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ブラスバンド、吹奏楽 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月14日(金)08時05分51秒
TH.KYさん

私も詳しいことを知らないので、質問ばかりですみません。

>「英国式」というのは、金管バンドと金管バンドの関係でつけられる
> 言葉ですよね。
すいません、この意味が分からないんですが。つまり「英国式」はブラスバンドと呼べるということなんですか?

>また一方アメリカでは、マーチングバンドで金管楽器をすべてフロントベルの
>形にして、大編成で演奏をしているところが多いですよね。これも金管バンドに
>分類できません?
木管楽器が入っていても、ほとんど聞こえないということですか?
つまりブラスバンドと呼べる例だと。

つまりブラスバンドという呼び名は、現在でも、わりとルースに使われているとおっしゃる訳ですか?

>あまりにも経験主義的であり、閉鎖的であり、社会の動向に気を
>配っているような動きは見せるのに、実は自分たちの思いこみに
>終始している、そんな面が見えるのですが・・・
吹奏楽の中で完結できる世界が作られているような気はします。
編曲ものを演奏することで、かなり広範なジャンルの曲に触れることはできるし、吹奏楽のCDだけをマニアックに集めることもできる(アメリカでは、ちょっと難しいかも)。まぁ合唱やっている人やアマオケにも、多少似た現象はあると思いますけど。仕事でやらないかぎり、そんなにいろいろな音楽に触れなければならないっちゅうこともないのではないかと。

現在、私のいる吹奏楽は 投稿者:TH.KY  投稿日:01月13日(木)22時38分43秒
 ご迷惑をかけて、大変申し訳ありません。

 日本社会における吹奏楽の社会的認知度の低さの原因なんですが、私が昔から感じているのは

 音楽面に関しては専門家を呼んだり、本を読んだり、現代ではCD、ビデオの類が、10年前に比べれば豊富にありますので楽になってきていますが、非音楽面、人間関係や組織作り、社会の中の自分たちの位置付けなどはほとんど全く気にとめていないように見えるです。
 あまりにも経験主義的であり、閉鎖的であり、社会の動向に気を配っているような動きは見せるのに、実は自分たちの思いこみに終始している、そんな面が見えるのですが・・・
 こういうことを書くと、今までは「それは音楽の話ではない!」と言われ続けていますので、ここではどうでしょうか?

ブラス・バンドの変化型? 投稿者:TH.KY  投稿日:01月13日(木)22時36分01秒
 あと
>>>>当時はブラスバンドと呼ばれていた
>>けれど、現在の分類法では違うという議論だったら有効だと思いますけど。
 という言葉を考えていたのですが、吹奏楽と金管バンドという考え方のほかに、金管バンドがあるのに木管バンドって聞かないなぁ、という考え方がありますよね。
 とすれば、「英国式」というのは、金管バンドと金管バンドの関係でつけられる言葉ですよね。
 それで思いついたのですけど、英国でもサクソルンシリーズ発表以前から金管バンドが存在していたと音楽之友社の吹奏楽講座に書いてあります。
 今ではサクソルン・バンドが主流となっていますが、それ以前の金管バンドとは、金管楽器の中でも異種混合である可能性が高いですよね。とすれば、サクソルン属の台頭で影が薄くなった金管異種混合バンドは、金管アンサンブルに吸収されたのではないでしょうか?現在アンサンブルといえば2人から5人ぐらいが標準ですが、10人前後での演奏の曲も、ないわけではないですよね。
 さらに非クラシック・吹奏楽の音楽では、たとえばジャズバンドやロックバンドでは人数によってバンドかアンサンブルか、という区別はあまりしないと思います。4人でも、バンドと呼ぶこともあります。
 また一方アメリカでは、マーチングバンドで金管楽器をすべてフロントベルの形にして、大編成で演奏をしているところが多いですよね。これも金管バンドに分類できません?

ブラス・バンドの歴史を少し 投稿者:TH.KY  投稿日:01月13日(木)22時34分49秒
>>TH.KYさんは、何かご存じですか? 教えて下さると、私も大変勉強になります。
 英国以外のヨーロッパの国は推測しかできませんが、米国式金管バンドは確認がとれています。赤松文治さんの書かれた文章です。
 アメリカに初めて吹奏楽が導入されたのは、1768年カナダに進駐していた英国の二つの連隊軍楽隊が、ボストンに進駐して演奏会を開いたのが嚆矢とされる。
当時のバンドの編成はオーボエ、バスーン、クラリネット、ホルン、ドラムスからなる小編成のものだったが、これらの楽器がアメリカでも発売されるようになり、アメリカ各地でバンドを創る気運が高まった。
 1773年に、ボストンで管楽器奏者とコーラス合わせて50名のバンドを創った。しかし、当時の不完全な楽器による合奏は一般に受け入れられず、挫折。
 1783年、ボストンでマサチューセッツ・バンドが組織される。後に名称がグリーン・ドラゴン・バンドと変わり、ボストン地区民間バンドの中で最優秀に。
その後、ボストン・ブリゲード・バンドに改称。マサチューセッツ第24連隊に所属。
 1806年、サレムという町にブリゲード・バンド創立される。マサチューセッツ州でボストン以外の町では初めてのバンド。木管楽器もあったけど1835年に金管バンドに。
 1839年にボストン・ブラスバンドという金管バンドが創設される。このバンドも軍に雇われるようになる。
 1837年、サレムにサレム・ブラスバンド創立。このバンドは編成が記録されていて、Ebビューグル、Bbビューグル、トランペット、アルトポストホーン、バリトン各1、トロンボーン4、バス2、小太鼓、大太鼓各1の計14名。
 1842年、アメリカン・バンド・オブ・プロヴィデンス創立。
 1852年、フェルトンス・ブラスバンド創立。後にベイ・ステート・バンドに改称。
(アメリカン・バンド・オブ・プロヴィデンスの編成。Ebビューグル、Ebコルネット、Bbビューグル、トランペット、ポストホーン、バリトン各1、アルト、テナー各2、バス3,小太鼓、大太鼓、シンバル各1、計16名)
 といった感じで、だいたい1834年を境にアメリカで金管バンドが高まり、同時期に高まっていた英国の金管バンドの影響がかなり見られるのですが、サクソルン・シリーズが発表される以前に盛り上がっていました。
 しかし木管楽器の改良もどんどん進み(ベーム・システムの普及か?)、  1853年、ニューヨーク第7連隊軍楽隊が金管バンドから木管を加えた編成に、 同年、ドットワースという人が自分のバンドに木管とサックスを加え、(しかしこのドットワース氏、この年に「ドットワース・ブラスバンド・スクール」という指導書を発行し、演奏更新に便利なように、サクソルン属楽器でベルが後ろ向きで、肩に担げるように変形させ、普及につとめたとか)
 1859年、ギルモアが楽長をしていたボストン・ブリゲード・バンドも木管を編入。
 1850年代後半には、アメリカの吹奏楽が転換期を迎え、ブラスバンドの全盛期は1/4世紀で終焉を遂げてしまいました。
(ペリーの黒船の来日が、1853年。黒船に乗っていた軍楽隊は正確にはわかりませんが、小太鼓、シンバル、フルートらしい横笛、トランペットもしくはコルネット、オーボエ、クラリネット、フラジオレットなどは最低限あったはずだ、と、これは團伊玖磨著 私の日本音楽史 NHK出版 の記述です)
 うーむ、省略に省略を重ねたため、訳が分からない文章になってしまったかもしれない。

