名称 芭蕉扇(ばしょうせん)
種別 器物
出典 中国

  金角・銀角が所有している宝貝(たからもの)。火種のないところでも、これで扇ぐと火が現れます。もともとは、太上老君の八卦炉を扇ぐためのものでした。

  また、牛魔王の妻羅刹女(鉄扇公主)が所有している宝貝。天地の精気により崑崙山の後ろに生まれた霊宝で、太陰の性を持っています。このため、火気を鎮める事ができます。一丈二尺(約4m)もの大きさですが、杏の葉くらいに縮める事もできます。但し、大きさを変えるためには、呪文を知っていなければだめです。
  一扇ぎすれば生き物は八万四千里も吹き飛ばされるか、火焔山の大火が消え、二扇ぎすればさらに風が吹き、三扇ぎすれば雨が降り出すという効能があります。

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〔参考〕「西遊記」呉承恩(岩波文庫)