というか、いしづかさんを姜信者にしたのは私じゃなかったっけ (^ ^;;)
循環呼吸とか倍音奏法とかいうタームから、ホリガーやダミアン程度(もちろん彼らはすばらしい演奏家ですが)のものを想起されると困るので、やはり一度は実物を聴いてほしいです。ジャンルの壁の前で躊躇して、「最高のもの」に触れずに済ませるようでは、もはや「創造的な音楽家」とは言えません。
以前に、この掲示板でお薦めした姜泰煥についての続報です。
7月6日に、新宿ピット・インにて、韓国フリージャズ界にあって最も個性的な活動で知られるアルト・サキソフォン奏者:姜泰煥(カン・テーファン)の演奏を聴いてきました。
韓国の伝統音楽の中には、いつ果てるとも知れない緩やかな旋律を次々と繋げてゆく、息の驚異的持続を要求する音楽がありますが、姜泰煥の音楽は、そうした伝統的な感性とジャズの語法を見事に融合させた例として、もっと注目されるべきものでしょう。
一口に、「民俗的な音楽語法をフリージャズに持ち込む」とは言っても、それを効果的に実践するのは非常に難しいことです。特に、西欧の伝統的な楽器演奏というものは、言うまでも無く西欧の伝統的音楽と密接に結びついているため、フレンチ・スクールに代表される伝統的な演奏法の枠内で演奏を続けるということは、西欧音楽からの重力を常にズッシリと感じながら活動して行くことと同義なのです。
姜泰煥の場合は、驚異的とも言える循環呼吸の技術をフリージャズ界へと持ち込むことにより、西欧音楽の重力圏を離れた全く独自の音楽を確立するに至りました。もちろん、彼の持ち味は循環呼吸だけでは無く、その驚異的持続のうちに複数の倍音間を自在に飛び回ると同時に、音程を微分音的にスライドさせて行くことで、持続する音楽に相応しい内実を作り上げているところが素晴らしいわけです。
今回は、日本フリー・ミュージック界で最強のギタリストのうちの一人に数えられる内橋和久、他ならぬ姜泰煥の音楽に接したことで音響系パーカッション奏者への道を歩みはじめた一楽儀光とのトリオでの登場です。内橋が、エフェクターを多用した色彩豊かな音を虚空に漂わせることで、聴くものの時間感覚を麻痺させるかのような姜泰煥のソロに寄り添うのに対し、一楽はリズムの刻みを前に押し出したプレイで持続する音楽に推進力を与えていきます。かと思えば、内橋は特殊奏法を用いることでギターを打楽器的に扱い、リズムセクションとしての役割を果たしたりもし、その結果、驚くほど多様な音空間を作り上げることに成功していました。
姜泰煥は、一見、小さな街工場の工場長みたいな普通のオッサンですが、ステージ中央の台に胡座をかきつつ、という独自のスタイルで楽器を吹き始めると、圧倒的な存在感を示し始めます。キリスト教の熱心な信者であり、菜食主義を貫き、世界中のどこに居ようとも、毎日朝3時に起きて瞑想とサックスの練習を決して欠かさないという求道者的な一面が露わになる瞬間があります。無論、当日の超然とした姜泰煥のソロは、微分音的なコントロールも完璧な素晴らしいもので、観客の数は決して多くは無かったけど、会場にいたそれぞれの内に強烈な印象を残していったようです。姜泰煥は8月にも来日し、大泉のジャズ飲み屋『in F』にて、ソロコンサートをやる予定だということです。精妙な音色の推移を聴かせる姜泰煥の音楽にはPAは似合わないので、こういう小さな会場で彼の演奏に接するのがお薦め。興味があるなら行って見るのが良いでしょう。音楽観が変わるほどの衝撃を受けるかも。
ついでに言うと、シェルシの音楽を好む人間が姜泰煥の音楽にハマる確率は、プーランクが好きな人間がピアソラにハマる確率くらい大きいので、現代音楽ファンを自認する人間にもお薦めです。
使用されている音楽ならば、マグヌス・リンドベルイの『UR』や『ジョイ』なんかもお薦めですね。ADES/IRCAMの箱モノのシリーズの一枚としてリリースされているCDがお薦めです。彼の近作を聴いて食傷気味になっている方も、瑞々しい感性が横溢しているこれらの楽曲を聴いて、失われた物の大きさとIRCAM の功罪について考えてみるのはいかが?ACCORDのシェルシ作品は、ウィッテンバッハが振った3枚がパックになって売られていますので、これから買う人にはこちらを強くお薦めします。あと、アルディッティSQが収録した弦楽4重奏曲集も、現代の弦楽4重奏曲に興味があるなら是非お聴きになるべきCDだと思います。
genzai Los Angels ni imasu.