個々の言葉 投稿者:TH.KY  投稿日:01月13日(木)22時33分20秒
>>これは吹奏楽を実際にやっている人からは、割と頻繁にいわれている主張で
>>はないですか? ブラス・バンドは金管楽器のみの編成バンドに使ってほし
>>いという。
 私の吹奏楽歴は15年で、多いのか少ないのか解りませんが、私の周囲では人から「あぁ、ブラバンかぁ」と言われるときに感じる蔑称の響きがイヤだと言う人はいても、間違っているからイヤだと言う人は、いません。

>>「blasorchester」というのを説明していただけませんか?どういう編成
>>のものなんですか?
 NAPPさんも書いておられますが、まぁ、「吹奏楽」の意味です。(管楽器だっけ?)
 昔の編成は時代によって様々ですが、とりあえず現代のはPiccolo,Flote,Oboe,Fagott,Klarinette(Alt,Bass含む),Saxophon(alt,tenor,bariton含む)Flugelhorn,Trompete,Horn,Tenorhorn,Bariton,Pusaune,Bass,Schlagzeug(Drumsのこと),Pauken(Timpani),Lyra-Glockenspielと手元の楽譜にあります。
 人数も必要かな?
 この楽譜を買ったとき、Tenorhorn(Baritone)とあり、Bariton(Euphonium)との明記があり、たまたま偶然同時期に取り寄せたBoosey&Hawkes社の楽器カタログでTenor Horn(Alto Horn)という表記があり、どういうことなんだろ、と調べてみましたら、音域を楽器名にしているわけだから、国によって種類が違う、Boosey&Hawkesのはヤマハやベッソンで馴染みがあるけど、ドイツ製のは異なる形状をしているのだろうと落ち着きました。Cla.にも独式ってありますよね。

>>では、これは「ブラス・バンドは金管楽器のみの編成バンドに使ってほしい」
>>という主張とは相対するわけではないのですね。
 はい。私は「吹奏楽をブラス・バンドというのは、間違いだ」という意見に賛成派でも反対派でもありません。懐疑派です。
「もしブラス・バンドに吹奏楽という意味が含まれているとするならば、どういう理由が考えられるだろう?」からスタートしました。

>>実は「送風楽器」という日本語は、初めて耳にしました。これ、何の訳語でしょうね?
 完全に私の想像ですが、日本にある、中学・高校・社会人向けの普通の英和辞典に、windの訳として一番に、「風」とあります。二番目か三番目に「息」や「管楽器」という意味がありますが、不思議なことに同じ人の編纂した和英辞典で「息」をひいてみると、breathなんですね。慣用句でwindが使われている例はあります。「吹く」はblowだし。
 日本では「風」と「息」を区別して考えているし、英語にもそれぞれの語がある。
なのになんで管楽器をwind instrumentと言うんだ?と悩んだ末、「送風」という言葉を作ったのではないでしょうか?(英語の名詞・動詞・形容詞が頭の中でごちゃごちゃになっていて、あんまり自信はありません)

 NAPPさんも書いておられますが、
>>なるべく新しい情報から考えた方がいいのではないかと。
 これは了解です。

>>何という楽器が「戦国時代に輸入されたオルガンからヒントを得」たのですか?
 あ、これは全くの想像で、史実とは関係ないです。すいません。

うぅ、すいません。 投稿者:TH.KY  投稿日:01月13日(木)22時31分46秒
 磯田さん、本当にどうもすいませんでした。
 NAPPさんや谷口さんへのレスで詳しいことを書きますが、磯田さんのこだわりをいろいろな雑誌で読んで、ホントにホントかな?といろいろと調べまして、吹奏楽の歴史、物語のような面白さ(資料が見つからなくてつらいのも多いですが)に辿り着きまして、感謝しているんです。
 う〜ん・・・

ヘンツェ「ラグタイムとハバネラ」は  投稿者:NAPP  投稿日:01月12日(水)22時42分35秒
「Dances and Rags」というCDに収録されていますよ。
ハンブルグ TELDEC発行、WARNER PIONEER レーヴェルです。
販売番号は WPCC-3427、別販売番号は 8.44136 です。
 録音は1988年。演奏はロンドン・ブラスです。

 このCDには他に、プレトリウス「テルプシコーレ舞曲集」、ファリャ「火祭の踊り」、ヴィラ=ロボス「マズルカ・ショーロ」などが収録されています。


明日、テストのため谷口さんへのレスは週末にさせてください。すみません。

Re: 講義内容 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月12日(水)13時26分04秒
実演っていいですよねぇ。今いる大学の先生は、日本語はできないのに尺八はうまくて。生の音ってすばらしいです。能楽というのは、結構オーディオで再生するのも難しいんじゃないかなぁ。

>なお、日本音楽史概論、民族音楽学には、それぞれ「日本音楽史特講」、「アジア音楽史特
>講」という上位講座が設けられており、それらは三年次より履修が可能となっています。
面白そう。うちの学校だと、先生の専門によって「インドネシアの音楽」、「南米の音楽」、「カリブ海の音楽」なんて風になってます。ポピュラー関連だと「ジャズ史」がスイングまでのとバップ以降のがあります。

>余談ですが、他に音楽と関係のある講座としては、(以下省略)
「ピアノ音楽史」「歌曲史」「オペラ史」とかは、こちらではLiteratureのクラスというものになってまして、歴史ではなくて、歌の先生とかピアノの先生が担当するみたいですね。演奏をすることも多いみたいですし。

「音楽産業論」「音楽ジャーナリズム概論」ってのはないですね。前者はAdministrationというのが、割と近いかな。ジャーナリズム概論って面白そう。アメリカの他の大学でも、ないんじゃないかなぁ。どんな感じなんだろう? 「環境音楽論」もないですね。シェーファーとかやるんだろうか?

