ニューヨーク・ニューヨーク/ New York, New York

  監督/ マーティン・スコセッシ
製作/ アーウィン・ウィンクラー ロバート・チャートフ
脚本/ アール・マック・ローチ  マルディク・マーチン
撮影/ ラズロ・コバックス
音楽/ フレッド・エフ ジョン・カンダー
出演/ ライザ・ミネリ
    ロバート・デ・ニーロ
    ライオネル・スタンダー
    バリー・プライマス
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1977年 アメリカ



戦後のニューヨークに咲いた恋と音楽

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私こと Rick が観た映画で、「これ!」 という作品を
毎回1本づつ紹介してゆくという、なんとも勝手・強引な企画の第6弾です。
記念すべき2003年最初の紹介は、今年の正月映画の目玉【ギャング・オブ…】で話題の
マーティン・スコセッシ監督、1977年の作品 「ニューヨーク・ニューヨーク」。

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1945年、終戦記念のイベントとしてニューヨークのホテルで開かれたパーティで出会ったフランシーヌ(ミネリ)とジミー(デ・ニーロ)。
どちらかというとジミーのワンウェイ・ラブだったのだが、いつしか二人は恋に落ち、ダンスバンドのサックス・プレイヤーと、
専属歌手という形で二人の愛の旅が始まった。 しかし、微妙な意見の相違が二人の未来を狂わせてゆく。
ポップ・ヴォーカル的方向に向かうフランシーヌと、折りから台頭してきたクール・ジャズに傾倒してゆくジミーとでは、
やはり一緒の舞台は無理であったのだ…。

第2次大戦直後、ビッグ・バンドからビ・バップへと流行が移っていった時代に知り合い、恋をし、結婚、そして子供をもうけるが、
互いのキャリアのために結婚生活に破綻をきたす、野心的なジャズ・サキソフォニストと新進歌手の物語。
監督は「タクシー・ドライバー」「ミーン・ストリート」「グッド・フェローズ」など、デ・ニーロと数々の名作を世に出している
マーティン・スコセッシ。この最強コンビと「キャバレー」「ラッキー・レディ」で一躍トップの座に踊り出た ライザ・ミネリの
異色の顔合わせによるスコセッシにしては珍しいラヴ・ストーリーとなっています。
第2次大戦後のビッグ・バンド全盛期を背景に男と女の出逢い、別れ、再会が情緒たっぷりに描かれています。
この作品の醍醐味はそれだけでなく、そのラヴ・ストーリーを側面からバックアップしているビッグ・バンド・ジャズの
素晴らしい演奏を聴けるということも本作の魅力のひとつです。これは、映画ファン、JAZZファンにはたまらないですね。
ライザ・ミネリ&ロバート・デ・ニーロ共演のオリジナル「ニューヨーク・ニューヨーク」をはじめ、
グレン・ミラー、ベニー・グットマンなど、ビッグ・バンドの名曲がずらりと並んでいます。
「ブルー・ムーン」「ジャスト・ユー・ジャストミー」「オパス・ワン」「インドの唄」などの名曲がこの二人の
ストーリーを盛り上げます。まさにビッグ・バンド・ジャズ ファンなら泣いて喜ぶラインナップでしょう。

この映画とジャズの関係は、当サイトの 【Ohers】 というコンテンツの中にある、
「ひとりごと のコーナーで
ある程度詳しく記してあるので、ここでは敢えて書きません。「ひとりごとをご参照ください。

この壮大なビッグ・バンド・ジャズの旋律のなかで、男と女の微妙な心の動き、そして二人の恋の駆け引きを
見事に描いたスコセッシの言ってみれば異色作、「ニューヨーク・ニューヨーク」。
デ・ニーロ ファンや映画ファンはもとより、JAZZファンの方にも楽しめる、”一粒で二度おいしい” 作品ではないでしょうか。
特に、本作のハイライトともいえる、ライザ・ミネリのショー、「ハッピー・エンディング」 のシーンは、彼女の力が
100%発揮されたものとなっていて、見応えのある映像となっています。
小気味よいリズムに哀愁を漂わせ、大人の ”愛” を歌うライザ・ミネリは圧巻です。

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Produced by "Rick"