はじめに
主に「現代音楽」とよばれる分野(主にオーケストラや室内楽)で活躍されている作曲家の作品を紹介する。
「吹奏楽以外の分野で有名な作曲家の作品」、ということは、「他の現代音楽と同等のレヴェルを持つ作品である」という勝手な理論のもとに作られている。 そのような作品を知ることで吹奏楽の可能性を探れたらと思う。 どういう基準で掲載する作曲家を選定しているか、については、主として「吹奏楽作品以外の音楽作品で、音楽関係書籍において名前の登場する人物」ということが基準となっている。権威主義、とのそしりは避けられないが、それが一般的なその作曲家に対する認知度の一つの尺度だと解釈してほしい。
そのため、吹奏楽では名前の知られている大家が記載されていない例が多々ある。もちろん、それらの人々の作品が音楽的に劣っている、というわけではないが(本当に劣っている人もなかにはいるが)、吹奏楽関係者以外の人に(会話として)通用しない人物を紹介するのは、ここでは避けたい。 作曲家についてのデータは、別項リストに掲載済みの人については省略している。
「管楽アンサンブル編」では編成の小さい作品を扱っている。一般の「器楽アンサンブル」との区分は「金管と木管混成の管楽アンサンブルが演奏の中核となっている」のが基本的な条件。弦楽器は基本的にVc以下の低弦楽器のみを許容とした。打楽器(ピアノなどを含む)の有無は問わないこととした。「吹奏楽」との区分は「明確な人数規定が存在する」ことであり、このことから必然的に小編成が中心となった。
名前の次に書いてあるのが曲名で、青字のものは独唱もしくは合唱付の曲。また、この項に関しては楽器名の前についている数字は演奏者人数であり、パート数ではない。無記のものは1人を表す。
こうしてみると、この条件を満たす編成で書かれた作品というのは思いのほか少なく、管楽器の「線的な明快性」と「音色の多様性」を追求した音楽的な試みというのがまだまだ未開拓であるというのが分かる。 別項のリストが大編成吹奏楽を主体としていたのに対し、こちらは小編成吹奏楽の可能性を考えるにあたっての貴重な資料となることと思う。
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