は行の作曲家

早坂 文推 (1914〜1955)  Fumio HAYASAKA
   「夜の田園詩曲」、「8人の奏者による7つの部分の組曲」

 作曲者については後日追記。
「夜の〜」は1938年の作で「2 Fl , Ob , Cl , Fg , Hrn , Trb , Pf , 2 Vc , 2 Cb」。 「7つの〜」は1952年の作で「Fl , Ob , C.A. , Cl , Fg , 2 Hrn , Vib , Pf」。


端山 貢明 (1932〜 )  Kohmei HAYAMA
   管楽器と打楽器の群のための「メタボリスム」

 作曲を東京藝大で池内友次郎に師事した後、パリ国立高等音楽院に留学、A.ジョリヴェ、O.メシアンに師事。 複数の「音塊」が互いに影響を与え合う、いわば「力学的」な作法が特徴。
 「メタボリスム」は1970年に東京音楽大学シンフォニックウインドアンサンブルの委嘱により書かれ、「6 Fl. 、10 Cl. 、8 Sax. 、10 Trp. 、4 Hrn. 、5 Trb. 、10 Perc.」とやや偏った編成で創られている。タイトルは「物質交代」という意味。演奏時間15分。
 「象形」(言葉、電子音、orch.のための交響曲)、「交響的変容」(Pf、Orch.)、「道(タオ)」(Orch.)


平尾 貴四男 (1907〜1953)  Kishio HIRAO
   「五段囃」

 作曲家については別項(古典編)参照。
 上記作品は1944年の作。編成は「2 Fl、Cl、B.Cl、Fg、Sax、Trp、ミハルス、日本太鼓、トライアングル」となっている。演奏時間9分。


深井 史郎 (1907〜1952)  Shiroh FUKAI
   「ディヴェルティスマン」

 作曲家については別項(古典編)参照。
 1955年の作で、宮澤賢治の童話「双子の星」によった音楽。編成は「Fl 1、Cl 2、Ob 1、Sax 1、Trp 1、Trb 1、Vc 1、Cb 1、Pf 1、Hrp 1、Perc 2」。


細川 俊夫 (1955〜 )  Toshio HOSOKAWA
   「ヴァリエーションズ」

 1976年よりベルリン芸術大学で学ぶ。音楽と思想にかねてから惹かれていた尹伊桑に師事。この後、作風の壁にぶつかり、新天地を求めてフライブルク大学へ入学、K.フーバーとB.ファニホウに師事、日本の伝統音楽を学んだことにより個性を開花させる。ポスト武満との呼び声が高く、間違いなく日本のトップ作曲家の一人である。 作風は、自らが「梵鐘スタイル」とよぶ複雑な和音が鐘のようになっては余韻を残し響きが浸透し合っていく書法。これに多彩な手法で音楽による遠近法を織り交ぜて行く。特に「笙」の響きを「宇宙の響きの象徴」としている。また、協奏曲では独走者が「人」、オーケストラがその内と外にある「宇宙・自然」として扱われている。沈黙と拮抗し溶け合い、さらに深い沈黙へと分け入る極めて厳しい音世界である。
 1994年の作である「ヴァリエーションズ」はハルモニームジーク(木管5重奏が拡大されたもの)の編成で書かれている。が、書籍により吹奏楽作品として紹介されているので載せておこう。楽譜が日本ショット社から出版されている。CDも入手可能である。
 「ヒロシマ・レクイエム」(オーケストラ、合唱、朗読、テープ)、「遠景II」(オーケストラ)、「線II」(チェロ)