編成史
吹奏楽の編成の変遷をたどってみたいと思う。
編成中、カタカナで書かれたものは、当時の呼び方そのまま(参考資料中の呼称)を書いたもの。というより、現在では一般的ではない呼び方、もしくは楽器であり、当時の楽器分類法と現在のものではかなり混乱があるために、現在のどの楽器に当てはまるものなのかが今一つ不確実なので、そのまま書いた。例えば、陸軍軍楽隊の編成中に「ピテットバース」という表記があった。おそらく、古い日本の吹奏楽楽譜などに登場する「小バス」に間違いないだろう。しかし、これが「ユーフォニウム」なのか「バリトン」なのかよく分からない。そのため、「小バス」と書いておくことにした。数字は人数、数字無しは「一人」ということである。
それでは、みてみよう。
まずは、世界で最初に「吹奏楽」というものがどのような編成であっただろうか。「世界で最初」というのが、いつ、どこの、どんなものだったのかについては色んな説があると思う。ここでは、フレデリック・フェネル氏が著作「タイム&ウインズ」で「吹奏楽が誕生した年と言ってもいい」、という考えを示している「1835年」の「プロイセン ヴィルヘルム=ヴィープレヒト」の編成をみてみよう。
B Sopano Cornet 2 、B キィド・ビューグル 2 、Es Alto Cornet 、
Es Trumpet 8 、B Tenor Horn 2 、B Bass Horn 、Trombone 3
木管楽器・打楽器が入っておらず、ブラスバンドの方に限りなく近い編成。
一方、古くから国家単位で音楽隊が整備されていた国がある。それがフランスだ。 早くは1643年、ルイ14世の治世下にその親衛隊である、騎馬隊に3本のTrpとTimpの、徒歩部隊にファンファーレ隊の、軍楽隊が作られている。その後の1660年代後半、宮廷音楽家であるリュリがルイ14世に命じられて4本のObと6人の打楽器による軍楽隊を整備、そのために幾つかの吹奏楽曲が残されている。 ルイ15世の時代となった1741年、トルコの軍楽隊の影響を受けて16名編成の軍楽隊「ジャニセーズ」が整備される。 さらに時代は進んで1789年、フランス革命により第1共和制に国家体制が変質、このときに45名からなる「国民衛兵隊軍楽隊」が編成されている。これを1790年に作曲家ゴセックが楽長となって70名編成に拡大。しかしこの「国民衛兵軍楽隊」は1792年に国民音楽学校の中に組みこまれ、事実上消滅する。 その後、1799年に39名で同名の楽団が再編成される(これが後のギャルド)。
1804年、ナポレオンが皇帝即位、第1帝政が始まる。このナポレオンの下で1813年、「帝国親衛隊軍楽隊」が組織される。「プロイセン ヴィルヘルム=ヴィープレヒト」とほぼ同時期に成立している、その編成もみてみよう。
Piccolo 、High Clarinet 、Clarinet 16 、Bassoon 4 、Serpent 2 、
Trumpet 2 、Bass Trumpet 、Horn 4 、Trombone 3 、
Snare Drum 2 、Bass Drum 、Triangle 、Cymbal 2
なお、「Serpent」というのはセルパン。当時用いられていた通奏低音用の低音木管楽器。形態としてかなり現代の吹奏楽、とくにマーチングバンドに近いものであったと言えよう。
この後、フランスは1816年の王政復古、1848年の第2共和制、1852年のナポレオン三世による第2帝政、1871年の第3共和制、と激動の時代を迎ることとなる。政変の度に軍楽隊も様々に名称や編成を変化させた。
気をつけておきたいのは、ナポレオン一世の軍楽隊である「近衛騎兵軍楽隊」と、1848年に整備された「共和国親衛隊軍楽隊」は基本的に無関係である、ということだ。とくに、後者が後の「ギャルド・レピュブリケーヌ音楽隊」の母体である(編成は後述)。
フランスの軍楽隊とくれば、次はイギリスの軍楽隊をみてみよう。イギリスの軍楽隊は設立以来(設立年は調査中)あまり編成を変えることなく存続している。編成は、グスタフ・ホルストが1909年にイギリス軍楽隊の編成に合わせて書いた「第一組曲」から読み取ることができる。
Flute 、Piccolo 、Es Clarinet 2 、Oboe 2 、B Clarinet(solo, I, II, III) 、
Alto Saxophone 、Tenor Saxophone 、Bassoon 2 、
Es Horn 4 、B Cornet(solo, I, II) 、B Trumpet 2 、Trombone 3 、Euphonium 、Bass 、
Timpani 、Snare Drum 、Bass Drum 、Cymbal 、Tambourine 、Triangle
