”Rick's Cafe” 1周年記念企画

”ミニシアター”のススメ。

 

We Love
Mini Theater


当サイト、”Rick's Cafe” の管理人こと、
私Rickは、どちらかと云うと、大作といわれる作品より
”単館系” の作品を好みます。
”ミニシアター系” 映画・・・。
単に小さい映画館用の映画というわけではありません。(笑)
”シネ・コン” の増加の数ほどではありませんが、
大都市を中心に、この ”ミニシアター”も着々と誕生しています。
今回はこの ”単館系” の映画について、
ご紹介したいと思います。

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第1章 ミニシアターとは??

このところ、日本全国で映画館が増えてきています。その大部分は、”シネコン” と呼ばれる
1つのビルの中に、座席数250から100くらいの映画館が4館から6、7館入る複合ビルです。
が、その一方で、”ミニシアター”と呼ばれる座席数80から250までの映画館も東京、大阪など
大都市を中心に続々と誕生しています。
”ミニシアター”(単館系映画館とも言います。)・・単に小さな映画館という意味だけではありま
せん。この ”ミニシアター”ではアメリカ、イギリスのみならず、フランス、ドイツ、スウェーデンな
ど、東欧地域を含むヨーロッパ圏の作品や、中国、韓国、日本などのアジア圏に至る各国際映
画祭で受賞した作品など、一般のロード・ショー系映画館で上映しないような、しかも「良質」な
映画を上映する映画ファン、映画マニアにとっては大変貴重な映画館なのです。

私の住んでいる名古屋には、この単館系映画館、ヘラルドグループの 「ゴールド劇場」「シルバ
ー劇場」「シネプラザ」「シネマ・50」、そして映画マニアなら知らない人はいない!といわれる、
「シネマテーク」、面に邦画中心の「シネマスコーレ」などがありますが、発祥の地、東京には、
「シネマライズ」「Bunkamura ル・シネマ」を筆頭に 「シネクイント」「シネセゾン渋谷」「恵比寿
ガーデンシネマ」「銀座テアトルシネマ」「シネスイッチ銀座」などが良く知られています。

現在、単館系映画のヒット作は、そのほとんどが渋谷から生まれています。その代表格的な映
画館が「シネマライズ」。この映画館は、全く独立した映画館で、オーナーが自ら世界中で開催
される映画祭に出向き、自分の映画館で上映できる作品を探して来たり、他社が輸入した作品
の中から劇場のイメージに合った作品を上映する方法をとっているそうです。
そして、「作品の力がなくて、4週間上映できれば合格かな? という作品もキラリと光るものが
あれば採算を度外視して少しでも多くの人に観てもらおうとしている」そうです。客入りが悪いと
いうことで上映を打ち切ることは一切ないとのこと。私たち映画ファンには嬉しいことですね。
観たい映画があっても、忙しくて、なんとか時間をやりくりして、いざ映画館へ行ってみたら、もう
上映が終わっていて他の映画が上映されていたなんてこと2・3度は経験してますよね。
ロードショー公開の場合、最低4週間は上映されることにはなっているのですが、不入りで上映
を打ち切ってしまうこともあるのです。しかし、この「シネマライズ」では、それがないのです。
その積み重ねが、ヒットを生む力、また、この映画館の人気の秘訣なのでしょう。
ちなみに、96年に公開したイギリス映画 『トレインスポッティング』 は33週上映され、約18万
人を動員しているそうです。また、インド映画 『ムトゥ〜踊るマハラジャ』 は20週以上上映され
約14万人を動員。香港映画 『ブエノスアイレス』 は、12万人を動員しているとのこと。さらに、
夜1回のみ上映をする ”レイト・ショー” では、アメリカ映画 『π』 が、一日150人以上を連日
動員しての大ヒットを記録しているそうです。

座席数は少ないですが、一席一席のスペースがゆったりしているので、リラックスして観れるの
も ”ミニシアター” ならではです。

一般のロードショー系映画館とは一味違った作品を私たちに教えてくれる ”ミニシアター”。
いろんな国の、さまざまな作品と出会える 映画ファンにとっての宝箱みたいな所です。

ハリウッド大作にそろそろ飽きてきた・・という方、世界にはもっともっと、素晴らしい映画が沢山
あります。そして、「シネマライズ」 のように、一つ一つの映画を大切に暖めながら上映してくれ
る映画館があります。自分の好きな映画、心に残る映画をまた見付けに行ってみませんか?

