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ビオトープとは

 ビオトープとは、ギリシャ語の生物(Biosビオス)と場所(Toposトポス)を合成したドイツ語で「生物の生息する場所(空間)」のことです。草原、林、森などの自然地だけではなく、建物、道路、公園なども含むすべての空間、そう、地球全体がビオトープと言えます。しかし、最近の、生物多様性の保全から考えられるビオトープは、本来そこに生息しているはずの野生の生き物たちの生息空間のことを指し、生態学的に価値の高い原生的なビオトープ(本来の自然が維持されている空間)は優先的に「保全」し、そうでないビオトープ(自然が失われた空間)はそれを取り戻すために「復元」「再生」「創出」することが求められています。

遅れがちであった法制度も整いつつあり、行政やNPO法人、ボランティア団体や個人などによる自然「保全」「復元」「再生」「創出」活動は全国に広がっています。たとえば、私の住む地域はため池が多く、ため池の「保全」活動が地域ぐるみで行われています。また、近くの小学校には、本来の地域の自然の「再生」や環境教育を目的として「創出」された学校ビオトープがあります。学校ビオトープは規模の小さい人工のビオトープですが、草地はバッタ類、水辺は水生昆虫などのすみかとなっているようです。

傷ついた自然の復元や再生というと大規模な事業を想像しますが、個人でもできることがあります。それがホームビオトープです。(ホームビオトープという言葉は養父志乃夫著『ホームビオトープ入門(農文協発行)』よりお借りしました。)家庭の小さな庭が、野生の生物に少し配慮した植栽やしつらいをするだけで、地域に生息する野生生物にとっての餌場、休息、繁殖の場などになります。ホームビオトープは小さな「点」ですが、点がつながって面になり、地域全体が野生生物にとってより良いビオトープになることを願ってこのページを作りました。参考になれば幸いです。

小学生の皆さんへ

ビオトープの意味や目的についてもっと詳しく調べたい人には、教えてビオトープ【環境省】のページや自然環境シミュレーター「ビオトープを作ろう!」【兵庫県立淡路景観園芸学校】のページ、がおすすめです。

・我が家のホームビオトープ

我が家の庭は園芸種や外来種も多く、自然度は低いのですが、25年前に比べると庭で見かける野生生物の種類は比較にならないくらい増えました。人工の空間でもこんなに色々な生き物が棲みつくのかと驚かされます。実践の記録を以下にまとめました。行政などが造成する本格的なビオトープの参考にはなりませんが、個人の庭を様々な野生生物が訪れるホームビオトープにしたいと思われる方にとって参考になれば嬉しいです。
現在のホームビオトープの様子ははてなダイアリーで毎日お知らせしています。

庭の平面図

平面図

 我が家は海沿いに工業地帯、駅周辺に集合住宅、駅から少し離れると一戸建て住宅、更に離れると農地も残っている地方都市にあります。庭は狭く日当たりも十分ではありません。おまけに変形地。悪条件満載ですが、20年という歳月を経て、環境にあった植物がうっそうと茂りそこになにがしかの動物が棲みついているようです。日光が必要な草花類はコンテナ植えにして季節毎に(陽光を求めて)移動するなどの工夫をしています。また、狭いので門柱や塀、囲いなどはありません(大邸宅を想像される方が時々おられますが、40坪の敷地に家を建てたら残るのは本当にわずかなスペースなんですよ。)個人の小さい庭でできることはわずかですが、野生動物の休憩所のひとつになればいいなと思います。

生き物が棲みやすい工夫をしよう

 ちょっと野生のいきもの気持ちになってみて、居心地よく「ひととき」を過ごしてもらう工夫をする。それが基本だろうと思います。  専門的な知識は持っておりませんので、あくまで「私流」ということをご理解ください。ここでは身近な鳥が遊びに来たり、虫が棲みやすい環境についてお話します。植物は元々地域に自生している植物を植えるのが望ましいのですが、地域で減りつつある野草を採ってきて庭に移植するようなことをしたら、せっかく残っている地域本来の自然を破壊してしまうことになりますので、それは絶対に止めて下さい。自然に生えるのを待つか、場合によっては園芸店で栽培種、園芸種などを入手してください。

★高木を植える(残す)