>うちの学校は生徒はともかく先生は一流の人が揃っていまして、(以下省略)
豪華ですねぇ。私は学部は日本の地方大学だったんですが、集中講義で音楽美学に海老沢敏、西洋音楽史IIに東川清一(大学院--東京--では、足立美比古先生とともにお世話に)、東洋音楽史に故平野健次という顔触れでした。

丹羽正明さんといえば、フランス音楽の本でしたっけ? 田村進さんは確かポーランド音楽史。沼野雄司さんは、最近N響の解説に執筆してらしたのを読みました。

あと、うちの学校で面白そうなのは、「1945年以降の音楽」、「20世紀の様式」(学部)「無調分析法」(院)とかでしょうか。

講義内容 投稿者:NAPP  投稿日:01月11日(火)18時33分15秒
 日本音楽史概論、民族音楽学ともに、講義は主としてVTRやCDなどを用いて行われています。が、ごく稀に実演がなされることがあります。 日本音楽史概論のときは先生が能管を吹きましたし、民族音楽学では先生がシタールを実演しました。 講座によって多少異なるみたいですが、「実際の音に触れる」という講義は多いみたいです。
 なお、日本音楽史概論、民族音楽学には、それぞれ「日本音楽史特講」、「アジア音楽史特講」という上位講座が設けられており、それらは三年次より履修が可能となっています。残念ながら私は教職科目との兼ね合いで履修していないのですが(作曲科のカリキュラムではなぜか時間が重なっている。ピアノ科とかではそういうことがないのに)。
 余談ですが、他に音楽と関係のある講座としては、「西洋音楽史概論」「西洋音楽史特講」「管弦楽曲史」「ピアノ音楽史」「歌曲史」「オペラ史」「音楽教育史」「音響学」「音楽産業論」「音楽ジャーナリズム概論」「音楽心理学」「音楽工学」「環境音楽論」「音楽療法」「音楽美学」「音声学」「音楽社会学」「音楽享受論」「音楽物理」などがあります。
 専攻によって取れなかったりする講座もあります。ピアノ音楽史はピアノ科のみ、歌曲史は声楽科のみ、オペラ史は声楽科オペラコースのみだったりします。ですから、実際に学ぶことができるのはほんの一部ではあります。 ちなみに、私が履修した(している)のは西洋音楽史概論、日本音楽史概論、民族音楽学(兼:音楽学特講)、管弦楽曲史、音楽ジャーナリズム、音楽心理、音声学、音楽社会学です。あと一年ありますんで、あと3、4つほど履修したいと思っています。
 うちの学校は生徒はともかく先生は一流の人が揃っていまして、例えば私が履修しただけでも管弦楽曲史が丹羽正明、音楽社会学が田村進、音楽ジャーナリズムが横溝亮一、などなど。来年の管弦楽曲史は沼野雄司ですし、西洋音楽史特講は三善清達(学長、三善晃の兄)だったりします。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ケージの「58」の解説、何気なく開いてみたら、アレ?これ読んでないぞ?
ちょっと読んでみて気付く。以前書いた「会場ノイズが」という感想、あれってそういう問題ではないのですね。
 この曲は歴史的建造物のあちこちに58人の吹奏楽団員をバラバラに配置、中庭に向かって演奏する、というものだったんですね。しかも、全員にストップウォッチを持たせて、チャンスオペレーション・・・・・
 きちんとしたCDレビューを2月にでも書きます。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 田村文生先生作の吹奏楽伴奏のトランペット協奏曲「VOICE」ってのがあるんですが、これを初演した「今治市しまなみ吹奏楽団(仮称)」っていうのはどんな団体なんでしょう?できたばっかり?
 ちなみにこの曲、初演は1999年8月6日。 今治中央住民センターにて河上哲夫氏の指揮。ソリストはあの曾我部清典先生っす。

全然このページと関係ない 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月10日(月)18時35分54秒
のですが、大学でやられている「日本音楽概論」とか、民族音楽の授業ってどういう感じなのですか? とても興味があるので、もしよろしければ教えてください。
先生が演奏してくれたりするんですか? 生演奏とかやるんですか?

訂正 投稿者:NAPP  投稿日:01月10日(月)17時44分38秒
 今度は訂正。
「blasen」に相当する英語は「blow」でしたね。
熱で脳みそ煮えちゃったのかなぁ

 投稿者:NAPP  投稿日:01月10日(月)17時25分18秒
「Washington films Ethnic Music and Dances Series」は管・打楽器による合奏、というわけではないです。 ただ、映像なので楽器奏法や、実際の音がわかるからいいかな、と思ったので紹介させていただきました。

>とむさん
 日本音楽史概論・・・・・ あぁ、私が一番後ろで寝ていた講義(!?)。
風邪、はやく治さなきゃ。締め切りが・・・・・

ふたたび東京より 投稿者:NAPP  投稿日:01月10日(月)17時07分44秒
 ここ数日、風邪のためにダウンしておりレスをつけられませんでした。申し訳ございません。皆様も健康にはお気をつけなさいますよう!
 現在も少し「ぼ〜」っとするのですが、どうやらそうも言っていられないようですので・・・・・

>ブラスバンド
 この語が現在でも日本において「吹奏楽」という意味で使われる、ということは、磯田先生も書いておられるように「外来語の慣用的日本語化」ということがポイントなのでは。
 音楽にほとんど関心のない世の中の人々に「スイソウガク」って言っても「水槽学」なんて思われかねない、それほど「吹奏楽」という単語は一般的には浸透していないのではないでしょうか。それに対し「ブラスバンド」という単語は何故かは分からないけどよく知られている。それならば、と認知度の高い語を用いてしまうのではないでしょうか。もちろん、この誤用は耐えがたいものではあるのですが。乱暴な言い方をすれば「千葉にあるけど東京ディズニーランド、というのを千葉県民が怒っている」というのに似ていなくもない(?)
 「ブラスバンド」に「英国式」とつくのは、おそらくイギリスのものが最も体系的にまとめられているからでは、と推測します(確証は全くないのですが)。イギリス以外の国に金管合奏の形態がなかった、とはとても考えにくいからです。
 吹奏楽にしても、富樫康氏の著書(日本の作曲家:音友)中に「仏式編成」とか付いているものがありましたし、チェロを含む「アメリカ空軍式」スタイルなんてのもありますね。同じようにブラスバンドにも微妙に違う複数のスタイルが存在するのではないでしょうか? で、現在主流なのが「英国式」と。
イギリス人が自国で生まれたスタイルであることを強調するために「ぶりてぃっしゅ」と付けた・・・・・と考えるのは邪推かな。
 そうそう。ドイツ語の吹奏楽である「Blasorchester」の「blas」は、英語でいう「breathe」に近い語の動詞で(blasen)「吹く、吹奏する」などの意味があります。

