8月〜10月

[ザ・20世紀]1986年の項目

(8月)


8月29日から10月10日にかけてレニングラードバレエの公演あり。
指揮:
ヴィクトル・フェドートフ、エフゲニー・コロボフ、ワレリー・ゲルギエフ

※ゲルギエフの名前が来日指揮者としてクレジットされた公演。当時ゲルギエフ33歳。順番と
しては三番目にクレジットされていた。本人がどの公演を指揮していたかは不明。キーロフ劇
場の芸術監督に就任する二年前。因みに初来日は1984年とのこと。



(9月)


(アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団/
指揮者:オイゲン・ヨッフム、ウラディミール・アシュケナージ)

9月16日:東京文化会館/ヨッフム
ワーグナー/トリスタンとイゾルデ、前奏曲と愛の死
ブルックナー/交響曲第7番

9月17日:昭和女子大人見記念講堂/ヨッフム
モーツァルト/交響曲第33番
ブルックナー/交響曲第7番

9月18日:昭和女子大人見記念講堂/アシュケナージ
ドヴォルザーク/交響曲第8番
ラヴェル/道化師の朝の歌
ドビュッシー/海

9月19日:長岡市立劇場/アシュケナージ
ラヴェル/道化師の朝の歌
モーツァルト/ピアノ協奏曲第17番(P/ウラディミール・アシュケナージ)
ドヴォルザーク/交響曲第8番

9月20日:福島市音楽堂/アシュケナージ
ラヴェル/道化師の朝の歌
モーツァルト/ピアノ協奏曲第17番(P/ウラディミール・アシュケナージ)
ドヴォルザーク/交響曲第8番

9月22日:千葉市文化会館/ヨッフム
ワーグナー/トリスタンとイゾルデ、前奏曲と愛の死
ブルックナー/交響曲第7番

9月23日:藤沢市民会館/アシュケナージ
ラヴェル/道化師の朝の歌
モーツァルト/ピアノ協奏曲第17番(P/ウラディミール・アシュケナージ)
ドヴォルザーク/交響曲第8番

9月24日:名古屋市民会館/アシュケナージ
ラヴェル/道化師の朝の歌
モーツァルト/ピアノ協奏曲第17番(P/ウラディミール・アシュケナージ)
ドヴォルザーク/交響曲第8番

9月25日:明石市民会館/ヨッフム
モーツァルト/交響曲第33番
ブルックナー/交響曲第7番

9月26日:フェスティバルホール/ヨッフム
ワーグナー/トリスタンとイゾルデ、前奏曲と愛の死
ブルックナー/交響曲第7番


(バンベルク交響楽団/指揮者 ホルスト・シュタイン)

9月21日:東京文化会館
ワーグナー/マイスタージンガー、第1幕への前奏曲
ワーグナー/パルシファル、第1幕への前奏曲、他全6曲
シューベルト/交響曲第8番「グレイト」

9月22日:昭和女子大人見記念講堂
メンデルスゾーン/フィンガルの洞窟
モーツァルト/交響曲第41番
ブラームス/交響曲第2番

9月23日:神奈川県民ホール
ベートーヴェン/レオノーレ序曲第3番
ベートーヴェン/交響曲第8番
ベートーヴェン/交響曲第3番

9月24日:宇都宮文化会館
ベートーヴェン/レオノーレ序曲第3番
ベートーヴェン/交響曲第8番
ベートーヴェン/交響曲第3番

9月26日:静岡市民文化会館
ベートーヴェン/レオノーレ序曲第3番
ベートーヴェン/交響曲第8番
ベートーヴェン/交響曲第3番

9月27日:瀬戸文化センター
ベートーヴェン/レオノーレ序曲第3番
ベートーヴェン/交響曲第8番
ベートーヴェン/交響曲第3番

9月28日:名古屋市民会館
ワーグナー/マイスタージンガー、第1幕への前奏曲
ワーグナー/パルシファル、第1幕への前奏曲、他全6曲
シューベルト/交響曲第8番「グレイト」

