テス / tess

  監督/ ロマン・ポランスキー
原作/ トマス・ハーディ
    「ダーバヴィル家のテス」
撮影/ ジェフリー・アンスワース
音楽/ フィリップ・サルド
衣装/ アンソニー・パウエル
美術/ ピエール・ギュフロワ
主演/ ナスターシャ・キンスキー
     ピーター・ファース
     リー・ローソン
     ジョン・コリン

1979年フランス・イギリス合作

すべてはある春の夕暮れに始まり、やがて秋の夜明けに終わりを告げる・・・。
1979年度フランス・セザール賞最優秀作品賞受賞の名作!

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19世紀末のイギリス、マーロット村。ジョン・ダービフィールドは通りすがり牧師から、
貴族ダーバヴィルの子孫であることを知らされる。 貧しい家族の援助を頼むため、
美しい長女テスはダーバヴィル家に送られる。 しかし、ほどなくその家の息子アレックの
情婦となってしまう。 情婦であることに耐えきれなくなったテスは、ダーバヴィル家を
飛び出し、ひっそりと子供を出産。 だがしかし、その子供はまもなく死んでしまうのだった。
不幸のどん底にいたテスは故郷に帰り、過去を忘れ新しい人生に踏み出すため、酪農場で働き始める。
そこで出会った牧師の息子エンジェルと出会い、二人は運命的な恋に落ちる。
そしてエンジェルはテスに求婚し、結婚。 今度こそ幸せな人生を送れると思っていたテスだが、
脳裏から離れないアレックとの過ち・・・。
テスは心から愛してくれているエンジェルに、過去を打ち明けるべきか悩む。
しかし純粋で無垢な心を持つテスは思い切って告白するのであった。
告白を受けエンジェルは動揺する。 やがてアレックを交えた3人の運命が、
この告白を契機に大きく変わってゆくのだった・・・・。


一人の女と二人の男が、愛という情念を軸に絡み合い、しかしその中で
運命に逆らって自分らしく生きようと愛を貫いた女性 「テス」 が結果として
悲劇をえらんでゆく はかなくも悲しい物語・・・。
ヒロインを演じたのは、当時新人だった ”ナスターシャ・キンスキー”。
この作品の前に 「今のままでいて」 で一部には暑い注目を浴びていましたが、
この作品で見事に開花し、”バーグマンの再来” とまでいわれました。
野苺を頬張るシーンはあまりにも有名。今でもドキッとしてしまいます。(笑)

監督は 「反撥」「ローズマリーの赤ちゃん」 のロマン・ポランスキー。
作品は1969年に殺されたポランスキーの妻、シャロン・テイトに捧げられています。
もともと彼女がこの原作をポランスキーに読ませ、映画化を薦めていたそうです。

1979年度フランス・セザール賞最優秀作品賞受賞、1980年度アカデミー賞撮影賞、
美術監督装置賞、衣装デザイン賞を受賞しています。

運命に逆らい、自ら切り開いて真実の愛に向かって生きてゆこうとしたテス。
Rickは、後に観た ラース・フォントリアー監督の 「奇跡の海」 を観た時、
この 「テス」 を思い出してしまいました。純粋であるがゆえ、真実の愛を求めるがゆえ、
自ら悲劇を招いてしまう・・・「奇跡の海」もこの「テス」も純粋な愛を正直に貫こうとした
一人の女性の悲しい物語です。

この作品で純粋な心とは、運命とは何かを感じてほしいですね。

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Produced by "Rick"