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ベリオ 「アレルヤ」についての追跡調査 投稿者:NAPP  投稿日:05月25日(火)03時08分31秒
 図書館にあった「ベリオ −現代音楽の航海者」(デヴィット・オズモンド・スミス/松平 頼暁 青土社)にて、「アレルヤ」について調べてまいりました。私なりにピックアップしてまとめてみましたのでご一読を。

 ベリオは電子音楽「ノウンズ」を作曲したことにより「音の層の間のポリフォニー」につい ての関心を持つ。そのことを表現するための楽曲イデーとして「隠された対称性によって寄せ付けられないでいる明らかなアレルヤ的無秩序を創る」というものを考案、これがタイトル「 アレルヤ」の基となった。
 実際の曲としては伝統的なオーケストラの枠に捕らわれざるをえなかったものの、異種の組み合わせから成る6つの異なった楽器群をステージ上に拡散させることによって、空間的や音色的に流動する音源を生成することに成功した。
 1957年、ケルンにて初演されたが、ベリオはこのときに「点描的書法ではこの目的が達せら れない」と判断、大幅な改作を行うことにする。こうして創られたのが「アレルヤII」である。
 アレルヤIとIIを聴き比べると、どちらもセリーによって創られているが、その類似性はあまり認められない。それだけ大幅な改作が行われたのだ。
 アレルヤIでのセリーの探求によって ベリオは、音域移行や、リズムや強弱の再形成したりする上での極端な変形の可能性を学んだ。 これにより、アレルヤIIは「曲全体が一つの素材により創られているにもかかわらず認識できないという『アレルヤ的無秩序』の形成」に成功した。
 なお、演奏に際しては、今度は楽器群を5つに分けて演奏会場の周囲に配置、二名の指揮者によって演奏された。 初演は1958年、 ローマにて。指揮はベリオ本人と、あのブルーノ・マデルナだった。
 また、この「アレルヤII」は当時、シュトックハウゼンの「グルッペン」との並行関係も注目を集めた。どちらもオケを分散して配し、金管群によって強烈な音塊が奏されるのだが、この二作は以下のような点で異なっている。
 グルッペン:音高構造の組織化と論理的に関連した時間構造を見出
         すことを試みて、ポリコラール的な解決に導く
 アレルヤII:複雑さの聴覚的体験、感覚的な入力の過負荷が導いた
        新しい美学的な領域を探求
 つまり、シュトックハウゼンはあくまでも論理的な探求をおこなったのであり、ベリオは感性的な探求をおこなったのである。
 アレルヤIは撤回こそされているものの、我々はそれを無視するべきではない。IとIIは、こののちベリオの作風に異なった影を落とすこととなった。  Iの望みは、後に「テンピ・コンチェルターティ」で規模を縮小することにより達成された。
 IIのようなオーケストラ規模のものは、断片化されたポリコラールな配置を単一の大きなア ンサンブル(しかし音の分節された対位的な層の間を動き、あたかも単一の密な錯綜した単位のように機能する)に総合する、という作法になっていった。それが「記録I・II・III」であ り、それら三つはさらに「主の顕現」に取りこまれることとなった。

 以上です。 調べてみましたら、ベリオってかなりの数の作品を撤回・破棄してますね。それでなくとも注釈作法で創られたものが多いのに・・・・・

管楽器の倍音 投稿者:NAPP  投稿日:05月24日(月)02時02分23秒
 管楽器の倍音って、ホント、どの楽器が一番効果的なのでしょうか。あまり楽器による差異は認められないような気もします。
 Fgの場合はもともとの音域が低いので、他の木管楽器に比べて得られる倍音列の音域が低い、というのが特徴的だと思います(B.Clという手もあるけど)
 「ひび割れるような」音だったらやっぱりObが一番でしょう。ホリガーの「多重音スタディー」やイサン・ユンの「ピリ」(これは別に重音がいいわけではないけれど)なんか、 いいですね。
 逆に、比較的温かい重音を狙うならFlでしょうか。一番「倍音らしい」と個人的には思 うのですが。
 重音トリルなどのテクニックを使うなど、さらに発展させたことが得意なのはClでしょう。 息が直線的に楽器に吹きこまれますので、わりとやりやすい楽器のはずです(アマチュアでリードミスが出やすいことがなによりの証拠)。
 意外にSaxも得意です。須川展也さんの重音はとってもきれいでしたよ。
 どれが魅力的か、というのは一長一短あって、なかなか難しいですね。これも聴く人の好みと使う人のセンス、演奏者の技術によりますね。
 おまけですが、金管楽器は発音システムが、基本的に倍音原理に基づいてますのでこれらのことはあてはまりません。一般的に金管楽器の重音奏法っていうのは「吹きながら声を出す」というものを指すようです。