9月29日:聖徳学園川並記念講堂
メンデルスゾーン/フィンガルの洞窟
モーツァルト/交響曲第41番
ブラームス/交響曲第2番


※N響の名誉指揮者シュタインが初めて手兵とともに来日。そのプログラムや演奏の実直さ
が、かつてのカイルベルト&バンベルクの黄金コンビ復活を思わせたといわれる程の絶賛を博
したようです。


(レニングラード・フィルハーモニー/指揮者 マリス・ヤンソンス、ジャンスィク・カヒッゼ)

9月25日:昭和女子大人見記念講堂/ヤンソンス
[ショスタコーヴィチ生誕80周年記念演奏会]
ショスタコーヴィチ/交響曲第6番
チャイコフスキー/交響曲第5番

9月26日:甲府県民文化センター/ヤンソンス
グリンカ/幻想的円舞曲
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

9月28日:神奈川県民ホール/ヤンソンス
チャイコフスキー/ロミオとジュリエット
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
チャイコフスキー/交響曲第6番

9月29日:京都会館/ヤンソンス
ベルリオーズ/ローマの謝肉祭
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
チャイコフスキー/交響曲第6番

10月1日:シンフォニーホール/ヤンソンス
ショスタコーヴィチ/交響曲第6番
チャイコフスキー/交響曲第5番

10月3日:宮崎市民会館/ヤンソンス
グリンカ/幻想的円舞曲
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

10月4日:都城市民会館/ヤンソンス
ベルリオーズ/ローマの謝肉祭
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
チャイコフスキー/交響曲第6番

10月5日:延岡総合文化センター/ヤンソンス
グリンカ/幻想的円舞曲
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
チャイコフスキー/交響曲第6番

10月8日:徳島文化センター/ヤンソンス
ベルリオーズ/ローマの謝肉祭
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

10月9日:倉敷市民会館/ヤンソンス
ベルリオーズ/ローマの謝肉祭
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
チャイコフスキー/交響曲第6番

10月11日:市川文化会館/ヤンソンス
ベルリオーズ/ローマの謝肉祭
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
チャイコフスキー/交響曲第5番

10月12日:ノバホール/ヤンソンス
グリンカ/幻想的円舞曲
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

10月14日:宮城県民会館/ヤンソンス
チャイコフスキー/ロミオとジュリエット
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲(VN/石川静)
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

10月15日:静岡市民文化会館/ヤンソンス
ベルリオーズ/ローマの謝肉祭
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
チャイコフスキー/交響曲第6番

10月16日:聖徳学園川並記念講堂/カヒッゼ
グリンカ/幻想的円舞曲
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

10月17日:東京文化会館/ヤンソンス
ベルリオーズ/ローマの謝肉祭
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番(P/エリソ・ヴィルサラーゼ)
チャイコフスキー/交響曲第5番

10月18日:東京文化会館/カヒッゼ
グリンカ/幻想的円舞曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲(VN/石川静)
チャイコフスキー/交響曲第6番

10月19日:サントリーホール/ヤンソンス
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
チャイコフスキー/交響曲第4番


9月15日から10月11日にかけて英国ロイヤルオペラ公演あり。
指揮:
ジャック・デラコート、マルク・エルムレル、ガブリエル・フェーロ
(曲目)
モーツァルト:歌劇、ドン・ジョヴァンニ
Rシュトラウス:歌劇、ばらの騎士
プッチーニ:歌劇、マノン・レスコー
ワーグナー:楽劇、トリスタンとイゾルデ

※他にジョン・バーカー指揮の特別公演あり。


その他の公演

(ズデニェク・コシュラー/札幌交響楽団)

9月13日/札幌厚生年金会館
Rシュトラウス/13管楽器のためのセレナード
ドヴォルザーク/弦楽のためのセレナード
ストラヴィンスキー/ペトルーシュカ(1947)


