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講演会の御案内-Luca Lombardi@JML 投稿者:田中吉史  投稿日: 4月30日(火)00時49分06秒
田中吉史@作曲です。

盛り上がっているところで全然違う話題を書き込むのもちと気が退けますが...(^^;)

現在、イタリアの作曲家ルカ・ロンバルディが、 国際交流基金の助成で現在滞日中です。6月には帰国しますが、5月下旬に、彼の講演会を企画しています。詳しい情報をのせますので、興味のある方は是非お越し下さい。

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JMLレクチャー
LUCA LOMBARDI
ルカ・ロンバルディを迎えて

イタリアの戦後世代を代表する作曲家のひとりであり、ひときわ異彩を放つ存在であるルカ・ロンバルディに、この5月ドイツで初演される最新作を含む最近の作品について語ってもらいます。

「Luca Lombardiの音楽で私が何よりも高く評価するのは、彼の作品が持つ感情と技術の明晰さである....この意味で、Lombardiはロマンス語圏の古典的伝統の中に立つ。しかし、彼の芸術が特別で刺激的なのは、彼にはドイツ文化における表現と哲学の諸側面もまた同時に浸透している、という点にある。その中に私はフェルッチョ・ブゾーニと共通した態度(それは音楽的なものにとどまらない)を見いだすのである。」(ウォルフガング・リーム)

Luca Lombardi プロフィール
1945年12月24日ローマ生まれ。イタリア・ペーサロ音楽院で学んだ他、ベルリンでP.デッサウに、ケルンでB.A.ツィンマーマン、グロボカール、シュトックハウゼン、プスール、カーゲル、シュネーベル、ジェフスキなどに作曲を、またユトレヒトでG.M.ケーニヒに電子音楽を学ぶ。また、ウィーン大学とローマ大学でも学び、アイスラーの研究で学位を取得。これまで、IRCAM(パリ)、WDR(ケルン)、ザールラント放送、RAI(イタリア)、ベルリン・ビエンナーレ、ウィーン祝祭週間、バーゼル・オペラハウスなど、様々な放送局や団体から委嘱を受けている。また、1978年から1993年までペーサロとミラノの音楽院で教鞭をとり、Stefano Gervasoniをはじめとする若い世代のイタリアの代表的な作曲家を育てた。様々な技法、様式、素材を包括的に取り入れた語法を用いており、60年代から70年代にかけては、様々な実験的な作品や政治的なメッセージを持つ作品を多く書いていた。最近はオペラやカンタータなど大規模な作品を多く手掛けている。バーゼル・オペラハウスの委嘱作であるオペラ「Faust.Un travestimento」(1991)はSAIE賞を受賞するなど高い評価を受けており、様々なオペラハウスで再演されている。最近の代表的な作品としては、作曲家ショスタコーヴィチを主人公としたオペラ「ドミトリーの病」などがある。楽譜とCDがRicordiより多数出版されている。現在、国際交流基金の助成を受け滞日中。

日時:2002年5月28日(火)19:00-
場所:JMLセミナー入野義朗音楽研究所
(世田谷区松原5ー22ー2/井の頭線東松原駅徒歩5分・明大前駅徒歩10分)
参加費:\1000  学生/JML関係者\800
 *終了後小パーティを用意します

通訳(独語):本多優之(指揮者)
企画:田中吉史(作曲家)
   高橋冽子(JMLセミナー入野義朗音楽研究所所長)

問合せと申込み:
*準備の都合上お申し込みは前日までにお願いします。
JMLセミナー入野義朗音楽研究所
 tel:03ー3323ー0646
 fax:03ー3325ー5468
jml-irinopz@nyc.odn.ne.jp
田中吉史 yostan@pb.highway.ne.jp

やっと 投稿者:Jun  投稿日: 4月29日(月)15時03分14秒
今話題になっている『音楽の友』をやっと買いました。
なるほど、ざっと眺めてみたら、最近のこの掲示板の流れが少しだけ分かったような気がします(^^;)。
それにしても吉松さんが「ぼくは前衛作品を聴くのは好きですよ」と臆面もなく?語っているのはすごいなあと思いました。
彼の著作の中であれほどクソミソにけなしているのに・・・。
まあ彼は「うそつき」だそうだから、まあいいのかなあ。
連休明けにじっくりと読ませていただきたいと思います(^^)。

再補足ありがとうございます 投稿者:のの  投稿日: 4月27日(土)17時16分20秒
ご理解頂けまして、何よりです。ただし、座標軸の設定にも、既に主観は入っているわけですが。「アカデミック/非アカデミック」
という軸の設定は、「非アカデミック」側が「アカデミック」側と同等の成果を挙げている、という世界観が前提になっているわけで。

軸が3本になると、BBSには書けないという大問題がありますね。
ある軸を固定してスライスしたものを数枚書くしかなくて、これはかなり見にくい。とりあえず一世代を分類するだけなら、「アブストラクト/ロマンティック」軸はいらないかもしれません。

あと、「U-50」世代になってくると、戦後前衛世代とは違って「現代音楽」が指すものはもはや自明ではないので、分類作業はやりにくいですよね。私も、30人規模でやるとなると尻込みしそう。そもそも、最初に沼野案があったから私もあれを思いつけたわけで。

再補足 投稿者:沼野雄司  投稿日: 4月27日(土)15時02分22秒
 昨日、某所でNAPP氏と顔をあわせたときには「もう書かないから」なんて言ってしまったのでちょっと迷いましたが、せっかく、ののさんから書き込みをいただいたので、あと一言だけ。

 まず、4つに分けるというのは編集部の案ではなく、私の案です。おそらく編集部は、単に「〜派」といった区分を考えていたんじゃないかな。そこに私があんな四象限を作ってきたものだから、急遽一ページ増えたのではと想像しています。また、30人のセレクトに関しても、インタビューのある人を中心にという方針は私が勝手に「気を回した」だけで、特に編集部の意向のようなものがあったわけではありません。ついでに「30人」という数も、私が決めたもの。ここら辺、「音楽の友」編集部が誤解されると困るので、念のために。

 で、前回に述べたように、軸の設定等に関しては、私の四象限はたたき台なので、このような場で新ヴァージョンを議論していただければ、と。私の昨日の書き込みは、単に「あの図のできるまで」の事情を説明したものです。誌面に載せたものに固執する気はないだけに、少なくとも5月号が発売されている今の時点で、元の筆者である私がここで議論をするべきではないと考えています。

 ただ、ののさんのおっしゃることは非常によく分かる。とりわけ試案にある2軸に「アブストラクト−ロマンティック」軸を加えた形を想像すると、相当に精密な配置が可能になりそうですね。で、もちろんこの場合の「精密さ」というのは、オブジェクティブなものというよりは、むしろ作成者の世界観を「精密に」反映してしまうところに醍醐味がある。だから、この3本線ヴァージョンの白紙グラフをいろいろな人に手渡して作曲家の配置をしてもらうと、その人の音楽観がよく分かって便利かもしれません。

>ののさん
 もちろんハンドルの件、了解しています。ちなみに私がハンドルを使わないのは、別にフェアを期しているわけではなくて、単にハンドルを持っていない(?)からなんです。

お忙しいところありがとうござます 投稿者:のの  投稿日: 4月26日(金)14時08分15秒
>沼野さん
詳しいご説明ありがとうございました。現在の私は、掲示板はハンドルで良いし、対等に議論できる場だからメイルアドレスも出す必要はない、という立場です。ここには書けないような辛辣な批判をなさりたい方は、NAPPホームのリンク集からたどれば、メイルアドレスはわかるようになっています。

私は、個々の人選には意見はありません。基本的に趣味の領域だし、おっしゃるような編集部の意向も働いてくるわけですし。
ただ、座標軸に関してはもう少し議論したいところです。そもそも4分類自体が編集部の意向なので、とやかく言われるのは本意ではないかもしれませんが。

座標軸の設定に価値判断を含めない、というのは私も賛成です。
「アカデミック/非アカデミック」という名称を使っているのは、このタイプの切り口の最もニュートラルな表現だからです。
しかし、その軸だけで全空間をカバーしていなければ、座標軸としては問題があると思います。「ヨーロッパ前衛/職人芸」というのは、端的に言えば「最新技術/伝統技術」ということですから、「反技術」はカバーできないわけです。6分類なら収まりがいいはず、というのはそういう意味です。

