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草引き

宿根草は緑や赤の芽を出し、春咲き球根は葉を繁らせ蕾を伸ばします。グランドカバーも大きくなり本来の色をとりもどします。
元気よく伸びるのは、園芸種の花だけではありません。オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ハコベ、オランダミミナグサ、カタバミなど、少なくとも私の庭では歓迎されない草たちが、すさまじい勢いで茂りはじめます。
既に何度も草を引きましたが、追いつかない勢いで茂っているのがカラスノエンドウです。カラスノエンドウは花後にさやができます。それを割いて種を出し、笛にします。吹けば簡単に音が出ますので、子供が喜びます。田んぼのあぜ道に生えている草ですが、最近、あぜ道はワンちゃんの散歩道になっていますので、安心して子供が口に入れられるようにと、昨年、庭に種をまいたのです。その結果が今のありさまです。なにもこんなに茂らなくても、と少しばかり後悔しながら草引きに精を出しています。
シンドイ作業をラクにするために、草引きは雨上がりにします。地面がやわらかくなっていて、引きやすく他の植物をあまり傷めずにすむからです。暇を持て余していたり、イライラして気分を変えたい時には何故かよい仕事ができます。頭にくることがあったら、だまって草引き、です。草は手で摘んで根っこから引きます。根を残したら同じ作業を何度もくりかえすことになってしまいます。草は小さいにうちに引くのが、ラクです。根が張ると大仕事になってしまいます。問題は、どれが引くべき草かわからない、ということです。私は、以前、何か見たことがない花かもしれない、と思いある草を大事に大事に育てたことがあります。半年後には植木鉢に立派なセイタカアワダチソウが咲きました。花の種をところ構わずばらばらと直播きしていると、こういう笑い話がしばしばあります。
ところで、カラスノエンドウは新芽をおひたしにしたり、さやを天ぷらにしたりして食べられるそうです。さやの炒め物、お弁当に入れたらかわいいだろうな・・・。   

種蒔きのすすめ1

秋に種をまき、冬の寒さに凍えていたパンジーもすっかり大きくなりました。
そろそろ春の種蒔きをしようと思います。園芸の極意は種蒔きにありと、かの江尻さんもおっしゃっています。花は好きだけれど買うばかりでまだ種蒔きはやったことがない、という方はこの機会にいっしょになさいませんか?新しい楽しみを発見するかもしれませんよ。
種は花苗を売っているホームセンターなどに行けばあります。通(ツウ)は通信販売で海外から珍しい種を取り寄せるそうですが、種蒔きの面白さはそこいらへんで買った種で十分に味わえます。今、ホームセンターに行くと、色とりどりの花が売られており、サフィニアが「私を手にとって、あなたのお庭を花でいっぱいにするわよー」と誘ってきます(笑)。とりあえず、その誘惑を振り切って種売り場に参りましょう。
種類が多くて迷いますが、大きい種が成功しやすいので、「ひまわり」 「ナスタチューム」「マリーゴールド」などがお勧めです。ひまわりは鉢植えの場合、わい性ひまわりといって背の低いひまわりがありますのでその種を買うと鉢やプランターでも花を咲かせられると思います。
4月中から蒔くことができますが、ゴールデンウイークに長期旅行の予定がある方は、連休が終わってからのほうがいいかもしれません。

種蒔きのすすめ2

次に土と鉢を用意しましょう。最も簡単な種蒔きは、鉢に土を入れて種を蒔き、そのまま花が咲くまで育てる小学校の朝顔方式(と私が呼んでいるだけ)です。鉢は6号鉢くらい(直径20センチくらい)が一般的で、極端に大きくて深い鉢は種蒔きには適さないと思います。そのまま育てることを考えたら、浅すぎる鉢、小さすぎる鉢も花にとっては嬉しくないでしょう。土は市販の培養土を使うのが安心で便利です。
鉢の底に穴があいています。鉢底ネット(オクラのネットでもOK)を入れ、土がもれないようにします。鉢の底に大粒の赤玉土などを入れると良いのですが、なければ構いません。土を半分入れたら緩効性の肥料(マグァンプなど)を少し入れ、さらに土を入れます。鉢のふちギリギリまで土を入れないようにしましょう。表面をならしジョウロの水で土を湿らせます。
ひまわりやナスタチュームなどの大きな種は一晩水につけてふやかした種を蒔きます。(「ふやかす」は共通語でしょうか?)マリーゴールドはそのまま袋から出して蒔きます。ひまわり、ナスタチュームは1センチくらいの穴を3つ4つ開け種を一粒づつ入れ、上から軽く土を被せます。マリゴールドは重ならないよう種を寝かせて蒔き、上から「ふるい」を使って土を被せますが・・。ふるいがない場合は薄く種が見えなくなるくらい土を被せます。
種を蒔いたら水遣りです。水の勢いで種が流れないよう気をつけます。 発芽までは土がたえず湿っているように毎日みてやって、ワクワク・ドキドキしましょう。