(ウォルフガング・ザヴァーリッシュ/NHK交響楽団)

9月17-18日:NHKホール
ストラヴィンスキー/火の鳥、組曲
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番

9月19-20日:NHKホール
ベートーヴェン/交響曲第2番
ベルリオーズ/幻想交響曲

9月24-25日:NHKホール
モーツァルト/交響曲第20番
Rシュトラウス/メタモルフォーゼン
シューマン/交響曲第3番


(ズデニェク・コシュラー/群馬交響楽団)

9月20日/群馬音楽センター
スメタナ/わが祖国


(ズデニェク・コシュラー/東京都交響楽団)

9月30日/東京文化会館
ドヴォルザーク/交響曲第6番
ヤナーチェク/グラゴール・ミサ


その他の来日演奏家

テルツ少年合唱団、ヴィクトル・トレチャコフ、スヴィアトスラフ・リヒテル、ユーリ・バシュメット
シェロモ・ミンツ、イングリット・ヘブラー


 ヤンソンスの指揮するレニングラードの来日はムラヴィンスキーの来日中止という落胆はあ
ったもの、なかなか頑張った指揮を当日聴かせてくれていました。たしかに評論家の志鳥氏も
当日会場で言われたように、ショスタコーヴィチはともかく、チャイコフスキーはムラヴィンスキ
ーとヤンソンスの表情が交互に出てきてしまったようでしたが、それでもその迫力はかなりのも
のがありました。このコンビはその公演最終日のサントリーホールにて、当初のプログラムを
変更して勝負したことが当たり、最後はなかなかの大団円となったようですが、三年後にその
勢いも迫力もすべて過去のものとなってしまいました。

 尚、ヨッフムの感想はこちら。文句無く凄かったのですが、初日と二日目がやや感触を異にし
たこと、特に初日はいつもは感想がほぼ一緒になるはずの知人と、聴いた場所が異なったせ
いかその感想に少なからぬ差異が生じていろいろと面白い経験をしたものでした。初日の方
が気合入り捲くり、二日目がやや落ち着いた雰囲気になっていた感じのものとなっていました
が、この二日目がAltusから発売されています。



(10月)


(ウィーン交響楽団/指揮者 クリストフ・エッシェンバッハ、クルト・ウェス)

10月6日:聖徳学園川並記念講堂/エッシェンバッハ
ウェーバー/魔弾の射手、序曲
シューマン/チェロ協奏曲(ハインリヒ・シフ)
ベートーヴェン/交響曲第3番

10月7日:伊那市民会館/エッシェンバッハ
ウェーバー/魔弾の射手、序曲
シューマン/チェロ協奏曲(ハインリヒ・シフ)
ベートーヴェン/交響曲第3番

10月8日:練馬文化センター/ウェス
シューベルト/ロザムンデ、序曲
ハイドン/チェロ協奏曲ハ長調(ハインリヒ・シフ)
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ&ポルカ、他

10月9日:新潟県民会館/エッシェンバッハ
ウェーバー/魔弾の射手、序曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲第27番(クリストフ・エッシェンバッハ)
ベートーヴェン/交響曲第3番

10月11日:埼玉会館/ウェス
シューベルト/ロザムンデ、序曲
ハイドン/チェロ協奏曲ハ長調(ハインリヒ・シフ)
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ&ポルカ、他

10月12日:秋田県民会館/ウェス
シューベルト/ロザムンデ、序曲
ハイドン/チェロ協奏曲ハ長調(ハインリヒ・シフ)
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ&ポルカ、他

10月13日:NHKホール/ウェス
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ&ポルカ、他

10月14日:フェスティバルホール/エッシェンバッハ
ウェーバー/魔弾の射手、序曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲第27番(クリストフ・エッシェンバッハ)
ベートーヴェン/交響曲第3番