また、いしづかさんは「直交基底」という言葉を使っていますが、2本の座標軸が独立であることも重要です。「ヨーロッパ前衛」と「ユニヴァーサル」には、明らかに相関がありますね。実際、野平象限の作曲家数は、非常に多くなっています。その反動で、「職人芸」と「アジア」にも相関が出てしまったようです。また、相関の逆なので、細川象限にはかなり無理があり、作曲家数は非常に少なくなっています。野平象限ではアジア的な人と、西村象限ではヨーロッパ的な人を強引に連れてきたという印象です。そして吉松象限は、「ヨーロッパ前衛」「アジアの職人芸」以外は全部という場所になっていて、ユニヴァーサルでも職人芸タイプでもない人が大半ですね。

言いっ放しでは無責任なので私も対案を出してみたわけですが、このU-50版に少々コメント。左下が伊東、というのが一番奇異に感じられるかもしれません。実際、戦後前衛世代のグラフに書き入れれば、松村よりもはるかに武満寄りな位置の作風だと思います。しかし、今日においてアクチュアルな創造活動と言えるのはこのあたりまでではないだろうか、という意味が込められているわけです。西村や藤枝も、戦後前衛世代のグラフでは頂点には来ないはずだし。

これは、国際化が進んだとか、音楽教育が普及したということでは決してなく、「日本の現代音楽」がカバーしている領域が昔より狭くなったということなのだと思います。これより左にいたはずの才能はポップスや付帯音楽、これより下にいたはずの才能は小沼氏が記事を書いているような世界に行ってしまい、この世界には来なくなったのでしょう。

もちろん、現在でもこの領域は無人地帯というわけではないのですが....以下自粛(苦笑)

というわけで、私が本名で取り上げている世界は、一昔前なら「現代音楽」だったはずの世界で、別に「クロスオーバー」を意識しているわけでも何でもないのです。

>いしづかさん
枠を提供した人間が各論にも足を突っ込むと、ジサクジエンと言われかねないのでお任せでいいのですが、質問が出たところだけ。素材面では三輪はヨーロッパ的、藤枝はアジア的になってきたかもしれませんが、日本的情緒への依存という本質的な側面を見れば、やはりこれでいいと思うのですが。

明日になったら、「そういう位置付けには疑問がある」というご本人たちの書き込みがあったりして (^ ^;;)

突然こんにちは 投稿者:沼野雄司  投稿日: 4月26日(金)03時55分08秒
 掲示板のみなさんこんにちは。沼野雄司です。
 友人に教えられてログをざっと読んでみましたが、非常にうれしい気分になりました。そもそも現代音楽が好きな人ならば誰でも、あれを見たら、何かいいたくなるでしょうし、そうでなくては顰蹙覚悟で作った甲斐もありません。

 で、分類に関して様々な異論があるのは当然で、むしろ作成者冥利につきるところですが、この際、基本的なところで誤解が無いように、チャート作成の意図と経緯について、いくつか補足だけ。

 まず、あの図は四象限の形をしていますが、厳密な四象限を構成していません。
 理由は2つ。まず上下および左右の軸が完全な対立をなしていないこと、そして作曲家それぞれに個別の位置が与えられていないことです。もちろんこれは確信犯なわけで、NAPPさんがめざとく引用してくれたように、文中にもちゃっかりとアリバイを忍び込ませてあります(ただし、あのチャートを作っていた時には、大きなダンボールに様々な軸の四象限を作り、そこに50人ほどの作曲家名を書いた付箋を貼って、それぞれの配置について一晩考えてはみました。これは結構刺激的な作業だった)。

 で、ここら辺のいきさつにかんしては基本的に「のの」さんの想像されるとおりです。
 すなわちもう少し明確な対立軸を設定することも可能でしょうが、私に与えられた課題は「原稿用紙8枚」で「日本の50歳以下の作曲家」の「初心者向けの見取り図」を「音楽の友」に掲載するという、きわめて豪快なものでしたから、なるべくいろいろな含みを持たせたかった。ありていにいえば、ある要素のプラスとマイナスという形で軸を設定するのではなく、むしろそれぞれの傾向をある程度はポジティブな形で示せるように、かなり気を遣ってみたわけです。つまり上下、左右の軸はそれぞれ、なんとなく対立しているようでありながら、正確には対立していないというきわどい関係にある。となれば、それぞれの作曲家をX軸とY軸の数値によってバラバラに配置することができないのは自明です。なにしろ、もともとの軸がグラデュアルになっていないんですから。

 では、なぜあえて四象限の形態にしたのか。もっとも大きな理由は、単にいくつかの「派」に分類して、マルで囲むよりも、視覚的な取っ掛かりがあるからです。あとは「4つ」という数の暴力的な少なさが、この場合はむしろ好ましく思われた。で、この単純化によって不可避に生じる誤解を少しでも減らすために、原稿の中で一文だけゴチック(太字)指定をしてみました。

 それにしても、私はあれが一ページを割いた大きな図になるとは、想像していなかった。確か、最初にいただいた企画書では、私の原稿は全部で2頁とのことだったので、文中のどこかに5センチ角くらいで挿入されるのかな、と。まあ、これはこれでありがたいことですが、大きくなると、ちょっとスカスカな感じになりますね・・・。あれを見た時、もっと人数を増やせばよかったと思いました。

 で、人選にあたってまず考えたのは、この特集においてインタビューが掲載される人を中心にするということ(私は企画に一切かかわっていないので、インタビューのリストは編集部のセレクトです)。だから各象限の代表者は「3頁インタビュー」の3人なわけで、さらに4象限だと一人足りないから、同世代の野平氏を召喚した、と。さらに「1頁インタビュー」の若手作曲家も全部いれてあります。ちなみにNAPPさんが人選に不満を抱くのは、おそらく、さしたる戦略もなく凡庸な音楽活動をしておられる方もいくらか混じっているためと想像しますが、現実的に日本の音楽界においては、こういう方々が圧倒的なヴォリューム・ゾーンをなしているので、公約数的な人選ということを前提にした場合、いたしかたない部分もあります。そんな意味も込めて、30人のセレクト理由についても、原稿の前半に明確に述べておきました。

 ただ、その意味では、特集の中の「拡大解釈《現代音楽》の作曲家」のところは、雑誌が出るまで誰がとりあげられるか知らなかったので、ちょっと不整合をきたしましたね。チャートに入っている人と入っていない人が、まだらになってしまった。もちろん、それ自体は別にかまわないんですが。あと、掲示板の意見では南聡の位置が問題になっていましたが、確かにこの人のあり方というのは聴き手によって相当に違う気がします。

 以上、作成者による補足でした。しゃしゃりでてきてすみません。なお、田村文生氏の生年が間違っているのは、もともとの私のタイプミスで(今、もと原稿のファイルを確認)、そのまま編集部のチェックをくぐりぬけてしまったようです。ご指摘ありがとうございました。4歳も上にしてしまったので、今度謝っておかなくては。

いやいや 投稿者:いしづか  投稿日: 4月25日(木)20時50分04秒
座標軸の設定が上手く行っているみたいだから、あとは各論かな、と。

ドメスティック - インターナショナル
非アカデミック - アカデミック 
アブストラクト - ロマンティック

ほぼ直交基底といえる座標が出来ているように思います。あとはマップするだけですね。

ところで、下の三輪-藤枝の位置というのは、近年、入れ替わってきているように思うのですが如何でしょう?

各論はおいといて 投稿者:のの  投稿日: 4月25日(木)12時05分53秒
こういう微調整は、実際に作りながらやるしかないのでは。
川島は、初期は湯浅のちょっと上くらいだったと思うけど、今はほとんど篠原くらいまで来ているのでは?

