エドラダワー 10年

edradour 10yo

tobacco

マイナーそうで、結構有名になってしまったモルト。

記すべき特徴は二つあると思う。

一つは蒸留所自身のことで、世界最小である。

蒸留酒(ウイスキー)はポットスチルと呼ばれる釜で原料を沸騰させる。その蒸気がアルコール成分な訳だが、スコッチウイスキーは、これを2回繰り返す。地方によっては3回。1回目の蒸留に使う釜を初留釜、次のを再留釜という。

エドラダワー蒸留所のポットスチルは2基。つまり初留釜、再留釜1基づつで、しかも大きさは法律で制限されている最低限のもの。従業員は3人。生産量は周辺の蒸留所の平均生産量の40分の一程度。

蒸留を行っている部屋の広さは20〜30畳程度のようだ。ただ、写真で見る限り、これが大変綺麗でかわいらしい施設になっている。空の青を映した清涼な小川にグリーンの川辺。そこに白い壁の小さな倉庫のような建物。赤いドア。

こんな場所から生まれるモルトの稀有な風味が2番目の特徴である。

もし、何も知らずに目隠しをして香りを嗅いだら、ウイスキーだとわからないかもしれない。まるで一時期流行ったフランス菓子のクリームドブリュレのようだ。他の言い方では、キャラメルとか、カステラとか・・・およそ、一般的にウイスキーの風味をあらわす言葉が似合わない。エドラダワーとはそう言うものなのである。

ボトルはよくある円筒形の箱(?)に収められ、一緒に蒸留施設の説明が絵入りで記された素敵なポスターが付いていた。