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コインパースを使っている。といってもどこにでもある馬蹄型やがま口型のものではなく、コインをレールにはめ込むタイプだ。大変気に入っている。使っていて楽しい。子供じみているが、使うのが楽しいのである。
このコインパースを使うのは、もっぱらゲームセンターと駅の切符に限られている。お札が入っている財布と併用して支払うことはほとんどない。2つの財布から支払うのはめんどくさすぎる。普段は財布に入っている小銭でまかなっている。つまり財布とコインパースと、小銭は両方に入っているわけだ。通 常の支払いは財布でお札・小銭とも支払う。ゲーセンと駅でのみ、コインパースを使用する。
というのも、このレールタイプのコインパースには1円玉と5円玉を入れるレールがない。使えるコインは10円50円100円500円である。500円玉 がすでにかなりデカい。一応小さなファスナーがついており、1円玉や5円玉もそこに入れられるのだがそれもかえって面 倒だ。
従って1円玉と5円玉は財布の方に入っている。1円玉と5円玉を伴う出し入れはつねに財布で行われる。つまり、スーパーマーケーットやコンビニでは常に財布。ファミレス、ファーストフードでの支払いも財布。コインパースを使うのは、1円玉 5円玉が発生しない時に限られる。電車の切符とかジュースの自販機、そして何より本来の目的であるところのゲーセンである。そう、ゲーセンでスムーズにコインを取り出すために、このコインパースはあるのだ。
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こんな変な習慣で財布を使い分けていると、支払いの際にかすかな緊張感がある。コーヒーショップなどは税が発生する店と発生しない店があって、10円玉 ですまない場合があるからだ。また、常にコインパースに必要な量が入っているわけではないから、足りなければすばやく財布を取り出さなければならない。個人的にレジでの支払いの遅い人間を軽蔑しているので、意地でも支払いを遅れさせるわけにはいかない。判断力がすべてである。ちょっとしたスリル。
お釣りでもらった小銭はとりあえず財布に放り込んでおいて、後で時間の余裕のある時にコインパースに移す。親指で1つ1つコインを押し込むその仕種はまるでリボルバー(回転式連発銃)に弾を込める時のようだ。常に弾を込めておいて、必要な時にはさっと取り出すわけである。はなはだ面 倒だが、手入れを怠っては役に立たない。
設計上の不満もある。このリボルバー、7連発なのだ。100円玉が7枚しか入らない。なぜ7枚なのか理解に苦しむ。せめて9枚入らないと不便だと思うのだが……。
それでも毎日せっせと弾込めをする僕は、このリボルバーの愛好家。当分手放す予定はない。(2000.12.22)
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