THE STRAIGHT STORY
ストレイト・ストーリー

 

1999年 アメリカ映画

STAFF

監督:デヴィッド・リンチ
制作:アラン・サルド メアリー・スイニー ニール・エデルスタイン
脚本:ジョン・ローチ メアリー・スイニー
撮影:フレディ・フランシス

CAST

リチャード・ファーンスワース
シシー・スペイセク
ハリー・ディーン・スタントン

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STORY

アメリカ・アイオワ州、ローレンスに住んでいる73歳のアルヴィン・ストレイトは、
娘のローズと二人暮らしをしている。 ある日、転倒して足を痛め、医者に行く。
歩行器を使うことを断固拒否して、代わりに杖を使って歩く事にする。
そんな折、アルヴィンの3歳年上の兄ライルが心臓発作で倒れたことを電話で知る。
10年来仲違いをしていて、口もきいていなかった兄に、会いに行こうと、
娘ローズの心配を押し切りたったひとりでトラクターに乗って会いに行くことを決意。
免許もなく、眼も身体も不自由なアルヴィンが、時速8kmのトラクターで
560km離れたウィスコンシン州の兄のもとへ向かう6週間の旅がいま始まった。

☆☆☆☆

「イレイザー・ヘッド」「ツイン・ピークス」でおなじみのカルト映画の巨匠、
デヴィッド・リンチの作品です。 この作品は実際の話を映画化したのですが、
この ”ストレイト” とは、なんと 人の名前だったんです。
その名の通り、物語も、人物までも、全てが「ストレイト」なのです。
「名は体を表す。」・・・この映画は、正にコレです。
時速8kmのトラクターで旅をする・・その通りに、映画ものろのろと、ゆっくりと
進行していきます。途中、家出をしてきた娘と家族について説き、
また、クロスカントリー(?)のレースをしていた若者たちと、人生について語り、
鹿を轢いてしまった女性とばったり遭遇してしまい、その後 鹿を食べてしまったり、
いろんな人と出会いながら、物語はゆっくり進んでゆきます。
なんとシンプルでまっすぐなストーリーなのでしょう。
いままでのリンチの作風とは180度違っているような作品です。
しかし、このシンプルな作品のなかに、リンチらしさがあらゆるところに出ています。
この映画を観る上で、リンチらしさが出ている個所を捜してみても面白いですね。

「シンプルで感動的。」「すばらしく、忘れがたい映画。」などと、絶賛されている
この作品は、「愛すること、許すこと、家族の、または人と人との愛の大切さ。」
をテーマにしています。観ていて、作品全体を包み込むほのぼの感がとっても、
心地よく、いい気持で帰ることができました。
最後の、兄ライルに再会したときのアルヴィンじいさんの表情がたまらなく良いです。
それと、トレーラーが追い越していったとき、風に帽子を飛ばされたときの
顔がとても可愛かったです。
観た後に、しばらくその余韻に浸っていたい・・。
そんな気持にさせてくれる映画でした。

<<関連サイト>>

the straight story

D.Lynch Official Page

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produced by "Rick"
(2000.3.25
名古屋ピカデリー劇場にて)