UCLA no Shoenberg Library kara desu.
sugoi desu.
kikokusitara mata jyouhou wo otutae simasu.
gomen nasai
長い間閉鎖していた「吹奏楽から見る西洋音楽史」を再開しました。
とは言うものの、改訂作業はほとんどなされておらず、新版のめどが全く立たなかったために未改訂のままの再開です。ちょっと直したけど。
色々とご指摘したい点があるかと思いますが、ご容赦下さい。
一応、楽譜が確認されたものの作曲者や曲について詳細なデータが得られなかったもの(といっても他に調べようはあるのだけれど)を載せておきます。
Gliere , Reinhold Moritsevich という作曲家の「トランペットと吹奏楽のための協奏曲」、「Crans-Montanq」という2曲。ともに作曲者自身による編曲作品だそうですが、作曲者についてのデータと、原編成についてのデータが得られませんでした。
Wranitzky , Anton (1761〜1820)という作曲家に吹奏楽のための行進曲「Pochody」という曲があるのですが、作曲家についてのデータが得られませんでした。楽譜はプラハのSupraphobn出版。 パウル・ヴラニツキー(1756〜1808)というチェコのヴァイオリニスト、作曲家なら分かるんですけど、関係あるんでしょうか。
あとはヘンツェに関して。「音楽史」には出生年の関係で載せていませんが「Mizen Sizaliens」という吹奏楽曲があるみたいですね。「協奏曲 〜合唱、2台のピアノ、管楽とティンパニのための『Ecloques of Vergil』の断片による」という長〜い副題がついてます。ちなみに編成は「Pf 2 , Fl 2 , Ob 2 , Cl 2 , Bsn 2 , Hrn 4 , Trp 2, Trb 2 , Timp , Chor」だそうです。
昨日は東京音大シンフォニックウインドの演奏会を聴きに行ってきました。池辺先生がいらしていたのは意外でした。
>ちんぴら指揮者さん
日程、なかなか決まらずに困ってます(笑)。 8月2日に佐賀で用があるので、その前後(おそらく7月末の1週間?)に佐賀滞在だと思うのですが。8月8日には東京に戻らないといけなくて・・・・・
決まったらメールでご連絡いたします。
>正門さん
なるほど、今度確認しておきます。ありがとうございました。
MIFのころの曲にもすごく聴きたかったものが多いのですが、私が一番聴きたかったのは「民音現代作曲音楽祭」。一切の制限がなくホントに作曲家の自由に作曲させてくれるこのイヴェントで発表された曲、ってすごい編成の曲が多くて面白そうだったのですが・・・・・
私が上京したときにはとっくの昔(93年)に終わってしまってました。芥川作曲賞も終わってしまうしねぇ。
>JUNさん
以前(3月11日)に行われた現音のシンポジウムで音楽批評について長木誠司先生や沼野雄司先生がおっしゃっていましたが、公共のマスメディアのスペースを使って音楽評論を載せることには様々な要素が絡んでいて、一概に増やせば言い、というものでもないみたいですよ。 美術評や舞踏評なんかはもっと少ないわけですしね。
うぅ!時間が欲しい!!今日はここまで!!!