>楽器分類
 日本において「管楽器」という語が「吹奏楽器」という語と同義になってしまっているのは、ひとえに日本の雅楽などの伝統がその下敷きにあるからでして、それを西洋音楽の分類に当てはめてしまうこと自体に無理があると考えます。
 また、楽器の分類法には複数種類あり、「発音システム的分類」とか「奏法的分類」とかありますよね。どうもそれら違う分類法によるものを同列に扱って、複数の分類に属するからダメ、という見方がなされているような気がするのですが。

>TH.KYさん
 やはり、私も「現代の」楽器分類などを論ずる場合は資料は新しいものも参考に出されるとよろしいかと。「当時の」考え方は研究の末に撤回されることもあるようですから。堀内、野村編集の「音楽事典」の改訂版とも言える「新音楽事典」の「管楽器」の項には「通常は自由気鳴楽器(リード・オルガン属など)は含まず」と書いてあります。
 日本の作曲家のほぼ全員が使用している伊福部昭「管絃楽法」ですら「フルート奏者の所持するフルートは木製のものと金属製のものが半々の割合」と書かれているのです(最新版でも)。それほど、当時の音楽通論と現在のものは異なっているのです。
 それと、「民俗音楽は私もふか〜く考えているわけではないので、置いておいてください。」と書いておられるようですが、それならば何故「私のスタンスって芸術としての吹奏楽ではなく、民俗音楽(民族ではなく)としての吹奏楽ですので、あんまり長居をすると悶着が起こることが容易に想像できますんで、あんまり書けない」のですか?

>磯田先生
 う〜ん、やはり名前の売れている人の宿命ですかね。ご不快な感じをお受けになられたのでしたら申し訳ございませんでした。数々の書きこみ、どうも有難う御座いました。
 もし気がお向きになられたら、また書きこんでください。私としてもご意見を伺いたい、質問したいことがあったりしますので・・・・・
 そうそう、民族音楽の話ですが、インドの音楽の合奏形態・理論に関するヴィデオを以前、民族音楽学の講義(小日向先生)で見た覚えがあります。私が見たのはインドだけでしたが、シリーズもので色々な国を扱っているみたいです。たんなる番組ではなく、ちゃんと音楽研究のために制作された「民族誌的映像作品」と銘打ってあります。ただし、英語。
 「Washington films Ethnic Music and Dances Series」 ワシントン大学が1960年代に編集したもの、だそうです。それ以上のことはちょっと・・・・・

>JUNさん
 う〜ん、N響アワーではちょっと映像が見にくかったかもしれませんね。あと、水滴の音とかが聞こえにくかったですね。
 個人的にはグヴァイドゥーリナの、筝を弓で弾いたりワイングラスでぶったたく、あの曲は大好き。

楽器学の分類法 投稿者:とむ  投稿日:01月10日(月)16時46分30秒
「日本音楽史概論」という講義で私が接したのは、管楽器ー気鳴楽器その中でも”リードを有するもの”と”そうでないもの”で分けられていました。
手元の資料で調べますと、気鳴楽器の分類は発音の方法にしたがって<トランペット属><フルート属><リード属><ハーモニカ属>に分けられて、またさらに細かく分けてあります。

オルガンやハーモニカ属の場合は確かに気鳴楽器ではありますが、鍵盤楽器の特徴が強いですよね。とむの認識はこのくらいなのですが・・・。

>「門」
実際に観に行ったので、あの作品をどのように放送するのか・・・と思って観ていましたが、あの作品は映像の指示もTan Dunがしているので、放送されたものはチェックが入っていないように思われました。演奏を撮るといったカンジでしたね。(そのおかげで、演奏家の細かい動きを見る事ができました)でもああいう空間を撮るのは大変だろうなぁ。作るのも大変だろうなぁ。とむ的には楽しかったです、はい。

NAPPさ〜ん、風邪大丈夫ですか?

タン・ドゥンの『門』 投稿者:Jun  投稿日:01月10日(月)07時26分25秒
昨晩のN響アワー、観ました。
オーケストラ・シアターというタイトルがぴったりでしたね。
音楽がどちらかといえばBGM的だったのがやや残念。「疑似オペラ」とでも考えればいいんでしょうね、きっと。
3人?のソリストの中では、人形の小春が一番妖しくて、しかも怖かった!辻村ジュサブローの人形を間近に観たのはNHKの『新八犬伝』(NAPPさんは分からないだろうなー!?)以来でしたか。人間よりも存在感がありました。
客席で演奏したVnのメンバーからはずいぶん不満の声も上がったようですが(笑)、パフォーマンスとしては優れた出来映えだったと思います。
N響がこういう作品を積極的に取り上げることの意義も評価すべきですね。
(Obの茂木さんの文章によれば、昨年のグバイドゥリーナの委嘱作は?だったようですが。)

http://www.freepage.total.co.jp/junmwn/index.html


その2 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月10日(月)05時15分10秒
>wind instrumentですが、「管楽器」でもいいし、「送風楽器」でもいいと思います。
では、どうして「吹奏楽器」は誤訳になるのですか? 送風するのが人間であるから?

> 驚いたのですが、「ブラス・バンドとは本来金管バンドのことであり云々」という
>意見は(少なくとも日本では)以前からあったことなのに、現代人はそれら先人の努力の
>ことを、気にもしないことです。
(中略)
> wind instrumentすなわち吹奏楽器であり、wind bandも吹奏楽団だよという日本人の
>普通に思う考えだと思います。
> しかし、そう考える人達はいたのに、フェネル氏の思想と行動が日本にやってくるまで、
>なんで主流にはなれなかったのか、という視点が現代人にはないのですね。
では、これは「ブラス・バンドは金管楽器のみの編成バンドに使ってほしい」という主張とは相対するわけではないのですね。

>堀内敬三、野村良雄 編集代表の「音楽事典 楽語篇(初版本)」
う〜ん、ずいぶん世代の古い事典のような。

>「管楽器:言葉の上では音管を使用する楽器の総称と限定すべきであるが、欧州語の
>送風楽器という意味の語を日本古来の言葉に当てはめようとしたものであるから
>そこに、少なからぬ矛盾を生じている。
実は「送風楽器」という日本語は、初めて耳にしました。これ、何の訳語でしょうね?ご存じですか?

