ニコンSP - SP5 World / Old Nikon Cameras and Nikkor Lenses -
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ニコンSP
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ニコンSP・・・それは、国産レンジファインダーカメラの最高峰


ニコンSPは、今から約半世紀前の昭和32年に発売されました。

ニコンSPの最大の魅力は、2.8cm から 13.5cm までを カバーする マルチなファインダー です。ニコンSPの新発売時のカタログでも、 「 ユニバーサルファインダー完全内蔵 ・ パララックス自動匡正 」 と うたわれています。

やはり、何というか、外付けのファインダーでは、ピントを 合わせて、いざ撮ろう、という時に結構な距離の目の移動が ありますから、どうしても、リズミカルに撮影できません ・・・ニコンSPの場合、2.8cm レンズから13.5cm レンズまで カバーしていますから、ほとんどの場合、これだけでオッケイなのです。
2.5cmレンズの場合でも、私は、外付けファインダーは横において、 広角用ファインダーで撮影しています。






ニコンSPでは、広角用ファインダーを別にして、5cm以上の 望遠系のフレームを 倍率が1倍のファインダーとして距離計と同居させて いますが、これがまた、まことに、理にかなっているんです。

すなわち、長い基線長と 1 倍の倍率によって、大口径レンズでも、 正確なピント合わせが出来ます。
広角用のフレームを無理に同居させようとすると、どうしても、 倍率が下がってしまいますから、正確なピント合わせが 難しくなり、望遠レンズが使えません。
一方の、広角用ファインダーも、ボデーに内蔵されて真横に 置かれていますので、ほんの僅かの目の移動で 済みますし、縮小倍率がかかっているので、一瞬のうちに隅々まで 見渡せるところがとても便利です。

この辺の設計は、本当に レンジファインダーの特性をよく考えて 作られているんだなあ、と、今更ながら、感動します。
それともう一つ、ニコンSPの、ちょっと グリーンに着色された ファインダーなんですが、最近、これが、実は、ことのほか 見やすいことに 気づきました。
ちょっと薄暗いところだと、ファインダーの中の分離が、裸眼の時よりも はっきり見えるような感じがします。


もちろん、ニコンSP のボデー各部の堅牢な造りは、今更説明する必要も 無いでしょう。

製造後 40数年を経た今日でも、何事もなかったのように正確に 動作しています。







ところで、ニコンSP の時代には、現代にも通じる魅力的なアクセサリーが 続々と登場しました。
これらのアクセサリーが、ニコンSPをいっそう輝かせています。


まずは、 ニコンメーター です。

ニコンメーターは、ニコンSPで はじめて採用された 露出計システムです。ニコンSPのシャッターダイアルが、 待望の不回転式となり、シャッタースピードと連動する、外付け式の 電気露出計が用意できるようになったのです。

上の写真で後方に写っているのは、ニコンSP新発売時のカタログですが、 このニコンメーターは、アクセサリー類のうちでもひときわ大きく 取り扱われています。


それと、 モータードライブ S−36 も忘れてはなりません。

40数年前に実用化された電気モーターによる巻き上げ装置です。 当時は、あまり売れなかったようですが、大変便利な、先進的 システムです。

今日でも、モータードライブ Sー36を備えた ニコンSP は、 現代のカメラと何ら変わるところ無く 正確に 迅速に 撮影することができます。


そのほかに、ニコンSP のアクセサリーとして、なんとも面白いのは、 ファインダー イルミネーター でしょう。

薄暗い場面で、ニコンSPのブライトフレームを照明する装置です。 単体で点灯すると、弱々しく光っているだけなので、「 これ、 本当に役に立つの ? 」 と思ってしまいますが、実際の夜間撮影で、 ファインダーイルミネーターで明るく照明されたフレーム越しに見る 夜景は、なんとも 素晴らしいものです。



上記のほか、ニコンSPの時代には、各種のレンズ、アクセサリーが 最も充実していました。






















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