 落葉樹の落ち葉は様々な生き物の住みかとなり腐葉土を作ります。クヌギコナラなどを植えるとクワガタやカブトムシがくるかもしれません。
 常緑樹はモチノキクロガネモチ・などの赤い実のなる木を植えるとヒヨドリやムクドリが食事にやってきます。夏は木陰を提供し風の通り道を作ります。キジバトやヒヨドリが庭の常緑樹に巣を作ったという話もよく聞きます。
 庭が広ければカキヤマモモなどの果物類も。鳥の大好物です。
 ツバキ・サザンカを植えるとメジロが蜜を吸いに集まってきます。
我が家は狭いので高木は植えていませんが、ヒヨドリの落し物のヤマザクラやモチノキ(クロガネモチ?)が自然に生えて、4mほどのモチノキが2本育っています。自然に生えている木はそのまま残してもよいと思います。モチノキは2005年に初めて花が咲きました。実がなるとヒヨドリがやってくることでしょう。モチノキにはシンジュサンがつくことあります。気持ち悪い〜と言わず、見守ってやると立派な蛾が見られるかもしれません。

シンジュサンの幼虫の写真 シンジュサン成虫の写真 木漏れ陽の睡蓮鉢

★低木を植える(残す)

 小さな庭の場合高木を植えず、低木で構成しても良いのではないかと思います。 ナンテンサンショウアオキムラサキシキブセンリョウマンリョウなどは鳥を呼びます。
 ミカンサンショウには鳥だけでなくアゲハも産卵にやってきます。産卵に来るアゲハをねらってカマキリもやってきます。
 我が家のマユミはあまり実をつけませんが、セミが毎年たくさん羽化し、夏には十分な木陰、冬には落ち葉を提供してくれます。春先に咲くレンギョウもヒヨドリが毎年食べ尽くします。
 「蝶の花」呼ばれるブッドレアはたくさんの蝶を庭によんでくれます。ユキヤナギツツジシモツケランタナなども蜜源となる低木です。ノウゼンカズラというつる性の花木にはアゲハ蝶がよくやってきます。

アゲハの幼虫の写真 シモツケの写真 ヒヨドリの写真 セミの写真 ヒヨドリの写真 昆虫の写真 ヒヨドリの写真 カエルの写真 トンボの写真 アゲハの写真 アオスジアゲハの写真 ハナムグリの写真  カマキリの写真

★草花を増やす

 多種多様な草花を植えると、そこにやってくる昆虫の種類も増えます。 私の庭では、地植えはシュウメイギクギボウシ斑入りアマドコロツワブキホトトギスナデシコヤブランミヤコワスレ・・・。スカシユリテッポウユリなどの昔からある園芸種や在来の野生種が中心です。やや日陰でも花が咲く育つ植物が多いです。蝶は蜜の多い一重の花を好みます。宿根草を植え春から夏まで途切れなく草むらが茂っているとバッタの仲間がやってきます。それを狙ってカマキリも来ます。 パンジー・チューリップなどカラフルな洋花はコンテナ栽培とし日当たりのよい場所に置くようにしています。蝶を呼ぶためには、蜜源となる植物を植えるのも大切ですが、幼虫が食べる食草を植えるほうが効果的です。ホトトギスにはルリタテハ、イネにはイチモンジセセリが卵を産みにやってきました。パンジーやスミレはツマグロヒョウモンの、カタバミはヤマトシジミの食草です。イネ科のフウチソウの裏を見るとヒメジャノメの蛹がありました。フジバカマを植えてアサギマダラを呼んでみましょう。(↓画像)

ハナアブの写真 キタテハの写真 シジミチョウの写真 カマキリの写真 クマバチの写真 ホシミスジの写真 ヤモリの写真 コオロギの写真 ルリタテハの写真 モンシロチョウの写真 イチモンジセセリの写真 オンブバッタの写真 ナガサキアゲハ?の写真 スズメガ(幼虫)の写真 キアゲハ(幼虫)の写真 カタツムリの写真 クサカゲロウの写真 ヒメジャノメの写真 テントウムシの写真 ヒメジャノメの蛹の写真

コンテナの写真

★地面を残す

 コンクリート張りの部分は必要最低限にし土の部分を多く残します。土の中にはセミやコガネムシの幼虫が住み着きます。ミミズは土を耕し、ダンゴムシやヤスデは死んだ昆虫や腐った葉っぱなどを食べます。さらに土中には目に見えない微生物が多くいます。これらの生き物がせっせと働いてくれたら園芸用土をわざわざ買う必要はなくなります。アスファルトに落ちた鳥の糞、セミの死骸などは見苦しいですが、土の上だと気になりません。死骸は土に還ります。鳥のフンが地面に落ちると食べた植物の種が発芽し、それが大きく育って、また鳥を呼んでくれます。

