| 名称 | 紅葫蘆 |
| 種別 | 器物 |
| 出典 | 中国 |
銀角大王が所有している赤い葫蘆(ひさご)、つまりヒョウタンです。この葫蘆の口を下に向けて相手の名を呼び、相手が返事をすると、その相手はたちまち葫蘆の中に吸い込まれてしまいます。太上老君のお札を貼り付けて半日もすれば、膿のようなどろどろのものに溶けてしまいます。ちなみに、本名でなくても、名指しされた名前に返事をしてしまえば、同じ事になるようです。しかも、一度に一人といわず、千人でも吸い込む事ができます。
崑崙山の麓にはえた一株の仙藤に生った紫金の紅葫蘆を太上老君が取ったものが、この紅葫蘆だそうです。もともとは、太上老君が丹を入れるために用いた容器です。
〔参考〕「西遊記」呉承恩(岩波文庫)