>西洋楽器の場合は木管、金管、オルガン等の外に、
>音管を使用しないリード・オルガン属の楽器も含まれるし、人間の発声器官をも管楽器の
>一種と見なしても差支えない。
どうもクルト・ザックスの「気鳴楽器」のように思えてならないなぁ。

> つまり日本の伝統音楽に於いては管楽器すなわち吹奏楽器であり、鍛冶屋さんが
>使っていた「ふいご」を楽器に利用しようという発想がなかったわけです。
> ですから現代日本人も、オルガン、パイプオルガン、アコーディオン、ハーモニカ等も
>管楽器であるという発想がないために、すっと管楽器すなわち吹奏楽器と思うわけです。
>
(中略)
>
>日本語に限定すれば、それもおかしくはない。
西洋でもオルガン、パイプオルガン、アコーディオンは「keyboard instruments」といい、wind instrumensとは言わないのでは?

ようするに、人間が空気をいれるか入れないかで管楽器と吹奏楽器を分けようという考え方なんですね。あまりスタンダードではないですけど、一つの考え方としては、分からなくもないです。

>なお、管楽器に類する日本語としては吹奏楽器という語も
>あるが、吹奏楽を連想せしめて、主に人の息を吹きこむ楽器に限られるから、厳密には
>別の含みを持つ言葉である」とあります。
「吹奏楽を連想せしめて」というのは、あまりすきな物言いじゃないけど、これがTH.KYさんの主張につながっているようですね。

民族音楽学では、人間か機械かに関わらず、空気をもって鳴らす楽器を「気鳴楽器」と分類しているようですよ。こちらの方がより幅広い音楽に無難にあてはめられるのではないでしょうか。結局堀内・野村の記述は民族音楽学者(比較音楽学者)ザックスの分類法を手に入れて、それが主流だ、といいたかったのだろうけど、「気鳴楽器」は吹奏楽器の上位概念でしかないということを誤解したという感じがします。

もし時間がございましたら、一度本屋さんで、柘植元一・塚田健一 編の『はじめての世界音楽』(音友)の裏表紙見開きにある楽器(音具)分類法をご覧になることをお勧めします。ハーモニカもリードを使ったオルガンも、「気鳴楽器」の下に分類できると思います。なるべく新しい情報から考えた方がいいのではないかと。

>(戦国時代に輸入されたオルガンからヒントを得ても、その技術は切支丹・バテレンの
> 技だとして、使えなくなったのかもしれませんが)
何という楽器が「戦国時代に輸入されたオルガンからヒントを得」たのですか?

管楽器、吹奏楽器、送風楽器(長文) 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月10日(月)05時14分38秒
>吹奏楽をブラス・バンドと呼んでいる人にかなり強い言葉を
>使っている
これは吹奏楽を実際にやっている人からは、割と頻繁にいわれている主張ではないですか? ブラス・バンドは金管楽器のみの編成バンドに使ってほしいという。

昔のことは昔で、日本もそういう状況だったというのはあるでしょう。ですが、現在の私たちは吹奏楽とブラスバンドは分けた方がいいのでは、というのが磯田さんの主張になっているということではないのでしょうか?

#間違っていたらごめんなさい。磯田さん。

>>それを認めると、ブリティッシュ・スタイルのブラスバンド
>>は、何と呼べばいいのでしょうか・・・。
>金管バンドのことをブラス・バンドと呼ぶのは事実ですが、ちょっと視点を変えます。
「英国式」というからには、他の国の金管バンド事情はどうなんでしょうか?あったとかなかったとかいう問題よりも、当時はブラスバンドと呼ばれていたけれど、現在の分類法では違うという議論だったら有効だと思いますけど。

> たとえばアドルフ・サックスの祖国ベルギーや、saxhornシリーズ発表の地である
>フランスにはなかったんでしょうか?当時大陸軍・軍楽隊を誇った新興国ドイツでは?
>新大陸アメリカは?
TH.KYさんは、何かご存じですか? 教えて下さると、私も大変勉強になります。

> あとこれは人から聞いた意見なんですが、
>「まず初めにドイツのblasorchesterがあった。それをイギリス人が輸入したのだけど、
>そのときorchesterをbandと翻訳したのはともかく、blasとbrassを間違えた。
>だからbrass bandは誤解の上に成立・発展したスタイルなんだ」
私は人の噂というのは用心してしまう方なのですが、もしよろしければ、「blasorchester」というのを説明していただけませんか?どういう編成のものなんですか?

> というのがあります。私もこの説を採るとすれば「間違えたか、洒落たか」なら
>ありうるんじゃないかな、と表現を和らげますが。
この当たりは専門の音楽辞典をご覧になった方がてっとり早いという気もしますね。

TH.KY様。ありがとうございます。 投稿者:磯田健一郎  投稿日:01月10日(月)02時07分55秒
いろいろとご意見ありがとうございます。さらに研鑚を積ませて頂きます。
ただ、個人的な批判、あるいは論議という旨でしたら、ぜひご本名で、出版社なりなんなりに書状でしていただければ、とも思います。このBBSでは、ご迷惑になりかねませんし。今回のresも、自粛致します。
よろしくお願い申し上げます。

やはり、こういう人間がいると、BBSの雰囲気を悪化させることもあると思いますし、趣旨がずれることもあるかと存じますので、今後は書きこみは控えさせて頂こうと思います。勝手な物言いで、申し訳ございませんが、よろしくご理解ください。

