4.激動と感動の大地。北海道へ。

’94. 8.1〜8.10

・8月1日(一日目)・8月2日(二日目) ・8月3日(三日目)・8月4日(四日目) ・8月5日(五日目)
・8月6日(六日目) ・8月7日(七日目)・8月8日(八日目) ・8月9日(九日目)・8月10日(十日目)

phots


プロローグ
    やっぱ、バイクのりなら一度は行きたい北海道。去年の夏は廣島、九州と南へ行った。
  そして、四国にも行った。気合と根性も養った。今度は北に行きたい。
    そしたら、北海道しかないでしょう。もちろん前人不未踏の24時間走りっぱなし。

メンバー デグリー250 ・・・いわずと知れた、破格隊長 広島順次。 ステード400 ・・・「地球よってく?」、格下 野口。 ダブルジー400・・・「いいねぇー」、 格安 遠藤。
8/1(一日目)晴 朝の4時半頃起き、眠い中荷物をビニールに包みバイクに積み、バターロール を朝飯にと2個もって、朝5時頃待ち合わせのR246溝ノ口交差点へと急いだ。 今回のツーリングにあたって、ダブルジーの基本的な整備をしてきたので、まーあ 壊れる事はないでしょう。 実際待ち合わせの場所には、AM6時10分頃到着。広島と野口はもう来ていた。 30分前にはもう来ていたそうだ。なんと二人は来る途中にマグナ250に遭遇。 排気音が小さかったらしい。(発売したばっか) 道は簡単明瞭R246を渋谷方面へ走り、都内から R4で北へ北へひたすら走る。 僕が着いてからすぐに出発し、朝のR246をまだ少し眠い目で走った。 そして、途中のドライブインの駐車場で一服。この日は、ガンガンに晴れて、 都内へ行く頃には蒸し風呂状態。なんか僕迷ったみたい。(はぐれた) R246からR4へでるまで結構迷った。 R4まで出てしまえば、青森まではずーっとこの道一本なので、気分的には楽である。 バット、R4って普通の幹線道路という事で、ただ道路っていう感じで退屈な道なの。 最初の給油でスタンドの路面ビチャピチャでステード、リア50センチスライド、 こけるかと思った。チョーキンチョール。だって。 だいたい2時間の割合でコンビニで休憩をとりながら走ったが、日中は太陽ギラギラの 陽射し、バイクの熱風の熱さ、たまんない。バイクのりならワカルでしょう。 だから、この日は飯よりジュースそして、汗発散のくり返し。この日で、腕はヒリヒリ の日火傷状態。(つまり日焼けなんだけど火傷って感じ、のちに落ち着いて、黒く皮はむけたが) 前回22時間走りっぱなしの時は、5月という事もあって睡魔との戦いだったが、今回は 熱さによる疲労との戦いだった。速く夜になーれ。
8/2(二日目)曇のち雨 AM2時頃やっとのことで、青森大間港(ここは本州最南端付近)まであと100キロぐらい の所まできた。青森の市街を抜けるとガソリンスタンド(24時間)は全くなく、広島と野口の バイクがおいおい、ガソリンたんねーんじゃないの。どーすっか、市街まで戻るかこのまま燃費 走行で頑張るか、真っ暗の山の中でんーーん。ここで野口「ちょっとクソしてくるわ」。 結局気合の燃費走行で一路大間港へむけて走り出した。というものの時速50キロ。原チャより 遅い。車なんていない山道をトロトロ走る。睡魔に襲われそうになる。 恐山の近くでガソリンやばい燃費走行中に野口、謎の鳥に襲われる。チョーキンチョール。だって。 一時ノーヘルで運転も した。でも他の二人は気合の燃費走行、6速50キロ。(ガソリン緊張) やああっと、AM4時20分大間港到着。うっすら雲明かりのなか到着するや否や雨。まじかー。 フェリーは、AM6時半の便に乗るため手続きを済ませた。無論フェリーの中では、三人バク睡。 もおかよー。AM8時10分雨の函館港。少しの仮眠でちょっと復活し、カッパを着て、いざ北海道 の大地へと飛び出した。 すぐにガソリンを満タンにし、コンビニで朝飯を食った。予定通り、今日は函館の大沼キャンプ場 でお休み。いく途中すっげー水溜まりで、10センチ近く溜まっててチョーキンチョール。だって。 AM10時到着。なかなか雰囲気が良く、大沼っていう沼が またいい感じ。 ライダーも結構いるしいい所だあ。友達に借りてきたオレンジの大きい テントを張り、とにかく寝る(AM11時15分)・・・・・・・・・・・。 PM6時半に起きた。しかし外は雨。「広島ー。弁当買ってきてー。」広島大活躍です。 食って、またお休み・・・・・・・・・・。