>西村先生のSQ#2
 あの曲って、やたらとHighest-Toneが出てきて、なかなか演奏者(というか楽器)泣かせですよね。でも、私けっこう好きですが。あの曲の最後のほうの変拍子のところはオケの「鳥のヘテロフォニー」を整理した形なのだそうです。聴き比べてみると面白いかも しれませんよ。
 そういえば、クロノスQに委嘱されて書いたSQ#4はどうだったんだろう? 先生は以前「これまでと全く違った、静かな曲を書こうかなぁ。みんなの期待を裏切って」 とおっしゃっていましたが。

>演奏の再開
 私が聴いていたVla協奏曲のとき(オーケストラアンサンブル金沢・岩城宏之)も、 近くの練習番号からやり直してました。なんか、途中で緊張が切れちゃって、いやで すね。でも、最初からやり直すのも酷な話ですし。 なにも起こらないようにハラハラして聴くしかないです。

>エクスタシスへの雅歌
 先生唯一の電子音楽ですね。私も好きです。私も今年は電子音楽を一曲創らないといけない(もちろん芸術作品として。MaxとProtoolsを使う)のですけれど、なかなか難しいので、やってみて初めてあの曲の「大変さ」が分かりました。
 昨年、電子音楽に使う素材集めを手伝わせていただきましたが、なかなか大変でした。 私も素材を集め始めないといけないんですけど、なかなか。「水」に関係したもの限定 で集めたいんですけど、「変わった水(音)」って、なにがあるでしょう?

Re: 西村作品ほか 投稿者:のの  投稿日:05月21日(金)19時58分20秒
やっぱり、クセナキス系でしたか。弦楽器では、コントラバスの倍音奏法が一番効果的なように、管楽器でもファゴットが一番魅力的なのでしょうか。
西村さんのSQ#2の日本初演で、アルディッティの弦が切れました。正確には、弦を留めるピンが壊れました。楽器を修理した後、最初から弾き直すことはなく、 近くの練習番号のところから演奏が再開されたと思います。ジョラス『ポアン・ドゥーブ』の日本初演で、川本嘉子さんの弦が切れた時も聴いていました。この時は最初から弾き直しました。2回目も弓圧を全く弱めなかった川本さんは偉い。 西村さんの曲では、まだ聴いていないものも色々ありますが、とりあえず、特に好きなのは、『光のマントラ』と『エクスタシスの雅歌』。

西村作品 ほか 投稿者:NAPP  投稿日:05月20日(木)22時23分03秒
ののさん、どうもありがとうございました。「モノグラフ」は学校の図書館にあったかもしれないので、「アレルヤ」については調べておきます。 もし、私が勤勉な学生だったなら、 沼野先生の音楽学の講義をとっていたかもしれませんが、あいにく私は履修していないので。
 さて、馬込氏の演奏会のレビューですが、あれは、演奏順です。前半二曲、後半二曲にしていたので、難しい二曲(池辺・西村作品)をそれぞれの二曲目にしたようです。池辺作品 と西村作品の順番に関しては、よく分かりません。。編成的に外山作品と西村作品、池辺作品と吉松作品が似ていたのですが。おそらく、馬込氏の「トラウマ」がそうさせたのかと (これに関しては後述)。
 それにしても、一曲やるだけでも相当大変な協奏曲を一晩のうちに四曲もやってのけるとは。すごいです。