 

 

第2章 単館系映画、興行成績 BEST 5

 

■第1位 ニュー・シネマ・パラダイス Nuovo Cinema Paradiso 
                                          1989年イタリア・フランス映画

 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 出演:フィリップ・ノワレ ジャック・ペラン
 
☆世界中の観客を感動の渦に巻き込んだ大ヒット作!
戦後間もないシチリアの小さな村にある映画館パラダイス座。そこで働く映写技師アルフレードを慕い、
やがて映画監督になる映画少年トトの物語を中心に、映画を愛した人々の姿
をノスタルジックに描いた、当時20歳トルナトーレ監督の名を世界に知らしめた秀作です。 
ミニシアター映画が今ほど一般的ではなかった89年末の公開ですが、ミニシアター映画が市民権を得た
現在でも尚、この作品の興行成績は破られてはいないそうです。
まさに日本のミニシアター映画史に残る金字塔!映画を愛する全ての人に観ていただきたい名作です。
尚、この作品よりも50分長い「完全版」も後に公開されました。
                             (劇場公開は日本のみ。他は全てビデオ・リリース。)
89年カンヌ映画祭審査員グランプリ受賞 90年アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞
 
     
■第2位 宗家の三姉妹 宗家皇朝 1997年香港・日本映画
 監督:メイベル・チャン 出演:マギー・チャン ミシェール・ヨー ヴィヴィアン・ウー 
 
☆岩波ホールで延べ314日間、上映された大河ドラマです。
20世紀初頭の近代中国史に多大な影響を与えた実在の名家の三姉妹の物語。
彼女経ちが辿った波乱万丈の人生を、メイベル・チャンがドラマティックに描いた作品です。
それぞれが歴史上の人物と関わっていく三姉妹の人生は、まさに 「事実は小説よりも奇なり」です。
香港・金像奨最多6部門受賞 台湾・金馬奨3部門受賞 中国・金鶏奨特別賞/百花奨受賞
             
■第3位 バッファロー’66 Buffalo '66 1998年アメリカ映画
 監督:ヴィンセント・ギャロ 出演:ヴィンセント・ギャロ クリスティーナ・リッチ
 
☆俳優だけでなく、ミュージシャン、モデル、画家など、マルチな活動をしているヴィンセント・ギャロの
監督、脚本、音楽、主演の4役をこなした作品。シネグイントで34週のロングランを記録しました。
C.リッチ扮する少女と刑務所を出たばかりの男の一風変わったラヴストーリーで、
ギャロの自伝的要素を色濃く反映させた作品です。公開された99年の渋谷は、
”ギャロ一色”になってしまったというくらいの大ヒットとなりました。
    
■第4位 トレインスポッティング Trainspotting 
                                          1996年イギリス映画
 監督:ダニー・ボイル 出演:ユアン・マクレガー ロバート・カーライル
 
☆イギリスの大ヒット青春映画。この作品は今更ながら説明は不要でしょう。(笑) 
渋谷のシネマライズでの観客動員数は、148,000人と、動劇場歴代文句なしの、1位をマークしました。
ジャンキーで身勝手な現代の若者像を鮮烈な映像と音楽でクールに描いた作品で、ユアン・マクレガー、
ロバート・カーライルなど、イギリス映画界の若手の名を世界に知らしめました。
関連商品も日本公開と同時に大流行し、サントラ盤、ポスター、Tシャツなどが飛ぶように売れたそうです。
■第5位 ベルリン・天使の詩 Der Himmel Uber Berlin 
                                          1987年フランス・西ドイツ映画
 監督:ヴィム・ヴェンダース 出演:ブルーノ・ガンツ ソルヴェイグ・ドマルタン
  
☆カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した、「パリ、テキサス」のヴェンダース監督による秀作です。
日本では88年にシャンテ・シネ2ほかで大ヒットし、映画ファンを魅了した伝説の作品です。
”ミニシアター映画” というジャンルに先鞭をつけた、いわば記念碑的な作品といえます。
イギリスのバンド、キュアーの「天使の囁き」から得た、天使を主人公とした映画というヴェンダースのアイデアを
名匠アンリ・アルカンの幻想的な映像美、そしてペーター・ハントケによる詩的な脚本で作り上げたものです。
作品としては、89年末の「ベルリンの壁崩壊」により、「壁の時代」を記録した最後の映画という意味でも
興味深い作品となっています。

 

 
        


第3章 Rick のオススメ作品

 

