桃の花

ハナモモ(花桃)

ある年の、雛祭りも過ぎて10日ほどたった日のこと。娘のお友達が家に遊びに来て、帰った後、娘が 「ママお雛様今すぐ片付けて」とグズグズ泣きます。 「どうしたの?」「〇〇ちゃんがまだお雛様出してるのおかしい、はよしまいって怒るんやもん」・・・お雛様は出すのも片付けるのもちょっと面倒。早く仕舞わないと嫁に行き遅れるという俗信は気にしない性質だし、まあそのうちのんびり片付けましょう。旧暦の3月3日までは飾ってもいいと聞いたような記憶があったし・・・まあいいか、と思ったのですが、やはり非常識だったようです。
という話を実家の母にしたら「何やってるの、恥かしい。さっさとしまいなさい。」とまた大層叱られて。「旧暦じゃ、まだ2月なんだから、いいでしょ。心配しなくても来年までも出しておかないわよ」と言い返したら、「それは年賀状を2月に出す人が言えること」とまたお小言。 旧正月に年賀状を出す勇気は(相手が中国出身の方でもない限り)持ち合わせていませんので、屁理屈は引っ込めてイソイソお雛様の片付けにとりかかりました。
実際、神社などでは雛祭りの行事は旧暦で執り行っているところが多いから3月いっぱいはお雛様を飾ってもいいと思うんですけれどね。桃の花が咲くのも4月ですし。旧暦のほうが何かと「らしい」と感じることが多くなりました。 GALLERY  次の花

花桃は花を観賞するモモのことで果実のモモと種類は同じです。 開花は桜とほぼ同じ頃。ひな祭りが近づくと店頭で桃の花を見かけますが、これらは寒中に切った桃の花をたっぷり水を吸わせて 室(むろ)の中で加温して咲かせたものです。家庭では鉢植えにし、2月から暖房の入った部屋で育てると3月に咲かせることが(理屈では)可能です。