フランスに比べて金管に比重がかかっていること、Saxが入っていることが大きな特徴であろうか。このころから、ほぼ同時期に成立したギャルドとともにサクソルン属の楽器が加わりはじめる。
このころ、アメリカにも軍楽隊が成立する。1878年、パトリック・ギルモアが率いたニューヨークの第22連隊バンドの編成をみてみよう。
Piccolo 2 、Flute 2 、Oboe 2 、Bassoon 2 、Contra Bassoon 、
As Soprano Clarinet 、 Es Soprano Clarinet 3 、B Clarinet 16(div. en 3) 、
Alto Clarinet 、Bass Clarinet 、Soprano Saxophone 、Alto Saxophone 、
Tenor Saxophone 、Baritone Saxophone 、
B Soprano Cornet 、B Cornet 4 、B Trumpet 2 、Flugel Horn 2 、Horn 4 、
Es Alto Horn 2 、B Tenor Horn 2 、Euphonium 2 、Trombone 3 、Bass 5 、
Percussion 4
かなり現在の日本の吹奏楽の編成に近い。 というのも、日本の吹奏楽はアメリカのスタイルを輸入して使っているために、これが「先祖」になっているわけだ。日本にはもう一つ別の「先祖」が存在したのだが(後述)、こちらは敗戦と同時に急激に衰退する。
では、これらがその後どのように変遷していったかみてみよう。もっとも頻回に編成の変化が起こるのはアメリカである。 まずは、マーチングバンドの性質を強めたスーザ吹奏楽団(1924年)の編成をみてみよう。
Flute(Piccolo) 6 、Oboe 2 、English Horn 2 、Bassoon 2 、B Clarinet 26 、
Alto Clarinet 、Bass Clarinet 2 、Alto Saxophone 4 、Tenor Saxophone 2 、
Baritone Saxophone 、Bass Saxophone 、
Cornet 6 、Trumpet 2 、French Horn 4 、Trombone 4 、Euphonium 2 、
Susaphone 6 、Percussion 3
マーチ王、ジョン・フィリップ・スーザの曲を演奏させれば右に出るものはいない、まさにそのためのバンドだが、意外と(?)金管は少なく、木管(とくにクラリネット)の充実振りは特筆ものだ。ただの行進曲ではなく「コンサート・マーチ」というものをいかに意識していたかの顕れであるとも考えられる。
同じアメリカで、コンサートバンドを指向した編成はどんなものだっただろう。こちらは、1938年3月の演奏会プログラムに記載してあるイリノイ大学コンサートバンド(指揮:アルバート・オースティン・ハーディング)の編成。
Flute(Piccolo) 9 、Es Flute 、Oboe 4 、English Horn 2 、Baritone Oboe 、Heckelphone 、
Tenor Sarrusophone 、Bassoon 5 、Contra Bassoon 、B Clarinet 24 、
Alto Clarinet 5 、Basset Horn 、Bass Clarinet 5 、Contrabass Clarinet 3 、
Alto Saxophone 3 、Tenor Saxophone 2 、Baritone Saxophone 、Bass Saxophone 、
Cornet 7 、Flugel Horn 2 、Alto Flugel Horn 、Trumpet 4 、Horn 10 、
Tenor Trombone 5 、Bass Trombone 2 、Euphonium 3 、Baritone 2 、
Es Bass 、BB Bass 5 、EsEs Bass 、Harp 、Marimba 2 、Timpani 2 、
Percussion 4 、String Bass 2
こうなると後期ロマン派の肥大化したオーケストラのような様相を呈しているが、とにかく馬鹿でかい編成がみられた。
しかしこのように、むやみに大きくなりつつ編成を整理すべくエドウィン・フランコ・ゴールドマンなどが「楽器編成委員会」の会議を1931年にもち、楽器編成の統一の方向付け(とくにスクールバンドにおいて)を試みた。 その編成は以下の通り(数字は人数ではなく、パート数、〔 〕内の楽器はoptional)。
C Flute(C Piccolo) 2 、Oboe(English Horn) 2 、Bassoon 2 、Es Clarinet 、
B Clarinet 4 、Alto Clarinet 、Bass Clarinet 、〔Sorano Saxophone〕 、
