CLOCKWORK ORANGE
時計じかけのオレンジ

1971年 アメリカ映画

STAFF

監督・脚本・制作:スタンリー・キューブリック
撮影:ジョン・オルコット
原作:アンソニー・バージェス

CAST

マルコム・マクドウェル
パトリック・マギー
ウォーレン・クラーク

STORY & REVIEW

アレックスとその仲間達は徒党を組み、
意味のない暴力とドラッグ、そしてレイプを
最大の生き甲斐として暮らしている。
その暴挙はついに殺人にまで及んでしまうが
彼にはまったく罪の意識がない。
しかし、仲間の裏切りによって逮捕、投獄される。
そこで彼は政府による暴力とセックスを嫌悪する洗脳の実験台になり、
まったくの無抵抗人間に成り果ててしまう。
かつてアレックスの被害者たちはここぞとばかりに彼を襲い、
何も抵抗の出来なくなってしまったアレックスは
自殺をしてしまうのだが・・。

アンソニー・バージェスの小説を元に、
異常なほど残忍なアレックスから、
洗脳され模範市民のアレックスへ、
そして、再び残忍な性格に戻って行く彼を、
キューブリックが近未来ヴァージョンの映画に仕上げた
異色のSF映画です。

「2001年宇宙の旅」で肯定的な未来を描いたキューブリックが、
それとは反対の否定的な未来を描いた作品です。
派手な色の壁紙、インテリア、白いタイツ姿といった
童話風な概観とは裏腹に、良心、思いやりのかけらもない
アレックス達が街を荒らし、暴力をふるい、レイプするシーンは
背筋が凍るほどです。
また、音楽も効果的に使われていて、ベートーベンの「第9」、
名曲「雨に唄えば」がおどろおどろしくさえ聞こえてしまいます。

タイトル名は、コクニーと呼ばれるロンドンの下町で使われる
云いまわし、「時計じかけのオレンジのように奇体な・・・」を
原作者が象徴的に用いたものだそうで、
「時計じかけのメカニズムの非人間性と、自然の生んだ果実のような
みずみずさという、2つの矛盾する要素を抱えた人間を表している。」
とのことです。(つまり、この作品の主人公アレックスのこと)

公開当時、議論の的になりましたが、アカデミーで、監督賞など4部門に
ノミネートされ、ニューヨーク映画批評家協会賞で、最優秀作品賞、
監督賞を受賞しました。

この映画にでてくる、暴力・ドラッグ・レイプなどは、現在新聞や、ニュースなどで
報じている事件とダブってしまいます。キューブリックが現在のことを予知して

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