ナメクジ対策

今、私の庭ではナメクジがやりたい放題しています。パンジーの花を穴だらけにしたり、イチゴを食べたりは黙認していますが、見過ごせないのは発芽したばかりの双葉を端から食べてしまうこと。やわらかくておいしいのでしょうが、うっかりしているとマリーゴールドは全滅に近く、綿の双葉も残り少なくなりました(悲)。
20年前のこと。大学のアトリエで卒制(彫刻)の指導教授がいきなり妙なことを言いました。「最近、夜になると僕は割り箸と懐中電灯を持って庭をウロウロしているんだが、何をしているかわかるか?」と。「はあ?」いきなり何を・・・と仲間と顔を見合わせていると、「昨日は○匹、その前は○匹だった。」と続けておっしゃる。つまり、先生は夜な夜な庭に出てナメクジをつまんでおり、その数をつい報告したくなった・・・という。当時、芸術家に奇行はつきもの、と思った記憶がありますが、今ならその行動が実によく理解できます。たくさん捕まえた時はついその数を口に出して誇りたくなる気持ちも。(家族に嫌がられますが・笑)
夜の作業はなんだかな〜という人に、もっと楽な方法としておすすめしたいのが「ビール」です。夜、ビールの残りをビンに入れて庭に置いておきます。翌朝、集まっているナメクジを摘んでポイします。日が高くなると「ご馳走さん」と言って帰ってしまうナメクジもいますので、処理は朝早いうちにやってしまいます。さらに最近「バナナの皮」がビールの代わりになると聞き、試してみました。ナメクジが数匹ついた皮をゴミ袋に回収するだけなので、ヌルヌルをお箸で摘みたくない人にはこのバナナの皮がおすすめです。
なぜナメクジで、カタツムリじゃないんだろう・・・と、梅雨を前に思う今日この頃です。追記・・・家で飼っているミドリガメにナメクジを与えたらパクパク食べました。その食べっぷりをみると大好物のようです。

セミの羽化

セミの羽化が始まりました。 最初の羽化は6日深夜で、7日早朝、羽化に失敗したセミを見つけました。動いていたので木に戻すと、上を目指して這い上っていきました。羽化が途中で止まっているので羽は縮こまったままだし、一枚は折れています。でも力強く上っていくセミに奇跡を祈りました。丸一日セミはじっとしていました。あの羽では飛ぼうにも飛べないのでしょう。8日早朝、地面に落ちて死んでいました。オスでした。一度も鳴かず、飛ぶこともかなわなかったセミ・・かわいそうでしたが、反面、これが自然だと納得もしました。この日はもう1匹羽化しました。それは地上わずか20センチ程の茂みのなかで羽化しています。毎年羽化を見ますが、こんな低いところの羽化は初めてです。実は、6日の夜は(前の)台風の影響で突風が吹きました。強風で振り落とされたセミは羽化に失敗し、風を避けて(?)羽化したセミは空蝉を残して飛び立っているのです。 低い所での羽化が偶然でなく、風の影響を避けるセミの行動だとしたら、その行動をとることができたセミは遺伝子を多く残すことができますよね、たぶん。自然淘汰によってどのセミも風を避ける行動をとるようになると、それはセミが進化したということ?・・・もしかして私はセミの進化の過程を目の当たりにしたのかなあ(笑)。
羽化を撮影しました。縮こまっていた羽がピンと伸びています。 羽の色は白緑(びゃくろく)でしょうか、とにかく綺麗で好きです。このあと 徐々に羽が透明になります。その時の絹糸のようにキラキラした羽もまた美しいものです。そして朝日が昇るころ、空に飛び立っていきます。何度みても心が洗われる気がします。