では、叩き台として、あの分類のU-50版を挙げておきます:

西村  細川  望月        アカデミック
                    ↑
藤家   南  鈴木治行 ドメスティック← →インターナショナル
                    ↓
伊東  三輪  藤枝       非アカデミック

25人版も考えたけど、叩き台にはこのくらいの方がいいと思うので。
もちろん、このメンバーがベスト9というわけではありません
(戦後前衛の方はかなりベストメンバーに近かったけど)。

うーん。 投稿者:いしづか  投稿日: 4月25日(木)01時43分43秒
野平さん&望月さんは篠原さんの位置にほぼ重なるけど、川島さんはちょっと下へズレる感じだと思うのですが。

Re: 沼野分類 投稿者:のの  投稿日: 4月25日(木)00時54分05秒
そうかな?まあ、川島さんは「流行」では必ずしもないかも。
私の分類なら、野平、望月、川島は篠原の位置でほぼ重なります。これを分離するにはもう1本「アブストラクト/ロマンティック」という軸を導入すればよく、これで全作曲家が完全に分類できるのではないでしょうか。

Re: 沼野分類 投稿者:いしづか  投稿日: 4月24日(水)21時58分01秒
> 端的に言えば、「吉松象限」に、あまりに違うものが集まりすぎている。
> この象限は本来は、「非流行、非国内」で、三輪さんみたいな人が来る
> ところだと思うんです。

川島さんもここでしょうね。何故に野平象限なのか。
吉松象限は、筆頭者が吉松氏になっているが、実際には、他に分類出来なかった人がここに集められているだけのような感じですね。藤枝氏をここに分類した理由が、まさにそのようなものでした。

吉松史観の問題点 投稿者:いしづか  投稿日: 4月24日(水)21時39分07秒
> 吉松史観の問題点は、私的な理念に基づくものを、様々な音楽経験の違いのある人の目
> にとまる公的なところに載せてしまうことではないかと思っています。

私的な理念を単に主張しているだけなら良いのです。彼の言説の問題点は、そうした理念を正当化するために、言説の中に音楽史的なウソを交えるところにあります。

前衛に代表される現代音楽は、他ジャンルの音楽に殆ど影響を与えられず。よって、象牙の塔に篭って少数のオタクのための音楽として生き長らえた、とか、シベリウスが筆を折ったのは、世の中が12音音楽に汚染されてきたためだ、とか。

真っ当な音楽史の知識があれば、即座に論破されてしまうようなウソなのですが、これがポピュラー音楽や近現代音楽史の知識を持たないクラシックファン(レコ芸や音楽の友の読者とかなり重なる)へと流布されると、騙されてしまう方も多いようで。

> まだ聞いたことのない人に事前に「ゲンダイオンガク=ツマラナイモノ」というインプ
> リンティングはいかがなものか。

これは、nappさんが危惧される通りで、私自身、ネット上(主に「招き猫」)で現代音楽批判派を自任される方々と議論したことが何度かあります。しかし、その度に感じたのはそういう方々の現代音楽に関する鑑賞経験の希薄さです。「現代音楽について、良くは知らないし、聴いたこともあまり無いけれど、音楽雑誌等に悪口が書いてあるから、自分も批判的な文章を書いてみる」というスタンスの方々が、呆れる程大勢いらっしゃいました。
そういう方は、ほぼ例外無く、「現代音楽一般では無く、具体的な曲について批判してみて下さい」と問いかけると沈黙してしまいましたが。

Re: 沼野分類 投稿者:のの  投稿日: 4月24日(水)21時26分36秒
「ヨーロッパ前衛/職人芸」に関しては、そういうことかなあとは思っていたのですが、そのやり方だと、「伝統的芸術音楽志向」の中での4分類にしかならないと思うんです。端的に言えば、「吉松象限」に、あまりに違うものが集まりすぎている。この象限は本来は、「非流行、非国内」で、三輪さんみたいな人が来るところだと思うんです。この方針ならば、「アメリカ実験音楽」「ポップ」は別枠にして6分類にすれば収まりがいいのではないでしょうか。

ちなみに、私の2本の軸で戦後前衛世代の作曲家を位置付けすると以下のようになるので、なかなかうまくいっていると思います:

三善  石井  篠原        アカデミック
                    ↑
間宮  武満  湯浅  ドメスティック← →インターナショナル
                    ↓
松村  高橋  小杉       非アカデミック

この分類法の最大の問題点は、作曲家に喜ばれないことかも (^ ^;;)

re:沼野分類 投稿者:NAPP  投稿日: 4月24日(水)17時35分07秒
 まず、いしづかさんの要約に補足しておきます。
 チャートの「ヨーロッパ前衛への志向」は「ヨーロッパで現在何が起こっているのかについて強い関心があり、常にそれらとの緊張感系によって自らの創作を検証していく方向性」。「職人芸への志向」は「最先端の動きを気にするよりも、自己の音楽にじっくりと磨きをかけることを優先する方向性」との説明ですね。こう説明されると対立軸としてもいいかな、と思えなくもない。「もちろん、この横軸の2つの方向性は、完全に相反するものではないのだが」とは書いてありますが。
 各象限についての説明は特に補足はいらないですが、吉松象限は「ヨーロッパの前衛とはやや距離を置きつつ、かつ日本やアジアといった地域に限定されない音楽を書こうとする一群」とのこと。この「距離を置きつつ」がどういうスタンスによるのかでここに分類されている作曲家はそれぞれ全然違うと思うのだけど。だからわざわざボールドで書かれている「例えば吉松象限に属する作曲家が、吉松その人に影響を受けているという意味では、全くない」というのが最重要の前提でしょうね。でも、この手の雑誌だと「吉松隆と南聡は同じような曲なのね」と思ってしまう人も少なくないようで恐いですね。

>単純な4分類ではなく、一人一人を平面上のしかるべき位置に置く
>のでないと、あまり意味がないと思います

 一応、「本来であれば、この中に30人の作曲家を微妙な距離感覚で配置せねばいけないのだが〜」ということは書いてあります (^^ゞ しかし、考えれば考えるほど、このように大きく分けることにどれほどの意味があったのかは疑問になってきますね。あくまでも「たたき台」に、というところでしょうね。沼野先生自身が一番分かっていたと思いますが。
 とりあえず、直接本人に聞いてみますよ(笑)

 何か手をいれたい、と思ったら人選に関してでしょうか。名の挙がった人は「ベスト30ではない」とは書いてありますが、このサイトを見ている人なら「この人は?」というのがかなりあるはず。皆さんなら誰を挙げてどこに分類しますか?(と、分類にあまり意味がないのは承知ですが)

 蛇足。吹奏楽作家を分類すると、ほぼ全員が吉松象限か(笑) あきれるほど偏ってるのは自明。

 しかし、この手の雑誌でも、大友良英や足立智美といった名前の出てくる2ページを割いたコーナーが出てくるようになった(チャートとは別のページに小沼純一氏が書いている)、というのはマシになったといえばマシになったのではないでしょうか。説明にもならない文量なのはまだまだだとしても。

CD関連の話 投稿者:NAPP  投稿日: 4月24日(水)17時34分27秒
 佼成の邦人作品集第八弾「飛天の舞」は秋にでるそうですが、ちょっと今回はあまり惹かれないかも。松下功の表題作はたしかに既存の吹奏楽作品とは一線を隔す作品だけど、第一部は生で聴かないと訳がわからないと思うし。注目しているのは伊藤康英「交響曲」くらいかなぁ。でも、過去の佼成の委嘱作を集めて中心に据える、という選曲法は佼成がやっと独自の集団としてのアイデンティティを示そうとしているという姿勢も見えるので、これはこれで評価すべきことかもしれないですね。

 CD紹介コーナーで取り上げるまでもないけれど気になったものを二枚。
 Albanyの「New England Conservatory Wind Ensemble」のもの(TROY 340)。期待していたのはウィリアム・クラフトの「4人の打楽器と吹奏楽の協奏曲」だけど、これはメータ/ロサンゼルスフィルのCD(ヴァレーズ「インテグラル」の名盤)に入っている同曲の吹奏楽版。思ったほどではなかった(笑) 他にはEWE50周年記念で作品が演奏もされたバーナード・ランズの「セレモニアル」も入っています。なんとなく武満の同名曲も思わせる作品だけど、ちょっと冗長という感じかな。あとはジョン・ハービソン「オリンピックダンス」(klavierのやつのほうがいいかな)とフサの「Les Couleurs Fauves」も入ってます。フサのは今年の自由曲には最適かも(三つの楽章があってそれぞれが約5分)。
 あと一枚はやはりAlbanyの「DePaul Univ. Wind Ensemble」のもの(TROY 435)。これにはアメリカンウインドシンフォニー委嘱のヴィラ=ロボス「コンチェルトグロッソ」が。

 訳あって日本作曲家協議会の出している作品目録を眺めています。ついでに吹奏楽作品もメモしていっているのですが、そのなかから特別目をひいたものを。
 川崎優の「祈りの曲」は第2「悲歌」がよく知られていますが、第3があるんですね。1986年の作で「ひろしまの詩」というタイトル。広島で初演された10分の曲だとか。
 湯山昭には「みどりの賛歌」という童声合唱と混声合唱を伴う作品が。1983年に神奈川で初演されているのですが、3分という時間からも、何かの式典曲だったと思われます。
 他にも色んな人の色んな作品が分かっていますが、一段落したらリストに反映させます。
 面白かったのは原博「スタウトアンドシンプル」が「剛毅朴訥」というタイトルで登録されていることでしょうか(笑)

