海外作品・吹奏楽作品集・音楽史




・「MUSIQUE ET REVOLUTION」
曲名

作曲者

合唱団、独唱

パリ警視庁吹奏楽団
Orchestra d'harmonie
 des gardiens
 de la paix de Paris

クロード・ピシュロー:指揮
Claude Pichaureau



フランス軍合唱団(1)
Choeur de l'armee
Francaise


クール・ジョア・ラ・
 ゴンドワール合唱団(2)
Chorale a choeur
joie la Gondoire


パリ民衆合唱団(3)
Chorale populaire de Paris



Sop.独唱
エドヴィグ・プルフェッティ
Edwige Perfetti

Ten.独唱
ティベール・ラファリ
Tibere Raffali

Bar.独唱
ジル・カシュマル
Gilles Cachemaille
7月14日の歌
Le Chant du 14 Juillet
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック
Francois-Joseph GOSSEC
合唱(1)
哀悼行進曲
Marche Ingubre
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック
Francois-Joseph GOSSEC
 
ラ・マルセイエーズ(ゴセック編)
La Marseillase
クロード=ジョゼフ・ルジェ・ド・リール
Claude-Joseph ROUGET DE L'ISLE
Sop.、Ten.
合唱(2)
ヴォルテールへの讃歌(詩:ヴォルテール)
Hymne a Vpltaire
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック
Francois-Joseph GOSSEC
合唱(1)
軍隊行進曲第一番
Premiere Marche Militaire
シャルル=シモン・カテル
Charles-Simon CATEL
 
自由への捧げもの
L'Offrande a la Liberte
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック
Francois-Joseph GOSSEC
 
《人民よめざめよ》
"Peuple , eveille-toi"
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック
Francois-Joseph GOSSEC
合唱(1)
序曲ハ調
Ouverture en ut
シャルル=シモン・カテル
Charles-Simon CATEL
 
ヴェルサイユの民の讃歌
Hymne des Versaillais
フランソワ・ジルースト
Francois GIROUST
Ten.
合唱(2)
自由への讃歌
Hymne a la nature
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック
Francois-Joseph GOSSEC
合唱(1)
合唱(2)
トゥーロンの奪回についての讃歌
Hymne sur la reprise de Toulon
シャルル=シモン・カテル
Charles-Simon CATEL
合唱(1)
テ・デウム
Te Deum et Domine Salvum
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック
Francois-Joseph GOSSEC
合唱(1)
出陣の歌
Le Chant de Depart
エティエンヌ=ニコラ・メユール
Etienne-Nicolas MEHUL
Sop.、Ten.
合唱(3)
軍隊行進曲
Marche Militaire
ジャン=グザヴィエ・ルフェーブル
Jean-Xavier LEFEVRE
 
行軍演習
Pas de Manoeuvre
ジャン=グザヴィエ・ルフェーブル
Jean-Xavier LEFEVRE
 
バラとヴィアラについてのオード
Ode sur Bara et Viala
ジュゼッペ=マリア・カンビーニ
Giuseppe-Maria CAMBINI
Ten.、Bar.
共和国軍兵士の突撃歩
Pas de charge republicain
ジュゼッペ=マリア・カンビーニ
Giuseppe-Maria CAMBINI
合唱(2)
最高存在への讃歌
Hymne a l'Etre Supreme
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック
Francois-Joseph GOSSEC
合唱(2)
軍隊行進曲
Marche Militaire
ルイ=エマニュエル・ジャダン
Louis-Emmanuel JADIN
 
行軍演習
Pas de Manoeuvre
ルイ=エマニュエル・ジャダン
Louis-Emmanuel JADIN
 
序曲
Ouverture
ルドルフ・クルドゼール[クロイツァー]
Rodolphe KREUTZER
 
王たち、大貴族たち、僧侶たち
Les Rois , les Grands , les Pretres
ジュゼッペ=マリア・カンビーニ
Giuseppe-Maria CAMBINI
Ten.
サンフォニー
Symphonie
ルイ=エマニュエル・ジャダン
Louis-Emmanuel JADIN
 
軍隊行進曲第四番
Marche Militaire no 4
シャルル=シモン・カテル
Charles-Simon CATEL
 
フルリュスの戦い
La Bataille de Fleurus
シャルル=シモン・カテル
Charles-Simon CATEL
合唱(1)
序曲1794
Ouverture 1794
ルイ=エマニュエル・ジャダン
Louis-Emmanuel JADIN
 
