雨のエルベ川。
こういう天気って、自立神経にくるのよね〜。

3. ドレスデン、とな?
 ドレスデンってどこ?なんだか東欧チックな響き……その程度の知識しかないまま行ってしまいました。へえ〜ドレスデンって、ドイツだったんだ〜(ばか)。この日は朝からしとしとと雨が降り、じめっとした東欧日和。テンション下がるよう。市内観光してたら運動靴とくつ下がどろどろになっちまった!しょうがないので足がびたびたするのを我慢してサンダル履き。アウグストゥス強権王とかいう王様が金にあかせてつくった建造物を見て歩きました。どれもコテコテ。東ドイツの古い建築につかわれている石は鉄分が多いため、時間がたつと黒く変色するらしいです。どの建物もどよ〜んと黒ずんで、東欧ムードを盛り上げていました。メインはツヴィンガー宮殿。ここにはいろんな展示があり、我々は絵画を見物しました。部屋ごとに壁の色をわけて、画家の出身国がわかるようにしてあります。しかし、絵を掛けるための壁の色とは到底思えないものもあり、ちょっとびっくり。奥には貴族の肖像画を集めた部屋がありました。もう、ところかまわず壁一面の肖像画。その部屋に入ったとたんに一斉にギロッと睨まれたような気がしました。まるでホーンテッドマンション(注1)!あのセンスはとても日本人には理解できません。

 昼ごはんはちょっとしゃれたレストラン。同じテーブルについたのはかなり年輩の画家さんとそのガールフレンド(50歳代くらい?)。その画家氏はうちの父上に「男前だなあ、惚れた!」とおっしゃって、いきなり顔のデッサンしはじめたのですが、全然似てませんでした。ゲイジュツって……。さて、おかずはちょっと固めのハンバーグでした。量が多かったので、ほとんどの方が残してしまったのですが、それを見たボーイさんが「日本人はこってりしたものが嫌いだそうだから、油で揚げるところを網焼きにして、量も減らしてみたのだけど、美味しくなかったのだろうか?」と非常に心配していたので、「いや〜そんなことないよ〜美味しかったよ〜」とフォローするのが大変でした。ドイツ人って、けっこう繊細。レストランから出てみると、ちょっと青空が見えてきて、ちょっといいかんじ。

 食後はバスはエルベ川に沿って、マイセンへ向かいます。マイセン焼きの工場は、かなり観光慣れしていて、日本語での親切なアナウンスまでありました。しかし、観光記念に何か買おうたって、マイセンじゃあ高価すぎます。さくさくとバスに乗り、一路チェコへ。順序よく国境までたどり着いたのですが、国越え渋滞!!この日は金曜日だったので、観光や里帰りのための車が大集合していたのです。日本人はキチンとビザのチェックがあるので、だいぶ待たされました。ようやく国境を越えてみると、なんだか雰囲気が違います。ドイツより物価が安いので、国境を越えてお買いものに来る人のための日用品屋さんがあるかと思えば、なんとっっ!ストリートガール(注2)もうじゃうじゃいます!!ストリートっていっても森の中の一本道のようなもんですから、まあ、お客さんの車に乗せてもらって、どっか行くなりして、まあ、その、商売するわけですな。不二子ちゃん(注3)みたいなねーさんもいて、びっくりしました〜。うちのバスはあいにく女子もたくさん乗っておりますので、みんな見て見ぬフリをしていましたが、もしこれがおっちゃんばっかのツアーだったら……う〜む(怒)。

 ある意味賑やかな地区をすぎると、テレジンというところに出ます。ここはナチスの収容所だった建物がいまも残っています。お墓もたくさんあります。実際にはお墓にも入っていない犠牲者がたくさんいらっしゃるのでしょう。こういった悲劇の爪痕を保存していくのも大切だな、と思いました。喉元過ぎて忘れちゃいけないことです。そこを過ぎると、ただひたすらのどかな田園風景が続きます。平和ってありがたいことです。

 この時期はバカンスシーズンだということで、本当はもっと渋滞してるかもしれなかったのですが、かなり順調にプラハのホテルに着きました。夕食は添乗員のM女史といっしょにいただきました。彼女は福岡の旅行会社の支店に所属されている方なので、九州訛りが耳に心地よいのです〜。しかも、添乗員の鏡のような方で、いつものんびり穏やかにされているので、甘えて色々きいちゃいました。プライベートまでつっこんだ話をして、カナダ人と結婚してバンクーバーに引っ越すことや、日本に残すお父様が心配なことなど、色々聞かせていただきました。国境を越えた文化の違いって大きいですよね〜なんて、生意気なこと言ったりしました。国際結婚か〜。私にはムリ!

注1 ホーンテッドマンション:ディズニーランドにあるおばけ屋敷の名前。はじめのほうにどこから見てもこっちを見ているように見える目をした肖像画が並んでいる所があるんです。
注2 チェコのストリートガール:手っ取り早く外貨を稼ぐ良い手段なのだとか。割り切ってやってるのなら何も言えません……。
注3 不二子ちゃん:名作アニメ「ルパン三世」の峰不二子のことです。姫は幼稚園児であった頃、大きくなったら峰不二子になってルパン三世(姫の初恋の人)と結婚するのだと思っていました(…遠い目)。




これが網焼きハンバーグ。
確かに激ウマ!というわけではなかったが。