とりあえず 投稿者:NAPP  投稿日: 4月24日(水)17時33分44秒
 レスが遅れて申し訳ないです。まずは言い訳から(笑)
 新年度が始まったばかりで何かと忙しい今日この頃。例の「音楽の友」を読んでから、と思っていたら、気付いたらこんなに日がたってしまってました。予定外の楽譜も書かないといけないし。楽しみにしていた紀尾井シンフォニエッタのCl特集の演奏会もキャンセル。今日は急遽論文指導が休講になったのでその時間でレスしてます。ちなみに私の指導担当は・・・・・(笑)


 例の「沼野分類」に関しては項を改めます。まずはそれ以外から。

>Rにみにみさん
 たまたま次のようなサイトを眺めた(読んではいない)のでチャッタウェイも書いたのだと思ってました。ここらへんのものは詳しくないので勘違いだったかな。
http://www.startreksoundtracks.com/sts-comp-chattaway.html
 先週、湯浅譲二先生と食事をしていたときに、たまたま「アメリカの映画音楽でいいと思った作曲家は」という話題になって、そのときに「ゴールドスミスってわりといいの書くよね」とおっしゃっていたのが意外でした。

>きよたかさん
 たぶん初めまして、ですね。他掲示板でお見かけします。 m(_ _)m
 山口恭子「だるまさんがころんだ」は芥川作曲賞本選会で聴きました。演奏される「場」でかなり印象が左右される作品ですので色んな場所で演奏を聴いてみたいです。過去にもこの話が出ていますので、過去ログのほうもご参照くださいませ。
http://www03.u-page.so-net.ne.jp/kc4/napp/kako26.html
http://www03.u-page.so-net.ne.jp/kc4/napp/kako27.html
http://www03.u-page.so-net.ne.jp/kc4/napp/kako31.html
 京都や大阪は時々「セミクラシックな」作曲家として知られている人の純音楽作品も演奏されるみたいで、面白そうですね。大阪シンフォニカ委嘱の城ノ内ミサ「空華」とか聴いてみたかった。

>やぶいぬさん
>吉松史観(苦笑)ですけど、楽壇およびクラシック業界、クラシック
>リスナーの間では、どういう扱いになっているんですか?
 少なくとも私の周辺(上層部は含めない作曲を中心とした学生連中)では、あくまでも「一つの考え方」として存在する音楽観だと思います。それなりのシンパシーを感じている人もいるし、はなから問題にしていない人もいるようです。私も一応目を通して「そういう考え方をするんだな」という程度の理解はしているつもりです。そこから踏み込むかは個々の問題。
 吉松史観の問題点は、私的な理念に基づくものを、様々な音楽経験の違いのある人の目にとまる公的なところに載せてしまうことではないかと思っています。もちろん、自分の考えを多くの人の目にとまる場所で論ずる事自体は非難されるべきことではないのですけれど、それが導入の段階などで用いられてしまうとなると、それはとても危険だと思うのです。まだ聞いたことのない人に事前に「ゲンダイオンガク=ツマラナイモノ」というインプリンティングはいかがなものか。
 とはいうものの、音楽って個人的嗜好によって大きく評価の分かれてしまうものだから客観的に論じるのも難しいのはたしか。これは音楽評論の永遠の課題か。

Re: 沼野分類 投稿者:のの  投稿日: 4月24日(水)11時30分58秒
サマリーありがとうございました>いしづかさん

多少見えてきましたが、2本の対立軸を取るやり方だと、単純な4分類ではなく、一人一人を平面上のしかるべき位置に置くのでないと、あまり意味がないと思います。

沼野分類の違和感は、対立軸が対立軸として機能していないところにもありそうです。「インターナショナル/ドメスティック」はいいと思うけど(ポップとインターナショナルは独立な概念だとも思うけど)、ヨーロッパ前衛/職人芸というのは、そもそも対立概念ではありません。これに代わるものとしては、「アカデミック/非アカデミック」が適切だと思います。

私見では、これできれいに分類できると思います。むしろ、沼野氏はきれいに分類したくないからああしたのでは....

便宜的に、各分類に名前をつけておくと、
・アカデミック +インターナショナル=舶来マンセー
・アカデミック +ドメスティック  =日本マンセー
・非アカデミック+インターナショナル=オラが一番
・非アカデミック+ドメスティック  =マターリが一番

うーん。 投稿者:いしづか  投稿日: 4月24日(水)01時35分04秒
> 「センセイもアレさえなけりゃいいんだけどねぇ(苦笑)」という雰囲気なのか、
> 「立つべし、討つべし、ゲンダイオンガク!」という“新しい音楽教科書を作る
> 会”みたいな動きなのか。要するにどれくらい“大きな声”なのか、知りたいん
> ですけど。

一時期は、レコード芸術の「現代音楽入門」のコーナーを吉松が執筆するような茶番が行われていたので、ああいう音楽雑誌の編集者などには信奉者が多いと思われます。ネット上にもエピゴーネンみたいな人を随分見かけましたよ。プロオケの定期演奏会の曲目解説にも吉松の文章が載っていて、ヴェーベルンを聴きに行ったらヴェーベルン批判の文章が載ったプログラムを渡されるというおバカなことも有りましたね。だから、かなり「大きな声」だったんではないですか?

そうそう、付け加えておきましょう。上で説明したように、曲目解説のプログラムなどでウソと誹謗に溢れた現代音楽批判を開陳してわけだから、「個人的には現代音楽を聴くのは好き。でも、自分が新しい世代であることを強調するために、旧世代である現代音楽を否定していた」などという言い訳が、吉松の行為を正当化出来ないことは明らかですね。

そんな個人的な事情のために、「嘘」が書かれたプログラムノートを読まされた人の身にもなってもらいたいものです。

ボストンには 投稿者:いしづか  投稿日: 4月24日(水)00時47分01秒
「音楽の友」を売っている本屋は無いだろうから買ってきました。

沼野分類で、基本になる軸は2つ。
X軸は、+方向へ行くとヨーロッパ前衛への志向、−軸方向は職人芸への志向
Y軸は、+方向へ行くとユニヴァーサルあるいはポップへの志向、−方向はアジア・日本への志向

で、++領域を野平一郎象限、+-領域を細川俊夫象限、--領域を西村朗象限、-+領域を吉松隆象限と分類。

で、

野平:日本的な色彩を感じさせず、複雑な音楽を
小鍛冶邦隆、三輪眞弘、江村哲二、田中カレン、伊藤弘之、権代敦彦、夏田昌和、望月京、川島素晴

細川:ヨーロッパ戦後前衛を継承+日本的要素
金子仁美、伊東乾、原田敬子

西村:日本、アジアの語法
高橋裕、菅野由弘、松尾祐孝、田村文生、伊佐治直

吉松:ヨーロッパ前衛と距離を置く、かつ日本やアジアという世界に限定されずに創作
藤枝守、南聡、中川俊郎、鈴木輝昭、安良岡章夫、猿谷紀郎、藤家渓子、寺嶋陸也、長生淳

という分類。でも、解説中で沼野氏自身が触れているように、例外が多すぎるんですよね。
本人も相当悩みつつ文章を書いたのではないか、と推察されます。

これを叩き台にして議論を始めましょうか。

【質問】どうなんでしょうか…? 投稿者:やぶいぬ  投稿日: 4月23日(火)22時47分06秒
いっぺん「クラシックの散歩道」掲示板にスレッドを立てようかと思っていたんですけどね…。(実は投稿者登録してない;実はボクはクラシックに関してはプロパーなリスナーではないので気が引けてしまって… (^-^; )この際聞いておきたいのですが。

吉松史観(苦笑)ですけど、楽壇およびクラシック業界、クラシックリスナーの間では、どういう扱いになっているんですか?

「センセイもアレさえなけりゃいいんだけどねぇ(苦笑)」という雰囲気なのか、「立つべし、討つべし、ゲンダイオンガク!」という“新しい音楽教科書を作る会”みたいな動きなのか。要するにどれくらい“大きな声”なのか、知りたいんですけど。

Re: 沼野分類 投稿者:のの  投稿日: 4月23日(火)21時18分37秒
どの分類に誰が入っているのかを見れば、見当はつきそうですが。
・吉松:聴きやすい現代音楽(例のアレ)
・細川:ドイツ系現代音楽(構築性重視)
・野平:フランス系現代音楽(音響重視)
・西村:日本的現代音楽(アジア的要素)
というような単純な分類ではないのでしょうか?