■ニュー・シネマ・パラダイス Nuovo Cinema Paradaiso
興行成績の第1位にも輝いた、不屈の名作。ラストの ”キス” の嵐に何度涙したことか・・。
モリコーネの音楽も素晴らしい。単館系映画のなかでは、最高傑作ではないでしょうか・・。
■遠い空の向こうに October Sky
現役を引退した元NASAのエンジニア、ホーマー・H・ヒッカム・Jr. の心温まる実話。
厳しい父親と息子の親子の絆の物語です。劇場で思わずハンカチを目にあてながら観ました。
「ミクロキッズ」のジョー・ジョンストン監督
■季節の中で Three Seasons
現代のありのままのベトナムと、ベトナムの人々を描いた作品。蓮売りの少女、シクロ乗りの青年の恋、
ベトナム帰還兵と物売りの少年・・・それぞれが織りなす、それぞれのベトナム・・。
すがすがしい作品です。監督、トニー・ブイ 
■CUBE Cube
スタイリッシュ・ホラー。これを観た時、こんな表現の仕方があったんだと、思わず唸ってしまった作品。
いろいろなテーマが97分の中にぎっしり詰まって、内容の濃い1本。カナダの新鋭、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品。
■ガタカ Gattaca
DNA操作で生まれた者だけが ”適正者” なんて・・近未来モノのサスペンス。なかなかスリリングで面白いです。
イーサン・ホーク、ウマ・サーマンご夫妻が出演してますが、ここでは ジュード・ロウに尽きます。スゴイ演技でした。
マイケル・ナイマンの音楽もGOOD。「トゥルーマン・ショー」のアンドリュー・ニコル監督。
■マイ・リトル・ガーデン The Island On Bied Street
第二次大戦中、ユダヤ人移民住区で必死に隠れながら捕まった父親をひたすら待ち続ける少年の物語。
ラストは涙モノ。作家ウリ・オルレブの体験を基にしたベストセラー原作を「ミフネ」のソーレン・クラウ・ヤコブセンが監督。
■シャンドライの恋 Besieged
夫の釈放を待つ妻と、手伝い先のピアノ弾きの恋の物語。大作作品が多いベルトルッチにしては珍しい小作品。
螺旋階段が印象的。サンディ・ニュートンが魅力的な作品。
■青いパパイヤの香り L'odeue de la Papaye verte
ある一家に使用人として雇われた10歳の少女ムイの目を通して、家族の喜び、悲しみ、
自分の恋心などを美しい映像で表現したベトナム映画。淡々としたストーリー展開が
なんともいえなくいい雰囲気を出しています。パリで育ったベトナム人、トラン・アン・ユンの初監督作品。
■ポーラ X Pola X
禁断の書ハーマン・メイビルの「ピエール」を ”ゴダールの再来” といわれているレオス・カラックスが映画化。
姉と弟の禁断の愛・・・。Deepで壮絶なストーリー展開です。観た後、かなり引きずりました。
■仕立て屋の恋 Monsieur Hire
パトリス・ルコントのヒット作。仕立て屋の男が覗いていた部屋の女と恋に落ちる物語。全体を漂う雰囲気が良いです。
また、マイケル・マンの音楽も素晴らしく、映像と見事にマッチしています。ルコント作品では「橋の上の娘」もGOOD。
■カルネ Carne
フレンチ・ビザールの巨匠?ギャスパー・ノエのデビュー作。 馬が好きな口のきけない少女と馬肉屋の父の壮絶な
愛の物語。アート系映画の中で、過激な作品だと思います。
■アリス Alice
チェコ・アニメの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエルの代表作品。 ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」を基盤に
シュヴァンクマイエルの独自の解釈で描いたダークな作品です。
■シャイン Shine
オーストラリアの現役天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴッドの半生を描いた作品。父親の期待、自分へのプレッシャ
ーにより精神に支障をきたしてしまう主人公が、再び輝きを取り戻す感動の実話。ラストにかかるヴィヴァルディの曲が
素晴らしく、優しい気持ちにさせてくれる作品です。監督は「ヒマラヤ杉に降る雪」のスコット・ヒックス。
その他・・・・ ■ヴァージン・スーサイズ ■汚れた血 ■ルル・オン・ザ・ブリッジ 
       ■ラン・ローラ・ラン ■スリング・ブレイド ■スカートの翼ひろげて
       ■MIMI ■ガンモ ■奇人たちの晩餐会 ■17歳のカルテ 
などなど・・・
 


■ミニシアター系映画興行成績■
(5位以降)

6) 8月の鯨 7) さらば わが愛 8) 眠る男
9) マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ 10) ブエノスアイレス 11) シャイン
12) インドシナ 13) カミーユ・クローデル 14) イル・ポスティーノ
15) レオン 16) ナイト・オン・ザ・プラネット 17) スモーク
18) ポンヌフの恋人 19) クライング・ゲーム 20) アトランティス
21) バックビート 22) 王妃マルゴ 23) から騒ぎ
24) HANA-BI 25) デリカテッセン 26) モーリス
27) 天使の涙 28) 日の名残り 29) 薔薇の名前
30) シラノ・ド・ベルジュラック        

 

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Produced by "Rick"