皆様、いろいろとありがとうございました。

吹奏楽器・・・ 投稿者:TH.KY  投稿日:01月10日(月)00時38分06秒
 谷口様、レスありがとうございます。
 民俗音楽は私もふか〜く考えているわけではないので、置いておいてください。
 wind instrumentですが、「管楽器」でもいいし、「送風楽器」でもいいと思います。
 驚いたのですが、「ブラス・バンドとは本来金管バンドのことであり云々」という意見は(少なくとも日本では)以前からあったことなのに、現代人はそれら先人の努力のことを、気にもしないことです。
 古本屋で見つけたのですが昭和21年(1946年)に銀書院という出版社発行、小泉洽(さんずいに合という字)という人の著で「音楽辞典」が発行されました。
brass bandを吹奏楽隊、brass windをホルン、トランペット、トロンボーンなどをいう、という記述のほかに、Wind bandの項があり、1、軍楽隊、主に吹奏楽器の為に作曲されたものを演奏する楽団、2、String(弦楽器)に対して、オーケストラの吹奏楽器全般、3、吹奏楽器の奏者又はその為の分譜 とあります。
 wind instrumentすなわち吹奏楽器であり、wind bandも吹奏楽団だよという日本人の普通に思う考えだと思います。
 しかし、そう考える人達はいたのに、フェネル氏の思想と行動が日本にやってくるまで、なんで主流にはなれなかったのか、という視点が現代人にはないのですね。

 昭和29年(1954年)音楽之友社発行で堀内敬三、野村良雄 編集代表の「音楽事典 楽語篇(初版本)」にありました。(最新版では変えられている?)
「管楽器:言葉の上では音管を使用する楽器の総称と限定すべきであるが、欧州語の送風楽器という意味の語を日本古来の言葉に当てはめようとしたものであるからそこに、少なからぬ矛盾を生じている。西洋楽器の場合は木管、金管、オルガン等の外に、音管を使用しないリード・オルガン属の楽器も含まれるし、人間の発声器官をも管楽器の一種と見なしても差支えない。なお、管楽器に類する日本語としては吹奏楽器という語もあるが、吹奏楽を連想せしめて、主に人の息を吹きこむ楽器に限られるから、厳密には別の含みを持つ言葉である」とあります。

 つまり日本の伝統音楽に於いては管楽器すなわち吹奏楽器であり、鍛冶屋さんが使っていた「ふいご」を楽器に利用しようという発想がなかったわけです。(戦国時代に輸入されたオルガンからヒントを得ても、その技術は切支丹・バテレンの技だとして、使えなくなったのかもしれませんが)
 ですから現代日本人も、オルガン、パイプオルガン、アコーディオン、ハーモニカ等も管楽器であるという発想がないために、すっと管楽器すなわち吹奏楽器と思うわけです。 日本語に限定すれば、それもおかしくはない。

 ところでフェネル氏以前のwind ensembleという言葉の使われ方、非・日本吹奏楽では今でも使われているのでしょうか?それとも滅びてしまったのでしょうか?

金管バンド・・・ 投稿者:TH.KY  投稿日:01月10日(月)00時36分15秒
 磯田さん、不愉快な思いをさせてしまってすいません。
 しかし、私が何でブラス・バンドという言葉にこだわっているかというと、磯田さんが今までに様々な雑誌等で吹奏楽をブラス・バンドと呼んでいる人にかなり強い言葉を使っているために、ホントにホントにそうなのか?と疑問に思って調べてみたからなのです。
 その結果のわかった範囲のことだけでも私の周囲の否定派の人達に話してみても、その人達はまるで「磯田さんの意見をそのまま自分の意見としている」かのようで、本に書いてない意見を言われるとどう対処してよいかわからなくなるのか、会話が止まってしまうんです。「あぁ〜、なるほど〜」とか「知らんわい。俺は音楽学者じゃ、ね!」という感じで。
その場で「それは違うんだよ。なぜかと言うと・・・」という人は、いないんです。

>>それを認めると、ブリティッシュ・スタイルのブラスバンド
>>は、何と呼べばいいのでしょうか・・・。
 金管バンドのことをブラス・バンドと呼ぶのは事実ですが、ちょっと視点を変えます。
「英国式」というからには、他の国の金管バンド事情はどうなんでしょうか?
 たとえばアドルフ・サックスの祖国ベルギーや、saxhornシリーズ発表の地であるフランスにはなかったんでしょうか?当時大陸軍・軍楽隊を誇った新興国ドイツでは?新大陸アメリカは?
「調べたけど、なかった」とか「あったけど、大したことはなかった」という人と、「本に載ってないから知らない」とか「気にもしなかった」という人は、同列には扱えないですよね。
 私の周囲には後者ばかりですので、是非磯田さんに本当のところを教えてほしいのです。

 あとこれは人から聞いた意見なんですが、「まず初めにドイツのblasorchesterがあった。それをイギリス人が輸入したのだけど、そのときorchesterをbandと翻訳したのはともかく、blasとbrassを間違えた。だからbrass bandは誤解の上に成立・発展したスタイルなんだ」 というのがあります。私もこの説を採るとすれば「間違えたか、洒落たか」ならありうるんじゃないかな、と表現を和らげますが。

 ・・・NAPPさん、磯田さんや皆さんの不快感が増すようでしたら、削除しちゃってください。

谷口様、早速・・・・ 投稿者:磯田健一郎  投稿日:01月09日(日)11時24分20秒
調べてみます。未読でございます。
いろいろとお調べ頂き恐縮です。
ありがとうございました。

世界の管楽器 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月09日(日)09時38分21秒
というキーワードで私のいる大学の図書館のオンライン・カタログを調べてみますと、

The Cambridge companion to brass instruments / edited by Trevor Herbert and John Wallace. Cambridge ; New York : Cambridge University Press, 1997.

というのがありまして、この中の1章に、

Lip-vibrated instruments of the ancient and non-western world/ by Margaret Sarkissian

というのがあるようです。実際見ていないのですが、もしも日本の図書館でどこか持っていたら、取り寄せてみられてはいかがでしょうか。

それとも、これも、もうご覧になられたでしょうか?

谷口様・・・ 投稿者:磯田健一郎  投稿日:01月08日(土)11時16分23秒
ありがとうございます。ご紹介頂いた本は、ぼくも存じております。本当に面白いですよね。
太平洋、アジア系の民族音楽研究書は、少し読んでいるのですが、やはり面白く、泥沼にはまりそうです。
引き続き、どなたか体系的な書、ご存知でしたら宜しくお願い致します。

そうか、「吹奏楽器」・・・。なるほど。もしそうであれば、何となく意図は理解できますが。
谷口様、これもありがとうございました。

民族、あるいは民族的楽器については、ぼくは現在、沖縄などの音楽の演奏家、歌手、作曲家と仕事をしており、field work的な見方ではなく、liveなものとして聴き、接し、尊敬しています。

Re: 吹奏楽器、民族的楽器 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月08日(土)03時53分30秒
たびたびすいません。

そうか、「吹奏楽器」ではなくて「管楽器」とすべきだったということだったんですか?語感としては、「吹奏楽器」もぴったり来るとは思いますけどね。

失礼しました。

>磯田さん

世界の諸民族の楽器が網羅的に図解されている本でしたら知っています。

Musical Instruments of the World: All Illustrated Encyclopedia by theDiagram Group. New York: Sterling, 1997.