分けられた方は 投稿者:プロメテウス  投稿日: 4月23日(火)09時55分25秒
しかし、分けのは勝手なのですが、分けられたほうからしてみれば、「えっ!僕(私)ってこのカテゴリーなの!?」と、びっくりする事、この上ないはず・・・。(^^;

馴染みの薄い人からみれば、例えば「菅野さんの作品は、西村さんと似てるのかー」と思わざるを得ないですから。私としては、単純に一人一人紹介していくのが、一番いいのではないかと、思っています。

沼野分類 投稿者:いしづか  投稿日: 4月23日(火)07時54分03秒
については、もっと正確な要約をもとに議論を行った方が良いようですね。沼野氏自身が、現在日本作曲家達を、誰もが一目で理解出来るようなチャートへとまとめ上げることは非常に難しい、と前置きした上でチャートを作成し解説を書いていることは、とりあえず付け加えておきます。

沼野分類は、あの特集では読ませる方で、本当に腹が立ったのは(例によって)吉松のインタビューの内容だったんだけど。。。。あれが、今まで垂れ流した「現代音楽の悪口」についての釈明になっていると思える感性が凄い。。。。

望月京! 投稿者:いしづか  投稿日: 4月23日(火)07時40分52秒
といえば、今年は彼女の管弦楽作品が2曲も日本初演されるはずですね。
非常に楽しみです。
前〜に、「望月京に吹奏楽曲を委嘱するなら、今が最後のチャンス」、といった内容を書き込んだ覚えがあるけど、もう吹奏楽関係者には手の届かない存在になってしまった感がありますね。
望月氏に吹奏楽曲を委嘱しておけば、ドイツの名門:ブライトコップから吹奏楽の譜面が出版されるという、非常に痛快な出来事も起こり得ただろうに。

そそられた 投稿者:きよたか  投稿日: 4月20日(土)23時21分18秒
初めまして。いつも楽しく拝見させていただいております。
ひょっとしたら、以前に書き込みをさせていただいたことがあるかも知れませんが、、、

さて、今日は京都市交響楽団の演奏会に行ってきました。番組は‥
山口恭子:だるまさんがころんだ
一ノ瀬トニカ:美しかったすべてを花びらに埋めつくして‥
       フルートと室内オーケストラのための
P.I.チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74
フルート:高木綾子 指揮:岩城宏之 京都コンサートホール

いやぁ、いいプログラムでした。まあ、だから聞きに行ったのですが(笑)。

「だるまさんがころんだ」はお客さんがちょっととまどい気味。
瞬間的な強奏の残響が名残のようにすっと消えていく感覚が小気味よかった。

「美しかったすべてを〜」は心の片隅に「まるで吉松作品やんか」とツッコミながらも、楽しませていただきました。わかってても引きつけられてしまう‥とても美しい音楽でした。なんか具体的じゃないですね。
作曲者はお二人ともお綺麗でした(^_^;) あ、フルーティストも。

「悲愴」ですが、段落の最後は粘りすぎず、でも端折った感じは全くなく、気が付いたら最後まで行ってた感じです。どの楽章の間もほとんどアタッカ。
曲(楽譜?)が語るに任せている感じでした。かといえ、もちろん濃厚な音楽を楽しませていただいたのですが。

このホール、弱音がとてもよく透るので、「悲愴」の最初や最後などがクリアーに聞こえるのはいいのですが、トロンボーンのコラールなどはかなり全面にでてきて、ちょこっと違和感が・・・

岩城氏、去年大フィルを振ってベリオの「シンフォニア」をやったときは病み上がりで、本当によれよれで見てても危なっかしくて不安だったのですが、今回は全くそのようなことは感じさせませんでした。
ではでは、失礼します。

Re: 音楽の友 投稿者:のの  投稿日: 4月20日(土)13時06分26秒
アメリカにいる間に、音楽の趣味がそんなに変わったわけではないけど、「現代音楽」だけを特別に取り出して論じる、みたいなことが体質的にできなくなったような気がします。あの「100選」を次に改訂する時は、オールジャンル300組、みたいな感じになるのではないでしょうか。

音友のこの10人は、別に「ベスト10」ということではないのでしょうが、1950年以降に生まれた「調べてみたい、論じてみたい」日本の作曲家(自分のコンセプトに基づく活動が中心の音楽家)を考えてみると、私の場合は12人で一段落という感じですね:
  灰野敬二、西村朗、矢野顕子、南聡、秋田昌美(MERZBOW)、山本精一、
  内橋和久、大友良英、鈴木治行、杉本拓、望月京、松原幸子(Sachiko M)
こうしてみると、まだ結構「現代作曲家」率は高いようです。

沼野分類をとやかく言うつもりはありませんが、こういうやり方だと、もう1本軸を立てないと収まりがつかない。それはアメリカ実験音楽軸ですが、最年長の人を立てるという方針のようなので、藤枝守かな。
南聡は、この中なら西村グループ(日本的現代音楽軸)だと思います。
沼野氏の立場は、ヨーロッパは独仏に分ける必要があって、アメリカ実験音楽はどうでもいい、ということなのでしょう。

いけね 投稿者:HIDEっち  投稿日: 4月19日(金)00時59分15秒
》これらが Cattaway 自身の作曲でした。

 作・編曲でした。

手持のMF音源で行くと・・ 投稿者:HIDEっち  投稿日: 4月19日(金)00時57分45秒
 Maynard Ferguson のアルバム「Conquestador」( Chattaway のプロデュース)を見てみたら、
 Mister Mellow (comp. Chattaway, arr MF)
 Conquestador (comp. MF, arr. Chattaway)
 The Fly (comp. MF, arr. Chattaway)
 これらが Cattaway 自身の作曲でした。う〜ん、有名どころですね。ロッキー Gonna Fly Now や、ウルトラクイズ Theme from Star Trek (comp. Courage, arr. Roddenberry) も収録されている、お得なアルバム(笑)。

 Spanish Fever は、Fania All Stares の「Spanish Fever」(これも Chattaway のプロデュース)というアルバムに収録されていて、他の全曲 Chattaway かも知れません。

http://homepage2.nifty.com/euphstudy/euph.html


音楽の友(笑) 投稿者:いしづか  投稿日: 4月18日(木)00時34分35秒
今月発売の「音楽の友」に、1950年以降に生まれた日本人作曲家の特集が載ってます。

個別の記事があるのは、とりあえず10人。

1、吉松隆
2、西村朗
3、細川俊夫
4、藤枝守
5、猿谷紀郎
6、田中カレン
7、藤家渓子
8、長生淳
9、権代敦彦
10、川島素晴

うーむ。多くは語りません。。。。。

しかし、沼野雄司さんによる、1950年以降の現代音楽系作曲家を、吉松、野平、細川、西村の4つのグループに分けるのはわかり易さを狙ったにしても、余計な混乱を招いただけだと思うな。南聡さんが、何故、吉松グループなのか解説を読んでも全く理解出来ない。。。

あと、田村文生(この人は西村グループにカテゴライズ)氏の生年が、何故だか4年前にズレてたりしました。何故、テンプスの中で田村氏の名前だけが取上げられているのかも、疑問だったりするのですが。それは置いておきましょう(もちろん私は田村氏「も」良い作曲家だと思ってます)。

スタートレック 投稿者:Rにみにみ  投稿日: 4月18日(木)00時07分32秒
といえば、オリジナルのやつはCourege、映画は主にジェリー・ゴールドスミスかジェイムズ・ホーナー、最近のシリーズはマッカーシーです。
 チャッタウェイは書いてないと思います。

http://member.nifty.ne.jp/nimi/


詳しいことは、 投稿者:いしづか  投稿日: 4月17日(水)12時45分48秒
そのうち書き込みますが、9月に川口リリアで、ユーフォニウムのリサイタルにクセナキスのオルガン曲(日本初演)を挟み込む試みが行われる模様。

しかし、ユーフォニウムに、クセナキス作品と同じ土俵で勝負出来るような作品ってあるんだろうか?誰かが近藤譲氏に作品を委嘱すれば、この楽器にも新しい未来が拓けるような気がするのですが。

山田耕筰と吹奏楽 投稿者:NAPP  投稿日: 4月17日(水)00時27分48秒
 ちょっと学校で空き時間があったのでざっと調べてみました。既知のことも多いですが、改めてウラを取ったということで。

 まず、「この道 −山田耕筰伝記」(1982:日本楽劇協会 編:恵雅堂出版)での作品表から。もっとも、一番ポピュラーな山田本にも関わらずあまり詳しくないのが痛い。吹奏楽作品は「管弦楽作品」とごっちゃになってる部分もあるみたい。「初春の〜」の記述もないし。宗教関連の作品については「団体歌」という分類になっていて編成がよく分からなかったです。ただ、「同じ作品でも呼び方の違うものもある」という注釈があったのはこの本だけなので、突っ込んでいくと意外なことが分かる可能性を秘めているかも。
 結局、載っていた「明らかに」吹奏楽作品なのは
「愛国行進曲」(1938)、「大陸行進曲」(1938)
「野球大会行進曲 −高校野球入場行進のために」(作曲年不詳)
「連合艦隊行進曲」(1938、松島慶三作詞による歌曲は1934)
 以上の4曲。ちなみに、1956年作の「おやさま」(教祖、と書いて「おやさま」と読む)は正式には「声楽を伴う交響詩『天理教讃頌譜 教祖 −天理教々祖70年祭記念』」といい、「句刻限」「陽気つとめ」「親ごころ」の三曲からなる演奏時間40分の大曲。編成は独唱と合唱と管弦楽ということで、天理高校のは編曲抜粋ものだそうです。