〔F Mezzo Soprano Saxophone〕 、Alto Saxophone 2 、Tenor Saxophone 、
Baritone Saxophone 、〔Bass Saxophone〕 、
Cornet 2 、Trumpet 2 、French Horn 4 、Es アルト 4 、Trombone 3 、
Baritone 、Euphonium 、Bass 2 、Timp 、Perc 若干名
なお、編成中のBassはEs管のものを奨励していた。 また、これを受けて1966年にはフランス・スイス・オランダにおいても同様の会議が行われ、別の案が奨励された。
これとほぼ同時に、フレデリック・フェネルが過去のオーケストラ編成の研究の末に一つの管楽合奏形態を1952年に考案した。それが「ウィンド・アンサンブル」と呼ばれるもので、厳格に人数の定められたものなのだ(だから一般の吹奏楽団で編成が異なっているのに「ウィンドアンサンブル」と呼称するのは本来誤り)。この理論の実践として設立された「イーストマン・ウィンド・アンサンブル」は多くの作曲家に作品を委嘱、新しい流れを創り出した。しかし、スクールバンドなどの活動が主流となったために現在では遵守されていないのが、残念ながら実状である。 その編成は次のとおりだった。
Flute(Piccolo) 2 、Oboe(English Horn) 2 、Bassoon(Contra Bassoon) 2 、
Es Clarinet 、B(A) Clarinet 8(div. free) 、Alto Clarinet 、Bass Clarinet 、
Alto Saxophone 2 、Tenor Saxophone 、Baritone Saxophone 、
B Cornet 3(又は B Trumpet 2) 、Trombone 3 、Horn 4 、Euphonium 2 、
Es Tuba 、BB Tuba 、
(Percussion 、Harp 、Celesta 、Piano 、Organ 、Harpsichord 、Solo String 、Chorus)
一方、フランスではギャルド・レピュブリケーヌ音楽隊が設立する。この音楽隊は度々編成の改編を行い、その度に段々と人数が増えていった。日本で「ギャルド」というと大概はそのうちの「吹奏楽団」を指すが、本来ギャルドは様々な音楽形態の集合体の総称である。ここでは、そのうちの吹奏楽団を取り上げよう。
そもそもギャルドは前述した「共和国親衛隊軍楽隊」(パリ親衛隊軍楽隊)が母体である。 ナポレオンの軍楽隊との互換性を持たせようと、帝国親衛隊軍楽隊の規定をパリ親衛隊軍楽隊にも適用するように、との意見がナポレオン三世に申請され、これが承認される。その結果誕生した1856年の「パリ親衛隊軍楽隊」が、現在のギャルドの直系の先祖である。まずは、その1856年の編成を書いておこう。
Flute(Piccolo) 2 、Oboe 2 、Es Clarinet 4 、B Clarinet 8 、
Saxophone(Soprano-Alto-Tenor-Baritone-Bass) 8 、
Trumpet 4 、Cornet 2 、Trombone 4 、Es Bugle 2 、B Bugle 3 、
Es サクソ・トロンバ 3 、Baritone 2、小バス 4 、Es Bass 2 、B Bass 3 、
Bass Drum 、Cymbal 2 、Snare Drum 2
次に、ギャルドの人数が最も多くなった1947年にフランシス・ブランが率いた編成を書いておこう。
Flute(Piccolo) 5 、Oboe(English Horn) 3 、Bassoon(Contra Bassoon) 3 、
Es Clarinet 3 、B Clarinet 22 、Saxophone(Alto-Tenor-Baritone-Bass) 8 、
Trumpet 4 、Cornet 2 、Horn 6 、Trombone 4 、B Bugle 3 、
アルト 2 、Baritone 、小バス 4 、B Bass 3 、Harp 、Percussion 5
この辺りからサクソルン属の楽器の呼び方の混乱から、楽器の判別が困難になってきている(下のほうにある表を参照してください)。 注目すべきは、トランペットとコルネットの関係だろうか。トランペットの方が数が多いのは、実はここギャルドだけだ。 なお、ギャルド(1947)は時として弦楽器群を加えて管弦楽団として活動することもあった。その際に加えられる弦は、次の通り。
Violin I 12 、Violin II 10 、Viola 8 、Violoncello 6 、Contrabass 4
また、ギャルドにはこれとは別に「Batterie-Fanfare」という部署も存在する。これはいわゆる「金管バンド・ファンファーレ隊」だ。参考までにその編成も書いておこう。(1934年)
