ものがある。「立派な兵隊」は自作自演である。山本の意想曲「攻撃」は普通の曲に進軍ラッパが突然かぶさってくる意表をついた曲で面白いし、江口「空の護り」は日本クラウンの作品集のどの江口作品よりも面白い。 海軍のものは他で紹介しているものと重複するものも多いが、やはりこれでしか聴けないものが入っている。信時「海ゆかば」は、やはりこの演奏で聴くことに特別の意義があるだろう。なお、「ビック・マーチ」の作曲者は山田耕筰だと思われる。 ただ、残念ながら中々このCDを店頭で見かけることは難しいようだ。私も全集の全てを把握しているわけではなく、もっと貴重なものが発売されていた可能性もある。私自身、まだまだ探したりない、というのが正直なところ。 また、この頃に「非軍楽隊関係者」の作曲家によって書かれたと言われる作品群についても音源化が臨まれるところ。もっともっとこの時期の音楽事情にはメスを入れるべきところが多くあるだろう。 |
||
|
〜陸軍軍楽隊篇〜
|
||
| 分列行進曲 | シャルル・ルルー | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 陸軍行進曲 | 佐藤長助・大沼哲 | 陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 我等の軍隊 | 陸軍戸山学校軍楽隊 | 陸軍戸山学校軍楽隊/岡田國一 |
| 進軍行進曲 | 陸軍戸山学校軍楽隊 | 陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 立派な兵隊 | 大沼哲 | 陸軍戸山学校軍楽隊/山口常光 |
| 皇軍の精華 | 須摩洋朔 | 陸軍戸山学校軍楽隊/山口常光 |
| 日本陸軍の歌 | 陸軍戸山学校軍楽隊 | 陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 大演習行進曲 | 陸軍戸山学校軍楽隊 | 陸軍戸山学校軍楽隊/伊藤隆一 |
| 行進曲「進む日の丸」 | 大沼哲 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 凱旋行進曲 | 荻野理喜治 | 陸軍戸山学校軍楽隊/山口常光 |
| 建国行進曲 | 陸軍戸山学校軍楽隊 | 陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 行進曲「興亜」 | 福井文彦:作、橋本国彦:編 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 大歓喜 | 大沼哲 | 陸海軍軍楽隊/大沼哲 |
| 行進曲「大政翼賛」 | 鷹司平通:作、斉藤丑松:編 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 愛馬進軍曲 | 新城正一:作、須摩洋朔:編 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 行進曲「出征兵士を送る歌」 | 林伊佐緒:作、大沼哲:編 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 進め一億火の玉だ | 長妻完至:作、陸軍戸山学校軍楽隊:編 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 行進曲「空の勇士」 | 蔵野今春・陸軍戸山学校軍楽隊 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 行進曲「大航空」 | 佐々木俊一:作、陸軍戸山学校軍楽隊:編 | 陸軍戸山学校軍楽隊/山口常光 |
| 行進曲「伸び行く日本」 | 大沼哲 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 銃後の花 | 諏訪本正富 | 陸軍戸山学校軍楽隊 |
| 行進曲「世紀の若人」 | 林伊佐緒:作、陸軍戸山学校軍楽隊:編 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 大日本傷痍軍人 | 冨田爽:作、陸軍戸山学校軍楽隊:編 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
| 行進曲大日本 | 陸軍戸山学校軍楽隊 | 陸軍戸山学校軍楽隊/大沼哲 |
|
〜海軍軍楽隊篇〜 |
||
| 軍艦行進曲 | 瀬戸口藤吉 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 敷島艦行進曲 | 瀬戸口藤吉 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 軍艦旗 | 瀬戸口藤吉:作、斉藤丑松:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 連合艦隊行進曲 | 山田耕筰 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 大海軍行進曲(ビッグ・マーチ) | 山田耕筰:作、海軍軍楽隊:編 | 横須賀海兵団軍楽隊/藤咲源司 |
| 旅順陥落行進曲 | 吉本光蔵 | 帝国海軍軍楽隊/佐藤清吉 |