 次に当たったのは「自伝 若き日の狂詩曲」(1996:山田耕筰:中公文庫)。作品表の類は載っていなかったのですが、貴重な自伝。時間がなかったので中身までは読んでいませんが、もしかしたら手がかりが残されているかも。
 この自伝の後書きを担当しているのは團伊玖麿。この人は山田関連の他の書物にも関わる事が多くて、天理関係の作品のこともあって、色々な繋がりがあったのかな、と感じます。

 その次。「楽聖 山田耕筰を囲む人びと」(1996:渕眞吉:赤とんぼの会)。この本の「軍歌」の項に期待したのですが、「作品名や作詞者名を羅列するのは意味がない」というようなことが書かれていて、ちょっとした作意が感じられます。ただ、「偕行」という雑誌の1986年6〜8号に八巻明彦氏(CD紹介の項で紹介している軍歌戦時歌謡大全集の監修者)が「山田耕筰と軍歌」という連載をしていたという情報が。そのうちこれにも当たってみたい。

 一番大きな収穫があったのが、サントリー音楽財団「作曲家の個展'83 山田耕筰」のプログラム冊子。ここに載っていた吹奏楽作品を挙げます(「この道」と重複曲は除く)。
 まず「前奏曲<英国頌歌>」(1922.4.1)。これは1922年4月16日に行われた「英国皇太子殿下歓迎日英交驩音楽界」というイヴェントで初演されたもので「Rule Britania」の旋律が引用されているそうです。
 次に「初春の前奏と行進曲」(1932.12.23)。これにはサブタイトルがあったんですね。「日本のコドモの為に」というものです。東京中央放送局の委嘱で、1933年1月にJOAKによる放送初演だったそうです。
 そして「オリンピック行進曲<輝く朝日>」が1936年の作。
 最後に「行進曲<皇太子殿下>」。1953年作のこの曲には管弦楽版もあるとのこと。

 さて、以上の本では意図的に「抹消された」作品群がある、というのは有名な話。それを埋められないかと当たったのが「山田耕筰さん、あなたたちに戦争責任はないのですか」(1994:森脇佐喜子:梨の木舎)。大学生(当時)が書いたこの本には「山田耕筰 戦争協力曲作品名リスト」があるんですね。残念ながら(?)このリストは声楽的視点でまとめられているので吹奏楽とは直接結び付けられないのですが、ここに挙がった作品にも吹奏楽伴奏や旋律を借りた吹奏楽行進曲が附随していると思われます。いずれにせよ、基となったという遠山音楽財団付属図書館発行の「山田耕筰作品資料目録」に当たればいいのかな。


 今回の調査で名前の挙がらなかった吹奏楽作品は「美皇儲歓迎祝祭前奏曲」、「空の行進曲」の二曲。もうちょっと調べないといけないかな、というところでタイムアップ。時間があれば團伊玖麿も調べられるかと思ったのですけど。次回調査日は未定(笑)

大盛況御礼 投稿者:NAPP  投稿日: 4月17日(水)00時26分36秒
>いしづかさん
>篠原の60年代の傑作が、全然CDにならないのはどういうこと
>なんだろう?

 そうなんですよね。ピアノのための「テンダンス」などが単発で演奏家のCDに収められているくらいなのが悲しい。特にオーケストラ作品は「夢路」以外のものを聴いてみたいのですけれど。特に管楽器中心の作品である「エガリザシオン」なんか。スコアは見たことあるんだけどなぁ。かろうじて「ヴィジョンズ I」を含む電子音楽作品集があるのが救いといえば救い。別宮貞雄作品集をニ枚ほぼ同時リリースとかするんだったら他にも色々出してほしいものです。

>須川氏には、こういう前衛的な音楽も演奏してもらいたいものです。

 日本で数少ない、現代作曲家から多くの作品を献呈されている演奏家ですからね。西村朗「エシ・イン・アニマ」や佐藤聡明「ランサローテ」といった作品の名演もすばらしい。東京佼成WOのコンサートマスターとしての活動やジャズの演奏活動など多岐に渡る活動で忙しいのは分かりますが、こちらのほうにもぜひがんばってほしいものです。
 吹奏楽の発展に貢献していて、現状を変えようとしている「独奏者」って考えてみれば少ないと思います。Saxの須川展也さんの他にはTrpの曽我部清典さん、Marの安倍圭子さんくらいでしょうか。 今の時点では吹奏楽作家の作品が多いので挙げてませんが、今後において委嘱作曲家の層と活動の場をOrchとの協奏曲にまで広げてくれれば、とEuphの外囿祥一郎さんにも期待。


>HIDEっちさん
 たしかアメリカインディアンを題材にした、とかいう作品だったかと。私、どこで聞いたんだっけな、と思い返してみたら、たぶん中学校かどっかの部室。部にあった吹奏楽名曲集みたいなCDだったかなぁ。どうりで家にないわけだ。
 チャッタウェイ(Jay Chattaway)って、「スタートレック」の音楽作った人であってますよね?たしか。



>Scaffaleさん
>うたごえでは吹奏楽の方も盛んなのでしょうか。

 「うたごえ運動」のようなものはむしろ少ないような気がします。個人的にそういう思いで作曲をした作曲家(例えば川崎優)はいましたが、集団でというのは例をみない(知らないだけ?)。強いて言うなら阪神淡路大震災などのための「バンドエイド」なんかはその路線かもしれませんが、ちょっと時代的や思想的にも違うような。作曲家ではなく演奏家の集まりだし。

>團伊玖磨の宗教系の曲

 いつも情報ありがとうございます。ここらへんの作品って聴いてみたいのですけど日本ではなかなか音源化されませんね。モーツァルトのフリーメーソンのための作品なんてきちんと録音されてるんだからいいじゃないか、と思うんですけどね。

>> もっとも、「〜の〜」というタイトルは他の作曲家にも多いですね。
>私は松本清張の『眼の壁』『Dの複合』を思い出しました。

 文学作品にも多いですね。美術作品や映像作品にもそういえば多いし。


>團伊玖磨「元の理」など
 マルチレスで失礼します。
 いやいや、思ったよりも反響がありました。情報を下さった皆さん、ありがとうございます。「元の道」というのは「日本の作曲20世紀」での記述だったのですが、これは誤りなのでしょう。日本にもこのような大規模な宗教的カンタータが少なくなかったのですね。あまり表に出ないので面白かったです。
 「心つくしたものだね」はしみずさんの書き込みからすると吹奏楽オリジナル作品というわけではない、ということでしょうか?管弦楽版と吹奏楽版の両方があるのかな?



 NAXOSの大栗裕作品集は4月25日発売予定だとか。楽しみです。
 CDといえば、Cl奏者シャロン・カムが最近リリースした「American Classics」というアルバムを購入(Teldec 8573-88482-2)。これにはコープランドの協奏曲と一緒にモートン・グールドの「クラリネットと吹奏楽のためのDerivation」が入ってるんです。他にバーンスタイン「プレリュード、フーガとリフ」なんかも入っていてお買得な感じ。ジャズクラリネット奏者でもあるアーティ・ショウの書いた協奏曲なんかも珍しい、のかな。演奏はロンドン交響楽団。

元の理 投稿者:教徒  投稿日: 4月16日(火)20時42分50秒
サントリーホールで自作自演でやられたことがあります。
関東の関係者はほとんど集結して満員になり、一同大感激でした。
ちなみにプログラムは「元の理」と「ひながたの道」でした。
「ひながたの道」も同じ作曲家による天理教カンタータで、演奏時間は「元の理」を凌ぐ長さです。

>團伊玖磨/交声曲「元の理」 投稿者:ちんぴら指揮者  投稿日: 4月16日(火)09時42分19秒
これは今手元にCDを持っておりますべ。
内の楽団長が天理教の方でして、いろいろ持ってらっしゃるんですな。
演奏は・・・
指揮:團伊玖磨 読売日本交響楽団
合唱:天理教音楽研究会合唱団
ファンファーレ:天理教音楽研究会器楽部
東芝EMI PCDー1002