セミの木(マユミ)

羽化の話をしたので、セミの命を育んでいるマユミの木の話をします。
この木は我が家にしては珍しい、というか唯一、植木屋さんの林の中で選んでで買った木です(ほとんどは通販か植木市で苗木を買います)。子供が歩き始めに越してきたので、なにか記念樹を植えよう、子供がその木で遊べるような そんな木がいいね、と、○○造園へ。そして、若い夫婦は激しく後悔するのであった・・・1本ン十万円の松の木が立ち並ぶ林を歩きながら(笑)。見栄張ってもしょうがないので、予算を告げて、実のなる雑木が欲しいと言いました。おじさんは私達をバカにしたふうもなく、折角だから目の保養をしたらいいといって下さり、こぶだらけのケヤキを見せてくれました(0が6つも!)。あれこれ銘木を見せてもらってやっと目的の木に。マユミという名前も女の子みたいだし、いい友達になれるね、これにしよう、と即決。
配達の日時までに50センチほどの穴を掘っておくように言われました。ひとかかえもある石がいくつも出てきて大変な作業でしたが、なんとか穴を掘り、いよいよマユミがやってくる日。私は、トラックから下ろされた木を見て愕然、唖然、呆然としました。マユミは丸裸だったのです。枝がない、葉っぱもない!移植は木が傷むので枝を落とすんだって知らなかった・・・。庭には幹だけのマユミ、ううっ(涙)。あの涼しげな木陰は?歩き始めた幼子と木陰で土遊びという私の夢はどこへ?マユミが木陰を作るようになるまでに結局6、7年かかりましたでしょうか。私は、その間、春が巡る度にハナミズキにしていれば今ごろ綺麗な花が・・・と思ったものです。そんなふうに私がぶつぶつ文句垂れてる間、地中では命がはぐぐまれていたんですよね。

留守中の水やり

タイムリー?な話をひとつ。結論から申し上げますと、「人に頼んでやってももらう」これが一番だと思います。留守中の水やりを交代で遠慮なく頼めるようなガーデニング仲間がいたら素敵でしょうね。悲しいことに私はそういうお友達がいないのです。ううっ。
以前は、私か連れ合いかどちらかが居残りして水やりをしていましたが、このところ別行動ながら2人とも家を空けることが多くなりました。花壇の水やりは2,3日に一度の慈雨に期待するとしても、テラコッタの鉢やプランターの花は1日水やりを欠かすと、間違いなく再生不可能なほど、ダメージを受けます。おそらくは枯れてしまう鉢のほうが多いかと。鉢皿に水を溜めておく、毛細管現象を利用した給水、ペットボトルに水を入れ小さい穴を開けておくetc。あちこちに散らばっている大小さまざまな鉢ひとつひとつにそんな手間のかかることをするくらいなら家に居ようかしらと、面倒くさがりは考えてしまいます。
植物にストレスを与えないことを最優先するならいつもどおりが一番、ということで、昨年はご近所の学生さんに、今年はシルバー人材センターに依頼しました。下見に来て下さったのは熟年男性で、庭仕事は慣れてるふう、細かい指示などしなくても任せて大丈夫みたい。日にちの確認をして、帰り際 「私、家すぐそこなんですよ。ウチも庭にいろいろ植えてますが昨年ドウダンツツジを枯らしてしまいましてねぇ(笑)。新芽が出ないなと思っていたら・・・・あっはっはっは。責任持ってやらせて頂きますのでよろしく。」と。 えーっと・・・大丈夫ですよね(汗)。