 西村先生の協奏曲に関しては、いろいろなハプニングがつきものですね。ピアノの弦も切 れたことがあるそうですし、私の目の前で今井信子さんのVlaの弦が弾け飛んだことがあります(一瞬バルトークピツィカートかと思った)。
 「タパス」は馬込氏の初演です。この曲には、ある一つの指遣いで音を換えていく、つまり、ある基音の倍音列を探っていくという箇所があります。木管楽器奏者なら、これがいか に大変なことかお分かりいただけるかと思いますが、なんと楽譜上では「第7倍音までだせ」 と指定がしてあります。さすがにこの間の演奏会では3〜4倍音までしか(これも相当すご いことですが)でてませんでした。 さらに、この部分で「楽器を揺さぶる」という指示がなされています。以前、馬込氏はこの箇所を演奏していて「顎がはずれた」そうです。  ・・・・・こんな危険な曲、演奏順は最後にしたいですよね。
 余談として、「フルートと管楽と打楽器のための協奏曲」の話を。この曲は、オーレル ・ニコレに捧げられ、彼によって初演されました。CDが出ているので、お聞きになった方も多いかと思います。この録音は初演時のライヴなのですが、12分20秒あたりにニコ レの「声」が入っているかと思います。 が、楽譜には単にdis音の恐ろしく早いタンギ ングが書いてあるだけです。不思議に思った私は、西村先生に直接訊いてみました。する と、ニコレ氏がご高齢のためにタンギングしきれず、思わず声を出してしまったのだ、ということでした。ニコレ氏は、演奏後に先生に「声を出してすまなかった」と謝られたそうです。先生は「あの演奏は名演だった。終演後、ニコレと抱き合って喜んだよ」と私に語ってくださいました。

 西村先生のCD、といえば「光の鳥」が収められたCDが最近でましたが、CD会社のミスでトラックが切れるべきところが切れていないものが出まわってしまっているということで す。近々回収に入り、改めて発売されるようです。
 さらにおまけですが、先生に数あるオケ作品のなかでもっとも愛着のある作品は、と尋ねたところ「蓮華化生」とのことでした。ご本人は「信じてくれない人は多いだろうけど」とおっしゃってましたが。ちなみに私は「光のマントラ」が一番好きですが。

防音なマンション 投稿者:鈴木  投稿日:05月20日(木)14時19分36秒
こんにちは。 趣味がこうじて防音マンションをつくっちゃいました。 グランドピアノ24時間弾けます。^^/

http://www.livlanservice.co.jp/musision/


ベリオほか 投稿者:のの  投稿日:05月19日(水)12時51分50秒
解説を信じれば、シューベルトがロッシーニを参照したスタンスが、ベリオが古典を参照するスタンスと似ているから置いた、ということなのでしょう。あそこで演奏された曲は、 「普通のクラシックと混ざって」演奏されることを念頭に置いて書かれているわけだし。 でも、「他人が作った箸休めがメインディッシュよりおいしい」のは洒落にならない。
撤回の理由の詳細は忘れました。Iを撤回したからIIを書いたんだったと思います。 頼曉さんが訳したモノグラフでは、譜例付きで詳しく解説されていたはず。
『Chamber Music』とか『Differences』とか『Circles』とか、いい感じですよね。 彼の管弦楽書法は、室内楽の延長だとも感じます。前衛世代はだいたいそうですが。

馬込さん、ちゃんと吹ききりましたか。さすが!たぶん演奏順のレビューだと思うのですが、これなら池辺さんと西村さんを逆にしてほしかったなあ。
『タパス』は難曲だと聞きますが、クセナキス『アナクトリア』のように、「これを演奏した後では、 指先や唇がしばらく使えなくなる」というような種類の難しさではないんでしょ?

続:ベリオ + Fgの馬込氏 投稿者:NAPP  投稿日:05月19日(水)01時39分56秒
>シューベルト作品
 あわてて確認。あ、ほんとだ、ベリオの手が入った形跡は見当たりませんね。てっきりベ リオ編曲だと思ってました。それにしても、なんでこんな曲を自分の個展でやるのだろう?

>アレルヤ
  Iは撤回されてたのですか。知りませんでした。分割数が多すぎたのが原因なのでしょ うか?

>PAもの
 音響技術者ですか・・・・・ それはどうしようもありませんねぇ。
>ベリオの室内楽
 私的には1953年の「Chamber Music」(Alto,Cl,Vc,Arp)なんかが好きなんですが、 どうでしょう。オケと室内楽のどちらがよいか、なんてのは結局個人の感じ方ですね。