パンテオン讃歌
L'Hymne du Pantheon
ルイジ・ケルビーニ
Luigi CHERUMINI
合唱(1)
大砲
Les Canons ou La reponse au salpetre
ニコラ・ダレーラック
Nicolas DALAYRAC
Bar.
行軍演習
Pas de Manoeuvre
フランソワ=ルネ・ジュボエール
Francois-Rene GEBAUER
 
行軍演習
Pas de Manoeuvre
ミシェル=ジョゼフ・ジュボエール
Michel-Joseph GEBAUER
 
軍艦《復讐者》についてのオード
Ode sur le Vaisseau "Le Vengeur"
シャルル=シモン・カテル
Charles-Simon CATEL
Bar.
序曲
Ouverture
イヤサント・ジャダン
Hyacinthe JADIN
 
フェローを追悼する葬送歌
Chant Funebre a la Memoire de Feraud
エティエンヌ=ニコラ・メユール
Etienne-Nicolas MEHUL
Bar.
行軍演習
Pas de Manoeuvre
フレデリック・デュヴェルノワ
Frederic DUVERNOY
 
サンフォニー
Symphonie
シャルル=シモン・カテル
Charles-Simon CATEL
 
行軍演習
Pas de Manoeuvre
エティエンヌ・オズィ
Etienne OZI
 
夫婦の祭典のための讃歌
Hymne pour la Fete des Epoux
エティエンヌ=ニコラ・メユール
Etienne-Nicolas MEHUL
Sop.、Ten.、
Bar.
結婚への讃歌
Hymne a l'Hymen
ニコラ・ピッチーニ
Nicolo PICCINI
Sop.、Ten.
感謝の念への讃歌
Hymne pour la Fete de la Reconnaissance
ルイジ・ケルビーニ
Luigi CHERUMINI
Ten.
序曲
Ouverture
エティエンヌ=ニコラ・メユール
Etienne-Nicolas MEHUL
 
自由の木の植樹のロンド
Ronde pour la Plantation de l'Arbre de la Liberte
アンドレ=エルネスト=モデスト・グレトリー
Andre-ernest-Modeste GRETRY
Bar.
合唱(2)
自由の神殿の開堂式への讃歌
Hymne pour l'Inauguration d'un Temple de la Liberte
ジャン=フランソワ・ルスュウール
Jean-Francois LESUEUR
Ten.
オッシュ将軍の死に対する葬送讃歌
Hymne Funebre sur la mort du General Hoche
ルイジ・ケルビーニ
Luigi CHERUMINI
 
偉人たちの遺徳を讃えるための音楽
Musique pour celebrer la memoire des Grands Hommes
アントナン・ライヒャ
Antonin REICHA
 
 
 「音楽と革命」というタイトルのこの3枚組CDは、1800年頃のフランスの吹奏楽作品(合唱、独唱付きも含む)を集めたものである。上記作品の中で広く知られているのはカテル「序曲ハ調」くらいであろうが、実はこの曲がフランス革命の流れで1793年11月10日に「理性の神殿」と改名されたノートルダム大聖堂の開堂式の場で初演された、ということはあまり知られていない。同様に、フランス革命を記念する式典や副次的に行われたイヴェント(旧体制を破壊するなど)は1789年から20年ほどにかけて数多く行われており、そのための革命歌をはじめとする作品が実に多く書かれた(ベルリオーズ「葬送と勝利の大交響曲」もそうである)。演奏は主として屋外で盛大に行われたため、吹奏楽の形態を取ることがほとんどだった。
 軍隊行進曲は一部が音源化されているために比較的耳にすることもできるが、そうでないものはなかなか聴く機会がない。そうした意味でも合唱を伴う式典歌や序曲などを集めたこのCDはとても貴重な資料である。名を連ねている作曲家もゴセック、カテル、メユール、ケルビーニ、そしてライヒャと、いずれも当時のフランス作曲界を代表する錚々たるメンバーである。
 曲は1〜2分ほどのごく短いものから10分近くの曲ものと、その規模は多様である。なかでも演奏時間20分というゴセックの大曲「テ・デウム」に注目したい。これは、現・国歌「ラ・マルセイエーズ」がやはりゴセックによって吹奏楽に編曲されて式典でも演奏されるようになる(それまでは革命戦士の中で歌われていた革命歌である)まで、その役割を担っていた曲。太鼓と管楽器が各300人に低音補強のセルパン50人、それに合唱を加える、という大編成の曲である。
 なお、これらの演奏は多くにドンディーヌなどによる再オーケストレーションが行われているが、それはセルパンなどの当時の楽器を吹き替える処理であって、別に管弦楽からトランスクリプションしたというわけではない。これらは全て吹奏楽のオリジナル作品と言っても差し支えないだろう。



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