ちなみに明日は東京芸術劇場で東京音大シンフォニックウインドの定期演奏会を聴きます。例によって私は最前列です(タダ券なので)。 ちなみに「展覧会の絵」は誰の編曲版か、というと色んな版のいいやつをつぎはぎして(時には汐澤先生自身が手を入れて)編集したオリジナル(?)版らしいです。
アンドリーセンについての記事が載っていました。
それから先日の朝日の文化欄にも、珍しく?N響の「ミュージック・トゥモロー」のコンサート評が載ってましたっけ。
それにしても、新聞のコンサート評って、なんであんなに少ないんですかねえ。
毎晩毎晩膨大な数のコンサートがそこかしこで行われているはずなのに・・・。
おそらく、下に書いた「不朽の国オランダ」のことではないかと思います。自宅のCD(国内盤)で確認してみたのですが、「Mouments(恐らく「Monuments」の間違いと思われますが) of the Netherlands」となっていました。CDは「アメリカン・サリュート」のタイトルで店頭に並んでいると思いますので一度確認されたらいかがでしょうか?ちなみに、私はそのCD、「アメリカン・サリュート」と「アルメニアン・ダンスPart1」を聴いてみたくて買いました。
ミュージック・トゥモロー、私も毎年楽しみです。
まだ学生だった12年前、(当時は、MIF=ミュージック・イン・フューチャーというタイトルでした)サントリーホールで聴いた「2台ピアノと管弦楽のヘテロフォニー」(西村朗)や「ピアノ協奏曲第2番 冬の肖像」(一柳慧)が印象に残っています。
8月頭に帰省ですか?
お会いしましょうか?
スケジュールハッキリしたら教えてくださいな。
ちょっと間が空いてしまいました。う〜ん、月曜日は指揮のレッスンと作曲のレッスン、電子音響の講座と重なっているために、私にとって土・日曜日っていうのは平日より忙しいんですね〜。今週はさらに加えて指揮の追加レッスンや作曲科の作品発表会などが集中したために時間がとれなくて・・・・・ 以上、言い訳でした (^^ゞ
この間に汐澤先生から吹奏楽のトランスクリプションに関する話や、伊佐治先生から今度書いた吹奏楽作品についての話など聞けたのですけど、これは後日としましょう(書けないような話もあるけどね)。
そんなわけでタイミングをはずしたお話もありますが、お許しを。
>S.O.さん
番組予定、ありがとうございました!私も聴きましたが、うん、吹奏楽を全く聴いたことのないいわゆるクラシックファンの方々にも自信を持って薦められるいい選曲だったと思います。 欲を言えば、ギャルド演奏のシュミット「ディオニソスの祭」、A.W.S演奏のパーシケッティ「ディヴェルティメント」、ミヨー「フランス組曲」(どの演奏がいいかな?)あたりは吹奏楽史を語る上で外して欲しくなかったのですが、まぁ、言い出せばきりがないですし。 シュワントナーでは、うちのラジオではグラスハープが聞こえにくかったのですが(なんだかすごく電波状態が悪かった)、みなさんどうでした?
ところで、この番組のあとに岩井宏之氏が司会をしていた番組で、先日のミュージック・トゥモローで初演された西村「光と影の旋律」の冒頭が紹介されましたが、みなさん聞かれました?
>ちんぴら指揮者さん
あぁ!そのお気持ちはよく分かります。私も佐賀にいた高校生まででは、現代モノのオケ作品をナマで聴いたことがあるのは一回だけでした。ほんと、こないんですよね、九州には。九響は現代モノはほんとにやってくれないし。
ちなみに私が聴いたのは、和田薫先生とあと一人(誰だっけ?)が連作した、日フィルの委嘱作「交響詩・九州」でした。この曲の第二楽章、つまり和田氏の作品がのちに吹奏楽に編曲されて「天・地・人」として知られているアレです。
日本では音楽の地域落差が本当に激しいと思います。チェルニーのピアノエテュードを注文して1〜2週間しなければ手に入らない、という東京などで音楽をしている人には想像もつかない苦労があることも知っておいてもらいたいものです。
ちょっと話がずれましたが、ま、そんだけ九州では現代モノは聴けないってことです。もし来たとしてもせいぜい福岡か宮崎(または期間限定で大分)。福岡にきてもホールがアクロスシンフォニーでは・・・・・
私もちんぴら指揮者さんのサイト、ROMってばかりですのでゴメンナサイ。きちんと拝見させて頂いてます。 そうだ、8月の頭に一週間ほど佐賀に帰省する予定があるのですけど、お会いできません?
