さ行の作曲家
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篠原 眞 (1931〜 ) Makoto SHINOHARA
「Play<遊び>」
東京藝術大学よりパリ国立音楽院に留学。フランスのINA、ミュンヘン音楽大学、ケルン市立音楽院、ケルン国立音楽大学などで研鑚を積む。池内友次郎、B.A.ツィンマーマン、G.M.ケーニッヒ、オリヴィエ・メシアンらに師事。シュトックハウゼンの助手も務める。ヨーロッパなど海外に拠点を置いて活動。極めて精度の高いエクリテュールに満ちた作品や、ミュージックコンクレート作品などに優れた作品が多い。近年は邦楽器を用いた「和洋の音楽的融合」を目指した作品が多い。
上記作品は1982年に書かれたもの。編成は「Fl、A.Fl、Ob、Cl、B.Cl、Fg、Hrn、Tp、Trb」各一人ずつ。第1回吹楽でも演奏された(1991年改訂版初演)。演奏しながらステージ上を移動するように指定されており、空間に対する考察も加えられた作品となっている。演奏時間13分。 また、1975年に書かれた「Egalisation<平等化>」の編成も「Pic、Fl、A.Fl、Ob、EngHrn、Cl、B.Cl、Fg、D.Fg、Hrn、Tp、Trb、Tuba、Pf、Celesta、Cemb、Hrp、Guiter、Vib、Mar、Perc、Vn、Vla、Vc、Cb」というもので興味深い。
「Alternance<交互>」(6Perc)、「Visions I」(テープ)
下山 一二三 (1930〜 ) Hifumi
SHIMOYAMA
「吹鼓双奏」
青森に生まれ、中学時代より音楽を、高校時代よりヴァイオリンと作曲を独学で学ぶ。弘前大学教育学部を英語専攻で卒業。1955年に上京し松平頼則に作曲を師事。翌年、松平頼暁らと作曲グループ「グループ20・5」を結成。その後数々の国際作曲コンクールに入賞。海外での評価を固める。 作風は当初セリエル技法から始まったが1961年よりそれを離れ、音色やリズムの探究と日本的な「間」に接近した世界を求めたものとなっている。
上記作品は1996年に書かれたもので、19管楽器と5人の打楽器奏者のためのもの。編成は「2fl,ob,3cl,b.cl,fg,4hr,2tp,3trb,tub,string contrabass,5perc.」。演奏時間約10分。委嘱者はおらず自発的に書かれたものであり未演。楽譜は近代音楽館所蔵。
「オーケストラと磁気テープのための風紋・第二番」、「十七絃とチェロとテープのための一期の月影」
鈴木 輝昭 (1958〜 ) Teruaki SUZUKI
「レクイエム」
作曲家については別項(現代編)参照。
上記作品は東京工業大学混声合唱団コール・クライネスの委嘱による、混声合唱と管楽アンサンブルのための作品。