学問的な本ではありませんが、世界の多様な楽器が美しい線画で概観できる、楽しい本です。
この本に書いてある楽器名から、New Groveの楽器辞典を見るということも可能だと思います。
見る辞典なので、ページをめくっていくだけで、かなりの時間がつぶせます。

合奏形態については、やはり諸民族の音楽を概説した本を読むしかないのかな、という気がします。私も知りたいところです。

Re: wind instrument 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月08日(土)03時36分51秒
個人的にはwind instruments=吹奏楽器は訳として妥当だと思います。だって実際にこの言葉の下にwoodwind instruments(木管楽器)とbrass instruments(金管楽器)が含まれてますから。

woodwind instruments + brass instruments = wind instruments
木管楽器       + 金管楽器     = 吹奏楽器

もっとも最近は、wind instrumentsよりもaerophone(気鳴楽器)という言い方もされてますね。どちらかと民族音楽学(西洋・東洋をとわず、あらゆる民族の音楽を、人間との関係の中で考える学問)で使われているようですが。

Re: 芸術/民俗音楽、 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月08日(土)03時26分55秒
TH.KY さん
>つくり手の意図や工夫、あるいは結果までの途中経過といった、
>作品の背景にあるものが作品の評価に一切関与しないのが芸術系であり、
芸術系というよりは、音楽をそれ以外の全てから切り離して見ることは、いろんな音楽に対して可能な行為だと思います。音現象としての音楽作品を純粋にみるというか。そういう見方があるとは思います。一般に「芸術音楽」といわれているものが、そういうものに耐える質をもっていなければならないという、共通理解はあるようには思われますけれど。

>逆に意図や途中経過、どんな人の手によるものか等にこそ存在理由があり、
このあたりも、見方の問題で、いわゆるクラシック音楽の場合も、その作品の生まれた社会や、その音楽を生み出している人々を研究をすることは可能ではないかと思います。

>出来上がった作品があまりにひどすぎる、というほどでなければ、
>まぁかまへん、と扱われるものが民俗系だと考えています。
「芸術音楽」というのは、あるていどの技術が証明されていなければならないということはありそうですね。技術というのは、別に西洋の和声法とか対位法とかに限らず、例えばインドならラーガの選び方がいいとかいうこともあるような。でもそれは民俗音楽が技術的に未熟という訳ではなくて、聴き応えのある民俗音楽には、何かしらプロと呼べる素晴しさがあると思います。

もちろん、こういうのは恣意的な分類法なので、人によって捉え方はちがうのでしょうが。

> あと、wind instrument(ウィンド・インストゥルメント)を
>吹奏楽器とするのは誤訳だと書かないのは、何か理由があるのでしょうか?
TH.KY さんの考える「正訳」というのはどういうものですか?

あの、実はぼくも質問がありまして・・・ 投稿者:磯田健一郎  投稿日:01月08日(土)00時50分01秒
民俗的な管楽器・打楽器の合奏形態に関する研究書、もしくは論文、ご存知の方、いらっしゃいませんでしょうか?
特に東欧から中東、アジアまで網羅しているものがあると嬉しいのですが。
民俗的、民族的管楽器の研究書なども、もしご存知の方おられましたらぜひよろしくお願いします。

イロイロな説・・・ 投稿者:磯田健一郎  投稿日:01月07日(金)23時36分17秒
大丈夫じゃないですよね、それは。明白な過ちですから。
それを認めると、ブリティッシュ・スタイルのブラスバンドは、何と呼べばいいのでしょうか・・・。
「意見はないでしょうか」ということでしたら、全くありません。
作曲家、指揮者、演奏家、音楽制作関係者、いろいろな立場の人々と話しますが、いずれも「誤訳」という意見です。

ただ、日本語に外来語の慣用的日本語化という機能があるのは承知していますし、カステラをなぜカステラなんだ、と叫んでも仕方ない、ということも承知しています。「芋」だって外来語ですからね、本当は。

wind instrumentの件、誤訳だと書かないといけませんか?
質問意図が不明ですが、とりあえずは一般的な社会浸透度、その違いです、とお答しておきます。それで充分でしょう。
なんだかカラマレてるみたいですね。もう少し意図の透明なご質問だと、大変助かるのですが・・・・。

民俗音楽・・・言葉のこと・・・ 投稿者:TH.KY  投稿日:01月07日(金)22時08分19秒
 私なりの分類方法ですけど、
つくり手の意図や工夫、あるいは結果までの途中経過といった、作品の背景にあるものが作品の評価に一切関与しないのが芸術系であり、逆に意図や途中経過、どんな人の手によるものか等にこそ存在理由があり、出来上がった作品があまりにひどすぎる、というほどでなければ、まぁかまへん、と扱われるものが民俗系だと考えています。
 まぁそれはともかく。

 磯田さん、レスありがとうございます。
「イロイロな説」の中には、あえて「ブラス・バンドを吹奏楽と訳しても、大丈夫なのでは?」という意見は、ないでしょうか。 私は二つほど考えましたけど、証明が出来ないので書けません。
 あと、wind instrument(ウィンド・インストゥルメント)を吹奏楽器とするのは誤訳だと書かないのは、何か理由があるのでしょうか?

トルコの軍楽隊・・・ 投稿者:磯田健一郎  投稿日:01月06日(木)10時50分26秒
紀元前からその源流はあるそうです。実際に歴史的資料確認が可能なのは、7世紀ぐらいからのようです。十字軍遠征によるトルコ周辺からの欧州への軍楽隊の影響も見逃せない出来事のようですね。編成論と、またシンバル等打楽器類の影響も。

(例の200CD本では、当初失念していたのですが、途中で慌てて1ページ追加しました。173ページ、にちょこっと載せました。お恥ずかしい・・・・・)。

今年もよろしく 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月06日(木)02時01分22秒
今音楽学者で、民俗音楽だからどう、芸術音楽だからどう、という人はいないでしょうね。
ところで、吹奏楽を民俗音楽として考えるというのはどういうことなのでしょう。ようするにポピュラー音楽をやるってことなんでしょうか?

