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僕の本棚


<SF>

『火星年代記』レイ・ブラッドベリ(ハヤカワSF文庫)

 SF詩人ブラッドベリの傑作。物語は、人類が火星に到達したところから始まる。人間の手によって刻々と変わっていく火星。ありとあらゆる人の営みが、火星を舞台に繰り広げられる。短編集のような感じ。

『弥勒戦争』山田正紀(ハヤカワSF文庫)

 ちょっとダークな感じのSF。56億年だかなんだか後に出現し、世界を救うと伝えられる弥勒菩薩。だがそれが歴史上何度も登場し、人類を大量殺戮してきた存在だったとしたら…。1950年前後の日本を舞台に、主人公と弥勒との壮絶な戦いを描く。

『銀色の恋人』タニス・リー(ハヤカワSF文庫)

 少女が一目ぼれした相手はロボットだった。美しく輝く銀色の肌の下は、まぎれもなく機械。たとえ彼がどんなに完璧なように見えても、彼がどんなに理想的な恋人であっても、所詮、彼はロボットなのだ……そうと知りつつ少女の情熱は突っ走る。

「たったひとつの冴えたやり方」ジェイムズ・ティプトリー・Jr(ハヤカワSF文庫)

宇宙にあこがれる元気娘コーティが、小さな宇宙船を手に入れた。親が止める間もなく深宇宙に向けて出発。彼女が出会ったのは、脳に寄生する小さな小さな異星人シロベーンだった。意気投合した二人の旅の行方は?

「冷たい方程式」トム・ゴドウィン(ハヤカワSF文庫)

 ほんの小さな罪が、死につながっていたとしたら……。宇宙を支配する冷たい方程式を変えることは誰にもできない。これはそんな短編。あまり書くと短編の面白味を損なうので。

<ファンタジー>

『空色勾玉』荻原規子(福武書店)

 日本の古典風の世界を舞台に、光の神の一族と闇の女神の一族の戦いを描く。といっても、堅苦しいものではない。光に憧れる闇の少女狭也と、「できそこない」と噂される、光の神の末子である稚は矢。この二人を軸に、光と闇の争いは激しさを増していく。決して滅びることのない不死の肉体と強烈な力を持つ光の神の子。狭也は光の一族への憧れと自らの立場に揺れ動く。

『ユミナ戦記』吉岡平(富士見ファンタジア文庫)

これも和風の世界観のファンタジー。こちらはぐっと冒険小説っぽい。異世界ユミナに召喚された高校生、成宮晟(なるみや あきら)の成長物語。すごく楽しいんだ、これが。

『妖精族のむすめ』ロード・ダンセイニ(ちくま文庫)

ケルティックな幻想を描き出すダンセイニの短編集。その不思議な夢想はなんともいえず魅力的。「女王の涙の探索」「赤道の話」など。

『妖女サイベルの呼び声』パトリシア・A・マキリップ(ハヤカワFT文庫)

真の名前を知ることによって、さまざまな魔獣を統べる娘、サイベル。世俗との交わりを絶っていた彼女が、次第に愛と、権謀術数の渦の中に飲み込まれていく。預けられた養子、愛する男との結婚、そして戦。魔女とも恐れられる彼女の生きざまを描く。

『エルリック・サーガ』マイクル・ムアコック(ハヤカワSF文庫)

 

『火吹山の魔法使い』S・ジャクソン/I・リビングストン(現代教養文庫)

 ゲームブックシリーズの1作目。この本は読者が主人公。読者は冒険者となり、魔法使いの持つ財宝を狙って洞窟を進むことになる(不法侵入という説も(笑))。指示に従って読み進むことで、さまざまな展開が楽しめる。
 他にも同種の本はたくさん出ているが、思い入れも手伝って、この本の雰囲気がなんとも言えず好きだ。2作目『バルサスの要塞』もよい。個人的には、この2冊が最も思い入れのあるゲームブック。

『楽しいムーミン一家』トーベ・ヤンソン(講談社文庫)

 スナフキンがカッコイイという点に関しては、異論の余地がありません。その相棒をかついでいるムーミンに関しても、なかなかのものです。個人的には「ピーホー!」って感じなのですが(?)

<その他>

『パズルランドのアリス』レイモンド・M・スマリヤン

『園芸家の12ヶ月』カレル・チャペック

『パパ・ユア・クレージー』ウィリアム・サロイヤン


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