| 名称 | 如意金箍棒(にょいきんこぼう) |
| 種別 | 武器 |
| 出典 | 中国 |
またの名を天河鎮定神珍鉄、略して神珍鉄(しんちんてつ)。九転鉄を使って太上老君が鍛え上げ、禹王が治水の為に江海の底を固める為に用いたもので、両端に金の箍(たが)がはまった黒い鉄の棒です。重さは一万三千五百斤。西遊記が書かれた明の時代には、1斤がおおむね590gという事ですので、だいたい7965kgほどでしょうか。読んで字の如く、意のままになる、金の箍がはまった棒という意味の名で、使うものが思うままに、針のように小さくもなれば、うんと長くもなります。
長らく東海竜王敖広(ごうこう)の武器庫に保管されていましたが、孫悟空の強請により、持ち去られたとされています。とはいえ、孫悟空が竜宮を訪れる少し前から瑞気が立ち上っていたという事で、東海竜王の妃は、神珍鉄が世に出る前兆としてそれを考えていたようです。
〔参考〕「西遊記」呉承恩(岩波文庫)