ピタゴラスやプリニウスは、豆を食べると、死者の霊が乗り移ると述べています。また、古代ローマでは、万霊節に女が豆を食べると、死者の子を身ごもると信じられていました。莢に入った豆が、霊魂の容器とみなされていたのでしょうか。
一方、豆を吐きつけると、死者の霊を退けるという俗信もありました。日本の追儺(節分の豆まき)と、少し似ていますね。
〔参考〕「イメージ・シンボル事典」アト・ド・フリース著(大修館書店)