ピラカンサ実生の写真 モチノキ実生の写真 モチノキの写真 アケビの写真 実生ヒイラギの写真 実生ナンテン・ケヤキの写真 実生ヤマザクラの写真

★落ち葉で腐葉土

 落葉樹を植えると落ち葉の後始末が問題になります。住宅地の小さな庭ではご近所のことも考える必要があります。道路に落ちた葉は毎日掃き集めて、腐葉土にします。我が家の場合は生ゴミなどの処理はせず、落ち葉専用としています。市販のコンポストは大きすぎるので、直径30センチくらいのバケツの底を抜いてコンポストを作りました。これを土の上に置き、落ち葉を上から入れていくだけです。植え替えた時に出る古い土もよく日に当てた後ここに放り込みます。蓋は要りません。(追記 現在は落ち葉の量が増えたたためコンポストを使用せず、落ち葉はプラ舟池の周りに積み上げています)
落ち葉の写真

★雑草も大事

 一般に雑草と呼ばれる草花も根絶やしにするのでなく、場所を決めて適度に生やしておくのがよいと思います。虫の住みかとなり餌にもなります。どこにでも咲いているカタバミはヤマトシジミの食草です。ただし、自然にまかせ勢いの強い草を引かずにいると、すぐにセイタカアワダチソウやススキでいっぱいになりますので適度に除草はします。引いた草は、すぐにゴミ袋に入れて捨てるのではなく、枯れるまでおいておきましょう。鳥が巣材として持っていくのです。種をついばみにくる鳥もいます。

★剪定した枝やツルを使った工作(ネイチャークラフト)

 伸びすぎて近所に迷惑をかける枝やツルを剪定したら捨てずにとっておいて工作をしたり、支柱などに使いましょう。太い枝はマユミの幹にシュロ縄などで縛り付けておくと、セミが卵を産みに来ます。(セミは一部の種類を除いて、枯れた木にしか卵を産みません)。細い枝も使い道はいろいろ。束ねてトピアリーにしたりデコレーショングッズを手作りしたりするのも楽しいです。つるで籠を編むのも楽しいです。
作り方*・小枝の鉛筆 ・木のメダル ・アケビのかご ・ワイヤープランツの鳥の巣 ・稲わらの正月飾り


★水辺を作る

 様々な生き物が集まってくるような工夫をしたいものです。特定の生き物だけを保護しようとするとミニ生態系のバランスが崩れるので気をつけて下さい。
一畳ぐらいの大きさの池があれば十分です。池は半分は深く、半分は浅瀬にするとよいと思います。鳥が水浴びするためには水深3センチくらいあれば十分ですし、メダカを放すなら冬場に氷が張っても大丈夫なようにある程度の深さが欲しいです。池には底に砂利・田んぼの土、赤玉土などを入れ、地域の自然にあった水生植物を入れます。
 私の庭は狭く池を掘るスペースがありませんので、睡蓮鉢、甕、火鉢、発泡スチロールケース、プラ舟(セメントを練る容器)、ごみバケツなどを置いて水辺にしています。またプラスチック衣装ケース(30センチ×40センチ)を地面に埋めてつくった水溜りもあります。(地面に埋めると変形や劣化を抑えることができ、破損しにくくなります。5年以上になりますが水漏れなど全くありません)睡蓮鉢の水はよいお天気が続くとすぐに水位が下がります。夏場など水温が上昇しますので、足し水をしましょう。少しなら水道水を入れても問題ありませんが、バケツなどに常時汲み置き水を作っておいてそれを入れます。睡蓮鉢ではメダカが毎年産卵します。これまでにヤゴ、オタマジャクシ、コオイムシ、ミズスマシ、サカマキガイ、コウガイビル、ヒル、ミジンコ、イトミミズ、アカムシ、ボウフラ・・・などの生息が確認されました。アマガエルが産卵に来たこともあります。鳥の羽が何枚か浮いていたら、それは鳥が水浴びに来たか、水飲み場に利用している証拠です。(追記 2005.4
プラ舟を使った池を作ってみました)
 地面を掘って池を作ってみようと思う方はWebサイトDigital Walkの「Water Garden 2005 」のページを訪れてみてください。参考になるかと思います。

睡蓮鉢・発泡スチロール・衣装ケースの池

ヌマガエルの写真 ヤゴの写真 コオイムシの写真 コウガイビルの写真 オタマジャクシの写真 キジバト水飲みの写真 

★水生植物を生やす

 水生植物は自生環境と同じ状態で植えます。
1 沈水性植物(完全に水の中で生育する)・・・在来種のマツモ・ミズオオバコなどを植えたい。それらが地域で入手できない場合は外来種のカボンバ・アナカリスなどを購入して植えます。
沈水性植物