ただ、音楽をどう研究するかについての方法論については、何か違いがあるのかもしれませんが。吹奏楽の場合は、たいてい楽譜に書かれた曲をやるので、民俗音楽でもかなり新しい部類にはいるのではないでしょうか? 吹奏楽自体も、軍楽が起源なのなら、やはり近代社会のもののように見えますし。

トルコの軍楽隊というのは、どのくらい古いのでしょう?モーツァルトが使ったということでは、18世紀にまではさかのぼれるんでしょうけど。これもトルコの民族音楽ですけど、芸術音楽か民俗音楽か、どういう風に分類するのでしょう?

>磯田さま
そうですか、タンパの近くとは。私はタラハシーなので、車で4時間くらいですね。

今年、私の大学がアメフト全米チャンピオンになりました!

ヤマハ吹奏楽団関連 投稿者:阿部達利  投稿日:01月06日(木)00時20分57秒
みなさま、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

ヤマハ吹奏楽団関連の資料をちょっと引っ張り出してきました。

まず、「アマデウスのピアノがきこえる」ですが、第19回定期演奏会と第26回定期演奏会で取り上げられていました。前者は1984年、なんと初演の翌年ですね。後者は平成3年です。

高橋悠治さんの編曲は「3つのジムノペディ」と「ポーギーとベス」のようです。
「ヤマハ吹奏楽団とカナディアン・ブラスのためのスペシャルアレンジ」と銘打たれています。
これは1985年でした。同じ年にヘンツェの「ラグタイムとハバネラ」もやっています。
題名だけは聞いたことがあるのですが、どんな曲なんでしょう?
音源を御存知でしたらご紹介ください。

http://www.wizvax.net/abe/winds/


あ、ごめんなさい・・・ 投稿者:磯田健一郎  投稿日:01月05日(水)23時11分38秒
謹賀新年でございます。res遅くなりました、スミマセン。
実はブラバン起源には、ぼくの周りにもイロイロな説が飛びかっております。ぼく自身、断定しかねている所でありまして・・・・・・・・・・。
というわけで、正確を期したいのでしばしご猶予を。

ところで、民俗音楽としても論争にはならないのでは?
全ての音楽は民俗起源、ですよね、どう考えても・・・。

そうだ、谷口様、サラソタ・カウンティは東海岸、タンパベイからハイウェイ南下して1時間半位。マナティ・カウンティの隣です。

「行動する作曲家」 投稿者:S.O.  投稿日:01月05日(水)21時51分04秒
 この本は、岩城氏と作曲家との対談集なんですが、作曲家の露骨な本音が垣間見れて、面白いです。特に、黛敏郎が、岩城氏をさかんに自民党に引っ張り込もうとして困らせているところとか、高橋悠治を名指しで非難していたりとか。それと、最高なのが、武満氏が、三善や間宮は尊敬するが嫉妬はしないけど、一柳には「うー、こいつうまくやった・・・・」って嫉妬すると言っておきながらいて、恥ずかしくなって「おれ、こんなの載せるの、やだな」って・・・、もう可愛い人ですねえ。松平頼則さんの貧乏話も傑作だし。作曲家って、凄いけどこんな面白い人なんだというのが判りますので、是非ご一読を。
 ただ、ここで、高橋氏は、ほとんど文章をしゃべってないんですよ。「うん」とか「そうね」とか。それで、「ヤマハ」とは書いていますが、ヤマハという出版社のことか、ヤマハというバンドのことだか判らないんですよ。だから、ヤマハ浜松のことをさしているのかどうかは判りません。


初レス 投稿者:NAPP  投稿日:01月05日(水)17時23分13秒
 そろそろお正月モードから復帰しないといけませんね。とりあえず、レスから。

>TH.KYさん
 「民俗音楽(民族ではなく)としての吹奏楽」って、どんなことをなさっているのですか? 内容には触れませんので、どんなアプローチをなさっていらっしゃるのか、差し支えなければ教えてください。
 それと、顔文字ですが、英数記号の半角だったら大丈夫、と認識しておりますが。・(中黒)の半角はアウトだったような・・・・・ もし文字化けしているかたがいらっしゃいましたらごめんなさい。

>S.O.さん
 お帰りなさい!ドイツは・・・・・そうでしたか。 あの国って、休む時はホント、町全体が休みますからね。 私がウィーン(演奏旅行)に行った時は、学校に「晩飯は勝手に食って来い!」みたいに言われたものの、うっかり5時をまわってしまい、レストランがどこも閉店してしまって、かろうじて開いていた、明らかに「おまえ東南アジアの人だろ」っていう感じの料理人の方がやってる中華料理店で食べた覚えがあります。

 「鳴らないアレンジ」、ですか。なるほど、悠治先生らしい(笑)
う〜ん、またしてもヤマハですか。 やはり、この人脈は前常任指揮者、森田利明氏によるのでしょうか。森田氏は言わずと知れたアンサンブル・ヴァン・ドリアンのメンバーで、現代音楽のクラリネットの名手。 森田氏が退任され、どうなるのだろうと思っていましたが、その後も菅野先生などに委嘱するなどで、一安心。

 「アマデウス」は聴いたことがないのでなんとも言えません。コラージュに関しては私の周囲でも意見の分かれるところでして・・・・・ 上手な人がやれば、かなり面白い曲ができるんですけどね。 とりあえず、聴いてみたいです。

>谷口さん
 おぉ、このアドレスは・・・・・ なんと。
すばらしいお年玉をいただいた感じです。ありがとうございました。


 今年は2000年。2000年といえば、間隔からすれば「吹楽」の年に当たるのですが、現音主催の今年の演奏会予定表には記載がないですねぇ。替わりに「トロンボーンフェスタ」がありますけど。 今年はやらないのでしょうか?それとも、まだ発表されてないだけ?   はっ!まさか三善先生にまで見捨てられたの!?

 とりあえず、1月7日にNHKで放送される淀工吹奏楽部を特集した番組が気になるNAPPでした。

2000年! 投稿者:NAPP  投稿日:01月01日(土)15時14分15秒
 まずは、みなさん明けましておめでとうございます!
一時間ほどまえ、アメリカも年が明けましたね!!
 ということで、今千年紀もみなさん、よろしくお願いします m(_ _)m
 レスは後日ですぅ(^。^)/~~~~~

アメリカはまだ1999年ですが、 投稿者:谷口昭弘  投稿日:01月01日(土)06時29分24秒
日本の皆様、明けましておめでとうございます。今年も現代音楽に、吹奏楽に、楽しくやりましょう。
これだけでは何なので、リンクをつけておきます↓

http://www.urawa.cabletv.ne.jp/users/u2140771/index.htm