 今日(18日)は馬込勇氏の「四大Fg協奏曲の夕べ」を聴きに行ってきました。外山雄三の は大体予想どおりの曲でした。委嘱新作の池辺晋一郎のは、オケ中の三本のFgとの対比が面 白かったけど、なんかいつもの先生らしくなかったです。先生に聞いたところ、前日まで姫路で仕事をしていて、初めて聴いたのがGPのときだったとか。それぢゃ、納得のいく合わせ には、なかなかなりませんよね。
 吉松隆の「ユニコーンサーキット」は、CDで聴いていたものよりも、生だとちょっとよかった。今日は全体的にオケのPercが「のって」いたので、歯切れがよかった。個人的には吉松作品とは相性があまりよくないので、詳しくはパス。
 西村朗の「タパス」が今日聴きに行った一番の目的。武満徹も絶賛したという、本人い わく「えぐい」協奏曲。さすがに四曲続けての演奏は馬込氏にとっても相当きつかったよ うで、最後に持ってこられたこの曲ではさすがに疲れが見えました。
 この演奏会は後日NHKで放映されるそうなので、ぜひご覧あれ。馬込氏の演奏はすばら しかったです。
 曲間の池辺先生のトークも面白かったなぁ。
 ちなみに、私は昨日の夜、西村先生と飲んでました。本番前日に練習があってるわけで はないんですね。2回の練習があったそうなのですが、先生はどちらにも参加できなかっ たそうで。 現在、7月1日に演奏される N響/須川展也 委嘱 のSAX協奏曲の構想で大変なのだそうです。池辺先生も6月4日のミュージックトゥモローでの委嘱作品(オケ)が まだ出来てないって言ってるし。あ、僕も締めきり、近いんだっけ・・・・・

Re: ベリオのオケ作品 投稿者:のの  投稿日:05月18日(火)14時29分49秒
まず、シューベルト作品は、ベリオの手は入っていないはず。
アレルヤII(Iは撤回されているはず)みたいな分割オケものは、練習量的に無理でしょう。 2Pf.のための協奏曲は、一度生で聴いてみたい曲ではある。たぶん『見い出される曲線上の点』の方が面白いとは思うけど。『Calmo』も確かに一度は聴いておきたい。ディスク もないし。そうそう、『セクエンツァII』はシリーズ随一だけに、『道I』も聴きたいな。
PAものの問題は、コンピュータの持ち運びではなくて、日本の音響技術者の問題です。 ブーレーズフェスでの『シンフォニア』ですらあれでは、作品の姿を伝えるような再現は到底望めません。
「ベリオは室内楽の方が面白い」のかどうかは、正直なところよくわからない。代表作と 言えるのは、やはり『迷宮II』と『シンフォニア』で、彼の室内楽って果たしてそんなに豊作なのだろうか?むしろ、テープ音楽の方がいいのではないかと思えてきます。
今回のまとめとしては、「管弦楽の日はひどかった」ということになるのでは。

ベリオのオケ作品 投稿者:NAPP  投稿日:05月18日(火)13時12分01秒
ののさん、こんにちは。
私もあの日の演奏会で一番よかったのはメイエのアンコールでしたねぇ。 プログラム曲では、「マドリードの〜」がベリオの着想、「ブラームス」がベリオの作品解釈 能力および伝統的作法、「シューベルト」がベリオのオーケストレーション能力を物語っていたような気がします。
 私が聴きたかったベリオのオケ作品としては、26歳のときの「Camino」(バリトンとオ ケ ロルカの詩による)などの初期のものや、分割オケの「アレルヤ 一・二番」、有名どころで「シュマン第一」、大きい編成のもので48歳のときの「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲」、ベリオを語る上で欠かせないマデルナへの追悼曲である「Calmo」などでしょうか。
 ののさんのおっしゃる「Formazaioni」(形成)は62歳のときの作品ですね。この年にベリオはフィレンツェに電子音響研究所「テンポ・レアレ」を創設していますね。 確かにこれ以後の作品はライブエレクトロニクスを用いたものが多くなっていますね。1983年のバーベリアンの死が密接に関係しているものと思われます。 現在のMaxやProToolsなどの機材が以前 よりも格段にコンパクト化、高性能化していますので、ライヴでやるのも可能な曲もあるように思えます。
 どっちにしろ、ベリオは室内楽のほうが聴いていて面白いです、というのが今回の感想でした。

5/7 ベリオ管弦楽作品演奏会 投稿者:のの  投稿日:05月17日(月)17時21分52秒
私の記憶では、編曲作品が2曲(『マドリードの夜の帰営ラッパ』『ブラームス/ベリオ 作品120-1』)、オリジナルが1曲(『アルテルナティム』)、シューベルト作品が1曲 (『イタリア風序曲第1番』)、メイエのアンコールが1曲(『リート』)だったのでは。
私的には、素晴らしかったのは『リート』(の演奏)だけ、まあ聴けたのはシューベルト作品だけ。
『フォルマツィオーニ』以降のベリオの管弦楽作品は、ブーレーズ『レポン』 みたいにマイクで音を拾ってコンピュータで加工して聴衆を囲むスピーカーから放出するタイプの曲が多いようなので、それを外すと上記のような選曲になるのでは。

