VITAとLuteciaの違い


ヴィータとルーテシアの比較をしてみたいと思います。2001年モデルヴィータとの比較も最後に載せました。
  1. 外観
サイズはルーテシアが3770 * 1640 * 1420、ヴィータが3725 * 1610 * 1440でルーテシアの方が一回り大きいサイズ
です。ホイルベースは2475に対して2445でこれも長いです。
デザイン的には、ルーテシアがリアサイドにまで大きく回り込んだルーフですね。ヴィータもルーテシアもサイドのガラスは
3分割であるのは変りません。死角が少ないのはヴィータの方なのは一目瞭然ですね。屋根もヴィータはリアエンドまでほ
ぼまっすぐ延びているのに対してルーテシアはややスラントしながらリアエンドに達しています。このせいで後席の頭上空間
は狭くなっています。ボンネットは似たような感じですがルーテシアの方がデザイン的に太く見えます。ドアは後のデザイン
が若干違います。ヴィータはホイルアーチに沿ったプレスラインですがルーテシアはスパッと切ってます。ドアのサイドモー
ルはこの年式のヴィータは細いですが、これは今の年式モデルではルーテシア同様に太くなってます。また、ヴィータはホイ
ルアーチも樹脂でカバーされてます。これは、プロテクトとデザインを両立させている良いデザインだと思います。
ちなみに、ヴィータのデザインはあの児玉英雄氏。ルーテシアはパトリック・ルケマン氏の手によるものです。
それでは後ろへ廻ってみます。
 大きな違いなんと言ってもルーテシアのこのヒップラインですね。リアガラスの下をふくらませてデザインのポイント
にしてます。これを見るとヴィータはツルンとしていますね。リアコンビランプは最近のはやりでカバーされてます。
ルーテシアは3ドア、5ドアもリアのデザインは同じですがヴィータは3ドア、5ドアでデザインが異なります。
前にまわります。
 大きな特徴は無いですね。しいて言うならルーテシアはワイパーの向きが逆です。後ろ側でも言えること何ですが、ルーテ
シアは牽引用のフックは隠されています。いざというときはカバーを外して、フックをねじ込んで使用します。
  1. インパネ
 メーターパネルは特に特徴は無いですね。各種メーターはデジタル表示に変ってます。それ以外に燃料消費計などの
コンピューター表示も兼ねてます。またアクセサリーON時にはエンジンオイルの量を表示する機能もあります。
 インパネも代わり映えしないですね。ダイヤル式のエアコン、風量、吹き出しの切り替えは順番こそ違いますが機能は
同じです。外気導入はヴィータはメカ式ですが、ルーテシアはSWで切り替えです。一つだけ違うのは、ハザードランプ
のSW位置です。ルーテシアはなんとATセレクタのそばにあります。
 カーステはどちらもパナソニック製ですが、VITAは表示部が別になっている専用設計です。
  1. エンジン
 ルーテシアはK7M型1598cc SOHC 90ps/13.5kgm。ヴィータはX14型1388cc DOHC 90ps/12.7kgm。
 ドイツは寒い国なのかバッテリーにはカバーがかかっています。容量も大きめです。
  1. その他の細かい違い
(その1)
 VITAのリアデフォグの電熱線はちょうどワイパーブレードが格納される位置の電熱線だけ波打っていてワイ
パーをなるべく早く動かせるようになってます。
(その2)
 VITAはライトを点灯しなくてもパワーウィンドウなどのスイッチは照明が点いていてトンネルなどに入った
時でも場所がわかるようになってます。
(その3)
 VITAの操作系は基本的にダイヤル式を使っていて、エアコンだけでなくヘッドライトもダイヤル式です。
(これはほとんどのドイツ車がそうですが)特筆するべきなのは、ルームミラーの防眩もダイヤル式にひねる
だけなんです。
 ルーテシアは極オーソドックスですが、一つ感心したのは昼間パッシングするときハイビームに切り替わら
ないことですね。よくパッシングすると強くレバーを引きすぎてハイビームに切り替わっていることがあるん