8/3(三日目)曇 AM8時15分雨はやんでいた。準備をし、大沼出発。 道路には水溜まりができていて、空には太陽が顔を出し始めていた。そういえば、北海道は涼しい。 それぞれ、長袖を羽織る。やはり気候が違う。 とにかく、北を目指す。はじめは、大沼からいっきに最北端まで行けるんじゃないかと思って いたんだが・・・・。ゼーンゼン遠いい。この日走りっぱなしで、留萌よりちょっと上の、 日本海が見える海辺の苫舞キャンプ場(無料)で、ねる。結構海岸ってうるさい。波の音が。 しかもテントがうまく固定できない。(砂浜だから)PM9時就寝。
8/4(四日目)曇雨晴 また空模様は、くもり空。AM8時キャンプ場を後にし、今日こそは最北端。この辺に来ると ライダーも増え始め、ピースサインも90%以上で返ってくる。道道909に行くため、道道1016 へ入ったのだが、なんかここは砂利道、林道だよ。僕ダブルジーが先頭で、林道を走る。 なんか結構いい感じで走ってたらコケた。後ろの野口ステードもコケた。(AM11時40分) 広島デグリーは余裕。 まじかよー。右側のカウルは傷だらけ。 荷物はぶっ飛び。野口ステードは、右の前のウインカー が切れちゃった。 とりあえず、写真を撮って、起こして、そしたらすっげーでかいトラックがきやがんの びびった。道の幅ギリギリなんだもん。とにかく、エンジンをかける。少しかぶっていたが、 すぐかかって一服。それからは、ちょーゆっくり走って、やっと林道が終わった。長かった。 そんで、セイコーマートによって、キムチチャーハンを食い、道道909へ。 太陽も出てきた。うおー北海道って感じの抜けるストレート。左側には海と礼文島が潜んでいる。 長い長いまっすぐな道。僕と野口、思い思いのスピードでかっ飛ぶ。(パンダに注意) 広島は欲求不満。そして、まずノシャップ岬。なんか、ノシャップ岬っていう看板があるから そうなんだ、みたいな感じ。そこから宗谷岬へ、結構距離がある。 そういってたら、野口ステードが10.000キロ達成。イェーイ。 まだかまだか、 あっあれ、なんだかとって付けた感じの記念碑。ちょおっと、なんだよー。観光地って感じで、 他県ナンバーの車やバイクがいっぱいいて、みんな記念碑の前で写真をとっていた。 俺らもとりあえず、撮ってもらった。ここが最北端。東京よりもサハリンの方が近い。全然そんな 感じはしないが、今まで走ってきた距離や時間、この疲労を考えると三人それぞれ違った思いを 感じたに違いないだろう。 最北端を後にし、南東へ。時間もいい頃だったので、クッチャロ湖キャンプ場へ。しかし、ここは ちゃんとした所で受け付けを通さなければならなかった。その受け付け時間がもう終了後15分。 終わってるよ。まーいいや、明日早めに出ようってことにして、内緒でテントを張る。けっこう 高い金を払うだけあって、水道やトイレなど綺麗でいいのだ。テントをはる所も芝生、目の前は クッチャロ湖が広がる。最高のロケーションである。そうそうここのトイレは入ると自動的にBGM が流れるのだ。感動。 時間はPM6時半、目の前のクッチャロ湖の地平線に太陽が沈み、湖面はオレンジに輝く。 イイネェー。
8/5(五日目)晴 なぜか朝早くに目が覚めた。テントの中にはもう広島の姿はない。テントの外に出てみる。 彼はいた。目の前に広がるクッチャロ湖は昨日とは全く違った表情をみせていた。朝露の 少し引きまった空気の中、その湖はひっそりとそして、少し波立ち穏かであった。(AM5時) まさに、昨日が動、今日が静。 おっと、受け付けの人が来る前にいかなきゃ。AM7時にクッチャロ湖をあとにした。 今日は知床へ。途中サロマ湖がある。海とつながっているので、海にもみえる。 とにかく青い。太陽の光がまたいい。だれも人がいない所でサロマ湖を眺めた。 網走を過ぎ、知床横断道路へ。ここは北海道のイメージとは異なり、ワインディングの連続。 ここは道路、景色共に良いと言われている通り、久しぶりのワインディングを走り、またその 景色も自然を感じることができる。壮大な土地、北海道だ。キタキツネこそ見ることができな かったが、その自然の雄大さが身体で感じることができた。 そして、360度パノラマと言われる開陽台へ。ここへの道は、誰もがイメージする北海道 の道そのものといった落差のあるまっすぐな道。周りにはどこまでも続く牧草地帯、空は澄んだ スカイブルーと雲。「いいねー」と走っていると目の前に一台のパジェロの姿が映った。ナンバー をよーく見ると、なんと相模ナンバーではないか。車なのだが、妙な仲間意識を持ってしまった。 