続:コンポージアム1999 投稿者:NAPP  投稿日:05月09日(日)22時54分27秒
 武満徹作曲賞(旧:ネクストミレニアム作曲賞)の本選会を聴いてきました。  今年で三回目の開催ですが、いままで受賞者が「該当者なし」ということでしたが、今年 やっと受賞者が誕生しました。日本の若き作曲家、前田克治さんです(受賞曲「絶え間ない歌」)。
 この曲は、会場の上方、後方、横、客席内などにバンダのVnを配置、あえてイレギュラー に調律された弦をイレギュラーなテクニカルハーモニクスで奏するものでした。それによっ て産み出された静謐で緊張に満ちた音響世界、空間対位法により創り出された無限に広がるかのように感じられた音空間の創造は、とてもすばらしいものでした。
 前評判の高かった伊東乾さんの「ダイナモルフィア」も素晴らしかったです(二位受賞)。 これもご本人が「流体力学」と呼ぶ空間対位法を使用した曲でした。こちらはバンダはTrbと Trpでした。曲の最後、微分音調律されたピアノと、純正調調律されたピアノの延ばしがオケの余韻と溶け合う様は、まさに圧巻でした。
 わずか1000円で入場できた演奏会でしたが、実にみのりの多い演奏会でした。

ベリオを聴く 投稿者:NAPP  投稿日:05月09日(日)02時47分27秒
 コンポージアム1999の一環として行われた、ベリオのオーケストラ作品個展を聴きに行ってきました。
 私はわりとベリオの浮遊感漂うオーケストラ作品が好きなのですが、なんとその日のプログラムは、全5作品中、4作がブラームスなどの室内楽作品をベリオがオケへのトランスクリプションをしたものでした。
 作曲家にとって(例えそれがベリオであろうと)、自分のオケ作品が集中して音になる機会 はすごく貴重なはずです。それをあえて、このようなプログラムにしたことは、そこにベリオからの何らかのメッセージがあるように思えます。
 なかなか考えさせられた、私が反省すべき演奏会でした。
 でも、やっぱりベリオのオリジナルが聴きたかったよぉ・・・・・

ゴジラとラヴェル 投稿者:阿部達利  投稿日:05月07日(金)15時56分57秒
「ゴジラのテーマ」に似ているのはラヴェルのピアノ協奏曲ト長調の第3楽章だったと思います。
個人的には伊福部氏の「SF交響ファンタジー第1番」をそのまま吹奏楽編曲して欲しかったなあ .... .

http://www.wizvax.net/abe/winds/


Re:ごじら 投稿者:自称4tp  投稿日:05月05日(水)18時49分13秒
>NAPPさん。
早速のレスありがとうございます。 「ごじら」がravelの弦楽に似ているとか、阿波踊りに関係(?)していたなんて驚きです。
それよりも、もっと驚いたのは、和田薫氏がウリナリ!のウド鈴木のプロデュースをしていたことです。(話が「ごじら」とは関係ありませんが・・・)
 「ごじら」の第一回作品(モノクロ)はとても恐ろしかったのを憶えています。 #ハリウッド版はNAPPさんの言うとおり、まさに「じぇらしっくぱーく」だった!
#ちなみに、吹奏楽版ゴジラ(CD)に入っていた「ゴジラの鳴き声と足音(SE)」は  それぞれ約1分です。(「演奏会で演出効果として使用して下さい」とご丁寧に解説に書いて  ありました。)(笑)
 また、お邪魔しますのでよろしくお願いします。 (笑)               