Clairon 24 、Bugle 8 、Trumpet 5 、Cornet 2 、
Soprano Saxophone 3 、Alto Saxophone 2 、Tenor Saxophone 2 、Baritone Saxophone 2 、
Horn 4 、Trombone 4 、Baritone 2 、小バス 3 、Bass 2 、
Snare Drum 20 、Percussion 4
面白いのはサックスが入っていることだろうか。スネアドラムが20、というのもすごいが。 なお、Clairon(クレロン)というのはナチュラルトランペットの一種(信号ラッパ)。
さて、日本の編成史はどうだろう。
日本で最も古い吹奏楽団は、と考えると1869年(明治2年)設立の「薩摩藩軍楽伝習隊」がそれにあたるのではなかろうか。これはイギリス人、ジョン・ウィリアム・フェントンの指導のもと、イギリスから輸入された楽器による、日本で初めての西洋管打楽器合奏隊であると考えられる。 楽器の呼称が不確かだが、その編成を書いておこう。
Piccolo(Flute?) 、小クラリネット 、Clarinet 7 、Bass Clarinet 、
小コルネット 、Cornet 3 、Bugle 、Trumpet 、ベンチルホーン 、
French Horn 3 、Trombone 2 、アルト 、Baritone 、Bass 2 、
Side Drum 、Drums
まとまっているような、いないような、なんだか不思議な編成である。ベンチルホーン(ピストン式ホルン、だそうだ)というのもあまり今時見られないものだ。 どうも、あと一人クラリネットもいたようである。フルートの少なさが変な感じでもある。
日本の吹奏楽はまずは上の編成を先祖として、軍楽隊として発展していった。ここでは、主要な二つの軍楽隊の編成を見てみることにしよう。
まずは敗戦時の陸軍の軍楽隊、山口常光隊長時の陸軍戸山学校軍楽隊の編成。
Flute 6 、Oboe 4 、小クラリネット 4 、Clarinet 14 、Bassoon 2 、
Alto Saxophone 4 、Tenor Saxophone 2 、Baritone Saxophone 2 、
ピストン付きコルネット 8 、Trumpet 5 、ピストン式ホルン 3 、Trombone 11 、
アルト 5 、Baritone 4 、小バス 6 、B コントラ・バス 2 、Es コントラ・バス 2 、
String Bass 、小ケース 5 、グロスケース
フランス式とも、ドイツ式とも取れる呼称が変な感じはある。「グロスケース」というのはフランス語で「バスドラム」のこと。「小ケース」は「小太鼓」。
なお、上記の人数は学校在籍者の総数で、同時に同じステージに上がっていたとは断定できない。取り得た最大編成、とでも考えよう。 「作曲教官」というポストもあり、上記のときの教官は諸井三郎だった。
また、陸軍軍楽隊はこれだけではなく、戦場である各地に色々な規模で点在していた。
もう一つは海軍軍楽隊。こちらは陸軍とはちょっと毛色が異なり、オーケストラの一部でもあった。 そのため編成も6段階あり、「管絃楽編成 甲・乙・丙」、「吹奏楽編成 甲・乙・丙」とあった。ここではそのうちの「吹奏楽 甲編成」を書いておこう。(1927年=昭和二年)
Des Flute(Piccolo) 3 、Oboe 2 、Es Clarinet 2 、B Clarinet 9 、
Bassoon 2 、Alto Saxophone 、Tenor Saxophone 2 、
B オルトホーン 2 、B(A) Cornet 6 、Es Horn 4 、Tenor Trombone 3 、
G Bass Trombone 、Euphonium 2 、Es Bass 2 、B Bass 、
Bass Drum 、Snare Drum
さて、日本の吹奏楽は敗戦後、軍楽隊よりもアメリカのコンサートバンドの方の流れを汲んで発展していくことになる。
最後に、現在の日本の吹奏楽編成の基準とも言える、全日本吹奏楽連盟から出ている吹奏楽コンクール課題曲募集要項の編成(A編成)を書いておこう。(数字は人数ではなく、パート数)
Piccolo 、Flute 2 、Oboe 、Bassoon 、Es Clarinet 、
B Clarinet 3 、Es Alto Clarinet 、B Bass Clarinet 、Es Alto Saxophone 2 、
B Tenor Saxophone 、Es Baritone Saxophone 、
B Trumpet 3 、F Horn 4 、Trombone 3 、Euphonium 、Tuba 、
String Bass 、Percussion 4