庭に来る虫たち

庭で見かけると、ちょっといい気分になれる綺麗な虫がいます。 アゲハチョウとハグロトンボです。
アゲハ蝶は何種類か見かけますが、一番よく見るのは普通のアゲハチョウです。アゲハをよぶには赤い花を植えるといいそうで、花色がたくさんある花でどれを買おうか迷ったら、赤を選ぶことにしています(笑)。
今年は何度かクロアゲハを見ました。小屋根の上に伸びたノウゼンカズラの花によく来ていました。金赤(ブロンズレッド)の花に真っ黒い蝶の取り合わせは、たいそう美しく暑さを忘れるものです。大好きなアオスジアゲハはめったに来ませんが、来た日は一日中いい気分です。
 アゲハ蝶の羽化を見たくて、みかんの鉢植えを買ったことがあります。ある日気が付いたら幼虫がせっせと葉っぱを食べていた、というところまでは計画どおり。ところが、幼虫が葉を全部食べ尽くして行方不明。無事に育ったのかしら?
昨年種をまいたみかんは芽が出て高さ10センチほどになっています。これが1メートルくらいになったら一鉢はアゲハの餌にしようと思っています。蝶の羽化はいつ見られるのやら・・・。→アゲハのページへ
トンボはハグロトンボが時々あらわれます。その名の通り真っ黒な羽です。スイスイ飛はず、ひらひらと飛びます。体は細くて華奢。黒い衣装を纏った美人さん、というイメージです。
 トンボの数が年々減っているような気がします。アキアカネがうるさいほど群れで飛んでいる、そんな秋の風景をまた見てみたいです。我が家の小さな水辺はトンボにも開放しているのですが、なかなか産卵には来てくれません。最近、トンボ用には浅い鉢の方がいいと聞き、某ホームセンターのあの睡蓮鉢をひそかに狙っているのです。(もうすぐ安くなるだろうなと思って・笑)

庭に来る虫たち2

ハキリバチ庭で見かけると、回れ右して逃げ出したくなる虫がいます。 蜂と毛虫です。
蜂は何種類か見かけますが、一番困るのはアシナガバチです。これには一度うっかり触ってしまい、手を刺されたことがあります。鉢に刺されてショック死することがあるという話を聞いていましたので、あわててお医者さんに駆け込んだのですが、お医者さんは「アナフィラキシ―ショックは2回目に毒が入りこんだ時に起こりますからね」と。そうか、恐いのは次に刺された時か・・・というわけで、アシナガバチは無条件に恐いのです。アナフィラキシ―ショックなんてめったに起こるものじゃないとわかっていても、ふわんふわんと蜂が飛んでくると、平静ではいられなくなります。ミツバチは傍でブンブン言ってもそれほど気にはなりません。美味しい蜂蜜を想像してごっくんしたりして(笑)。もうひとつ、ハキリバチの仲間がよくやってきます。この蜂はじつに器用に葉っぱを円形に切り取っていきます。(画像)巣の中の壁として使うらしいのですが、一生懸命切り取っているところを眺めているのは、なかなか楽しいです。
毛虫は昨日もハナズオウの上のほうで見つけ、捕殺しました。イラガという毒虫で、年に2回は発生します。この虫といったら・・・刺されるととにかく痛くて痛くて、1週間くらいは痒いし、もうこりごり・・・。何事も経験ですが、2回も刺されればもう十分です(泣)。

植木鉢の話

数年前のことです。「奥さんとこは植木鉢も綺麗やね。」と馴染みの調律師さんが玄関入るなりおっしゃいました。「花、たくさん植えてますね」と言ってくださる方はたまにありますが、植木鉢を誉められたのは初めてでした。たぶんテラコッタのプランターを誉めて下ったのだろうと思います。購入してからこんなに重かったのかとちょっと後悔した買い物ですが・・・。
いけばなに「花器も花のうち」という教えがありますが、ガーデニングにもあてはまるような気がします。もしかしたら鉢のほうが花以上の存在感で庭の主役になる場合もあるかもしれません。年月がたつと素焼きの鉢は苔がついて白い粉がふいたようになり、なんとも味わい深いものになります。イタリア製の鉢に日本の「侘び」「寂び」を感じるというのは変でしょうか。
縄文の植木鉢 ところで、私は世界にたったひとつしかない(だろう)という鉢をいくつか持っています。2つは以前努めていた知的障害者施設の入所者が作ったお茶碗くらいの小さな鉢。綺麗な上薬がかかった手びねりの盆栽鉢です。そしてもう1つは、ホントに世界にたったひとつ。というのも、山(田舎の親戚の裏山)から粘土を採取してきて自分で作った鉢だから(笑)。焼成は枯れ木を集めて野焼きしています。子供とに一緒に縄文土器を作る過程で、つい出来心で底穴を開けてしまった、というわけです。   →エッセイ3につづく

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