交声曲「元の理」
  第1楽章・かぐらづとめ
  第2楽章・元初まり
  第3楽章・陽気ぐらし
「心つくしたものだね」(←先日の依頼演奏で演奏しました)

その依頼演奏ではカキコしましたとおり、團さんの曲曲と近衛さんの1曲を演奏したのですが、実はこの楽譜の借り出しと、演奏許可を天理教本部からもらうのにちょいと苦労したらしい。(もちろん団長さんが動いたのですが)
奈良以外で、しかも外部の団体が演奏することは極めて希だったのだそうです。
実際、信者さん達も予想外に喜んでいらっしゃいました。

と考えると、依頼演奏と言えども僕らは貴重な楽譜を演奏したということなんですな。(一般の団員どもはあまり解ってなかったようだけど・・ハハハハ・・・(^_^;

http://www2.odn.ne.jp/~cau62570/


團伊玖磨/交声曲「元の理」 投稿者:しみず  投稿日: 4月16日(火)02時04分06秒
NAPPさん、みなさん、突然失礼します。
「元の理」は、残念ながら(?)吹奏楽曲ではありません。レコードの解説によれば、管弦楽、混声合唱、ファンファーレ隊(16本のトランペット)という、かなり大掛かりな編成です。
時々聴きなれない打楽器の音も聞こえることから、天理教独特の鳴り物も入っているかもしれません。
全3楽章、45分を要する大作で、第2、第3楽章ではファンファーレ隊が大活躍します。
カップリングの「心つくしたものだね」(こちらは5分弱の小品)もほぼ同じ編成と思われます。

團伊玖磨 投稿者:Scaffale  投稿日: 4月16日(火)00時18分40秒
ごぶさたしてます。宗教系の曲は私も興味があるところです。
合唱界でも、うたごえと仏教系、新興宗教系は他とは違う独特の世界をつくっているように思います。うたごえでは吹奏楽の方も盛んなのでしょうか。

「ハーモニー」(全日本合唱連盟)の團伊玖磨作品リスト(No.108)には、「元の理」として載っていました。やはり編成は載っていませんでした。

他の宗教系の曲を挙げておきます。
会衆、混声合唱、独唱、オルガンのための「浄土宗音楽法要連頌」(1974、藪田義雄)
合唱と管弦楽のための「盧舎那佛讃歌」(1979、堀口大學、東大寺昭和落慶法要)
女声合唱とハープのための「壺阪寺印度渡来大観音開眼音楽」(1983、常磐勝憲)
天理教交声曲「ひながたの道」(1985、天理教教典)

「ひながたの道」も編成が書いてませんでしたが、これはどうなんでしょう。


> もっとも、「〜の〜」というタイトルは他の作曲家にも多いですね。
私は松本清張の『眼の壁』『Dの複合』を思い出しました。

http://www3.justnet.ne.jp/~scaffale/index.htm


チャッタウェイ 投稿者:HIDEっち  投稿日: 4月15日(月)19時11分14秒
 確か、ファニアオールスターズというサルサバンドの曲や、M.ファーガーソンの曲とかを、結構書いてたような気がします。「マザーマ」って、「スパニッシュ・フィーバー」とは違って、ちょっとゆったりめでしたっけ?

http://homepage2.nifty.com/euphstudy/euph.html


篠原眞 投稿者:いしづか  投稿日: 4月15日(月)01時13分34秒
篠原眞の「ヴィジョンズII」は傑作だと、鈴木治行さんからお薦め頂いたのですが、未だ聴く機会が無い。この曲に限らず、篠原の60年代の傑作が、全然CDにならないのはどういうことなんだろう?

そういえば、篠原のサックスとシンセサイザーのための「situation」を初演したのは、須川展也氏と大井浩明氏なんですよね。それはそれは素晴らしい演奏だったとか。須川氏には、こういう前衛的な音楽も演奏してもらいたいものです。

Resと余談 投稿者:NAPP  投稿日: 4月14日(日)20時18分56秒
>Rにみにみさん
 失礼。あり「そう」ではなくて「ある」んでしたね。
 山田耕筰作品については個人に関する書物を参照すれば、今リストに載せてある作品以外にものも見つかるはずなんですよね。本の所在は確認しているのですが、まだ参照するには至っていないです (;^_^A ヒマになったらやります。(いつだ?)

 團伊玖麿「オリンピック序曲」(1964)は行進曲が多い團の吹奏楽作品としては珍しい部類ですね。聞いた事ないのですけど。「奏鳴曲」(1976)や「築かん明日を」(1990.合唱付)、未録音の行進曲数曲などと共にどっかに録音してほしい。地方や企業、学校などに対して書いた作品がとても多い作曲家なので、この人も探せばもっと吹奏楽作品があってもおかしくないですね。團伊玖麿事務所が編纂しているという全作品リストは完成したのだろうか?閲覧してみたい。
 團伊玖麿の合唱曲に「天理教交声曲・元の道」(1975)というのがあるんですが、これの編成が分からない。もしかしたら吹奏楽伴奏ということもありえる?


>o-yamaguさん
 初めまして。
 チャッタウェイに関しては「スパニッシュフィーバー」の作曲者、という位の知識しか持っておらず、云々言うわけにはいかないのですが。
 「マザーマ」のような、オカリナを入れるとか、フィンガーシンバルのような一風変わった鳴り物を入れるとか、歌ってみる、とかいうのは一時期ちょっと流行ったんですよね。スコアも音源も持っていないので詳しいことは書けませんが。


>プロメテウスさん
>長生氏の作品は「〜の〜」というのが多いですね。
 そして、タイトルに自然現象と色を想起させる語を含むことも多いですね。(「琉球の風」もか?)色彩感というのを強く意識しているのでしょうか。
 もっとも、「〜の〜」というタイトルは他の作曲家にも多いですね。私もそう。異質なものを同居させジンテーゼを導くということは、ソナタ形式における二つの主題などにも共通する作曲の伝統的姿勢の一つ、なんて言うと考え過ぎですか(笑)
 非常に細かいことで恐縮ですが、「朱い忘却」ですね。

>長生氏の作品には横文字が少ないですね
 他にSaxとPfのための「ラ・ルネ・アン・パラディ」なんてのもありますね。CDが出てます。私は長生作品では(聞いた事がある中では)これが一番好き。「レミニサンス」はTrbのアレまでは好きなんだけどなぁ。
 そういえば長生作品の横文字タイトルはほとんどがフランス語。作曲家のつける欧文タイトルや楽器名表記が何語であるか、というのは結構その人の作風を判断するのに面白い材料なんですよ。留学していない作曲家については特に。武満などがフランス語、團伊玖麿などがドイツ語とかは典型的な例。意外なところでは西村朗先生は楽器名表記はイタリア語。今は英語で書く人がほとんどなのですけどね。

>Finale2002
 日本語版は最近ですね。英語版はかなり前から出ていました。未だに2001を使っている私なんですが、2002は早めに欲しいです。なんといっても変型スラーが使えるようになったのは嬉しい限り。ピアノ曲を入力しててこれに不便を感じていた人は多いはず。2001で追加されたアウフタクトの初期設定は私にはあまりメリットなかったし。
 あと、IRCAMが開発協力したというプラグインにも興味ありますが、具体的に何ができるようになったのかは触ってみないと何とも言えないです。



 先月末ですが東芝EMIより大栗裕のオペラ「赤い陣羽織」のCDが今月にリリースされましたね。朝比奈隆指揮の大阪フィル。
 大栗の歌劇ということで余談を一つ。以前、大阪万博と音楽について調べたことがあるのですが、そのとき(EXPO'70 Classicsという音楽祭)に日本のオケがやったオペラはワーグナー「ラインの黄金」と團伊玖麿「夕鶴」、そして大栗「地獄変」の三舞台だったんですよね。地元ということを差し引いても、当時の評価の高さが伺えます。他に万博では「大阪俗謡による幻想曲」も演奏されてます。ちなみに他に万博で演奏された日本人オケ作品は三善「祝典序曲」、黛「BUGAKU」、篠原眞「ヴィジョンズII」、松村禎三「管弦楽のための前奏曲」、小山清茂「木挽歌」。
 万博の音楽というと、パビリオンの音楽、鉄鋼館での「今日の音楽」、リヒテルの初来日、の三本柱に話題が集約されてしまいがちですが、結構注目すべき点が多いんですよね。個人的に一番驚いたのは、ベルリンドイツオペラによるシェーンベルク「モーセとアロン」の日本初演のときの指揮がブルーノ・マデルナだったことでしょうか。
 吹奏楽関係では、スコッツ・ガーズ・バンド(イギリス近衛兵軍楽隊)が「イギリスデー」で野外演奏を行っていたり。