駆け足だったが編成の変遷を追ってみた。
本当はトルコの軍楽隊の編成なども入れたかったのだが、変遷の経緯を纏めきれなかったために今回は見送った。 また、これとは別に「ブラスバンド(金管バンド)編成史」というのも存在する。楽器学からみた編成史のほんの一部でしかないことをご理解いただきたい。
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付録2
<サクソルン属・呼称比較表>
〜音楽之友社刊・新音楽辞典による分類〜
日本での通称 管 ザックスによる
フランス語の名称フランスでの通称 アメリカでの通称 イタリアでの通称 小ビューグル Es saxhorn soprano petit bugle flugelhorn flicorno sopranino ビューグル B saxhorn contralto bugle soprano flugelhorn flicorno soprano アルト Es saxhorn tenor bugle alto alto horn flicorno contralto バリトン B saxhorn baryton bugle tenor tenor horn flicorno tenore ユーフォニウム
(小バス)B saxhorn basse basse a pistons euphonium flicorno basso 中バス Es saxhorn contrebasse bombardon contrebasse
contrebasse a pistonsbass tuba flicorno basso 大バス B saxhorn bourdon contrebasse a pistons BB bass flicorno contrabasso
〜音楽之友社刊・伊福部昭「管絃楽法」による分類〜
日本での通称 管 フランスでの通称 イギリスでの通称 イタリアでの通称 ドイツでの通称 サクソルン Es Saxhorn soprano Sopranino saxhorn
(Soprano saxhorn)Flicorno sopranino Sopranino Flugelhorn サクソルン B Saxhorn soprano Soprano saxhorn
(Alto saxhorn)Flicorno soprano Alto Flugelhorn サクソルン Es Saxhorn alto Alto saxhorn
(Tenor saxhorn)Flicorno contralto Althorn サクソルン B Saxhorn baryton Baryton saxhorn
(Tenor saxhorn)Flicorno tenore Althorn テューバ B Basse
Petite basse
Saxhorn basseBass saxhorn
Euphonium
Bombardon
HeliconFlicorno basso
Eufonium
EnfonioEuphonium
Baryton
Tenor-Bassテューバ Es Basse
Saxhorn-Basse-Profonde
BombardonBass saxhorn
Deep-Bass Saxhorn
Es-Bass
Bombardon
HeliconFlicorno basso Tuba テューバ B Contrebasse
Saxhorn Contrebasse
Tuba(Contrebasse)Doublebass Saxhorn
Contrabass Tuba
BB Tuba
ContrabassFlicorno contrabasso
Tuba(Contrabassa)Kntrabass Tuba
*イギリスでの呼称の( )中のものは、別の呼び方。
*伊福部はこの他にもワグナーテューバなど、「テューバ属」というものを別に分類している。
次の三つの点を全て満たしたものをテューバ属としている。
A,低音域の金管楽器であって、共鳴管の型が円錐管であること
B,音階の構成がValve-Systemに依ること
C,Whole-Tubaの共鳴様式であること
どちらの分類でも、どの国も通常「in Es」など、同時に管を示して区分を明確なものにする、としている。
<参考文献>
「タイム&ウィンズ」
フレデリック・フェネルの吹奏楽小史
F・フェネル 著
秋山紀夫 訳
佼成出版社
「栄光のギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団」
赤松文治 著
音楽之友社
「新版 吹奏楽講座 7 〜吹奏楽の編成と歴史」
音楽之友社
「陸軍軍楽隊史 ―吹奏楽物語り―」
山口常光 著
三青社
「海軍軍楽隊 〜日本洋楽史の原典」
橋本勝見 監修
楽水会 編
国書刊行会