しかしそのパジェロの走りが凄い。何が凄いって、前を走っている車をガンガン抜いていくのなん の。スピードは時速いっぱい。やっぱり相模ナンバーだと、思いながら我々もその後ろをいっぱい のスピードで走っていった。もちろんそのパジェロ乗りも開陽台へ行くようだった。今思うと、 あまり開陽台からの景色が記憶に残っていないのだがとにかくここでテントを張ってキャンプを したかった。なぜならここでは当然のような輝く夕日と満天の星空そして輝く朝日があるからだ。 360度パノラマならではである。もう一つ記憶に残っていることがあるそれは、あのパジェロ 乗りがデブで一人で来ていた事だ。 次にパイロット国道という名の道を飛ばした。名の通りパイロットになり飛行機を飛ばすかの ようなスピードストレートロードである。距離にしても結構長く、信号もない。ようやく摩周湖 展望台に着いた。摩周湖と言えば”霧”がつきものである。僕のイメージとしても霧の摩周湖。 しかし僕らが見たものは奇麗な摩周湖だった。 今日はこの辺の和琴キャンプ場でテントを張ることにした。(18時すぎ)荷物をおろし、 テントを張り終え、夕飯だ。さあみんなでコンビニをさがしに行こう!と、もう真っ暗になった 道を探した。近くに酒屋らしき店がありそこに車で来ていた兄ちゃんにたずねると、ひたすら まっすぐ20km程いったところにあると教えてくれたので、早速行く事にした。しかし、単純に 20kmといっても結構ある。時速120kmで走っても6分かかるのだ。おまけに、本当に 道は真っ暗である。ようやくコンビニ”セイコーマート”に着きキムチチャーハンを食べた。 そしてその帰りさっさと帰ろうと時速120kmで野口、広島、僕の順でかっ飛ばした。すると どうも僕の前を走っている広島のバイクの調子がおかしいのに気がついた。やけにフラフラして いるのだ。途中で僕と広島は道の端にバイクを停めた。(野口は気づかず行ってしまった) どうもフロントタイヤの空気があまいらしいと。時速100kmぐらいでフラつくらしい。 パンクの恐れも考えられるのでゆっくり帰ろうといいながら、ふと真っ暗の空を見上げると、 いままで気がつきもしなかった、満天の星空。周りは何も無く真っ暗の中、ただ星だけが輝いて いた。少し時が止まったように時間だけが流れた。とりあえず、立ちションをしながら空を 見ていた。すると目の前を大きな流れ星がスッー。願いをかけるまもなく消え去った。ここで 今止まっていなかったら見ることができなかったろう。偶然とは不思議なものである。今でも 強く印象に残っている。スターダストメモリーといったところ。 キャンプ場に戻り野口に話し、そこで空を眺めるとさっきの方が綺麗であった。数十キロしか 離れていないのに見えかたがこんなにも違うものなのかと思った。22時就寝。 ・・・・579km ・・・・TOTAL.2310km
8/6(六日目) 7:00出発。せっかくだからもう一度摩周湖へ行ってみることにした。やはり霧の摩周湖 を見てみたいじゃないか。結果は×。綺麗な摩周湖でした。同じ360度パノラマでも今度は 多和平へ。ここは牧草地帯のパノラマだ。本当に北海道とはでかい。 一路最東端を目指す。根室半島の納沙布岬。根室半島への道は天候が変わりやすいと本にも 書いてあったが、まさにそのとおりだった。晴れたり曇ったり霧になったり雨になったりとコロ コロ変わる天気のなかたどり着いた納沙布岬。そこは、数多くのバイク、観光メッカなのがよく わかる。最北端の宗谷に匹敵するほどだ。おまけにここは、カニの産地で売り子のおばさんの元 気のいいこと。ついつい僕らもはまってしまった。一番安い物を食べ、なんてことない納沙布岬 と書いてある棒の前で写真を撮りオサラバした。 そして釧路湿原の唐路元村キャンプ場へ。 ・・・・474km
8/7(七日目) ピーカン 7:20出発。毬藻(まりも)の里、阿寒湖へ。やはり観光名所だけにやたらとバスが多く、 めんどくさくなったので、少し先のオンネトー湖という小さな湖へ向かった。途中未舗装の道が あったりして大変だったのだが、着いてみるといい感じだ。この湖は太陽光で微妙に湖面の色が 変化し、いつも違った姿を見せるらしい。また夜になると月が湖面に映り神秘的な姿になるとい う。実際に見てみると多くの木々に囲まれ、沼のような雰囲気なのだがその水の色の綺麗なこと。 この日は、晴れていたのでよけいその光を吸収して蒼くそして
廣島回覧1994 TOP

good luck!