2 浮葉性植物(根っこは水中で葉が水面に浮く)・・・在来種のコウホネ・アサザ・ガガブタなど。園芸種の睡蓮・ハスなども。
浮葉性植物

3 抽水性植物(根っこだけが水中にある)・・・ミズアオイ・コナギ・ガマ・オモダカ・セキショウ・カキツバタ・フトイ・イ(イグサ)・十和田アシ(斑入りクサヨシ)など
抽水性植物

4 浮遊性植物(水面に浮いている)・・・ウキクサ・サンショウモ・アカウキクサ・アオウキクサなど
浮遊性植物
 

 ある程度の広さの池でしたら4つの性質の植物をそれぞれ植えましょう。睡蓮鉢などの小さな水辺でメダカやトンボが産卵し生育できるようにするには、[1または2]+[3または4]の組み合わせで植えるとよいと思います。それぞれの植物はまず小さな鉢に植え、そのまま睡蓮鉢に沈めます。植物の性質にあった水位になるようにレンガなどで調節します。農家の方にお願いして田んぼの雑草や田んぼの土(いろいろな草の種がはいっている)を分けてもらい田んぼの水草を生やすと地域のビオトープと似た植生になります。熱帯性のホテイアオイなどは日本の気候に合わないのでおすすめしません。

★メダカを入れる

 水辺を作ると蚊の発生が問題になります。ボウフラを餌とする生き物(ヤゴなど)が水辺に定着してくれるとよいのでが、すぐにヤゴが定着するとは限りませんので、蚊の発生が気になる方は、ボウフラ除けの為に小魚を数匹入れて下さい。金魚やグッピー等の飼育された「温室育ち」の魚は野外では長く生き残れないので、メダカがおすすめです。メダカは地域の川などにすんでいるクロメダカなどが手に入ればそれにこしたことはありませんが、ボウフラ除けが目的なのでペットショップで売っているヒメダカでも大丈夫です。ただし、地域によっては、野生のクロメダカ自体が減少して希少な存在となっている場合があります。野生メダカの採集が地域の個体数の減少に繋がらないよう、十分にお気を付け下さい。ホームビオトープではメダカに餌はやりません。またメダカを増やすために採卵したりすることもしません。一般的な「メダカの屋外飼育」についてはこちらをご覧ください→【ORYZIAS】メダカの育て方 産卵・孵化

睡蓮鉢の水を飲むキジバトの写真  

★巣箱を設置してみる

 ムクドリなど、木の穴に巣を作る習性の鳥は、開発・市街化による樹木の伐採で巣づくりをする場所がありません。スズメも昔は瓦の下から雛の鳴き声が聞こえたものですが、今はツバメの巣を乗っ取って子育てしたという話をよく聞きます。鳥の営巣場所は少なくなっているようです。3mくらいの高さがあり猫があがってこられない場所なら、巣箱をかけると鳥が利用するかもしれません。ちょっとした風で揺れたりしないようしっかりした木の幹や建物そのものに設置するほうがよいです。巣箱は市販のものでもかまいませんが、粉ミルクの空き缶なども利用できます。私は宅配牛乳の箱に出入り口の穴と水抜き穴を開けたリサイクル巣箱を雨どいにかけてあります。鳥は春から巣づくりをはじめますが、春になって巣箱をかけても警戒されますので、秋に用意します。

巣作り中のキジバトの写真  

★餌台は必要か?

 本来のビオトープでは餌付けはしませんので餌台は不要です。しかし、ホームビオトープでは子どもたちに自然観察への興味を持たせようと餌台を設置することもあります。観察することは理解する上で大事なことだと思います。また、小さいものを慈しむ心を育てることにもなるでしょう。ただし、その場合も、餌はパンなどの加工食品ではなく、穀類や果物など自然にあるものにします。また、与えられた餌でお腹がいっぱいになるような与え方はよくありません。餌台は専用の物を買わなくても、プラスチック製のトレイなどで代用できます(水抜きの穴を開けたほうがよい)。木に吊るすのが簡単ですが揺れるので小さい鳥しかとまれません。杭を打ちこんで(地上1mくらい)くぎで板を打ち付けたものはしっかりしているので、ハトなど大きい鳥も呼ぶことができます。画像は剪定で切り落とした枝を利用して作った餌台です。ミカンをおくとメジロがやって来ました。もう一枚は(タネを取るため)菜の花を束ねてつるしておいたら、キジバト(ドバト?)が見つけて餌にしていました。

