編集方針


 ここでは「NAPPの部屋」がどのような方針で作成されているかを書いています。


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このサイトにおける「吹奏楽」とは

 一口に「吹奏楽」と言っても、色々あると思われる。管楽器による合奏、すなわち金管バンド(ブラスバンド)や木管三重奏などのことも広義の意味では吹奏楽と言うことができるだろう。
 このサイトでは、もっと限定した「狭義の」吹奏楽を対象とし、「吹奏楽」と呼ぶことにする。 すなわち、「木管楽器と金管楽器をそれぞれ必ず含み、(打楽器を加えた)合奏形態。ごく少数の弦楽器を加えることもあり得る」としておこう。
 木管楽器のみ、あるいは金管楽器と打楽器、などの合奏形態は除外することにする。ただし、木管五重奏やハルモニースタイルなどに含まれるホルンは、慣習に従い木管楽器扱いとするが、明かに金管楽器的に使われている場合はこれを「吹奏楽」とすることもありえる(例:西村朗「フルートと管楽・打楽器のための協奏曲」)。 木管楽器と金管楽器のみで打楽器を含まない、というものは場合によっては吹奏楽とすることも想定している(ちょっと変ではあるが)。 また、サックスやユーフォニウムなどの特徴的な楽器についてだが、これらを含まないものも本質的に上記の定義に即した合奏形態であるとの理由から、これを吹奏楽とする。ただ、あまりにも「一般的に考えられている」吹奏楽というものの編成とは趣を異とするものについては、随時なんらかの注釈を加えていきたい。私の落ち度が見つかった場合、お知らせ願えれば幸いです。
 「ごく少数の弦楽器」というのは、コントラバスをはじめ、1〜2名のチェロやヴァイオリンなどのことである。これは、現実にアメリカ空軍バンドなどが編成として含んでいるにも関わらず吹奏楽団として確立していることがその理由である。ただし、合奏の中心が弦楽器に置かれないことが条件である(協奏曲を除く)。特に「現代作曲家の吹奏楽作品」のコーナーではこの区分が大きな意味を持っているので、そちらの説明(このページの下方)も参照してほしい。
 本来なら「弦抜きオーケストラ」と「吹奏楽」は、その「パートにおける人数」の相違(すなわち音色感の相違)の観点から明確に区別したいところだが、このために除外される曲があまりにも惜しいものが多い上に、上記の定義と多少矛盾する点があるので、その区別はしないこととする。
 吹奏楽の編成については色々と議論すべき点が多いため、コラムのコーナーでも触れることとしたい。
 なお、以上のことは私的な見解であり、公式見解ではない。


「吹奏楽全般について」について

 いわゆる「コラム」。あえて「吹奏楽の問題点」を多く取り上げている。が、これは決して「吹奏楽はだめだ」という非難ではなく、「今後の改善に向けて」の「問題提起」として書いているつもりである。これからの吹奏楽を考える上で決して避けられないことであると考えている。厳しい言い回しの箇所もあるかと思いますが、ご容赦下さい。
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・「寄稿欄」について

 当サイトに寄稿していただいた原稿を掲載したもの。
 掲載希望の方は、私までメールを下さい。ただし、必ずしも全ての原稿を掲載させていただいているわけではない。それなりに選定をし、当サイトの趣旨に則した意義のあるものだと判断したものに限っている。ちょっとした話題は掲示板のほうに願いたい。
 なお、文章の著作権は執筆者にあるが、掲載した責任は私にあります。
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「現代作曲家の吹奏楽作品」について

 いわゆる一般的に「現代音楽」とよばれる分野(主にオーケストラや室内楽)で活躍されている作曲家の吹奏楽作品を紹介している。 「吹奏楽以外の分野で有名な作曲家の作品、ということは、他の現代音楽と同等の芸術的レヴェルを持つ作品である」という勝手な理論のもとに作られている。 そのような作品を知ることで吹奏楽の可能性を探れたらと思う。 どういう基準で掲載する作曲家を選定しているか、については、主として「吹奏楽作品以外の音楽作品で、音楽関係書籍において名前の登場する人物」ということが基準となっている。権威主義、とのそしりは避けられないが、それが一般的なその作曲家に対する認知度の一つの尺度だと解釈してほしい。基本的に、紹介文はその「取り上げられている音楽関係書籍」の記述を参考としたもの。それら書籍は「参考文献」として同一ページに付されているので、ソースはそちらを確認のこと。
 そのため、吹奏楽では名前の知られている大家が記載されていない例が多々ある。もちろん、それらの人々の作品が音楽的に劣っている、というわけではないが(本当に劣っている人もなかにはいるが)、吹奏楽関係者以外の人に(会話として)通用しない人物を紹介するのは、ここでは避けたい。
 楽譜の方は可能なかぎり出版社を書いている。音源についてはとくに書いていない(録音されていないものが多すぎるため)が、ぜひ聴いておきたいものについてはCD紹介のコーナーで紹介しておきたいと思う。
 なお、ここには外国の作曲家は含んでいない。今一つ編成的な問題もあるし、データが不足しすぎているということもある。それよりは、まず身近な邦人作家から取り扱っていきたいと思う。 ゆくゆくは世界の作曲家を網羅したいところだが、時間と手段の問題でほぼ断念している。 それでも「どうしても紹介したい!」という人、作品はCDレビューや掲示板で紹介していきたいと思っている。
 「管楽アンサンブル編」では編成の小さい作品を扱っている。一般の「器楽アンサンブル」との区分は「金管と木管混成の管楽アンサンブルが演奏の中核となっている」のが基本的な条件。弦楽器は基本的にVc以下の低弦楽器のみを許容とした。打楽器(ピアノなどを含む)の有無は問わないこととした。「吹奏楽」との区分は「明確な人数規定が存在する」ことであり、このことから必然的に小編成が中心となった。
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「吹奏楽から見る西洋音楽史」について

 前述の「このサイトにおける吹奏楽」の定義に基づいた選別をしている。
 実のところ、どこまでを「音楽史的」とし、どこからを「現代作家」とするのかは判断が出来かねたし、本来区分するものではないと思う。今でも頭を悩ませているところだが、とりあえずは、「作風」と「存命であるか」などという観点で一応のラインを引いた。
 ごく数名の例外を除いて、基本的にアメリカの作曲家はリストから外してある。これは、アメリカの作曲家のほとんどが多くの数の吹奏楽曲を書いているために(逆に書いていない人のほうがはるかに少ない)、膨大な数になってしまい収集がつかなくなってしまうためである。
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「吹奏楽を聴く・読む」について

 ここでは、いわゆるクラシックに慣れ親しんできた方にも聴くに耐えられるのでは、というCDを集めて紹介したいと思う。スクールバンド向けや、あまり内容の伴っていないと(個人的には)思われる作品群が中心のCDは除外してあるので、いわゆる吹奏楽愛好者にはあまり受けがよいとは思えない。そのぶん、今まで聴いたことの無いような曲もかなりあるのでは、とも思っている。 CD評はかなり辛口目に書いている。 なお、CDの発売番号は変更されている場合があるので注意してください。
 立風書房より「200CD 吹奏楽名曲・名盤」という本が出ているが、当ページでは、なるべくこの本と内容的に重複することがないように、また違った視点から紹介する、というような方針をとりたいと思っている。ぜひ、この本を一読されておくことをお勧めする。
 同様に吹奏楽に関連する書籍の紹介も行っている。
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