>ののさん
では、グリゼーのCD、なるべく早く手に入れることにします。シェルシの「Uaxuctum」なども。う〜ん、不勉強な自分。反省せねば。
サーリアホは、私はそのFINRANDIA盤の二枚組CDしか持っていないのですが、なるほど、確かに「Io」なんかは私の好みのオーケストレーションかも知れません。ヴァイオリンのソロ音色がやたら強調されているのは個人的に嫌いなのですが。「Verblendungen」はテープの音がちょっと安っぽく感じました(当時としては仕方ないのかも)。「Lichtbogen」はそれに比べるとかなり好み。 ただ、サーリアホに関しては「アコースティックとエレクトロニクス」よりは「Stilleben」のようなテープのみによる作品のほうに魅力を感じました。
あとはクセナキスのテープ音楽なんかも集中的に聴いてみたいです。
>正門さん
どうも、お久しぶりです。以前はメールをいただきまして・・・・・(みなさん、「エンブレムズ」の作曲者です)
アンドリーセン「オランダ交響曲」の音源の情報、ありがとうございました。そっか、WASBEの10枚組のCDに入っていたんですね。あれって、高校生のころに友人に借りて聴いただけで手許にないんで確認してませんでした。う〜ん、今更だけど買おうかなぁ。当時は全く気にもとめませんでした。恐らくは聴いていないような気がします。「オランダのモニュメント」の方は音源はないのでしょうか?
明日(今日、か)は坪能克裕先生にお会いする大切な日。あぁ!もうこんな時間だ。寝なきゃ。
おやすみなさい。
カウンタの切り番Getした方、教えてくださいね。14回中、報告があったの僅かに三回(二名)というのは悲しい・・・・・ このサイトを見てくださってる方って、どんな人達なんでせう。
はじめて書き込ませていただきます。以後宜しくお願いいたします。
ルイ・アンドリーセンの「オランダ交響曲」は、第7回世界吹奏楽大会(浜松)のライブCDがあります。(KOCD−4551〜4560)
Nico Boom指揮/WASBE(世界)青少年ウィンドオーケストラの演奏です。
ルイ・アンドリーセンには「不朽の国オランダ」(1975年)という曲もあるようですね。こちらの方は、ヤープ・J・コープス指揮/オランダ王立海軍軍楽隊の演奏をCDで聞くことができます。(PHCP−20264)
では、80年代後半のサーリアホもNAPPさん好みだと思います。『Lichtbogen』他のFINLANDIA盤。
『Uaxuctum』をご存知ないのはいけませんね。『Anahit』『Aion』なども。シェルシのオーケストラ作品は20世紀最大の達成のひとつで、ACCORDの3枚組は、2〜3週間昼食を抜いても買う価値があると思います。
アマディンダ・パーカッション・グループが始めたケージ打楽器作品全集(HUNGAROTON)は、従来の録音とは次元が違います。『Credo in Us』は、第2巻が出たら収録されているはず。
のCD化は、ACCORDの独占状態です。私の一押しは、『Jour contre jour』他の1枚。
代表作『Les Espaces Acoustiques』全曲も昨年CD化されています(2枚組で、日本の店頭にはまだ並んだことがないと思う)。ただ、これまで単独で録音された「Prologue」「Modulations」の2曲ほどには残りは面白くないことを確認するための買い物になってしまいますが。ただし、全曲中最初に書かれた「Periodes」はあからさまにシェルシ似なのが興味深い。もう1枚、後期の大作『Vortex temporum』もあるけど、私はあまりいいと思わない。望月京さんは「最高傑作」とおっしゃっていて、確かにオーケストレーションの感じは彼女に似ていますが....