メジロ・キジバト

管理について

エゴトープ?ご近所からあそこは草ぼうぼうで変な虫がいっぱいで・・と言われるような迷惑な場所にならなように(笑)、小奇麗にしつつ多様な動植物を維持するためには管理は欠かせません。
内容回数備考
落ち葉掃き秋 毎日落ち葉の季節のみ。集めた落ち葉は腐葉土にする
草引き必要に応じて浮草・アオミドロの除去、水草の間引き。
セイタカアワダチソウ、ススキ、ヒメジオンの除草
勢力の強い園芸種も間引く。
(水辺に)給水必要に応じて睡蓮鉢やプラ舟へ水道水をシャワーにして
(地面に)散水夏 毎日雨水・風呂の排水利用を心がけている
植木の剪定必要に応じて害虫の発生、枝の伸びすぎは
近隣に迷惑をかけるので早め早めに対処する。
プラ舟池のヘドロ除去年1回ヘドロは干して腐葉土に混ぜる
記録必要に応じて面白い発見があればとりあえず記録しておく
 

ベランダやバルコニーでやりたい

バルコニー 高木の落葉樹は適さないと思います。ツバキ・センリョウ・マンリョウに山野草を植えた和風。あるいは、洋風がお好みなら草花を多くしてブッドレアを植え、蝶を呼ぶのもよいかと思います。ミカンも一鉢植えてアゲハを呼びましょう。羽化の観察ができるかもしれません。 ベランダで水辺を作る場合は、日当たりがよすぎるので注意が必要です。陰ができるように鉢植えの低木を側に置いたり、ヨシズなどで日陰を作ってやる必要があります。睡蓮鉢は、メダカを飼うなら「深め、大きめ」がよいです。水草を入れておきます。トンボを呼ぶには羽化するための足がかりがいります。アシやガマなどが入手できなければ、木の枝を立ててやってください。セメントを練る大きなプラスチック製のケース(=プラ舟)に水を入れて池に、土を入れて地面にすることもできます(花壇にする場合は穴あけを忘れずに)。2つ3つ組み合わせて陸・深い池・浅い池と使い分けるのもよいと思います。(マンションのベランダは共有部分です。どうか自己責任でお願いいたします。)

(以下2007.3.31追記)ベランダは水漏れが怖くて手を出さなかったのですが・・・とうとうベランダというかバルコニーというかふとん干し場にこんなものを作ってしまいました。椅子に座ってのんびり冷たいものでも飲みながらが上からメダカを眺めようという魂胆(笑)。プラ舟の中にプラスチック製のケースを入れて水を張ってメダカを入れます、周りには土を入れて好みの植物を植えます。他にも花鉢や寄せ植えを置くと、ちょっとしたくつろぎスペースになりますよ。(^^)バルコニー(ベランダ?)のプラ舟の様子

ホームビオトープにやってきた生きものたち

ホームビオトープではたくさんの生きものを観察することができます。詳しくは各ページをご覧ください。
  トンボ(ヤゴ)のページ
  アマガエルのページ新しい記事があります 
  アサギマダラのページ 
  アゲハのページ
  キアゲハのページ
  アオスジアゲハのページ
  ルリタテハのページ
  ツマグロヒョウモンのページ
  クマゼミのページ
  ミツバチのページ
  ムクドリのページ

 

ホームビオトープの食物連鎖

 生物は互いに食う・食われるの関係でつながっています(=食物連鎖)。ホームビオトープでも、草を食べるバッタ、そのバッタを食べるカエル、そのカエルを食べるカマキリ、そのカマキリを食べる野鳥、という具合です。時にはカマキリが青虫を食べる場面やカエルを食べる場面に遭遇することがあります。カマキリの「生」は芋虫やカエルの「死」の上に成り立っていると実感する瞬間です。

アリをとらえたカマキリの写真 アゲハチョウをとらえたカマキリの写真 アマガエルととらえたカマキリの写真 イラガをとらえたアシナガバチの写真 イラガを食べるカマキリの写真 アシナガバチをとらえたクモの写真 シマヘビの写真

記録する

イラガやチャドクガの幼虫を見つけた日などを記録しておくと、翌年は被害を未然に防ぐことができます。どんなちいさなこともメモしておくと後で思わぬ役に立つ場合もありますのでメモ程度のガーデン日記の記入をおすすめします。また、家の周りにも目を向けてみると、ご近所に毎年ハトが雛を育てているウバメガシの木があったり、鎮守の森のくすのきがアオスジアゲハの故郷だったり、いろいろ発見することがあります。どこにどんな生き物がいて、いつ見られるか、というような記録をとっておきたいものです。自然環境が変化すれば当然生き物もその影響をうけます。ツバメを初めて見た日やセミを最後に見た日など、家計簿の端にちょっと記したものであっても、時がたってそういう記録を持ち寄れば、貴重な資料になるだろうと思います。


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