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100円ショップというのはあるが、しかし。
中古CDで、100円という棚があった。僕はよくこういう投げ売りCDの棚を眺める。僕の好きなミュージシャンは、割と安くなっているからだ。流行らない音楽を聴くせいだろう。一時期流行して、そして流行が下火になったミュージシャンが投売りの棚に多い。
自分が好きな高野寛さんの古いアルバムが安いのを見るとちょっぴり悲しくなる。素敵な音楽なのに、100円かぁ。
大学の生協で、中古CDセールをやっている時も100円のCDがあった。これは見本盤をどこかから仕入れていたものらしい。見たことのないミュージシャンでも、100円なら買ってみようという気になる。そうやって100円で見つけて好きになった音楽はたくさんある。鈴木トオル、b-flowerなど。たしかに、どれも流行りではない。だけど素敵だ。
100円の価値もない音楽なんて、あるだろうか? それでも100円CDの棚はどんどん山積みになってゆく。資本主義は、芸術の価値を需要と供給で決めてしまう。
「良い」も「悪い」もない。「売れる」か「売れない」かだけ。それが資本主義だ。当たり前のことだが、自分の価値観は、資本主義とは別に持ちたいものだ。売れなくても良いものは良いのだと。(1999 11.23)
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もがみたかふみ
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