「ミュージック・トゥモロウ」ですか、良いですねぇ。N響の最も聴きたい実演はこの現代物の演奏会です。現代音楽ではその場での空間を意識した作品が多いように思うのです。
従って録音で聴いたのでは魅力が半減しかねない。実演で聴いてこそその魅力が最大限満喫出来るというものでしょう。
僕は高校自分に金昌国さんにフルートで聴いた、福島和夫さんの名曲「冥」を実演で聴き大ショックを受けて以降、好きか嫌いかは別として敬遠するような事だけはしなくなりました。
西村氏の「巫楽」なんかも実演で聴いたらショック受けるだろうなと思います。CDで聴いても十分衝撃ありましたしね。
しかし、長崎では「春祭」すら聴けません。哀しいものです。どこかのオケやってくれないかしら。
名曲シリーズはもうええから・・・・・・・
PS:NAPPさんお元気してますか?ROMってばかりでゴメンナサイでした。
をペーストしておきます。
NHK-FM 15:00〜17:30
日曜クラシックスペシャル
出演:磯田健一郎ほか
− 管楽アンサンブルの世紀
〜20世紀は管楽アンサンブルの時代であった −
「庶民のファンファーレ」 コープランド作曲
演奏 シンシナチ・ポップス
指揮 エリック・カンゼル
<PHCT−5168>
「組曲 第1番 変ホ長調」 ホルスト作曲
演奏 イーストマン・ウィンド・アンサンブル
指揮 フレデリック・フェネル
<PHCP−10048>
「組曲 リンカンシャーの花束」 グレインジャー作曲
管弦楽 バーミンガム市交響楽団
指揮 サイモン・ラトル
<TOCE−9476>
「“チェロと木管合奏のための協奏曲”から 第1楽章」
イベール作曲
チェロ アンドレ・ナヴァラ
演奏 プラハ・チェンバー・フィルハーモニー
指揮 マルティン・トゥルノフスキー
<COCO−80805>
「主題と変奏 ト短調 作品43−a」 シェーンベルク作曲
演奏 ストックホルム・シンフォニック・ウインド・オーケストラ
指揮 広上 淳一
<CAP−21516>
「管楽器のためのシンフォニー集」 ストラヴィンスキー作曲
演奏 イーストマン・ウィンド・アンサンブル
指揮 フレデリック・フェネル
<PHCP−10054>
「…そしてどこにも山の姿はない」 シュワントナー作曲
演奏 イーストマン・ウィンド・アンサンブル
指揮 ドナルド・ハンスバーガー
<SRCR−8840>
「トーンプレロマス55」 黛 敏郎・作曲
演奏 東京佼成ウィンドオーケストラ
指揮 岩城 宏之
<KOCD−2907>
「レミニサンス」 長生 淳・作曲
演奏 東京佼成ウィンドオーケストラ
指揮 キム・ホンジュ
<KOCD−2906>
「“交響曲 変ロ調”から 第3楽章 “フーガ”」
ヒンデミット作曲
管弦楽 バイエルン放送交響楽団
指揮 パウル・ヒンデミット
<OCD−2044>
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イイんではないですか。ちょっとキレイどころを集めすぎという気もするけど。
先日は「ミュージック・トゥモロー」を聴きに行ってきました。チケットを買ったあとにタダ券が配られたり、会場で池辺先生に遊ばれる、など中々個人的にハプニングの多い演奏会でした(笑)。
前半の二曲は・・・・ノーコメント。外山作品よりも西村「Sax協奏曲〜エシ・イン・アニマ」や北爪「始まりの海から」が劣っていたとはとても思えないのですが・・・・・
藤家渓子先生の「恋すてふ」は個人的には大好きかも。正直聴く前はいまいち「面白くないかも」と思っていたのですが、いやいや、面白かったです。軽やかなオーケストレーションは前々からステキだと思っていましたが、今回感動したのはその構成力。様々なスタイルを違和感なく融合させる技巧の冴えが印象的でした。
西村朗先生の「光と影の旋律」はいつも通りの高い完成度。やっぱりCDよりもナマで聴く西村作品の説得力は只者ではない。
この演奏会は後日TV(BSか教育)でも放映されるはずです。それにしてもこのシリーズ、来年は湯浅譲二先生「クロノプラスティクIII」はいいけど、もう一曲がタン・ドゥンで、全曲タン・ドゥンの指揮、というのはなぁ。もういいよ・・・・・
西村先生のは今回のも面白かったですが、12日に紀尾井ホールで行われる演奏会での「オーボエ協奏曲」の方も面白そうです。リズミックな部分もあり、重音奏法やダブル・トリルなどを駆使した超絶的な曲に仕上がっているそうです(本人・談)。この演奏会、12日は紀尾井ホールでやりますが、演奏者と若干の曲目を変えて8日にいずみホール(大阪)で17:30より、16日にしらかわホール(名古屋)で14:30よりやるそうです。
