ボタンの花

ボタン

大輪の牡丹(ボタン)です。百花の王、天下無双の艶、人間第一の香り、と晩唐の詩人がうたっています。なにもそこまで誇張しなくても・・と思いますが、この花を見ると納得。我が家で最も大きく、妖艶な花です。同じく晩唐の詩「牡丹花」には「薄絹を巻き上げるように花を咲かせ」という表現があります。牡丹のどこが好きか、ととわれたら、薄絹のような・・・は先人が既に使ってしまっているので、ピンクのオーガンジーのような花びらが幾枚も重なって陰影をつくり、それらが風にたゆたう時が一番好き、とこたえるでしょう(ちょっぴり詩人・笑)。
美しい牡丹ですが、その花どきの短さといったら、これも一番。綺麗な花はいいところ3日。4日目には縁から傷んできます。しかも牡丹の季節には雨か風の強い日が必ずある。365日のうち、ホンの2、3日の艶やかさ。雨に打たれてなるものか、と動かせるように鉢で育てています。庭に地植えしている方は雨や風のたびに心痛めてらっしゃるでしょう、牡丹に傘をさしてあるのを 見たことがあります。
牡丹は、以前、三鉢ありましたが、一鉢を実家に分けて、二鉢を手元に置いていました。ところがそのうちの一鉢を枯らしてしまい、一鉢だけになってしまったので黄色の牡丹を一鉢買い求めた、という話を昨年「紅葉」に書きました。その枯れたと思った牡丹ですが、実は枯れていなかったんです!12月に冬芽をみつけて、通常の管理をしていたら、この春きれいな新芽が出ました。花はありませんが、来年か再来年には三鉢そろって咲いてくれることでしょう。 GALLERY  次の花

花後、葉の付け根に芽が見えます。根元から数芽を残して上のほうは芽(だけ)を取ってしまいます。葉が枯れるころ、残した芽の上まで切り詰めます。私はこの方法で剪定をしなかったために樹が高くなりすぎて、実にみっともないことになっています。来年の花は諦めて、思い切って今年は切りつめようかと思いますが・・・。私のようになる前に正しく剪定をしてあげましょう。