ですよ。
(その4)
 ブレーキランプですが、VITAは尾灯とブレーキ灯は別になってます。ルーテシアは別になっていません。
どちらが良いのですかね?個人的にはブレーキ灯が別になっているほうが分かりやすいとは思います。
(その5)
 燃費です。
 ヴィータは1.4LのDOHC、ルーテシアは1.6LのSOHC。さて燃費はどうでしょう?ルーテシアの初期燃費
とヴィータの初期燃費を比べてみました。結果はヴィータ:10.8 km/L、ルーテシア:11.5 km/Lとなり
ました。燃費は良いみたいです。
  1. 2001年モデルとの違い
 2001年2月に日本仕様のオペルヴィータがフルモデルチェンジをしました。早速、どんな車か見に行って
きました。
 ・外観
  顔つきがきつい顔つきになって前のモデルのかわいいという雰囲気は少なくなりました。以前はルーフ
  は3ドアと5ドアでは異なっていたのですが今回は共通化されてます。車両の大きさが大きくなったの
  ですが、それほど大きいとは感じませんでした。後ろのコンビランプが上に行って、フィアット・プント
  のようにも見えます。
  あとから気づいたのは、サイドウィンドウの窓枠がかなり高い位置にあること。ひょっとしたら安全上
  ガラス面積を少し減らしたのでは?
 ・内装
  シートは以前と比べて固くなりました。生地の触感は今一つ。長時間乗車しても疲れなさそうなシート
  でしたが。シート調整は前後と上下は全く同じでした。
  インパネ周りは大きくは変っていません。以前はメカ式だった内気循環のレバーが電気式に変ってまし
  た。オーディオは6CDチェンジャー&MDが標準です。音も中々良かった気がします。オーディオの
  リモコンはステアリングからもコントロールできるようになってます。そのステアリングもようやく
  テレスコが付くようになりました。
  ルームランプも減光式になり高級感がでてました。ドライバー席の右上にはサングラスホルダーもつい
  てます。
 ・試乗
  ステアリングの操舵力が大分軽くなりました。駐車場での据え切りも楽です。以前は、無理してレイア
  ウトしたペダル関係の配置もちゃんとしてました。ペダル類も軽く操作できます。ドアミラーは電動が
  標準になりました。エンジンは出力こそほとんど変わりませんが、軽く回るようになった感じでした。
  その分、エンジン音が室内に入ってきてやや耳障りな気がします。乗心地は、あまり変らずドイツ車
  らしく固めの乗心地です。戻ってきてタイヤを見たのですが、コンチネンタルではなくてミシュラン
  を履いていたのにびっくりしました。
  後席の頭上空間も以前と変わらずそこそこあり最近の欧州コンパクトハッチバックのように狭くないのが
  好感がもてます。座った感じも車両サイズのアップは主に横方向の余裕になって助手席の人とあたる
  事もなさそうです。
 ・ルーテシアと比べると?
  車両の大きさ 全長+45mm、全幅+5mm、全高+20mm、総重量+60kg
  ホイルベース +15mm、最小回転半径−0.4m
  ドライビングは、甲乙つけがたい感じがします。好みの問題もあるので微妙なところでしょう。ただ
  車両総重量がヴィータは重いので軽快な走りとは言えないかも。この当りは近々登場予定の1.8Lに期待
  と言うところです。
  乗心地は、ルーテシアに分があるように感じました。町中の荒れた道のショック感がややきつめでし
  た。
  ただ、装備に対する値段が安くお買い得感があるのは事実ですね。あれだけの装備をつけて187万は
  やはり驚異でしょう。プジョーなどはエンジンも同じ1.4Lですしいい勝負だと思います。ルーテシア
  は今のところ1.6Lなので+20万位のアドバンテージは良い線でしょう。ルーテシアの方が静かですしね。
  

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