10月15日:広島厚生年金会館/エッシェンバッハ
ウェーバー/魔弾の射手、序曲
シューマン/チェロ協奏曲(ハインリヒ・シフ)
ベートーヴェン/交響曲第3番

10月17日:江戸川区総合文化センター/エッシェンバッハ
ウェーバー/魔弾の射手、序曲
シューマン/チェロ協奏曲(ハインリヒ・シフ)
ベートーヴェン/交響曲第3番

10月18日:浜松市民会館/エッシェンバッハ
ウェーバー/魔弾の射手、序曲
シューマン/チェロ協奏曲(ハインリヒ・シフ)
ベートーヴェン/交響曲第3番

10月20日:簡易保険ホール/エッシェンバッハ
ウェーバー/魔弾の射手、序曲
シューマン/チェロ協奏曲(ハインリヒ・シフ)
ベートーヴェン/交響曲第3番

10月21日東京文化会館/エッシェンバッハ
ウェーバー/魔弾の射手、序曲
シューマン/チェロ協奏曲(ハインリヒ・シフ)
ベートーヴェン/交響曲第3番

10月22日:群馬県民会館/エッシェンバッハ
ウェーバー/魔弾の射手、序曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲第27番(クリストフ・エッシェンバッハ)
ベートーヴェン/交響曲第3番



(ミュンヘン・フィルハーモニー/指揮者 セルジュ・チェリビダッケ)

10月11日:聖徳学園大学記念講堂
シューマン/交響曲第4番
ムソルグスキー/展覧会の絵

10月12日:札幌厚生年金会館
ベートーヴェン/コリオラン、序曲
シューマン/交響曲第4番
ムソルグスキー/展覧会の絵

10月13日:神奈川県民ホール
シューマン/交響曲第4番
ムソルグスキー/展覧会の絵

10月14日:昭和女子大人見記念講堂
シューマン/交響曲第4番
ムソルグスキー/展覧会の絵

10月15日:東京文化会館
ロッシーニ/どろぼうかささぎ、序曲
Rシュトラウス/死と変容
ブラームス/交響曲第4番

10月17日:フェスティバルホール
シューマン/交響曲第4番
ムソルグスキー/展覧会の絵

10月18日:吹田金蘭短期大学
シューマン/交響曲第4番
ムソルグスキー/展覧会の絵

10月20日:福井文化会館
ロッシーニ/どろぼうかささぎ、序曲
Rシュトラウス/死と変容
ブラームス/交響曲第4番

10月21日:名古屋市民会館
シューマン/交響曲第4番
ムソルグスキー/展覧会の絵

10月22日:サントリーホール
ブルックナー/交響曲第5番


(ベルリン・フィルハーモニー/指揮者 小澤征爾)

10月28日:サントリーホール
ベートーヴェン/交響曲第4番
ブラームス/交響曲第1番

10月29日:サントリーホール
ベートーヴェン/交響曲第4番
ブラームス/交響曲第1番

10月30日:サントリーホール
シューベルト/交響曲第7番「未完成」
Rシュトラウス/英雄の生涯


10月6日から20日にかけてウラディミール・スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトーゾ室内
管弦楽団の公演あり。



その他の公演


(ウォルフガング・ザヴァーリッシュ/NHK交響楽団)

10月1-2日:NHKホール
メンデルスゾーン/エリア


(ズデニェク・コシュラー/東京都交響楽団)

10月9日/東京文化会館
モーツァルト/交響曲第36番
モーツァルト/ピアノ協奏曲第17番(イングリット・ヘブラー)
モーツァルト/交響曲第38番


(ヘルベルト・ブロムシュテット/NHK交響楽団)

10月8-9日:NHKホール
シューベルト:交響曲第3番
ブルックナー:交響曲第7番

10月17-18日:NHKホール
ハイドン:戦時のミサ
ベートーヴェン:交響曲第7番

10月22-23日:NHKホール
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
Rシュトラウス:アルプス交響曲