ごぢら 投稿者:NAPP  投稿日:05月05日(水)17時10分56秒
 自称4tpさん、おひさしぶりです。覚えてますよ、もちろん。
 あぁ、ごぢら。はりうっど版では伊福部音楽では無かったためにちょっとがっかり(内容も 「ジュラシックエイリアン」だったし)だったごぢら。
 例のCDは未聴ですが、なかなか豪華なキャスティングですよね。TKWOに指揮は私が現在師事 している汐澤安彦先生、レコーディングに伊福部先生自らが立会い、弟子の和田薫先生の編曲 ですね。なんか身近な人ばっか(笑)。和田薫、といえば最近の「ウッチャン・ナンチャンの ウリナリ!」のウド鈴木のプロデュースで一躍有名になった方ですよね。過去の吹奏楽課題曲 も何曲か創っておられる方です。
 有名なゴジラのテーマ(ドシラ、ドシラ、ドシラソラシドシラ ってやつ)って、実はRavel (だっけ?)の弦楽四重奏の何番か(忘れた)に全く同じのがあるんですよ。伊福部先生とどっちが古いのか分かりませんが、偶然とはいえ恐ろしいものです。  このテーマは、私の邦楽器の師、三木稔先生によると「阿波踊り」なのだそうで(「シ」を ニ分割してみましょう!)、三木先生は伊福部先生に「ゴジラ阿波踊りヴァージョン」を献呈 したとかしないとか(三木先生は伊福部先生の弟子です)。
 周知のように、伊福部音楽の源泉はアイヌ音楽にあり、ゴジラの音楽もアイヌの旋法とリズム が基となっています。 以前、うちの大学のシンフォニーオーケストラが伊福部先生のピアノ協奏曲をやったのですが、そのときのソリストの私の友人のピアニストも、Vnの友人も、口をそろえて「コレから先、ゴジラが見れない」と言ってましたよ (^_^);;
 ちなみに、今度7月にうちの大学のシンフォニックウインドアンサンブルが定期演奏会をやるんですけど、そのときは毎年のように課題曲もやりますが、伊福部先生の「ラウダ・コンチェ ルタータ」もやりますんで(今回もソリストが知人・・・・・)、伊福部サウンドに惹かれたのなら、ぜひ、おいで下さい。ちなみに指揮は汐澤先生です。
 しかし、こんだけ縁の深いCDなのに買う気がしないのはナゼダロウ  やっぱり買っとくべき?
 私としては、「効果音」のトラック時間が気になるのですが p(^ 。^)q
 以上、駄文なうえに長文でした。ごめんなさい。

吹奏楽版「ゴジラ」 投稿者:自称4tp  投稿日:05月05日(水)03時47分27秒
お久しぶりです。(おぼえていますか?掲示板開設時に2度投稿しました。) PCが壊れてしまい、やっと我が家へきましたので、早速投稿しました。 「アレンジ曲について」以来ですが、またおじゃまします。
 昨日、吹奏楽版「ゴジラ」(演奏は東京佼成ウインド・オケ)CDを買い、早速聴いたのですが、これが、実にいいんです。  収録曲は
1.バンドのための「ゴジラ」ファンタジー      
2.バンドのための「ゴジラ」マーチ      
3.和太鼓と吹奏楽のための「ブーレスク風ロンド」      
4.「ゴジラ」足音(効果音)
5.「ゴジラ」鳴き声(効果音)(4・5は笑えます)
となっているのですが、特に1・2は原曲がオーケストラのため和田 薫氏が編曲したそうです。
 特にマーチは公開当時の1954年頃に作曲され、約半世紀を得て、吹奏楽用に編曲されたわけですが、作曲当時は敗戦の傷跡が作曲者の心から消えていないため、戦争の謳歌として受け取られぬように、旋律は主として短調を、又軍楽として響くのを怖れ、あえて、オーケストラ(弦楽器を多用した。)として作曲したと作曲者本人(もちろん大御所 伊福部昭氏)が解説しています。  #この時代の世相を感じますね。
 ファンタジーは約7分ですので、小中学佼がコンクールで「ダダダ・ダダダ・ダダダダダダダ」の三三七拍子を演奏するかもしれません。(楽譜もヤ○ハミュージックから出しているそうです。)
 私の所属する吹奏楽団の定期演奏会の候補曲として、ファンタジーとマーチを推薦しようかなと思っているのですが、NAPPさんはこの曲をどう思いますか?

re:戦時中の行進曲 投稿者:NAPP  投稿日:05月03日(月)01時20分50秒
 S.O.さん、どうもありがとうございます。掲示板のシステムのせいでお手数をおかけしました。
 戦時中のマーチを創っていた方の名前を見たところ、私の不勉強さゆえにほとんど知らな い人ばっかり、という情けないことになってます。はぁ。
 それでも私の知っている人達だけにでもコメントさせていただくと、まさに「びっくり」 です。長谷川良夫、清水修、諸井三郎、清瀬保ニなども書いてたんですね。  私が特に注目したのは、尾高尚忠、斎藤秀雄の二大指揮者、寡作家・平尾貴四男、です。 まさにその後の「新しい」日本の音楽を牽引、指導していく立場になる人達も書いていたのですね。
 彼らの全てが決して望んで書いたわけではないと思いますが、どのようなマーチだったのかは聴いてみたいですね。ひょっとしたら今だからこそわかる、反戦の意図が隠されているかもしれませんね(軍歌・海ゆかば のように)。