| 大東亜戦争海軍の歌 | 橋本国彦:作、片山正見:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 愛国行進曲 | 瀬戸口藤吉:作、斉藤丑松:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 日の丸行進曲 | 細川武夫:作、海軍軍楽隊:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 行進曲「大平洋」 | 布施元:作、斉藤丑松:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 行進曲「紀元二千六百年」 | 森義八郎:作、江口夜詩:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 国民進軍歌 | 松田洋平:作、海軍軍楽隊:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 体育大行進 | 江口夜詩:作、瀬戸口藤吉:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 勝利の生産 | 信時潔:作、海軍軍楽隊:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 婦人愛国の歌行進曲 | 瀬戸口藤吉:作、江口夜詩:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 国民の意気 | 斉藤丑松 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 千代田城を仰ぎて | 江口源吾 | 帝国海軍軍楽隊/佐藤清吉 |
| 若人よ! | 橋本国彦:作、海軍軍楽隊:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 行進曲「少国民進軍歌」 | 佐々木すぐる:作、海軍軍楽隊:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 行進曲「学徒空の進軍」 | 大内健三郎:作、堀内敬三:編 | 陸海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 日章旗の下に | 中山晋平:作、海軍軍楽隊:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 偉大なる武人 | 小原政治 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 行進曲「勝鬨」 | 内藤清五:作、片山正見:編 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 君が代行進曲 | 吉本光蔵 | 帝国海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 先に書いた「軍歌 戦時歌謡大全集」を編集した際、その中に収録しきれなかった音源を中心に、軍楽隊(吹奏楽のみによる)の演奏に焦点を当てて3枚のCDにしたものがこれである。当時のSP盤を、レーベルの枠を越えて集めるというコンセプトはここでもそのまま活かされており、非常に資料的価値の高いものとなっている。山口常光の指揮による演奏などは実に興味深い。ここに収録されている作品は他の音盤で聴けるものも交ざっているものの、やはり当時の演奏で聴けるというのは一つの大きな特長である。また、なかなか他では聴けない作品も少なくなく、特に海軍のほうに収録されている山田耕筰「ビッグマーチ」や橋本国彦の作品、信時潔や中山晋平の作品などは特筆すべきものである。行進曲に限定されているのが残念といえば残念か。 なお、ここでは2枚しか挙げなかったが、残る一枚は「秘蔵名盤篇」である。これは特にここで紹介するほどではない、と判断したが、コレクターの方には気になるものであろうから、その存在は記しておきたい。CD発売番号は「KICG 3072」(キングレコード)。 |
||
| 君が代(英語版?) | 林廣守 撰 | 前場コウ(歌) |
| 君が代 | 林廣守 撰 エッケルト:編 |
陸上自衛隊中央音楽隊/野中図洋和 |
| 君が代(初代) | フェントン | 海上自衛隊東京音楽隊/青木凱征 |
| 君が代(和歌披講) | 古謡 | 芝祐靖、石川高、八木千暁、田渕勝彦 |
| 君が代(雅楽版) | 林廣守 撰 | 宮内庁楽部 |
| サザレイシ(保育唱歌) | 東儀頼玄 | 小林綾子(歌)、芝祐靖(和琴、笏拍子) |
| 君が代(小学唱歌) | 源頼政(第二節) 稲垣千頴:補作詞 賛美歌 |
小林綾子(歌) 角聖子(リードオルガン) |
| 君が代 | 林廣守 撰 | 藤山一郎(歌と歌唱指導)、青山繁子(ピアノ) |
| 君が代 | 林廣守 撰 | 吾妻婦人音楽連中 |
| 君が代(ラッパ譜) | 作者不詳 | 陸軍戸山学校軍楽隊 |
| 君が代 | 林廣守 撰 エッケルト:編 |
納所文子、納所辧次郎、村田操、澤田孝一 |
| 君が代 | 林廣守 撰 エッケルト:編 |
本郷小学校生徒 |
| 君が代 | 林廣守 撰 エッケルト:編 |
木下保、内田栄一、斉藤静子、黒沢貞子 陸軍戸山学校軍楽隊/辻順治 |
| 君が代(雅楽版) | 林廣守 撰 | 宮内省楽部 |
| 君が代(ラッパ譜)〜君が代 | 作者不詳 〜 林廣守 撰 エッケルト:編 |
海軍軍楽隊/内藤清五 |
| 君が代 | 林廣守 撰 近衛秀麿:編 |
