みやこわすれの花

ミヤコワスレ

最も祖母の思い出が残る花です。
花好きのルーツを辿ったら・・・母は今で言うハーブガーデンを持っていました。ネギやシソ、山椒、みつばなどは自前でまかなっていたように思います。蓬餅の蓬を摘んだり、柏餅の季節には山にサンキライの葉っぱを摘みに私もついて行ったことがあります。最初にいけばな(らしきもの)を教えてくれたのも、母です。花や植物を生活の中に取り入れて季節感を感じ、それが心地よいと思うのは、母の影響かもしれません。
しかし、母が熱心に花や植物の手入れをしていた記憶はありません。花を育てたり増やしたりが楽しいのはきっと祖母の影響だと思います。
私がいつものように、生け花の材料になる花がないかなあ、とおばあちゃんのところを訪ねたら、トロ箱一杯にミヤコワスレが咲いていたのです。なんて綺麗な花なんだろう、と。その花を株分けでここまでに増やしたんだと聞いて、おばあちゃんって、すごい!!と思ったことを記憶しています。そういえば、鹿沼土は挿し木に使うんだと子供の私に教えてくれたのも祖母でした。もっともそのころは、挿し木など興味ありませんから、「これ頂戴」と数粒もらって、水で濡らして潰す・・・じゃりじゃりという音と指先の感触がたまらない、というヘンなお子様でした。あの頃の、おばあちゃんの笑った顔をずっと憶えていたいと思います。GALLERY  次の花

株分けで増やします。花後、花茎を切って掘り起こし(鉢植えなら鉢から抜く)、1株2〜3芽になるように切り分け、植え付けます。腐葉土をたっぷり入れた土がいいです。また、水を入れたコップにさしておくだけで発根することもあるくらいですから(水が腐らないように水換えしましょう)梅雨時にさし芽をして増やすことも容易です。