戦時中の行進曲(再) 投稿者:S.O.  投稿日:05月03日(月)00時23分12秒
>NAPPさん。レス遅れて申し訳ありません。
 戦前のマーチについてですが、市販のCDに収録されているようなものは、 軍楽隊関係者の作曲したものが殆どで、あまり面白いものではありません。 しかし一方で、面白い事実があります。
 手元に、太平洋戦争開戦(真珠湾攻撃)から4ヶ月間の間に、軍からの委嘱(強制?)によって 作曲された行進曲のリストがあるのですが、初めてみたときは仰天しました。30曲ほどの中には、 軍楽隊関係者の曲に混じって、現在ではほとんど無名ですが当時は大活躍していた呉泰次郎、 細川碧、宮原禎次、池譲、小船幸次郎といった人に加え、現在でもわりと名前の知られている 高木東六、大中寅二、長谷川良夫、清水修、大木正夫、市川都志春などがいます。
でも私の目が釘付けになった行進曲は、尾高尚忠「南進」、諸井三郎「輝かしき日」、 平尾貴四男「みいくさ」、深井史郎「堂々たる進軍」、斎藤秀雄「紀元二千六百一年」、 清瀬保二「戦友」です(@@;;)ドンナマーチダッタンダロウ。
この他にも山田耕筰、橋本國彦も行進曲を 書いていますし、行進曲でない委嘱作としては伊福部昭(古典的舞曲「吉志舞」)、 渡辺浦人(鎮魂曲「闘魂」、「必勝祈願太鼓」)、深井史郎(「ビルマ祝典曲」)などがありますね。
もうこれに早坂文雄、小倉朗、山田和男(後の指揮者の山田一雄)さえ入っていれば 当時の主要な作曲家が網羅されるのでは。
 芥川也寸志は終戦間際の陸軍戸山学校軍楽隊でサックスを、同じく団伊玖磨がパーカッションを担当していました (余談ですが、ホルンにあの岩井直ひろ氏がいたハズ)。
団氏には多数の行進曲の他に、いくつかのオリジナル曲(例えば「吹奏楽のためのソナタ」など) もありますね。芥川氏には行進曲が1つ(「1977栄光をめざして」)あるのみですが、 これは個性的ではないものの、とても爽やかで気持ちの良い行進曲です。
ちなみに、黛氏にも「祖国」(1981年陸上自衛隊委嘱)、「黎明」(1981年防衛大委嘱) という行進曲があり、「祖国」は、かなり個性的な行進曲であることがこの作曲家らしいところ (メロディは時代劇の劇伴みたいなんですが....)。

レス集 投稿者:NAPP  投稿日:05月02日(日)12時45分03秒
>ろくすけさん
 はじめまして。ようこそおいで下さいました。 木下氏の曲は当時の吹奏楽曲としては斬新なものだったようですね。あの方の作風って、 合唱と比べるとあの方の「素」がでている(失礼!)ようで、面白いですね。  これからもよろしくお願いします。

>S.O.さん
 「廃人」・・・・・なかなか的を得た表現かも (^。^) ほかにもClのフラッター がノンブレスで続いて「クララ」とか言ったりして・・・・・
 今年入って来た後輩(歳は一つ下)に、野田中吹奏楽部出身の男の子がいて、彼も 吹奏楽でやって行きたいとのこと。同志が一人増えた!! んで、彼が田村先生に会っ て譜面を見せてもらった、とか言ってましたので、今度詳しく聞いておきます。 って そんなに詳しいことは分からないと思いますけど。

アルプスの少女?? 投稿者:S.O.  投稿日:05月01日(土)01時23分44秒
それにしても、またヘンなタイトルを.....。 「ハイジ」をイメージしてると、トーンクラスターや特殊奏法を入れてガンガン吼えまくって、 まるで「廃人」だ....なんてことになるかな。 この人の作品は、タイトルと音楽があまり合ってないのがまたオモシロイのではありますが。 いずれにしても、楽しみですね。