伯林フィルハーモニック管絃楽団/近衛秀麿 |
| 君が代変奏曲 | 宮城道雄 | 宮城道雄、時田初枝、牧瀬喜代子 |
| 大日本帝国国歌行進 | エッケルト | 陸軍戸山学校軍楽隊/春日楽長 |
| 君が代行進曲 | 吉本光蔵 | 海上自衛隊東京音楽隊/青木凱征 |
| 日本のメロディによる即興曲 | H.Busser | 早川りさこ(ハープ) |
| 君が代変奏曲 | 成田為三 | 角聖子(ピアノ) |
| 君が代 (連合国国歌によるパラフレーズ 作品96より) |
林廣守 撰 A.Glazounow:編 |
日本フィルハーモニー交響楽団/西本智実 |
| 歌劇「蝶々夫人」第一幕より | G.Puccini | 佐藤ひさら、福井敬、折江忠直、松浦健 東京フィルハーモニー交響楽団/福森湘 |
| 歌劇「戦争」第三幕より | A.Gailhard | アンサンブル・ヴェルソー/内藤裕史 清水良枝(ピアノ) |
| 御大典奉祝前奏曲 〜「君が代」を主題とせる | 山田耕筰 | 東京都交響楽団・東京混声合唱団/山田一雄 |
| さとわの夢 | 林廣守 撰 Wong Wing Tsan:編 |
Wong Wing Tsan(シンセサイザー) |
| 幾つかの理由があってこのCDを取り上げる。 君が代の制定は、日本の吹奏楽誕生とほぼ同時期のことであった。そのため、吹奏楽(軍楽隊)との関連がとても強く、フェントンやエッケルトという軍楽隊の指導者に作曲や編曲を依頼している。また、初演は吹奏楽編成で行われている。吹奏楽編成で国歌の初演が行われた理由には、当時の西洋音楽の定着の仕方が背景としてあり、吹奏楽という形態が社会的に如何なる用いられ方をされていたかが、この君が代の歴史を追うことで分かる。このCDの解説はとても充実しており、当時の吹奏楽の在り方を知るのに大きな助けとなる。 また、ここに収録されている曲には他ではあまり耳にすることのできない吹奏楽曲がある。エッケルトの「大日本帝国国歌行進」がそれである。他にも、吹奏楽ではないが山田耕筰「御大典奉祝前奏曲」もとても壮大な作品で面白い。 他、「吾妻婦人音楽連中」の演奏にも注目したい。「ゲイシャ・ブラス・バンド」とも呼ばれる彼女らによるこの録音は、日本で最初期のアマチュア吹奏楽団によるものであり、日本初の洋楽曲のレコード録音であったと言われている。 「君が代」論争は教育の現場において、それも音楽科の教員にとっては大きな問題となることがある。吹奏楽の指導者に意見が求められることもあるかもしれない。そのような時、きちんとその成立経緯を理解しておくことは、肯定するにせよ否定するにせよ、無責任な発言を回避するために必須と言えるだろう。 |
||
| 行進曲「軍艦」 | 瀬戸口藤吉 | 海上自衛隊東京音楽隊/谷村政次郎 |
| 敷島艦行進曲 | 瀬戸口藤吉 | 海上自衛隊東京音楽隊/谷村政次郎 |
| 君が代行進曲 | 吉本光蔵 | 海上自衛隊東京音楽隊/竹村純一 |
| 立派な兵隊 | 大沼哲 | 陸上自衛隊中央音楽隊/野中図洋和 |
| 連合艦隊行進曲 | 山田耕筰 | 海上自衛隊東京音楽隊/谷村政次郎 |
| 愛国行進曲 | 瀬戸口藤吉 | 海上自衛隊東京音楽隊/谷村政次郎 |
| 大平洋行進曲 | 斉藤丑松 | 海上自衛隊東京音楽隊/谷村政次郎 |
| スポーツ・ショー行進曲 | 古関裕而 | 陸上自衛隊中央音楽隊/野中図洋和 |
| コバルトの空 | レイモンド服部 | 陸上自衛隊中央音楽隊/野中図洋和 |
| 大空 | 須摩洋朔 | 陸上自衛隊中央音楽隊/野中図洋和 |
| 祝典行進曲 | 團伊玖麿 | 陸上自衛隊中央音楽隊/野中図洋和 |
| オリンピック行進曲 | 古関裕而 | 陸上自衛隊中央音楽隊/船山紘吉 |
| 万国博マーチ | 川崎優 | 海上自衛隊東京音楽隊/竹村純一 |
| 優雅な行進曲 | 藤田玄播 | 陸上自衛隊中央音楽隊/船山紘吉 |
| ブルー・インパルス | 斉藤高順 | 航空自衛隊航空中央音楽隊/進藤潤 |
| 白銀の栄光 | 山本直純 | 陸上自衛隊中央音楽隊/船山紘吉 |
| シンコペーテッド・マーチ「明日に向って」 | 岩井直溥 | 陸上自衛隊中央音楽隊/野中図洋和 |
| 秋空に | 上岡洋一 | 陸上自衛隊中央音楽隊/野中図洋和 |
| きらめく波光 | 矢部政男 | 陸上自衛隊中央音楽隊/野中図洋和 |
| マーチ「カタロニアの栄光」 | 間宮芳生 | 陸上自衛隊中央音楽隊/野中図洋和 |
| これまでに挙げた洋楽史のCDはいささか専門すぎて、学術目的やコアなコレクター以外の人はよほど興味を持った人でなければ手を出さないようなものと言わざるをえない。そこで、もっと一般向けというか、広く浅く日本の洋楽史を吹奏楽(マーチ)の観点から概観できるものを一つ紹介してみたいと思う。 似たようなCDは他にもある。特に日本クラウンから発売されている「吹奏楽大全集vol.3 祝典行進曲/日本マーチ集」(CRCI-20351)とどちらを紹介するかは迷った。重複する曲は多いが、こちらには山田耕筰のものが含まれており、日本クラウンのものにはルルー「陸軍分列行進曲」が含まれている、という違いが大きい。また、こちらのキング盤の方が岩井作品が含まれているなど楽曲の正確においての選択の幅が広く、特に邦人コンサートマーチの最高傑作の一つとの声が高い間宮作品が含まれているのも最終的にこちらを紹介した理由の一つである。それ以外の点では主要な曲はどちらにも収められているので、この点で選択するとよいだろう。 |
||