ニッコール 8.5cm F2 (ニコンS用) - SP5 World -
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ニッコール 8.5cm F2



ニコンSPにセットすると太すぎず、細すぎず、 まさに、ベストマッチのレンズです。
このレンズには、ニコン(ニコン I 型) 時代の 801 シリーズから始まり、最後の 黒鏡筒の 49 シリーズ に至るまで、数々のバリエーションが あります。




写真のレンズは、Type 3 のもので、シリアルナンバーは 40シリーズですが、黒色塗装のものです。

この時代には、ニッコールレンズは一般的には クローム メッキ でしたが、一部に、黒色塗装のものがありました。
下の写真の 後の時代のものと比べて、絞り環、距離環の 滑り止めの ギザギザ が細かいままです。

年代的には、たぶん、ニコンS2の 後半あたりのもので、 細身の 外付けファインダーを使用していました。
この細身の外付けファインダーは、クロームメッキです。 また、先端部分の滑り止めのギザギザがないので、 後期のデザインです。

ファインダーを覗くと、フレームなどはなく、 見える範囲が撮影範囲となります。シンプルな構造 ですが、クリアーなファインダーです。

また、後端のギザギザの部分を回すと、鏡筒が 上下して、パララックスの補正が出来ます。







2枚目の写真のレンズは、Type 4 のもので、 シリアルナンバーが 49シリーズのものです。

昭和 30 年代の初め頃、レンズのデザインが変更され、 絞り環、距離環部分などが 黒色になっているのものが 一般的になっていきました。
これらのレンズでは、絞り環、距離環の滑り止めの ギザギザが、目の粗いデザインとなっており、 黒鏡筒タイプと呼ばれています。


カメラは、ニコンS3 です。
ニコンS3のファインダーに内蔵されているフレームは、 3.5cm 、5cm 、10.5 cm 用のものでしたから、8.5cm レンズを使用するときには、一応、外付けのファインダーが 必要となります。

写真のファインダーは、当時の 黒色塗装のものです。
ただ、実際は、カメラに内蔵されている 10.5cm 用の フレームを使って撮影しても、実用的には 大体 こなせ ます。だから、どうしても外付けファインダーを 使わないといけない、と言う感じでもありません。
そんなわけでか、この時代の黒色塗装のファインダーは、 数が少なくなっています。

アルバダ式のフレームがあり、非常にクリアーです。 後端のギザギザを回すと、フレームが上下して、 パララックスの補正が出来ます。







★ 作 例 ★





夕暮れのひととき、パリの街は、あかね色に染まっていきます。

西に沈みゆく太陽、夕日を受けて輝くビル、車の赤いテールランプ が美しく映し出されています ・・・ このレンズの実力が並大抵のものでないことが 分かります。

ニッコール 8.5cm F2 黒鏡筒レンズで撮影しました。 絞りは f 4 くらいです。




















SP5 World ( Old Nikon Cameras and Nikkor Lenses )

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