ず〜っと以前、この掲示板で話題になった「伊福部昭先生の叙勲を祝う会・祝賀コンサート」のCDを借り出してきました。原田甫、石井眞木、眞鍋理一郎、今井重幸、松村禎三、三木稔、芥川也寸志、池野成、黛敏郎の9人の伊福部門下生が、伊福部作品の何らかの主題を基に(といっても7人が「ゴジラ」を選択)2分前後の曲を、伊福部の管弦楽曲「土俗的三連画」と同じ編成で創る、という組曲「伊福部昭讃」がかなり面白かったです。例の三木「ゴジラは踊る」は本当に阿波踊りでした。
最近、全くサイトの更新をしていませんねぇ。なかなか時間がとれなくて。掲示板のレスだけで一杯一杯です。他サイトにももう殆ど書きこむことがなくなってしまいましたし。12月にならないと無理っぽいです。
更新したいことは一杯あるんですよ。アンケートは集計結果を分析しないといけないし、コラムでは書きたいことが一杯。作曲技法別に代表的な吹奏楽曲を分類してみるという企画も頭の中にあります。「現代作曲家と吹奏楽」では各作曲家で個人作品目録がある人から数曲の作品を発掘できそうだし、「吹奏楽でみる西洋音楽史」にいたっては閉鎖したまんま。ブルックナーやシューベルトなどの合唱付き吹奏楽(管楽アンサンブル)曲なども追加したいのに、ニューグローブでリストアップさせるという大仕事が手付かずです。だれか代わりに曲書いて(笑)
ニューグローブといえば、DVD-ROM1枚に収録されたものが発売されるらしいですね。英語版はもう出ているんでしたっけ?日本語版もでる予定があるとか。おそらく10万円くらいになるのでは、と思いますが、あの場所を取るグローブがコンパクトになって検索も容易、というのはすごいかも。将来的に絶対必要になるし、出たら買わなきゃ。
暑いし、眠いし、締め切り近いし・・・・・ くたくたNAPPでした。
>ののさん
ミュライユに関するお話、ありがとうございました!そっか、シェルシの洗脳・・・・・(笑)
グリゼーは人からよく薦められるのですが、未だ聴いたことがありません。今度聴いてみたいと思います。デュフールとマヌリは数曲聴いたことあるのですけど。
>S.O.さん
「オランダ交響曲」は間違いなくルイ・アンドリーセンのものなのですね。改めて見ると完全な作品表は私の手許にはありませんでした。主用作品のみがのってるだけでした。どうもすみませんでした。
>谷口さん
「クレド・イン・アス」のスコアには「RADIO(Avoid news programs during national or international emergencies.) PHONOGRAPH(Use some classic e.g.Dvorak, Beethoven, Sibelius or Schostakovich.)」と書いてありました。この曲を聴くとなんだかとってもウキウキしてしまう私は変?ぜひ一回舞踏付きで鑑賞したいものです。
>いしづかさん
シェルシ「Uaxuctum」は聴いたことありません(というかシェルシは「山羊座の歌」しか聴いたことがないかもしれない。不勉強。)。これも聴いてみたいです。
電子音とアコースティック、特にオーケストラとの融合に私はとても興味があります。なんだか「これでもかっ!」っていう位に加工された音のみで創られたものや、生音と拮抗させたものよりも、あたかもオーケストラのなかの1パートのように使われているものの方が好みです。ミュライユの「Desintegration」はそう言った意味で「オーケストレーションに」感動しました。
>やぶいぬさん
そうですね、こちらでは初めまして、になりますね。やぶいぬさんは私の知らないことをたくさん知ってらっしゃるので色々と教えて下さいね。
さて、私が聴いた「マッハ2.5」は、まさにその「ガーネット・ガーデン」に収録されていたものでした。あのCDに入っているオンド・マルトノで奏でるサティもいい感じでした。それにしても「マッハ2.5」、まさかオンド・マルトノであんな音がだせるとは・・・・・ 本体から煙が出てそう。
>Monsterさん
あの書きこみ、私も見ました。たしか明日の15時から1時間半くらいの枠で放送されるのですよね。200CDを元にした、というよりも編者の方々がコメンテーターとして参加されるのだったと思います。番組名も「吹奏楽」ではなく「管楽アンサンブル」だったかな?いずれにせよ楽しみです。
願わくばスクールバンド向けの曲ばっかりではなく、音楽史的価値の高いものや、近現代モノも多く取り入れて欲しいですね。
WBNのフリートークで見たんすが、明日2日の15時からNHK FMで「200CD」
を元にした特別番組があるらしいっす。
生放送だとしたら、今日のうちなら注文が効くかなぁ。