(ハインツ・レークナー/読売日本交響楽団)

10月13日/東京文化会館
モーツァルト/交響曲第31番
ブルックナー/交響曲第7番

10月27日/神奈川県民ホール
10月28日/新宿厚生年金会館
ドヴォルザーク/謝肉祭
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲(シュタルケル)
ドヴォルザーク/交響曲第7番


(イルジ・ビェロフラーヴェク/日本フィルハーモニー交響楽団)

10月22日:東京文化会館
エルガー/チェロ協奏曲(ジュリアン・ロイド・ウェッパー)
ハイドン/チェロ協奏曲ニ長調(ジュリアン・ロイド・ウェッパー)
ドヴォルザーク/交響曲第7番

10月26日:神奈川県民ホール
スメタナ/モルダウ
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲(加藤知子)
ドヴォルザーク/交響曲第7番

10月31日:五反田簡易保険ホール
スメタナ/売られた花嫁、序曲
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(清水和音)
チャイコフスキー/交響曲第6番


その他の来日演奏家

メロス弦楽四重奏団、スメタナ弦楽四重奏団、エリソ・ヴィルサラーゼ
ヤーノシュ・シュタルケル、ウラディミール・クライネフ、ジュリアン・ロイド・ウェッパー
ペータ・ルーカス・グラーフ、ミカラ・ペトリ、エフゲニー・キーシン、ハンス・ホッター
エマ・カークビー、アントニー・ルーリー、ルチア・ポップ、エフゲニー・ネステレンコ



 ブロムシュテットとN響のブルックナーも素晴らしかったのですが、如何せんヨッフムの強大な
演奏を立て続けに聴いたためか、またせその影響下から脱していなかったため、ちょっともっ
たいない聴き方になってしまいました。

 この演奏会が終わると、いよいよチェリビダッケ週間に突入することとなります。(チェリビダ
ッケの感想はこちら)チェリビダッケは当初全てのプログラムに行く予定だったのが都合により
ブラームスの日が行けなくなるという、ほんとうに暗黒面に見事囚われてしまいましたが、かわ
りに「展覧会」の日を二回行くことにし、多少その憤懣を晴らしたものでした。

 この公演のチケットは入手がきつかろうということで、横浜の「ぴあ」に開店と同時に行き、そ
こで三公演のチケットを入手したのですが、ブルックナーはサントリー効果もあったためか、か
なりチケットのはけが早かったようでちょっと焦ってしまいました。ただ他に誰も並んでいなかっ
たのはじつに今もって不思議で、自分が三公演買い終えると同時に次にやってきた人がブル
ックナーを購入しにきたくらいでした。(この人も無事購入できたようです)

 因みに行けなくなったブラームスの日の公演は、自分の知人に無償譲渡したのですが、現在
音楽関係の仕事をしているこの知人は、この公演が音楽的にひとつの理想となっているようで
す。特にロッシーニの小太鼓の絶妙、ブラームスの終楽章後半の金管のブルックナーを想起
させるような雄大なコラール、そしてアンコールのピツィカートポルカにおける最後の音がホー
ル全体に巨大に響き渡ったその瞬間を、幾度となく自分も熱く聞かされたものでした。また山
崎浩太郎氏も「レコード芸術」でこの公演に対し高く評価されているようです。

 ある意味このコンビのひとつの究極形が奏でられた一連の公演であったのかもしれません。
もっともチェリビダッケとミュンヘンが四年後にあらわれたときはこのときとは違う、またそれは
それでひとつの究極形を成していたのには、正直驚愕しまくったものでしたが。

 余談ですが神奈川県民では演奏中に地震がありましたが、今上の他のオケの公演日程をみ
ると、同時刻に東京文化会館ではレークナーが読売日響を、そしてNHKホールではウェスが
ウィーン交響楽団をそれぞれ指揮していたので、同じような体験をしていたものと思われます。
この時期ほんとうに地震が多かったです。



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