あ行の作曲家
- 石原 忠興 (1940〜 ) Tadaoki ISHIHARA
「管楽器のためのセレナーデ」
作曲家については別項(現代編)参照。
上記作品は二重の木管四重奏(=ハルモニームジーク)のために1985年に書かれた20分の作品。ボストンで初演された。
- 乾 尭 (1939〜 ) Takashi INUI
「DOMANE」
1968年に大阪音楽大学専攻科を卒。近藤圭、長谷川良夫に師事。日本現代音楽協会会員。現在、大阪音楽大学教授。
上記作品は大阪音楽大学吹奏楽団の委嘱で1983年に書かれたもので、15本の管楽器と打楽器のための作品。演奏時間8分。
「SON RELIEF」(Pf、Orch)
入野 義朗 (1921〜1980) Yoshiroh IRINO
「ジャズバンドのための組曲」、「七つの管楽器のためのディヴェルティメント」
ウラジオストック生まれ。クリスチャンであり、洗礼名はウラジミル。6歳のときに帰国。12歳のときに進学した東京高等学校尋常科(中等学校)で、中学三年より吹奏楽部に入部、クラリネットを担当した(それまではヴァイオリンを弾いていた)。1941年に東京帝国大学経済学部に入学。学内オーケストラにて戸田邦雄、柴田南雄らと知り合う。その翌年より諸井三郎に作曲を師事。1946年に柴田らと作曲家グループ「新声会」を結成。1948年に斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」をはじめる(これが後の桐朋学園大学音楽部)。1953年により柴田らと共に十二音技法の研究を始める。1957年に黛敏郎らとともに「ニ十世紀音楽研究所」を開設。これらの他にも数多くの現代音楽の研究機関・教育機関を作り、日本の現代音楽研究の礎となった。戸田邦雄がサイゴンより持ちかえったレイボヴィッツの書籍をもとに十二音技法を研究、その実践を行い日本初の十二音技法による作品を創った(とされている)。その後は十二音技法から離れた作品も残している。また、ドイツ系の音楽書籍の翻訳などにもつとめた。
「組曲」は1960年の作で演奏時間12分の曲。ジャズバンドの編成というのは極めて吹奏楽に近い編成であることに留意したい。 「ディヴェルティメント」は「Ob、Cl、A.Sax、Fg、Hrn、Tp、Trb」という編成。1958年の作で、十二音技法を用いて創られている。演奏時間16分で、管楽器協会の委嘱によった。
「管楽五重奏のためのパルティータ」(Fl、Ob、Cl、Hrn、Fg)、「轉」(2尺八、Orch)
浦田 健次郎 (1941〜 ) Kenjiroh
URATA
「アンティフォン」
作曲家については別項(現代編)参照。
上記作品は1998年の作。吹奏楽作品も多い氏の作品の中でも弦抜きオーケストラのために書かれたもので、編成は「Pic
, 2 Fl , 2 Ob , Cing , 2 Cl , Bas Cl , 2
Bn , C Bn , 4 Hrn , 3 Trp , 3 Trb , Tub ,5
Perc, Pf, 8 Cb」である。東京藝術大学新奏楽堂の開館記念作として書かれ、東京藝大オーケストラによって初演された。演奏時間12分。楽譜は東京藝大に保管されている。
小倉 朗 (1916〜1990) Roh OGURA
「7つの管楽器のためのディヴェルティメント」、「8つの管楽器のためのディヴェルティメント」
作曲家については別項(古典編)参照。
「7つの〜」1964年の作品だが廃棄されたもの。これに対し1972年作の「8つの〜」は作品として残されている。