Finale2002 投稿者:プロメテウス  投稿日: 4月13日(土)15時58分57秒
フィナーレの最新版がリリースされましたね。
価格が7万円前後とは、相変わらず高いです。(^^;

http://www.megafusion.co.jp/audio/main/product/coda.htm


続・ヤマハの新曲 投稿者:プロメテウス  投稿日: 4月13日(土)02時31分11秒
曲名は「翠風の光」だそうです。

長生氏の作品は「〜の〜」というのが多いですね。英語で言うなれば「of」が多いという事でしょうか。(笑) そういえば、長生氏の作品には横文字が少ないですね。横文字なのは、オフィーリア、コル・トレーノ、レミニサンスの3曲ぐらいでしょうか。(「レミニサンス」しか聞いた事がない・・・。(^^;)

「夏−紅い忘却」がどうしても聞きたい今日このごろ。
再放送してくれないでしょうか>NHK (笑)

初めまして 投稿者:o-yamagu  投稿日: 4月12日(金)18時38分33秒
凄い世界ですね。私も吹奏楽が好きなのですが,皆さん詳しい方が多いようですね。
最近好きな作曲者は,チャッタウエイのマザーマ  樽屋さんの絵のない絵本  天野正道さんの抑圧から解放へが好きです。  
マザーマに関するレスがあると嬉しいです。 宜しくお願いします。

ありそうな、というか 投稿者:Rにみにみ  投稿日: 4月11日(木)08時42分53秒
1975年の実況録音LPというのを昔持っていて、その年、天理高校が演奏してます。
#LPプレーヤがなくなったので、テープに落としたのがあるはず。
googleで「おやさま 山田耕筰」で検索かけると3件くらい引っかかりますね。

團といえば、「祝典行進曲」ですが、所属する吹奏楽団で「オリンピック序曲」というのを演奏したことがあります。
楽譜の入手ルートがよくわからないんですが、民音でスコア発掘→パート譜おこし、だとおもいます。

http://member.nifty.ne.jp/nimi/


れす@とうきょう 投稿者:NAPP  投稿日: 4月 9日(火)23時03分46秒
 数年ぶりに新幹線で博多から東京へ。なんか疲れました。もう歳か?

>JUNさん、Rにみにみさん
 團伊玖麿も山田耕筰もありそうな話ですね。山田は幼い頃からキリスト教に深い縁があったわけだし。クリスチャンの作曲家(例えば入野義朗とか)を当たれば、実は意外な人がもっと書いているのかもしれませんね。

>プロメテウスさん
 仏教系団体の講堂でグレゴリオ聖歌を用いた作品が演奏されたり、そこを本拠とする演奏団体が系列出版社から「エルサレム賛歌」をCDリリースしたりする世界ですから、そんなことはないかと(笑) う〜ん、日本的。


 さてさて、間もなく私も学生生活再びなのですが、今年度は昨年度に比べて輪をかけて忙しくなりそうです (;_;)  さらに更新やレスの遅れが・・・・・と書こうとしたら、「がんばって更新してください」とのメールを頂きました。がんばります〜 (;^_^A

「おやさま」は 投稿者:Rにみにみ  投稿日: 4月 4日(木)17時21分50秒
山田耕筰ではなかったかと。
立正佼正会の委嘱の曲というとジェイガーの「三法印」がそうですね。
「レパートリー」かどうかはわかりませんけど。

http://member.nifty.ne.jp/nimi/


宗教系の各楽団は・・・ 投稿者:プロメテウス  投稿日: 4月 4日(木)15時53分25秒
やっぱり、中東のように、仲が悪いんでしょうかねぇ。(話題として危険?(^^;)

天理教といえば 投稿者:Jun@museum  投稿日: 4月 3日(水)09時33分04秒
'70年代のコンクールで、天理高校が團伊久磨の『おやさま』という曲を演奏していたのを覚えています。
立正佼成会あたりにも何かレパートリーがあったりして(^^)。

れす 投稿者:NAPP  投稿日: 4月 2日(火)18時21分30秒
>HIDEっちさん
>状況証拠だからと言って、役に立たないと言うわけではないしょう。
>一個物証が上がれば、たちまち全ての状況が一筋に繋がることだって
>ありますので。

 そうですね。疑問を持つことが発見への第一歩。後から裏付けが取れればいいのですよね。HIDEっちさんは違いますが、よく自分の経験などだけで全てを断定してしまう人がいるので、そちらへ釘を刺した、ということで。

>ヴァーグナーテューバ
 詳しいお話、ありがとうございました!う〜ん、ヴァーグナーテューバに対してのヴィープレヒトのティーバ(モリッツ作)の影響ってどれほどだったのかは謎が多い部分ですね。ドイツにおいて「代用出来そうな楽器すら見受けられなかった」なんてことが起こりうるのでしょうか。ヴァーグナーが欲しかったのが高音域楽器だったというのならそうかもしれませんが・・・・・。
 これは推測ですが、ヴァーグナーが欲したのは全音域に渡って均質な音色の得られる金管楽器であって、たまたまそれを探しているときにサクソルン属に出会った。これをドイツ国内で真似ようとしたら、たまたま「中低音域で」非常に近い楽器が存在してしまった。そこで「色々あって」(苦笑)テューバという名称を始めとする種々の混乱が生まれた、と。
 ヴァーグナーテューバは、ホルン奏者持ち替え、というところになにかヒントが隠されているような気がするんですよ。ホルンは管の長さとマウスピースの大きさにとても落差があることで、膨大な量の高次倍音を操れるようにした楽器。当然ホルン奏者はこの倍音操作に他の楽器奏者よりも長けている(当時)と考えるのが普通。この演奏理論を他の楽器に応用しようとしていたのではないか、とも推測できるのですが、う〜ん。
 ちなみに日本では伊福部昭の「管絃楽法」がこの分野の権威書とされているのですが、ここではテューバ属を「低音域の金管楽器であって、共鳴管の型が円錐管であること」「音階の構成がValve-Systemに依ること」「Whole-Tubaの共鳴様式であること」の三つの点を全て満たしたものをテューバ属としていて、ヴァーグナーテューバもヴィープレヒトのティーバも同種のものと見なしているんですよね(サクソルン属とは区別している)。たぶん、現在の日本の音楽辞書などはこれを基にされていると思うのですが、この基準もそろそろ見直さなければいけない時期にきていると思います。
 サクソルン属とテューバ属の混血って、う〜ん、た、大変!?


>プロメテウスさん
>長生淳
 技術はとても高い人なんですけどね。岩代太郎にも吹奏楽曲を書いてもらって比較してみたい。他に芸大出身ということで田中公平とか。

>前回の続き
 あ、ちょっと気になったもので (^^ゞ 深い意味はないですので

>音響設計学入門
 面白そうですね。見つけたら読んでみます。他にも同種の本として「楽器の音響学」という本も面白いですよ。今佐賀県なので手許にないので詳細データは書けませんが。あと、伊福部昭「管絃楽法」の下巻もとても参考になります。

>ホームページで得た事
 このサイトが何かのきっかけになってくれると嬉しいですね。私は広く浅い人なのできっかけにはよいサイトなのかもしれませんね。深い内容はゲストの知識のある方に頼ってます(笑) 色んなことに興味を持ってくださいね!


>ちんぴら指揮者さん
 これは面白い。近衛秀麿はかなり意外ですね。聴いてみたい。こういうのって社歌みたいな扱いなのか、ほとんど作品表に載らないのですよね。宗教上の式典歌の類での吹奏楽作品って、意外と多いのかもしれませんね。柴田南雄「Perfect Liberty 〜祝教祖32年祭式典の音楽」はPL教会だし、松下真一「偉大への賛歌」は立正佼成会(これは式典歌という訳ではないけど)。著名作曲家が名前を隠して書いている例、というのはあるようですがね。

依頼演奏・・・されど・・・ 投稿者:ちんぴら指揮者  投稿日: 4月 1日(月)17時24分19秒
今週末に天理教からの依頼演奏の予定が入ってるんですが、依頼主側から渡されている希望曲目がちょっとビックリもの。
いずれも教団の為に書かれたオリジナルらしいのですが・・・
※天理教 おうた7番 −心つくしたものだね- 團伊久磨作曲
※天理教 友だちさそってひのきしん-團伊久磨作曲
※天理教 青年会歌-近衛秀麻呂作曲
イヴェントの依頼演奏とはいえなんとまぁ・・
あさっての練習での音だしがチョイト楽しみです。
失礼しました。 <(_ _)>

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